天皇の料理番-第8話のあらすじとネタバレ
黒木華が出演するTBSの料理番ドラマ「天皇の料理番」の第8話「パリでの卒業式」のあらすじとネタバレのあらすじ編です。
天皇の料理番-第7話のあらすじとネタバレは「天皇の料理番-第7話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。
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■天皇の料理番-第8話のあらすじとネタバレ
庭で子供を負ぶってあやしていた高浜俊子(黒木華)は、物音がしたので、裏門を出て道路を覗いていると、何者かに腕を捕まれて引っ張られた。
一方、フランスに渡って3年、秋山篤蔵(佐藤健)はメキメキと頭角を現し、フランスの最高峰「オテル・リッツ」に転職し、フランス料理の革命児オーギュスト・エスコフィエの元で働き、給料もその年齢の男子としては破格のものになっており、一流店と呼ばれる店に足を運べるようになっていた。
また、私生活においては、秋山篤蔵(佐藤健)と松井新太郎(桐谷健太)とフランソワーズ(サフィラ・ヴァン・ドーン)の3人は同棲を始めていた。
明治45年(1912年)、秋山篤蔵(佐藤健)は、フランソワーズ(サフィラ・ヴァン・ドーン)と松井新太郎(桐谷健太)を連れてレストランで料理を食べていたが、そこで新聞を読み、明治天皇が崩御したことを知った。
明治天皇の崩御を知った秋山篤蔵(佐藤健)は、レストランを飛び出し、「どやさー」と叫びながら走った。
大正2年(1913年)の冬、フランソワーズ(サフィラ・ヴァン・ドーン)はフランス人の友達に、「結婚式は着物を着てみたいけど、ここはパリ」と話していた。
一方、秋山篤蔵(佐藤健)は、今日のコース料理に出す茹でた鮭を見て、鮭をパイに入れる事を思いつき、シェフに提案すると、料理長オーギュスト・エスコフィエは「私には思いも付かない。作って見ろ」と命じた。
直ぐに秋山篤蔵(佐藤健)は茹でた鮭のパイ包みを作ったが、料理長オーギュスト・エスコフィエに採用されなかった。
その日の夜、秋山篤蔵(佐藤健)に在仏日本大使館からの呼び出しがあった。ワシ、なんかやらかしたかな・・・。
秋山篤蔵(佐藤健)が日本大使館へ行くと、粟野慎一郎(郷ひろみ)は「宮内省の意向としては、秋山篤蔵氏に新帝の御即位の御大礼の料理を指揮して頂きたい。ひいては新たに厨司長という役職を設けるので、その後、天皇陛下の料理番として宮中にて陛下にお仕えし、陛下のご健康と・・・」と宮内省の意向を読み上げた。
すると、秋山篤蔵(佐藤健)は動揺して「あの、ワシ、福井の平民の出で、小学校しか出てませんし、寺も破門になってますし、実家の金も宇佐見さんのノートも盗んでますし」と悪事を暴露する。
粟野慎一郎(郷ひろみ)は呆れながらも、「2つ目からは聞かなかったことにします。料理人は料理が出来ればよろしいんじゃないでしょうか?華族会館の宇佐見シェフも君を猛烈に押したそうですよ。私としては、ありがたくお話を受けた方が良いと思いますがね」と告げた。
日本大使館を出た秋山篤蔵(佐藤健)は、路上で絵を販売している松井新太郎(桐谷健太)の元を訪れ、日本大使館から天皇の料理番への就任を要請された事を報告して相談した。
松井新太郎(桐谷健太)が「いつ、戻っちまうんだい?」と驚くと、秋山篤蔵(佐藤健)は「断ることも出来るんです。正直なとこ、迷ってて。宮中って特別な所じゃないですか。そんなところで、ワシみたいなのが、やっていけるのかってのもありますし。それよりもか、腕一本でフランスで食べていく方が、どれだけ楽しいだろうって思いますし」と答えた。
すると、絵が1枚も売れない松井新太郎(桐谷健太)は、「そうだ。そうだな。お前さん、まだまだ勉強不足だし、まだまだパリに居た方が良い」と助言した。
部屋に戻った秋山篤蔵(佐藤健)は兄・秋山周太郎(鈴木亮平)の手紙を読んだ。手紙には「俺の帝国一のシェフになったと、それは俺のお陰でもあると、胸を張らせて欲しい」と書いてあった。
しかし、松井新太郎(桐谷健太)は「いいかい。天皇陛下のシェフは日本一かもしれない。けどよ、ホテル・リッツのグランシェフになれば、ひょとっとしたら、世界一じゃないか?日本一より世界一の方が、お兄さんももっと喜ばれるさ」と言いだした。
秋山篤蔵(佐藤健)が「無理ですよ。エスコフィエくらいの天才でないと」と答えると、松井新太郎(桐谷健太)は「いやいや、分からないよ。なんだかんだで、ホテル・リッツまで上り詰めてきたお前さんじゃないか。お前さんの為にも、こっちに居た方が良いと思うな」と告げた。
秋山篤蔵(佐藤健)が「新太郎さん(桐谷健太)、ワシが居なくなると、住むところが無くなるからでしょ」と告げると、松井新太郎(桐谷健太)は激しく動揺した。
そこへ、フランソワーズ(サフィラ・ヴァン・ドーン)が帰宅する。フランソワーズは、オーディションに受かってソロで歌えることになったので特別レッスンを受けていたのだという。
その日の夜、ベッドに入ったフランソワーズ(サフィラ・ヴァン・ドーン)は、秋山篤蔵(佐藤健)に「トクゾ、私が受かったのはトクゾのお陰なんです。何があっても、失敗したって、私にはトクゾが居ると思ったら、声がポーンっと飛ぶんです」と話した。
それを聞いた秋山篤蔵(佐藤健)は更に悩んだ。どうしたもんかの兄やん。
翌朝、秋山篤蔵(佐藤健)は松井新太郎(桐谷健太)に「ワシ、世界一に変更します。今日、大使館に断りに行ってきます」と告げると、松井新太郎(桐谷健太)は「お前さん、お前さん」と言って秋山篤蔵(佐藤健)に抱きついて喜んだ。
その日、秋山篤蔵(佐藤健)は仕事が終わったら日本大使館へ行く予定だったが、高熱を出し、仕事中に倒れてしまう。
その日の夜、自宅で寝ていた秋山篤蔵(佐藤健)は、兄弟喧嘩をしながらカニを食べている夢を見たが、兄・秋山周太郎(鈴木亮平)が突然、消えてしまう。
驚いた秋山篤蔵(佐藤健)は飛び起き、それは夢だと気づいた。
すると、秋山篤蔵(佐藤健)は慌てて日本大使館へ走り、粟野慎一郎(郷ひろみ)に「兄やんが夢枕に立ったんです。電報をお願いします」と頼んだが、粟野慎一郎(郷ひろみ)は「そんな、私用では打てませんよ」と断った。
秋山篤蔵(佐藤健)は「肺病なんです。お願いします」と頼みながら、倒れてしまった。
秋山篤蔵(佐藤健)が大使館のベッドで目覚めると、粟野慎一郎(郷ひろみ)が入ってきた。
秋山篤蔵(佐藤健)が「おかげさまで、熱はほとんど下がった見たいです」と礼を言うと、粟野慎一郎(郷ひろみ)は「そうでしょうね、24時間、ぐっすりとお休みになられてましたから」と言い、1枚の紙を差し出した。
秋山篤蔵(佐藤健)が受け取ると、それは電報で「アキヤマシュウタロウ ブジ」と書いてあった。
秋山篤蔵(佐藤健)が「良かった」と安堵すると、粟野慎一郎(郷ひろみ)は「やっぱり、戻った方がいいんじゃないですか?この折りにそのような夢を見ると言う事は、君の中に戻らない事への罪悪感があるからじゃないですかね?」と告げた。
その日の夜、秋山篤蔵(佐藤健)は天皇の料理番になる事を明かし、フランソワーズに「ワシと一緒に日本に行きませんか?」と求婚すると、フランソワーズは「よろしくお願いします」と即答した。
秋山篤蔵(佐藤健)が「え?考えんでええの?」と尋ねると、フランソワーズ(サフィラ・ヴァン・ドーン)は「ずーっと、ずーっと考えてました」と喜んだ。
それを聞いた松井新太郎(桐谷健太)は、呆然と立ち尽くしていた。
秋山篤蔵(佐藤健)が「もし、あれだったら、新太郎さんも一緒に帰りませんか?」と誘うが、松井新太郎(桐谷健太)は「オイラはまだ、戻れないよ。オイラの絵は、まだ一銭にもなってないからさ」と断った。
その日の夜、ベッドに入った秋山篤蔵(佐藤健)が「晋太郎さんは茅野(芦名星)って人の金で来てての。その人の為にも立派な画家になると決めてるのよ。夢は1人では叶わんのかの」と話すと、フランソワーズ(サフィラ・ヴァン・ドーン)は「1人では・・・」と言い、母親の形見のペンダントを握りしめた。
「天皇の料理番-第8話のあらすじとネタバレ後編」へ続く。
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