天皇の料理番-第9話のあらすじとネタバレ
佐藤健が出演するTBSの料理人ドラマ「天皇の料理番」の第9話「皇居編~ザリガニと御即位の御大礼」のあらすじとネタバレのあらすじ編です。
ドラマ「天皇の料理番」第8話のあらすじとネタバレは「天皇の料理番-第8話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。
実話・天皇の料理番のあらすじとネタバレは「実話・天皇の料理番-あらすじとネタバレ」をご覧ください。
■天皇の料理番-第9話のあらすじとネタバレ
ある日の朝、秋山周太郎(鈴木亮平)は自分の部屋の布団で、「もったいないのう。陛下のお料理番になる人の手づからの料理とは、ありがたや、ありがたや」と言い、秋山篤蔵(佐藤健)が作ったスープを飲んでいた。
そのとき、秋山篤蔵(佐藤健)は障子の向こうから、皮と骨だけになった秋山周太郎(鈴木亮平)を眺めていた。
ある日の夜、秋山篤蔵(佐藤健)は東京へ行き、バンザイ軒を訪れて森田梅(高岡早紀)と再会すると、森田梅(高岡早紀)から森田仙之介(佐藤蛾次郎)が死去し、新しい料理人を雇った事を教えられる。
秋山篤蔵(佐藤健)が悲しむと、森田梅(高岡早紀)は「そんな顔しないでよ。大往生だったんだから」と言い、耳打ちして森田仙之介(佐藤蛾次郎)が死んだときのこと教えた。それを聞いた秋山篤蔵(佐藤健)は「おやっさんらしい」と驚く。
森田梅(高岡早紀)が「それより、パリでも追い出されたのかい?」と尋ねると、秋山篤蔵(佐藤健)は「内密に願いますよ」言い、耳打ちで、天皇の料理番になる事を教えた。
それを聞いた森田梅(高岡早紀)が放心状態になるが、秋山篤蔵(佐藤健)は「そういう事なんでしばらく」と頼み、バンザイ軒に下宿できるように頼んだ。
さて、森田梅(高岡早紀)は秋山篤蔵(佐藤健)を部屋に案内したが、以前に使っていた部屋は人に貸しているという事で、秋山篤蔵(佐藤健)は別の部屋を使うことになった。
翌朝、秋山篤蔵(佐藤健)は、宮内省の大膳寮へ行き、大膳の長である「大膳頭(だいぜんとう)」の福羽大膳頭に挨拶する。福羽大膳頭は農学博士でもあり、隙があれば、畑に行くような人だった。
そこで、秋山篤蔵(佐藤健)は福羽大膳頭から厨司の辞令を受けた。宮内省の役人・入沼(天野義久)が「厨司とだけ書いてありますが、実際は厨司をまとめる厨司長です。以後、宮中の料理は貴方が取り仕切る事になります」と教えた。
福羽大膳頭も「もうじき陛下のご即位の御大礼もありますからね、帝国と呼ばれる国に相応しい献立を頼みますよ」と言い、秋山篤蔵(佐藤健)に期待を寄せた。
その後、秋山篤蔵(佐藤健)は、役人・入沼(天野義久)に連れられて厨房へ行き、調理場に居るコックに挨拶すると、洋食部の厨司・宮前から一通りの説明を受けた。
大膳課は洋食専門店ではないので、1つ厨房に洋食・和食・パン・和菓子・洋菓子などの専門家が混在していた。
秋山篤蔵(佐藤健)が「ずいぶん静かですね」と驚くと、洋食部の主厨・宮前達之助(木場勝己)は「お上(おかみ)のお耳に障ってはいけませんので」と説明した。
秋山篤蔵(佐藤健)が「お上?」と尋ねると、宮前達之助(木場勝己)は「陛下のことを、ここでは、そうお呼びしております」と教えた。
秋山篤蔵(佐藤健)が「普段のお食事の献立はどのように決められるんでしょうか?」と尋ねると、宮前達之助(木場勝己)は「ご即位の御大礼が済むまでは、普段のお食事は、これまで通り、私の方でと考えております」と答えた。
秋山篤蔵(佐藤健)は「ワシ、普段の食事もやりたいんですけど」と告げると、宮前達之助(木場勝己)は「献立を考えるので大変だと思いますよ」と答えた。
秋山篤蔵(佐藤健)が「けど、早く皆さんとも馴染みたいですし」と告げたが、宮前達之助(木場勝己)は無視して「他にご質問は?」と尋ねた。
その日の夜、秋山篤蔵(佐藤健)は森田梅(高岡早紀)に宮内省の様子を話していると、森田梅(高岡早紀)はテーブルの下から秋山篤蔵(佐藤健)の太ももに手を伸ばし、やがてワイシャツまで脱がし始めた。
そこへ、高浜俊子(黒木華)がバンザイ軒に入ってきたが、秋山篤蔵(佐藤健)が上半身裸で森田梅(高岡早紀)とくっついていたので、高浜俊子(黒木華)は何も見なかったことにして、ドアを閉めてバンザイ軒を出て行く。
秋山篤蔵(佐藤健)は高浜俊子(黒木華)を見て慌てて追いかけ、高浜俊子(黒木華)から東京に居る理由を尋ねた。
高浜俊子(黒木華)は、以前に秋山篤蔵(佐藤健)からバンザイ軒の事を聞いていたので、様子を見に来たら、店主が部屋を安く貸してくれるという話になり、鯖江に知られたくなかったので用心のため、偽名でバンザイ軒で部屋を借りていたのだという。
秋山篤蔵(佐藤健)が「なんで家を出たんや。もらい子にして育てたということは、嫁としてはちゃんと認められてたということやろ?」と尋ねると、高浜俊子(黒木華)は「その子のお母さんがこっそりと覗きに来るんです。私、なんだか、申し訳なくなって」と話した。
ドラマ「天皇の料理番」の第8話の最後で、庭で赤ちゃんを負んぶしていた高浜俊子(黒木華)の手を引っ張った犯人は、もらい子した本当の母親で、高浜俊子は赤ちゃんの母親から赤ちゃんを抱かせて欲しいと懇願されていたのだ。
秋山篤蔵(佐藤健)が「それで、離縁状を置いて家出か」と驚くと、高浜俊子(黒木華)は「そのくらい乱暴な方が丸く収まるのではないかと思って。私の身の振り方で両親に気をもませたくなかったんです。さすがに、どこかに嫁ぐのもこりごりでしたし。こうなったら、いっそ篤蔵さん(佐藤健)のように生きてみようと思いまして。篤蔵さん(佐藤健)のように好きなことを見つけて働こうと思いまして」と答えた。
秋山篤蔵(佐藤健)が「それで、何をしてるんだ?夜、遅くに出て行ってたようだし」と尋ねると、高浜俊子(黒木華)は「産婆です。こないだは、吉原の人のお産にも立ち会って」と話した。
高浜俊子(黒木華)が「そういえば、篤蔵さん(佐藤健)こそ、なんで、ここに?」と尋ねると、秋山篤蔵(佐藤健)は天皇の料理番になる事を教えた。
翌日、大膳寮の厨房に出た秋山篤蔵(佐藤健)がリンゴを切っていると、洋食部のコック黒川(林泰文)に「ちょっと何してるんですか?」と注意された。
秋山篤蔵(佐藤健)が「リンゴを切ってるんですけど」と答えると、コック黒川(林泰文)は「このまま、お出しするんです。そういう仕来りなんです」と教えた。
秋山篤蔵(佐藤健)が「切った方が絶対に良くないですか?何種類も盛れるし」と告げると、洋食部の宮前達之助(木場勝己)が来て「切るは腹を切るに通じます。そういうのを宮中では忌み言葉ともうしまして。故に果物は切らぬ事が仕来りになっているのかと存じます」と告げた。
秋山篤蔵(佐藤健)が「じゃー、スイカはどうするんですか?メロンは?パイナップルは?丸のまま出せというんですか?肉はどうするんですか?牛のまま出せっていうんですか?」と反論したが、宮前達之助(木場勝己)は「お声は大きゅうございます」と言って相手にしなかった。
怒って外に出た秋山篤蔵(佐藤健)が叫んでいると、畑で野菜の手入れをしていた福羽大膳頭(浅野和之)と出会った。
そこで、秋山篤蔵(佐藤健)は福羽大膳頭(浅野和之)から、即位の大礼で2000人分の料理を作らなければ成らないことを聞かされて仰天した。
しかも、諸外国は、秋山篤蔵(佐藤健)が作った料理を見て、日本の文化水準を判断するのだという。
ことの重大さを知った秋山篤蔵(佐藤健)は、その日の晩から、即位の大礼で出す料理の献立を考え始めた。
ある日、秋山篤蔵(佐藤健)は「絶対に失敗するわけにはいきませんから、2000人分を滞りなく出すということが最重要だと考え、材料が揃いやすく、手間がかかりすぎないという料理を選びました」と言い、福羽大膳頭(浅野和之)に献立を提出した。
献立を見た福羽大膳頭(浅野和之)は「失敗はしないかもしれないけど、印象にも残らないと思うんだよね。それは、やっぱり、失敗ということになるんじゃないかな。ご即位の御大礼に、この程度のことしか出来ないわけですか。我が国は」と残念がった。
その日の夜、秋山篤蔵(佐藤健)は家族会館へ行き、宇佐美鎌市(小林薫)に宇佐美鎌市(小林薫)に献立について相談する。
すると、宇佐美鎌市(小林薫)は「厨司長がお前でなければいけなかった理由は、お前がオテル・リッツを知っているからだ。帝王と言われるエスコフィエの料理と底に集まる美食家を知っているからだ。エスコフィエの料理はどんな料理だった?」と尋ねた。
秋山篤蔵(佐藤健)は「料理は音楽やって」と答えると、宇佐美鎌市(小林薫)は「そうか」と答えた。
宇佐美鎌市(小林薫)の助言により迷いが晴れた秋山篤蔵(佐藤健)は、バンザイ軒に戻ると、歌いながら献立を考えた。
そこへ、高浜俊子(黒木華)が通りかかったので、高浜俊子(黒木華)に献立を見せて意見を求めた。
高浜俊子(黒木華)は「ザリガニっていっぱい書いてますね」と不思議がると、秋山篤蔵(佐藤健)はフランスでフランソワーズ(サフィラ・ヴァン・ドーン)とザリガニの大食い対決をしたことを思い出した。
「天皇の料理番-第9話のあらすじとネタバレ後半」へ続く。
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