天皇の料理番が子供に職業を秘密にする理由

黒木華が出演するTBSの天皇の料理番ドラマ「天皇の料理番」の第10話「皇居編~関東大震災と家族の決意」のあらすじとネタバレのネタバレ編です。

このページは「天皇の料理番-第10話のあらすじとネタバレ」からの続きです。

■天皇の料理番-第10話のあらすじとネタバレ後半
その日、秋山篤蔵(佐藤健)が宮前達之助(木場勝己)に「子供に仕事の事とか言ってますか?」と尋ねると、宮前達之助(木場勝己)は「ああ、小さいときは宮内省の役人だと教えてましたね。お上の料理番というのは口にすることではありませんしね。料理人というと、子供が嫌な目に遭いそうでしたし。みんな、そういう感じだと思いますよ」と教えた。

秋山篤蔵(佐藤健)は「先に、そういう仕来りを教えておいてくれよ」と落胆した。

一方、秋山家では、長男・一太郎(藤本飛龍)が空腹に腹を鳴らしていると、高浜俊子(黒木華)は長男・一太郎(藤本飛龍)を台所に呼び、2銭で魚の鱗取りを頼んだ。

高浜俊子(黒木華)が「そしたら、それは一太郎(藤本飛龍)が稼いだお金。そのお金で食べる物を買ったら、お父さんに食べさして貰っていることにはならないでしょ」と告げると、長男・一太郎(藤本飛龍)は「うん」と言い、鱗を取り始めた。

そして、長男・一太郎(藤本飛龍)が鱗を取り終えると、高浜俊子(黒木華)は「お疲れ様でした。お父さんは、これのもっともっと大変なことを、毎日、毎日やってるの。そうやって、お母さんらを食べさせてくれてる。十分、立派なお仕事なんじゃないかな」と言って2銭を渡した。

長男・一太郎(藤本飛龍)が「お父さんはなんていう店で働いてるの?」と尋ねると、高浜俊子(黒木華)は「前は青梅さんの所で、一太郎(藤本飛龍)の大好きな挽肉ステーキを作ってたよ」と教えた。

長男・一太郎(藤本飛龍)が「今は?」と尋ねると、高浜俊子(黒木華)は「それは・・・。言えない」と答えた。

長男・一太郎(藤本飛龍)が「言えないような所で働いてるの?」と尋ねると、高浜俊子(黒木華)は「お父さんはちゃんと働いています。そこは信じてあげてくれないかな」と頼んだが、長男・一太郎(藤本飛龍)は何も言わずに立ち去った。

その後、長男・一太郎(藤本飛龍)はバンザイ軒へ行くと、2銭で食べられる料理を食べた。

長男・一太郎(藤本飛龍)がバンザイ軒の厨房に居るコックの腕に大きな傷があったので、森田梅(高岡早紀)に「アレは?」と尋ねると、森田梅(高岡早紀)は「ああ、昔、やんちゃだった頃にやっちまったんだってさ」と教えた。

それを聞いた長男・一太郎(藤本飛龍)は「そういう感じなんだよな」と落ち込んだ。

翌日、秋山篤蔵(佐藤健)は荷車を引いて、大正天皇が静養している日光御用邸を訪れ、大正天皇に揚げたての天ぷらを召し上がって頂きたいと直訴すると、大正皇后(和久井映見)が許可してくれた。

大正天皇は体調不良で起きてこられなかったが、秋山篤蔵(佐藤健)は大正皇后(和久井映見)の目の前で天ぷらを揚げた。

それを食べた大正皇后(和久井映見)は、秋山篤蔵(佐藤健)に「九条邸に出張料理を頼みたい」と頼むと、秋山篤蔵(佐藤健)は引き受けたが、その日は子供らを上野動物園に連れて行くと約束していた日だった。

秋山篤蔵(佐藤健)が、どうやって子供らに断ろうかと考えながら帰宅すると、高浜俊子(黒木華)が風邪を引いて寝ていた。

このため、秋山篤蔵(佐藤健)は荷物をまとめて秋山家を出ようとすると、長女・初江(須田理央)が玄関で「お父さん、どっか行くの?」と尋ねた。

秋山篤蔵(佐藤健)が「調理人が風邪を引くと客に移すかもしれないし、2~3日は梅おばさんの所から通うから」と告げると、長女・初江(須田理央)は「明後日、動物園までには帰ってくるよね」と尋ねた。

秋山篤蔵(佐藤健)が「お母さんが風邪だから」と答えると、長女・初江(須田理央)が駄々をこね始まる。

それを聞いた長男・一太郎(藤本飛龍)が玄関に駆けつけ、「お父さん以外に料理人は居ないの?」となどと生意気な口を利くので、最終的に秋山篤蔵(佐藤健)は「どこの世界に女房の風邪で仕事を休む男が居るんじゃ」と怒り出した。

長女・初江(須田理央)が泣き出すと、2階から降りてきた高浜俊子(黒木華)が長女・初江(須田理央)を抱きしめ、長男・一太郎(藤本飛龍)に「病気になったら、こうすることはお父さんとお母さんの約束なの。お父さんのお仕事では仕方が無いことなの」と説明した。

不満が募る長男・一太郎(藤本飛龍)が「たかが料理人だろ。飯作ってるだけだろ」と吐き捨てると、秋山篤蔵(佐藤健)は怒って長男・一太郎(藤本飛龍)をぶとうとしたが、高浜俊子(黒木華)が長男・一太郎(藤本飛龍)を庇って秋山篤蔵(佐藤健)にぶたれた。

秋山篤蔵(佐藤健)が「なんでお前が」と驚くと、高浜俊子(黒木華)は「一太郎(藤本飛龍)を説得できないのは私の責任ですから」と答えたので、怒りのやり場を失った秋山篤蔵(佐藤健)は「しっかりしてくれよ」と言い、自宅を出た。

土曜日、秋山篤蔵(佐藤健)は山上辰吉(柄本佑)を連れて九条邸の出張料理に向かい、九条邸で料理を作っていると、大きな地震が起きた。世に言う関東大震災である。

外の様子を確認すると、東京のあちらこちらで火の手が上がっており、秋山篤蔵(佐藤健)は慌てて自宅へ戻ろうとしたが、思い直して宮内省大膳寮へ向かった。

すると、宮前達之助(木場勝己)が秋山篤蔵(佐藤健)に状況を報告し、「ここは私がおりますので、厨司長、ご自宅の確認を」と促したので、秋山篤蔵(佐藤健)は自宅へ向かおうとした。

しかし、皇居の前の広間は、大勢の難民であふれかえっていた。

大勢の難民を見た秋山篤蔵(佐藤健)は、秋山周太郎(鈴木亮平)から「お国のために働け」と言われた事を思い出し、踵を返して宮内省大膳寮へ戻ると、コックを指揮して炊き出しの準備を開始した。

一方、皇居も平川門を開門して難民を受け入れることになり、秋山篤蔵(佐藤健)は受け入れた難民に炊き出しを開始した。

秋山篤蔵(佐藤健)は難民の一人一人に炊き出しを配っていると、どこから鈴の音を聞いた。

秋山篤蔵(佐藤健)は炊き出しを配りながら、高浜俊子(黒木華)を探していると、転んだ長男・一太郎(藤本飛龍)を見つけて駆け寄り、長男・一太郎(藤本飛龍)を抱きしめた。

秋山篤蔵(佐藤健)は「お母さんは無事か?」と尋ねると、バケツを持った長男・一太郎(藤本飛龍)は「お湯をください。お母さんは、あっちで産婆をしてます」と言って泣き出した。

長男・一太郎(藤本飛龍)はバケツに入れたお湯を持って、産婆をしている高浜俊子(黒木華)の元に戻ると、「お父さんにご飯配ってたよ。お母さんに、頑張れって。どうして言ってくれなかったの?」と尋ねた。

すると、高浜俊子(黒木華)は「もし、みんながお父さんの仕事を知ってて、友達のお父さんから『御用達の札を貰ってくれ』と頼まれたら、一太郎どうする?上手く話がまとまれば良いけど、なかなかそうはいかないやろうし。そうしたら、一太郎と友達はとっても気まずくなるでしょ?陛下のお名前でお金を稼ごうって人も居るし、とにかく、できるだけ知られないことが、一太郎を守る事だってお父さんは考えたの。だけど、一番は陛下のお料理番だから、特別だから偉いんだって思ってなかったんだって。真心を込めてやってるから偉いんだって。そういう料理人が偉いんだって、そう思って欲しかったんだって」と教えた。

翌朝、長男・一太郎(藤本飛龍)は、広間で難民に炊き出しを配っている秋山篤蔵(佐藤健)を見た。また、炊き出しをありがたがって食べている難民を目の当たりにした。

ある日の参観日、長男・一太郎(藤本飛龍)は作文を読んだ。

僕のお父さんは料理人です。僕は料理人というのは、恥ずかしい仕事だと思っていました。だけど、お父さんの働く姿を見て、間違っていたなと思いました、父さんが出した食事を食べていた人たちは、とても嬉しそうでした。父さんには、大事にしなきゃ行けない人が沢山居るのだと思いました。大事な人を守ろうとするお父さんはかっこよかったです。

だけど、何時もはお母さんに世話ばかりを掛けているので、そういうところも日常的に見せてくれればいいのにと思いました。そういうれば、きっと、僕みたいに間違いをする人も、きっと無くなるからです。料理人は恥ずかしい仕事では無くなると思います。
長男・一太郎(藤本飛龍)が作文を読み終えると、教室は拍手に包まれた。教室の後ろで聞いていた高浜俊子(黒木華)は涙を流した。

しかし、高浜俊子(黒木華)は授業参観が終わって小学校をでると、胸を押さえて苦しみだしたのであった。

天皇の料理番-第11話のあらすじとネタバレ」へ続く。

ドラマ「天皇の料理番」の登場人物のモテル一覧は「天皇の料理番-実在のモデル」をご覧ください。

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