天皇の料理番-第11話のあらすじとネタバレ

武田鉄矢が出演するTBSの料理番ドラマ「天皇の料理番」の第11話「皇居編~最愛の人と最後の晩餐」のあらすじとネタバレのあらすじ編です。

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■天皇の料理番-第11話のあらすじとネタバレ
授業参観の帰りに胸を押さえて苦しみだした高浜俊子(黒木華)は、その後、桐塚尚吾(武田鉄矢)の自宅に帰宅した。

高浜俊子(黒木華)は関東大震災後、桐塚尚吾(武田鉄矢)の家で世話になっていた。また、多くの学生も桐塚尚吾(武田鉄矢)の家で世話になっており、高浜俊子(黒木華)は産婆の他にも、学生の世話や新居探しなど、多忙に過ごしていた。

一方、秋山篤蔵(佐藤健)は震災で頭数が揃わないなか、通常業務に加えて救護活動を続けねばならず、多忙な日々を過ごしていた。

大正13年1月26日、国民感情をおもんばかって延期になっていた皇太子のご成婚の儀が行われ、明るいニュースに国民は活気づいていた。

そのようななか、皇太子のご成婚騒ぎに紛れて宮中に侵入した不届き者が逮捕された。その不届き者は、なんとフランスで別れた松井新太郎(桐谷健太)だった。

秋山篤蔵(佐藤健)は謝罪して松井新太郎(桐谷健太)を引き取り、桐塚尚吾(武田鉄矢)の家へと連れて帰った。

秋山篤蔵(佐藤健)が「絵は300円になったんですか?それまで戻れないって言ってなかったですか?」と尋ねると、松井新太郎(桐谷健太)は「オイラ、呼ばれてる気がしよ。震災で絵もずいぶんと焼けちゃったんじゃないかと思ってな。日本がオイラに戻ってこいって、言ってるような気がしたのさ」と答えた。

大正15年12月25日に大正天皇が崩御する。翌年の昭和2年2月7日に剣葬の儀(斂葬の儀)を行い、昭和天皇は2月16日に各国の大使・公使を招き、午餐を行う事になっていた。

昭和天皇が催す初めての午餐は、大正天皇の喪中でもあったので、献立に悩んだ秋山篤蔵(佐藤健)は、先輩の宮前達之助(木場勝己)に相談した。

献立を助言した宮前達之助(木場勝己)は、秋山篤蔵(佐藤健)に「3月一杯で下がらせて頂こうかと思っています」と報告した。

秋山篤蔵(佐藤健)が「宮前さんが居らんと、何も出来ません」と引き留めたが、宮前達之助(木場勝己)は「やりたい放題だったとしか、記憶にございませんが?お名残惜しいのですが、あいにく、耳が遠くなり、声も大きくなってしまいました。新しいお上に相応しい、新しい大膳をお作りくださいませ」と告げた。

その日の夜、秋山篤蔵(佐藤健)は高浜俊子(黒木華)に宮前達之助(木場勝己)が辞めることを教え、「宮前さんがうるさく言ってくれるから、安心していられたのに。これからは、そのあたりも自分で注意せんと。けど、やっぱり心細いな。当たり前に居てくれた人が居なくなるというのは」と不安を漏らしていた。

すると、高浜俊子(黒木華)は旧に胸を押さえて苦しみだしたので、秋山篤蔵(佐藤健)は医者を呼んできた。

医者によると、高浜俊子(黒木華)は心不全だった。高浜俊子(黒木華)は相当、我慢していたらしく、医者は秋山篤蔵(佐藤健)に「これからは絶対、安静でお願いします」と注意した。

翌朝、高浜俊子(黒木華)は目覚めると、秋山篤蔵(佐藤健)の布団が上がっていたので、台所に行くと、秋山篤蔵(佐藤健)が台所に立っていた。

高浜俊子(黒木華)が「すみません、私がやりますんで」と謝ると、秋山篤蔵(佐藤健)は「寝とらんか、このだわもんが。おかしいなと思ったら、何で直ぐに病院へ行かんのじゃ。アホなんかお前は」と怒鳴った。

秋山篤蔵(佐藤健)は「倒れたんです。倒れて、アンタは絶対安静やと言われたんです。ほやから、医者のお墨付きが出るまで、動いたらいかんのです。分かったら。ほら、布団」と言い、高浜俊子(黒木華)を台所から追い出して料理を作り始めた。

高浜俊子(黒木華)は秋山篤蔵(佐藤健)が料理をする様子を見て微笑むと、居間に正座して、料理を作る秋山篤蔵(佐藤健)の背中を眺めた。

秋山篤蔵(佐藤健)は高浜俊子(黒木華)に気づいて「布団」と注意したが、高浜俊子(黒木華)は「見てるだけですから」と言い、台所で料理を作る秋山篤蔵(佐藤健)を眺めた。

その後、ちゃぶ台に秋山篤蔵(佐藤健)が作った朝食が並んだ。長女・初江は朝食を食べて「お父さん、お料理、上手じゃない」と笑った。

長男・一太郎が「お母さん、もう大丈夫なの?」と尋ねると、高浜俊子(黒木華)は秋山篤蔵(佐藤健)の料理を食べて「たまには倒れてみるものですね」と笑った。

秋山篤蔵(佐藤健)が「昼間は、ちゃんと寝ておいてくれよ。掃除も洗濯も禁止やからな。動かんでいいように、台所に作り置きをしておいたから、昼はそれを食べてくれよ」と告げるが、高浜俊子(黒木華)は「分かってます。それより、この日物、どうやったら、こんなに上手に焼けるんですか?」と尋ねた。

次男・周二郎が「お母さん、今日、掃除も洗濯もしないんだ?」と言って甘えると、高浜俊子(黒木華)は「しませんよ~」と言って次男・周二郎の相手をした。

高浜俊子(黒木華)を不審に思った秋山篤蔵(佐藤健)は、バンザイ軒へ行き森田梅(高岡早紀)に次男・周二郎の世話を頼んだが、森田梅(高岡早紀)は「急に言われても。私だって店があるしさ」と困った。

そこへ、バンザイ軒で居候している松井新太郎(桐谷健太)が起きてきたので、秋山篤蔵(佐藤健)は「居た」と喜び、三食昼寝付きで松井新太郎(桐谷健太)を次男・周二郎のお守りを頼んで、仕事へと出かけた。

その日、秋山篤蔵(佐藤健)はイライラして部下を怒鳴ると、宮前達之助(木場勝己)が「何かお疲れの事でも?厨司長の心の乱れは、お上のお食事の乱れにも繋がりかねないと存じますが」と声を掛けた。

秋山篤蔵(佐藤健)が「妻が少し、体を壊しまして」と話すと、宮前達之助(木場勝己)は「では、落ち着くまで、お食事の方は私たちでやりますので、厨司長は献立作りに専念してください。最後ぐらい、私にも厨司長のまねごとをしてみたいので」と告げた。

秋山篤蔵(佐藤健)が宮前達之助(木場勝己)の言葉に甘えて帰宅すると、宇佐美鎌市(小林薫)が台所で料理を作っていた。

秋山篤蔵(佐藤健)が宇佐美鎌市(小林薫)を見て驚くと、松井新太郎(桐谷健太)は「お店に来た宇佐見さんに、お梅さん(高岡早紀)が事情をこぼしたら、来てくれたのさ」と教えた。

秋山篤蔵(佐藤健)が「すいません。ワシが」と言って台所に入ろうとすると、宇佐美鎌市(小林薫)は「よけいなことをするな」と答えた。

秋山篤蔵(佐藤健)が「よけい?」と驚くと、長女・初江が「宇佐見さんは調理場を離れちゃったから、今日は腕をふるいたいんだって」と教えた。

そこへ、高浜俊子(黒木華)が食器を運んでくる。秋山篤蔵(佐藤健)が「何をやってるんだ。寝てろってあれだけ」と怒ると、高浜俊子(黒木華)は「宇佐見さんが腕をふるってくださるのに、普段使いの器ってわけには」と答えたが、急に苦しみだした。

秋山篤蔵(佐藤健)は高浜俊子(黒木華)を布団に運び、「頼むから、これからは静かにしてくれ。約束したんやからの。ワシより長生きするって」と告げると、高浜俊子(黒木華)は「はい」と答えた。

その後、宇佐美鎌市(小林薫)が「大丈夫だったか?食えなくなったら、どんどん体力が落ちるからな」と心配すると、秋山篤蔵(佐藤健)は「色々、食事を工夫して染ます」と答えた。

それから、秋山篤蔵(佐藤健)は食養生の研究を開始し、秋山篤蔵(佐藤健)と高浜俊子(黒木華)の食養生が始まったが、高浜俊子(黒木華)は段々と食が細くなり、お粥のような食べ物でも蒸せるようになってしまった。

雨の日、高浜俊子(黒木華)は庭の木に付いているカタツムリを見つけたが、カタツムリが見えなくなったので「行ってしまいましたね」と残念がると、秋山篤蔵(佐藤健)は窓を開けてカタツムリを捕まえると、カタツムリを元の位置に戻し、「ほら、これで見えるだろ」と告げた。

ある日、長男・一太郎が「作文で将来の夢とか成りたいものを書けっていわれたんだけど、良いなって思う物は色々あるんだけど、決められなくて」と相談した。

すると、高浜俊子(黒木華)は「お父さんは、あれになりたい、これになりたいって手を出してね。お坊さんになろうとして出家までしたのよ。それで、周りの人に散々怒られて、お料理をやってみて、やっとこれが夢だったって分かったの。やってみないと、意外と分からないのかもしれないね」と話した。

天皇の料理番-第11話のあらすじとネタバレ後編」へ続く。

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