遺産争族(遺産相続)-第2話のあらすじとネタバレ
榮倉奈々が向井理と再婚するテレビ朝日の遺産相続ドラマ「遺産争族」の第2話「金は1円もいりません!…無欲なムコの正体」のあらすじとネタバレの前編です。
遺産争族の第1話のあらすじとネタバレは「遺産争族(遺産相続)-原作とあらすじとネタバレ」をご覧ください。
■遺産争族-第2話のあらすじとネタバレ
佐藤育生(向井理)と河村楓(榮倉奈々)の結婚式の後、佐藤家と河村家が集まり、会食をする。
河村龍太郎(伊東四朗)は「お母様(岸本加世子)、大切な1人息子を婿に出すのは、さぞやお寂しいことでしょう。河村家の宝として大切にお迎えしますので、どうぞ安心してください」と挨拶すると、次女・矢幡月子(室井滋)が「宝?実の娘だってそんなこと、言われた事は無いのに」と愚痴った。
さらに、河村龍太郎(伊東四朗)が佐藤育生(向井理)に「私は80歳だ。もって、あと1年だろう。私は育生君(向井理)に大事な大事な頼みがあるんだ。育生君(向井理)は命の恩人だ。その育生君(向井理)が大事な大事な孫娘と結婚したんだ。嬉しい。もう思い残すことは無い。そこで、私が倒れたら、全てを君に託したい」と告げた。
次女・矢幡月子(室井滋)は「全てって何よ」と言い出す。三女・河村凛子(板谷由夏)も「昨日まで他人だった人に全てを託すっていうのは、私たち娘としてはビックリするじゃん」と騒ぎ出した。
河村恒三(岸部一徳)は「お父さん、この件は改めて席を設けてはどうでしょうか?育生君(向井理)だって、楓(榮倉奈々)と式を挙げたばかりです。いきなり全てを託すなんて言われても、荷が重いんじゃないでしょうか?」と提案した。
河村龍太郎(伊東四朗)が「そうなのか?私が君に全てを託すというのは、迷惑なのか?」と尋ねると、佐藤育生(向井理)は「いえ。お引き受けします。倒れたときに全てを託したい、というのは、治療を頼みたいという事ですよね?」と答えた。
河村龍太郎(伊東四朗)は「その通り。育生君(向井理)はまだ研修医だが、素晴らしいドクターになる。これで安心だ」と言って笑った。
河村龍太郎(伊東四朗)の遺産を狙う娘らは「治療の事だったの」と安堵したが、河村恒三(岸部一徳)は「出来すぎだ」と警戒心を強めた。
■遺産争族-河村家にて
ある日、三女・河村凛子(板谷由夏)は長女・河村陽子(余貴美子)に「前の坊ちゃんよりはマシだけどさ、本当に信用できるの?こいつ(向井理)。案外、ウチの財産を狙ってたりしてさ。親が医者じゃないと開業に何億も資金がかかるって言うよ。ウチに婿に入ることで、その資金を出してもらおうって魂胆じゃないの?」と話した。
長女・河村陽子(余貴美子)は「凛子(板谷由夏)、お金が要る事でもあるの?だって、アンタ、小さい頃から、贅沢で、わがままだったけど、気前が良くて、お金に汚いことはなかったわよ」と尋ねる。
三女・河村凛子(板谷由夏)は「まーね。今だってさ、月子姉ちゃん(室井滋)みたいに、がめつくは無いわよ。お父さん(伊東四朗)が長くないと思ったら、色々と考えちゃってね。少なくとも、私は、お父さんが苦労して貯めたお金を、赤の他人に取られたくない」と答えた。
■遺産争族-佐藤育生(向井理)に対する疑惑の芽生え
一方、佐藤育生(向井理)は自宅から荷物を運び出し、河村家に引っ越す準備を進めていた。
母・佐藤華子(岸本加世子)は、佐藤育生(向井理)に「河村家の連中は最悪だよ。金をちらつかせて人を試すような事をして。あんな家に入ったら、本当に苦労するよ。お母ちゃんは予言する。あのじいさんが死んだら、あの家は遺産で揉めるよ」と忠告した。
佐藤育生(向井理)が「俺には関係無い」と答えると、佐藤華子(岸本加世子)は「今更、そんなきれい事を言ってもダメだよ。アンタだって考えた上で婿を決めたって言ってたじゃない。将来のことを考えたからでしょ。自分の病院を出す資金を出してもらうって」と話した。
佐藤育生(向井理)が「そんなこと考えてないよ。俺は・・・もっと大きいことを考えてる」と答えると、佐藤華子(岸本加世子)は「なんだ、それならいい」と答えた。
ジュースを買って戻ってきた河村楓(榮倉奈々)は、佐藤育生(向井理)と佐藤華子(岸本加世子)の話を立ち聞きしてしまい、佐藤育生(向井理)に何か目的を持っている事を知り、動揺する。
■遺産争族-河村龍太郎(伊東四朗)の考え
一方、河村龍太郎(伊東四朗)が「散歩に出てくる」と言って河村家を出ると、三女・河村凛子(板谷由夏)が尾行すると、河村龍太郎(伊東四朗)は公園で見知らぬ女(遺言専門の弁護士・金沢利子)と会った。
しかし、河村凛子(板谷由夏)は、電話で次女・矢幡月子(室井滋)に報告している間に、河村龍太郎(伊東四朗)を見失ってしまった。
さて、河村龍太郎(伊東四朗)は喫茶店で、遺言専門の弁護士・金沢利子(真飛聖)に家系図と財産目録を渡した。
弁護士・金沢利子(真飛聖)が「配分はお考えですか?」と尋ねると、河村龍太郎(伊東四朗)は希望を告げた。
長女・河村陽子(余貴美子)には、あまり、やりたくありません。なぜなら、婿・河村恒三(岸部一徳)の物になるからです。河村恒三(岸部一徳)には会社を与えた。いや、死神に騙し取られたと言った方が正しいな。これ以上、びた一文やりたくない。
次女・矢幡月子(室井滋)にも、あまり、やりたくありませんね。亭主を早くに無くして不備にに思って、会社のポストを孫共々、与えたのだが、浪費してばかりしています。
三女・河村凛子(板谷由夏)も、気が進みません。アメリカに渡ってカメラマンになるって言うので、援助してたんですが、40になるのに、まだ芽が出たなんて噂も聞かんのです。
弁護士・金沢利子(真飛聖)が「では誰に?」と尋ねると、河村龍太郎(伊東四朗)は「孫・河村楓(榮倉奈々)と婿・佐藤育生(向井理)に主立った財産を与えたい」と答えた。
弁護士・金沢利子(真飛聖)は「それは難しいですね。法律上、個人の遺産は、配偶者に2分の1、残りの2分の1をお子さんが分けます。会長の場合、奥様は亡くなっていますから、3人のお子様が分けることになります。長女の婿である河村恒三(岸部一徳)やお孫さんの河村楓(榮倉奈々)には、元々、相続権はありません。結婚したばかりの佐藤育生(向井理)も」と教えた。
河村龍太郎(伊東四朗)が「しかし、私が遺言書で指定すれば良いのでは?」と尋ねると、弁護士・金沢利子(真飛聖)は「書くのは自由です。しかし、娘さん達が遺言書に異議を唱えれば裁判になります。遺留分と言って、本来の相続人を保護する判決が下るケースが多いです」と答えた。
河村龍太郎(伊東四朗)が「何か打つ手は?」と尋ねると、弁護士・金沢利子(真飛聖)は「無いわけではありません。その前に、育生さん(向井理)は信頼できる方なんでしょうか?育生さん(向井理)が会長を手玉に取っている可能性が無いでもありません。よく確かめてからにした方が」と助言した。
■遺産争族-佐藤育生(向井理)に対する不信感
佐藤育生(向井理)が河村家に引っ越しを終える。
婚姻届に保証人のサインをもらった河村楓(榮倉奈々)は、佐藤育生(向井理)に婚姻届を渡し、「ごめんめ、初めてじゃなくて」と謝ると、佐藤育生(向井理)は「先輩として教えてください」と答えた。
河村楓(榮倉奈々)が「早く家を出ようね」と告げると、佐藤育生(向井理)は「無理しなくてもいいよ。考えて見たら、俺は当直もあるし、家に居てくれた方が安心だし」と答えた。
河村楓(榮倉奈々)は「ふーん。私の事が溜まらなく好きだから、嫌でも婿にきてくれたのかなって」と尋ねると、佐藤育生(向井理)は「それは間違いじゃないけど」と答えた。
河村楓(榮倉奈々)は「好きってハッキリ言ってよ」と言い、佐藤育生(向井理)をベッドに押し倒したが、佐藤育生(向井理)は「あっ、まずは、お父さんに挨拶に行くよ」と言い、部屋を出た。
佐藤育生(向井理)は河村恒三(岸部一徳)の部屋を訪れ、「保証人の署名、ありがとうございました。明日出しに行きます。これから、よろしくお願いします」と礼を言って、部屋を出ようとした。
すると、河村恒三(岸部一徳)は「そうだ。婚姻届は私が出そう。私の時も父が出してくれた。いわば、河村家の伝統だ」と言うので、佐藤育生(向井理)は河村恒三(岸部一徳)に婚姻届を渡した。
翌朝、長女・河村陽子(余貴美子)が起きてキッチンに行くと、佐藤育生(向井理)が牛乳を飲んでいた。教授回診の日は、出勤が早いのだという。
長女・河村陽子(余貴美子)が「何か食べて行きなさいよ。楓(榮倉奈々)を起こしてきましょうか?」と告げると、佐藤育生(向井理)は「もう少し寝かしてやってください。僕、朝は食べない主義なんで」と言って出勤した。
そこへ、河村恒三(岸部一徳)が起きてくる。長女・河村陽子(余貴美子)は一部始終を話し、「楓(榮倉奈々)を寝かしてやってくれ、ですって。私も言われてみたいわ」と羨ましがった。
30分ほどして河村恒三(岸部一徳)が自宅を出ると、30分前に家を出たはずの佐藤育生(向井理)を見かけた、佐藤育生(向井理)に声を掛けて「30分前に出たはずだが?」と尋ねると、佐藤育生(向井理)は「ランニングです。日課の」と答えた。
河村恒三(岸部一徳)は佐藤育生(向井理)の靴を見て、ローファーだったので、「ふーん」と不思議がる。
■遺産争族-死神・河村恒三の陰謀
さて、河村恒三(岸部一徳)は区役所によって佐藤育生(向井理)の婚姻届を出すと言っていたが、婚姻届を持ったまま会社に出勤し、机の引き出しに婚姻届を放り込んだ。
そこへ、腰巾着の吉沢貴志(渡辺いっけい)が仕事の件で報告に来る。三田様のペット葬で80万円の見積もりを出したら、1000万円くらいかけて欲しい言われたのだ。
老婆・三田は、自分が死んだ後に、ハイエナのような息子や嫁達に貯金を奪われたくないので、猫の葬儀で貯金を全部、使ってしまいたいと言っているのだという。
報告を受けた河村恒三(岸部一徳)は「いいじゃないか。このさい、儲けさせてもらおう」と許可したが、次女・矢幡月子(室井滋)が「私は反対よ。お金は親族に残すべきよ」と言って反対した。
そこへ、佐藤育生(向井理)の母・佐藤華子(岸本加世子)が、葬儀会社「カワムラメモリアル」を尋ねてくる。
社長室に通された母・佐藤華子(岸本加世子)は、河村恒三(岸部一徳)と次女・矢幡月子(室井滋)に、「あの子は本当に良い子なんです。よろしくお願いします」と言って号泣し、何度も頭を下げた。
「遺産争族-第2話のあらすじとネタバレ後編」へ続く。
スポンサードリンク