遺産争族(遺産相続)-第3話のあらすじとネタバレ
伊東四朗の遺産を争うテレビ朝日の遺産相続ドラマ「遺産争族(いさんそうぞく)」の第3話「ムコいびり逆襲…実家に帰らせて頂きます」のあらすじとネタバレです。
遺産争族-第2話のあらすじとネタバレは「遺産争族(遺産相続)-第2話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。
■遺産争族-第3話のあらすじとネタバレ
翌日、佐藤育生(向井理)が「僕はこの家の財産は1円も要りません。あんたら、馬鹿みたいだ」と言った事を謝罪すると、河村恒三(岸部一徳)は「私はむしろ嬉しかったね。あれだけ無遠慮に物申すというのは、早く家族になろうとしてくれているからだろう」と答えた。
そこへ、現れた河村龍太郎(伊東四朗)が「遠慮なんてする必要はないぞ。このさい、もっと言ってやればいいんだ。じいちゃんは期待してるんだ。恒三君(岸部一徳)は育生君(向井理)を鍛えてるんだろう」と告げた。
長女・河村陽子(余貴美子)が離れに朝食を持って行こうとすると、河村龍太郎(伊東四朗)は「そうやって離れに閉じ込めるなよ。今日は、2人の婿と一緒に食事を取ろうじゃないか」と言い、テーブルについた。
そして、河村龍太郎(伊東四朗)は「育生君(向井理)、私の息子にならんか?」と切り出した。
河村楓(榮倉奈々)が「おじいちゃん、育生(向井理)は私の夫、おじいちゃんの孫よ」と驚くと、河村龍太郎(伊東四朗)は「養子縁組をすればいい。孫を養子に取る例はいくらでもある」と答えた。
三女・河村凛子(板谷由夏)が「何て私たちが居るのに養子を取るのよ」と怒ると、河村龍太郎(伊東四朗)は「息子を持つのは長年の夢だった。恒三君(岸部一徳)が結婚する時も養子縁組を頼んだ。だが、断られた」と答えた。
名護屋の死んだおばあちゃんが寂しがったので、河村恒三(岸部一徳)は養子縁組は断ったのだという。
河村楓(榮倉奈々)は養子縁組に反対するが、河村龍太郎(伊東四朗)は「夢を叶えたいんだよ」と言って聞かなかった。
養子縁組をすれば、血縁に関わりなく、実の子供と同じように相続の権利が発生するため、親族は不満を抱く場合がある。最悪の場合は骨肉の争いに発展する場合も少なくは無い。
河村恒三(岸部一徳)は「書類を読まなければならない」と言って朝食を切り上げて席を立ち、書斎に戻ると、引きしの中から、佐藤育生(向井理)と河村楓(榮倉奈々)の婚姻届を取り出し、怒りにまかせて握りつぶした。
しかし、河村恒三(岸部一徳)は我に返ると、慌てて握りつぶした婚姻届を広げ、シワを伸ばそうとすると、勢いが余り、婚姻届を少し破いてしまった。
■遺産争族-河村三姉妹の相談
一方、三女・河村凛子(板谷由夏)は次女・矢幡月子(室井滋)の自宅を訪れ、養子縁組の事を報告する。
佐藤育生(向井理)は河村楓(榮倉奈々)と結婚しただけでは相続の権利は無いが、佐藤育生(向井理)が河村龍太郎(伊東四朗)と養子縁組をして息子になると、法律上の相続権が発生する。
佐藤育生(向井理)が養子縁組をすると、河村三姉妹は貰える財産が1人あたり3分の1から4分の1に減るため、三女・河村凛子(板谷由夏)は次女・矢幡月子(室井滋)に相談しに行ったのである。
そこへ、長女・河村陽子(余貴美子)も現れた。河村三姉妹は養子縁組について話し合った結果、死神・河村恒三(岸部一徳)に河村龍太郎(伊東四朗)を説得してもらう事にした。
■遺産争族-長女・河村陽子(余貴美子)の説得
さて、河村メモリアルでは、役員会議が開かれ、芸能人・ブーム北山の葬儀について話し合われていた。本人の希望で密葬として行われる事になったのだが、妻が喪主になる事を、親族は認めていないのだという。
ブーム北山は40歳下の元キャバクラ嬢で、結婚して1年もしないうちにブーム北山が死んだので、週刊誌も面白がって妻と親族の遺産争いを取り上げていた。
報告を受けた河村恒三(岸部一徳)は、「当日は揉めるかもしれないな。スタッフを多く配置し、外に漏らさないように」と指示した。
そこへ、長女・河村陽子(余貴美子)が尋ねてくる。
長女・河村陽子(余貴美子)は夫・河村恒三(岸部一徳)に「お願いがあってきたの。貴方から、養子縁組を断るように説得して欲しい」と頼んだが、河村恒三(岸部一徳)は「断る。仕事なら別だが、お父さん(伊東四朗)の個人的な希望にまでは立ち入れない」と断った。
長女・河村陽子(余貴美子)は「いいの?30年間、父に尽くしてきた貴方は、養子縁組をしていないから、遺産をもらう権利は無いのよ」とけしかけたが、河村恒三(岸部一徳)は「よくある事だよ。育生(向井理)は人と争わない、欲も無い。素晴らしい婿だよ」と答えて社長室を出た。
河村恒三(岸部一徳)は平然として社長室を出たが、社長室を出ると廊下に置いてあった植木鉢を蹴り上げた。
■遺産争族-三女・河村凛子(板谷由夏)の誘惑
佐藤育生(向井理)が病院で働いていると、三女・河村凛子(板谷由夏)がやってきた。
三女・河村凛子(板谷由夏)が「年上には興味ない?実は私のタイプなんだよね。私と遊ばない?もちろん、楓(榮倉奈々)には黙っとく」と言って佐藤育生(向井理)を誘惑しようとしたが、誘惑に失敗した。
次に三女・河村凛子(板谷由夏)は「取引しない?アンタが何を狙っているのか打ち明けてくれたら、私は影ながら貴方をフォローする。その代わり、私にも協力してもらう」と取引を持ちかけたが、佐藤育生(向井理)は「何も狙ってません」と答えた。
三女・河村凛子(板谷由夏)は「僕の目的は楓(榮倉奈々)を幸せにすることなんです、なて言うわけ?そんなきれい事は信用できないから。男ってのは女よりずるい生き物なの。自分の面倒を見て欲しくて綺麗な女を手に入れたり、人から羨ましいと思われたくて綺麗な女を連れて歩いたり」と呆れた。
佐藤育生(向井理)は「気の毒ですね。そう思ってしまうのは、凛子おばさん(板谷由夏)が酷い男とばかり出会ってきたからかな」と告げると、怒った三女・河村凛子(板谷由夏)は「そのうち、化けの皮を剥がしてあげるから」と言って帰った。
■遺産争族-孫・矢幡正春(鈴木浩介)の意見
河村楓(榮倉奈々)が乗馬クラブで働いていると、矢幡正春(鈴木浩介)が乗馬体験入学にやってきた。
河村楓(榮倉奈々)が「月子おばちゃん(室井滋)に頼まれてきたの?」と尋ねると、矢幡正春(鈴木浩介)は「ママは関係無いよ。楓ちゃん(榮倉奈々)がどう思っているのか聞きたくて。僕たち孫を差し置いて、育生君(向井理)がジジの養子になるだなんてさ」と答えた。
河村楓(榮倉奈々)が「私も頭が痛いよ。これで、また育生(向井理)が疑惑を抱かれちゃう」と溜息をつくと、矢幡正春(鈴木浩介)は「僕は彼が相続人になることは嫌だな。今まで遺産なんてどうてもいいと思ってた。ママの無駄遣いを見る度に、お金なんて無い方が良いと思ってた。でも、赤の他人の育生君(向井理)に取られるくらいなら、僕がもらいたいな」と怒りを露わにした。
■遺産争族-死神・河村恒三(岸部一徳)の誘い
その日の夜、佐藤育生(向井理)が河村家に入ろうとすると、電話がかかってきた。佐藤華子(岸本加世子)は、欲しかったスマートフォンを買ったのだという。
そこへ、河村恒三(岸部一徳)が帰宅したので、佐藤育生(向井理)は慌てて電話を切った。
河村恒三(岸部一徳)が「実家のお母さんに愚痴ですか。例の養子の件ですが、どうするつもりですか?」と尋ねると、佐藤育生(向井理)は「断るつもりです」と答えた。
すると、河村恒三(岸部一徳)が「なぜ?仮にも当主が真面目に申し出ていることだ。謹んで受けるべきじゃないのか?まぁいい。今度の休み、私に付き合いなさい」と告げた。
■遺産争族-骨肉の遺産争い
次の休み、河村恒三(岸部一徳)は佐藤育生(向井理)を芸能人・ブーム北山の葬儀に連れて行った。
芸能人・ブーム北山の葬儀は密葬で行われていたが、表ではファンの為に献花台が儲けられており、マスコミも大勢駆けつけていた。
表の献花台は混乱も無く平穏に献花が行われていたが、芸能人・ブーム北山の密葬の現場は、妻と親族が遺産を争って対立し、骨肉の争いを続けていた。
河村恒三(岸部一徳)は佐藤育生(向井理)を芸能人・ブーム北山の密葬に連れて行くと、「この争いを止めてみなさい。これが河村の家業だ。我々は他人の争いを収めて飯を食っている。楓(榮倉奈々)の夫ならやれるはずだね」と命じた。
佐藤育生(向井理)は骨肉の言い争いをしている妻と親族の間に入ると、「そろそろ終わりにしませんか?お金で争うと修復不可能になります。元には戻れません。家族の争いに勝ち負けはないんじゃないかな?例え相手を完膚なきまでやっつけたとしても、他人同士のように縁が切れることはないので、スッキリおしまいという分けにはいきません。長い年月のなかで、あんな事をやらなかった方が良かったと後悔することもあります。つまり、負けは負けだけど、勝っても負けなわけで、誰も幸せにはなりません」と話した。
すると、骨肉の言い争いが止ったので、河村恒三(岸部一徳)はすかさず前に出て「申し訳ございませんでした。冷静にお話しされているのに、葬儀屋が説教じみたことを申しまして。どうでしょう?控え室をご用意しておりますので、そちらで話し合いの続きを為されては」と提案し、妻と親族を別室に案内した。
「遺産争族(遺産相続)-第3話のあらすじとネタバレ後編」へ続く。
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