偽装の夫婦-第5話のあらすじとネタバレ

ゲイの沢村一樹が母親を安心させるために天海祐希と偽装結婚する日本テレビの偽装結婚ドラマ「偽装の夫婦」の第5話「二人の秘密が明かされる!悪夢の四角関係パーティー」あらすじとネタバレの後編です。

偽装の夫婦-第1話から第4話までのあらすじとネタバレは「偽装の夫婦-原作とあらすじとネタバレ」をご覧ください。

■偽装の夫婦-第5話のあらすじとネタバレ
酔っ払って弟子丸保(工藤阿須加)に告白してどん引きされてしまった陽村超治(沢村一樹)は、翌朝、嘉門ヒロ(天海祐希)に「保君(工藤阿須加)に好きと言ったのは、後輩としてだからって言ってきて」と頼む。

そのようななか、子供を妊娠したという嘘に激怒し、顔も見たくないと言っていた母・陽村華苗(富司純子)がやってくる。

陽村華苗(富司純子)は陽村超治(沢村一樹)を部屋から追い出すと、嘉門ヒロ(天海祐希)に「この前はごめんなさいね。反省してるの。でもね、諦めちゃダメよ。ジャガー横田さんだって45歳で出産したんだから」と言い、高齢出産の参考書や精力剤などをプレゼントした。

その日、嘉門ヒロ(天海祐希)が図書館で働いていると、陽村超治(沢村一樹)から電話がかかってきて「保君(工藤阿須加)の件なんだけど、メールだけでも頼む」と懇願された。

嘉門ヒロ(天海祐希)は呆れて電話を切ったが、どんなメールを送れば良いのか考えると、弟子丸保(工藤阿須加)が図書館に本を返却に来た。

弟子丸保(工藤阿須加)は嘉門ヒロ(天海祐希)を見て動揺し、足早に立ち去ろうとすると、嘉門ヒロ(天海祐希)は「主人のことですか?『好き』と言ったのは、あくまでも後輩としてのことです」と釈明した。

すると、弟子丸保(工藤阿須加)が「ああ、ですよね。あせった。でも、ここだけの話、俺と話してる時に色んなところをタッチしてくるんですけど」と相談すると、嘉門ヒロ(天海祐希)は「癖なんです。男でも女でも、直ぐに友達になった気で」と釈明した。

それを聞いた弟子丸保(工藤阿須加)は、「ですよね。男が好きなら結婚するわけないし。ご主人に謝って置いてください。誤解して済みませんでしたって」といい、安心して帰って行った。

嘉門ヒロ(天海祐希)は帰宅して陽村超治(沢村一樹)に報告すると、陽村超治(沢村一樹)は弟子丸保(工藤阿須加)をウチに招いてホームパーティーを開こうと言いだした。

そして、陽村超治(沢村一樹)は嘉門ヒロ(天海祐希)に「水森さん(内田有紀)は俺が誘うから、保君(工藤阿須加)を誘ってね」と頼んだ。

ある日、陽村超治(沢村一樹)の部屋でホームパーティーが開かれる。

食事が終わって子供が寝ると、水森しおり(内田有紀)は弟子丸保(工藤阿須加)の質問に答える形で、「陽村さん(沢村一樹)たちはもうご存じなんですけど、私は女性しか愛せないんです」とレズビアンを公表した。

陽村超治(沢村一樹)が「前から聞きたかったんですけど、どうして堂々としてられるんですか?レズビアンってだけで、他の保護者の方から誤解されるのに」と尋ねると、水森しおり(内田有紀)は「前の夫から受けた苦しみに比べたら、なんてことないです。私がするべき事は、由羽(井上琳水)が周りを気にしないで、自分の個性を伸ばしていけるように守ってあげられることですから。私は由羽(井上琳水)にどんなことを聞かれても、嘘をつかずに信頼される母親になりたいって思います」と答えた。

陽村超治(沢村一樹)が「なんか羨ましいな。貴方みたいに生きられたら」と感心すると、水森しおり(内田有紀)は「園長代理先生もどうですか?もし隠してる事があるのなら、話した方が楽になりますよ」と告白を促した。

陽村超治(沢村一樹)が「いや、僕は」と誤魔化すと、水森しおり(内田有紀)は「私と違って立場もあるし、そんな簡単にはいかないですよね」と答えた。

水森しおり(内田有紀)が「どう思いますか?私たちみたいな人間のこと」と尋ねると、弟子丸保(工藤阿須加)は「すみません、余り考えた事が無くて。でも、誰を愛そうが自由だと思いますよ」と答えた。

水森しおり(内田有紀)が「ゲイの方とお付き合いできますか?」と尋ねると、弟子丸保(工藤阿須加)は「それは無理ですね。イメージがわかないし」と答えた。陽村超治(沢村一樹)はそれを聞いてショックを受ける。

話題は変わり、嘉門ヒロ(天海祐希)と陽村超治(沢村一樹)の大学時代の話題になり、2人が初めて結ばれた時の話になる。

嘉門ヒロ(天海祐希)はいつまで経っても誕生日を教えてくれないので、陽村超治(沢村一樹)が怒ってキレて大げんかした。

嘉門ヒロ(天海祐希)の3歳の誕生日に両親が火事で死んだので、誕生日を祝ってもらう事が嫌だったが、陽村超治(沢村一樹)は「誕生日は自分を生んでくれたことを両親に感謝する日だ。俺はお前に会えてこんなに幸せなだから、二度と誕生日が嫌だ何て言うな」と怒り、その日、2人は結ばれた。

そこへ、名波八重子(坂井真紀)が子供らを連れて尋ねてくる。しかし、名波八重子(坂井真紀)は「たくさん、いらっしゃるみたいだから」と言い、帰ろうとした。

嘉門ヒロ(天海祐希)は追いかけて「本当にいいの?何かあったんじゃ無いの?」と尋ねるたが、名波八重子(坂井真紀)は「何も無いわよ。いいでしょ?この靴。旦那さんに買ってもらったの」と自慢して立ち去った。

ホームパーティーがお開きになって水森しおり(内田有紀)と弟子丸保(工藤阿須加)が帰ると、陽村超治(沢村一樹)は「保君(工藤阿須加)、ゲイとは付き合えないって言ってたし、このまま片思いで居るしか無いのかなと思って。原先生(柴本幸)も言ってたんだけど、好きな人に好きって言えないのは辛いな」と嘆いた。

翌日、嘉門ヒロ(天海祐希)は郷田照乃(キムラ緑子)に電話して名波八重子(坂井真紀)が子供達を連れて来た事を話すと、郷田照乃(キムラ緑子)は「馬鹿だね。旦那と上手くいってないのなら、正直に言えって言ったんだけど、メソメソ泣くだけで。だから、いい加減にしろって、追い返してやったよ」と話した。

郷田天人(佐藤二朗)も出て行ったきりで、郷田照乃(キムラ緑子)は「2人とも何であんなに情けない大人になっちまったか。私があの子達の父親と結婚したことが間違いだったのかも。アンタも、超治(沢村一樹)って奴とこのままズルズルいてもろくな事は無いよ。私には分かる。女を絶対に幸せに出来ない男だよ」と話して電話を切った。

すると、入れ替わるように、郷田天人(佐藤二朗)から電話がかかってきた。嘉門ヒロ(天海祐希)が「どこに居るの?」と尋ねると、郷田天人(佐藤二朗)は図書館で本を読んでいるのだという。

嘉門ヒロ(天海祐希)が名波八重子(坂井真紀)の事を尋ねると、郷田天人(佐藤二朗)は「旦那が家を出て行って、離婚を申し込まれてるんだ、アイツ」と言い、名波八重子(坂井真紀)の事を話した。

旦那が脱サラして田舎で農業を始めたいと言いだしたのが始まりで、名波八重子(坂井真紀)が猛反対して喧嘩に発展。名波八重子(坂井真紀)は「それでもいいから一緒に居てくれ」と頼んだが、旦那が「そんなの偽装結婚みたいだ」と拒否したのだという。

さらに、郷田天人(佐藤二朗)は腹話術の人形を使い、「ヒロちゃん(天海祐希)の事が好きだった。でも、いとこだし、ヒロちゃん(天海祐希)と俺が釣り合うわけ無いから、どうしても言い出せなくて。でも、自分の気持ちだけはちゃんと伝えとかなければいけないって気がして」と告白すると、逃げ去るように帰って行った。

本棚の影でそれを聞いていた水森しおり(内田有紀)は「ヒロさん(天海祐希)も見習ったらどうですか?前に話してた偽装結婚したお友達って、ヒロさん(天海祐希)の事ですよね?25年前に結ばれた夜に帰りたいんですよね?だったら、素直にそういえば?」と告げた。

嘉門ヒロ(天海祐希)が「でも彼は」と困惑すると、水森しおり(内田有紀)は「好きな人に好きと言って、何がいけないんですか?」と問いかけた。

その後、嘉門ヒロ(天海祐希)は「この場所へ行け。お前が必要だ」という陽村超治(沢村一樹)のメールを受け、指示された場所に行くと、名波八重子(坂井真紀)が会社の前で旦那を待っていた。

嘉門ヒロ(天海祐希)は「事情は聞いたよ。止めたら?ストーカーみたいなこと」と告げたが、名波八重子(坂井真紀)は「子供達のために離婚なんて出来ない」と答えた。

しかし、会社から出てきた旦那は、名波八重子(坂井真紀)を見て逃げ去ってしまう。

名波八重子(坂井真紀)は「こうなったのは全部、ヒロちゃん(天海祐希)のせいだからね」と言って泣いた。小さいころから「あいつは嘉門ヒロ(天海祐希)の従兄弟なのに」といわれ続け、頑張ったが何一つ上手くいかなかった。

そこで、名波八重子(坂井真紀)は嘉門ヒロ(天海祐希)とは違うところで勝負しようと思い、その結果がこれなのだという。

すると、嘉門ヒロ(天海祐希)は「人は幸せになるために生きているのではない。自らの運命を成就するために生きているのだ。ロマン・ロランの『ジャン・クリストフ』の一節です。私は八重ちゃん(坂井真紀)がずっと羨ましかった。八重ちゃん(坂井真紀)はどんなに悪い事をしても、心のどこかで許して貰えることを分かってるから、周囲の人に愛して光線を振りまいてた。そんなこと、私には絶対できないから、羨ましくて仕方が無かった。寝る前、貴女がおばさんに本を読んで貰っていたとき、私がドアの側で気づかれないように聞いてたのを知らないでしょ?私は貴女が思ってるほど幸せじゃないの。これから、どうやったら幸せになれるのかも全然、分からないの。実は、妊娠したって言ったのも嘘なの。だから、私と幸せ比べしても仕方ないよ」と話した。

その後、嘉門ヒロ(天海祐希)が名波八重子(坂井真紀)を連れて部屋に帰ると、陽村超治(沢村一樹)が名波八重子(坂井真紀)の子供と遊んでいた。

久しぶりに子供達の楽しそうな声を聞いた名波八重子(坂井真紀)は、嘉門ヒロ(天海祐希)に「実はね、超治さん(沢村一樹)が電話をくれたの。心配なことがあれば、いつまでも子供達を預かりますよって」と教えた。

嘉門ヒロ(天海祐希)は、子供達と楽しそうに遊んでいる陽村超治(沢村一樹)を観て、「やっぱりこの人が好きかもしれない」と思った。

その日の夜、陽村超治(沢村一樹)が「どうした?何かあったの?」と尋ねると、「天ちゃん(佐藤二朗)と由羽ちゃんママ(内田有紀)が図書館に来て、天ちゃん(佐藤二朗)には『ずっと好きだった』と言われました。自分の気持ちは伝えておきたいからって。由羽ちゃんママ(内田有紀)には『相手が自分を受け入れないって分かってても、好きな人に好きって言うことの、どこがいけないんだ』と言われました」と話した。

嘉門ヒロ(天海祐希)は「だから、私はも2人を見習おうと思ってて、私は貴方が・・・」と告白しようとした。

しかし、陽村超治(沢村一樹)は「俺もそうする。俺も好きな人に好きって言ってくる。やっと決心できたよ。保君(工藤阿須加)に告白してくる」と言って部屋を飛び出したのであった。

偽装の夫婦-第6話のあらすじとネタバレ」へ続く。

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