遺産争族(遺産相続)-第4話のあらすじとネタバレ後編
榮倉奈々が出演するテレビ朝日の遺産相続ドラマ「遺産争族(遺産相続)」の第4話「カネが家族を壊す!?三姉妹の反乱嫁姑の闘い始まる」のあらすじとネタバレの後編です。
このページは「遺産争族(遺産相続)-第4話のあらすじとネタバレ」からの続きです。
■遺産争族(遺産相続)-第4話のあらすじとネタバレ後編
翌日、佐藤育生(向井理)と河村楓(榮倉奈々)は、家賃7万8000円の部屋を見に行く。かなり古い物件だったが、河村楓(榮倉奈々)は「ここから始める」と前向きだった。
部屋を見た佐藤育生(向井理)は「内科の研修が終わったら、残ろうかと思う。そうすれば、人並みに給料が貰える。もっとマシな部屋が借りられる。結婚したんだ。稼ごうと思えば稼げるのに、勝手をするのはどうかと思う」と言い、勤務医になることを相談した。
しかし、河村楓(榮倉奈々)は「つまんない。私、お医者さんって、みんなお金と地位が大好きだと思ってた。わざわざ、医者が居ないところへ行って働きたいだなんて、偽善だとい思う人、いっぱい居るよ。私、死ぬほど何かになりたいって、望んだことが無いの。小さい時から、何でも望む前にパパが与えてくれたから、自分が何が望みなのか分からなかった。だから、育生(向井理)の夢に乗せてもらいたいの」と答えた。
一方、長女・河村陽子(余貴美子)が河村龍太郎(伊東四朗)の部屋に食事を持って行くと、部屋で三女・河村凛子(板谷由夏)が河村龍太郎(伊東四朗)をマッサージしていたので、ドアの前で盗み聞きする。
三女・河村凛子(板谷由夏)は、「お姉ちゃん達には内緒なんだけど、先に現金を分けてくれないかな?5000万、いや3000万でいい。私、もう一度勝負がしたいの」と頼んでいた。
河村龍太郎(伊東四朗)は「高いマッサージだな。月子(室井滋)に300万を渡したが、桁が違う」と驚いた。
さて、部屋を見終えた佐藤育生(向井理)と河村楓(榮倉奈々)は、近所の居酒屋へ行くと、母・佐藤華子(岸本加世子)が酒を飲んでいた。
2人が家賃7万8000円に住む事を知った母・佐藤華子(岸本加世子)は「これはダメよ。育生(向井理)が甲斐性無しだと馬鹿にされる」と言い、ダメだしした。
河村楓(榮倉奈々)が「私は、贅沢をするより、育生さん(向井理)には、やりたいことをやってもらいたいんです」と告げると、佐藤華子(岸本加世子)は「だったら、アンタも働きなさいよ」と答えた。
佐藤育生(向井理)が「働いてるよ」と教えると、佐藤華子(岸本加世子)は「給料はいくらよ」と尋ねた。
河村楓(榮倉奈々)が「15万です」と教えると、佐藤華子(岸本加世子)は「乗馬クラブなんて上品なバイトは辞めて、もっと稼げる仕事をしなさいよ。私の若い頃は・・・」と言って説教した。
さて、河村恒三(岸部一徳)が腰巾着の吉沢貴志(渡辺いっけい)を呼んで、「売却予定の株主を調べて、早急に私に連絡するように伝えてくれ」と命じた。
吉沢貴志(渡辺いっけい)は「早急に、でございますか?」と尋ねると、河村恒三(岸部一徳)は「この業界も熾烈な生存競争が繰り広げられている。自社株を私が買うことで、思い切った経営が出来る」と答えた。
社長室を出た吉沢貴志(渡辺いっけい)は、河村恒三(岸部一徳)が株を買い占めようとしている事を次女・矢幡月子(室井滋)に報告した。
そして、沢貴志(渡辺いっけい)が「何かお力になれる事はありますか?」と尋ねると、次女・矢幡月子(室井滋)は「社長のスパイをしようったってダメよ」と答えた。
吉沢貴志(渡辺いっけい)が「私が今あるのは会長のおかげです。涙もろいだけの私を葬儀屋に適任だと言って引き上げてくださいました」と告げると、次女・矢幡月子(室井滋)は「じゃー、社長よりもお父さんに付きたい?」と尋ねた。
すると、吉沢貴志(渡辺いっけい)は「というよりも、お嬢さんに付きたいと思っております」と言い、次女・矢幡月子(室井滋)にすり寄った。
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河村龍太郎(伊東四朗)は弁護士・金沢利子(真飛聖)の弁護士事務所を訪れ、弁護士・金沢利子(真飛聖)に「思ってた通りの連中でした。人が汗水垂らしてためた財産を好き勝手に使おうとしている」と生前贈与について話した。
弁護士・金沢利子(真飛聖)は「節税対策に推奨される一方、生前贈与には深い落とし穴があるんです。相続の発生から遡って3年以内の贈与には相続財産として税金が加算されてしまいます。ハッキリとした目的が無いのに、生前贈与なさるのは誰にとっても得になりません。お嬢さん達にはそう話されてはいかがですか?」と提案した。
河村龍太郎(伊東四朗)は「心配するな。生前贈与などする気は更々ない。ただ、悪くない餌なんですよね。生前贈与をすると言った時の娘達、まだ貧しかった頃にケーキを買って帰った時のような無邪気な顔だった」と答えた。
弁護士・金沢利子(真飛聖)は「生前贈与でお嬢さん達を動かそうだなんて、お薦め出来ません」と忠告したが、河村龍太郎(伊東四朗)は「他に餌が無いんだ。これを使えば、娘達だけじゃ無く、恒三君(岸部一徳)をひざまずかせ、育生君(向井理)も楓(榮倉奈々)も思うように出来るかもしれませんよ」と言って黒い笑みを浮かべた。
さて、河村楓(榮倉奈々)は家事を手伝いながら、佐藤華子(岸本加世子)に「私、もっとお金が貰える仕事を探します。お金を貯めて、少しでも良い部屋を借りられるようにしますので、今はお許しください。育生さん(向井理)となら貧乏でも耐えられる気がするんです」と頼んだ。
すると、佐藤華子(岸本加世子)は「貧乏がなんたるかもしれないくせに・・・。私ね、育生(向井理)に嘘をついている事があるの。夫が借金を背負わされたとき、居酒屋でアルバイトをして言ったけど、本当はホステスをしてたの」と打ち明けた。
そして、佐藤華子(岸本加世子)は「仕事は辛くなかった。惨めでも無かった。ただ、育生(向井理)に嘘をつかなければならなかった。それが辛かった。貧乏って、そういうことよ。大事な人に嘘をつかなきゃいけない事が増えるの。アンタにその覚悟があるの?無いなら、悪い事は言わない。河村の家に帰りなさい」と告げた。
一方、佐藤育生(向井理)は河村恒三(岸部一徳)を新居に連れて来て、「楓(榮倉奈々)と2人でやってみます」と告げた。
すると、河村恒三(岸部一徳)は「やってみる?お試しかね?ふざけるな。こんな所で暮らさせるために娘を育てたんじゃない。もう離婚してくれ。当たり前だろう。私は医師を辞めて婿に来るなら、結婚を認めると言った。なのに、君は婿には行くが、医者を辞めるのは勘弁してくれと言った。私は譲歩した。しかし。今度はその婿も辞めて2人で暮らすと言った。これじゃ約束もなにもあったもんじゃない」と呆れた。
佐藤育生(向井理)は「僕は別れません。認めて頂けるように頑張ります。どうしたら信じて頂けますか?」と尋ねると、河村恒三(岸部一徳)は「どうしてもと言うのなら、私に勝つんだな」と答えた。
河村恒三(岸部一徳)は「私がなぜ、君を知らないできないか分かるか?医者が嫌いということもあるが、そんな事は大したことじゃない。君が戦わない。金なんか欲しくないというところが、信用できないんだ。全ての人間は金が欲しい。そして、人に勝ちたいと思ってる。そうじゃないという奴は、単に意気地が無いだけだ」と吐き捨てた。
佐藤育生(向井理)は「僕は小さい頃から喧嘩ばかりしてました。金が無かったから、誰にも負けたくなかった。気に入らない奴を待ち伏せて殴った事もあります。でも、喧嘩に勝っても、自分が強くなったと思わなかった。戦わないで居られる奴の方がよっぽど強いんだと思いました」と話した。
しかし、河村恒三(岸部一徳)は「詭弁だ。男には戦わなければならない時がある。大事な物を戦わずに手に入れたいだなんて、卑怯でしか無いね」と答えた。
一方、河村家を訪れた次女・矢幡月子(室井滋)は、「姉ちゃん、生前贈与のこと、お兄さんにバラしたでしょ。嘘つき」と言い、長女・河村陽子(余貴美子)を追求した。
三女・河村凛子(板谷由夏)が「なんか証拠でもあるの?」と尋ねると、次女・矢幡月子(室井滋)は「お兄さん(岸部一徳)がさ、昨日から株の買い占めを始めたのよ。急によ」と教えた。
三女・河村凛子(板谷由夏)は「やっぱり、裏切ったか。お姉ちゃんはさ、なんだかんだ言ってお兄さん(岸部一徳)が怖いのよ。働いたことが無いから、捨てられるのが怖いのよ」と吐き捨てると、次女・矢幡月子(室井滋)も「あんな男のために、私たち肉親を裏切るの?」と言って責めた。
長女・河村陽子(余貴美子)が泣き出すと、次女・矢幡月子(室井滋)は「泣くな」と言って蹴った。
三女・河村凛子(板谷由夏)は「よし、お姉ちゃんには降りてもらおう。お兄さん(岸部一徳)の犬って分かったんだから」と告げると、長女・河村陽子(余貴美子)は「自分だって、抜け駆けしたくせに。3000万円でも5000万円でも内緒でくれって」と暴露した。
次女・矢幡月子(室井滋)が「お父さんにお金をせびるのは止めようって約束したじゃ無い」と怒ると、三女・河村凛子(板谷由夏)は「あら?三年前に月子姉ちゃん(室井滋)も300万円をもらったって聞いたけど」と言い返した。
すると、長女・河村陽子(余貴美子)は「私って馬鹿よね。こんなずるい妹とまともにやり合おうと思ってたなんて。1度、長女になってごらんなさいよ。最初に生まれたってだけで、どれだけ我慢してると思ってるの。何でもかんでも押しつけて、お金の事だけ、自分にも権利があるって」と言ってブチ切れる。
物陰で姉妹喧嘩を聞いていた河村龍太郎(伊東四朗)は呆れて、「なんなんだ。外まで聞こえてるぞ」と言って止めに入った。
すると、長女・河村陽子(余貴美子)は「お父さん、河村家の財産、全部、私に頂戴。今すぐ遺言状を書いて。こいつらにビタ1文、渡さないで。だってお父さんのご飯を作ってきたのは私よ」と言って河村龍太郎(伊東四朗)に詰め寄った。
驚いた三女・河村凛子(板谷由夏)と次女・矢幡月子(室井滋)は、河村龍太郎(伊東四朗)に爪より、自分にも財産を分けるように主張した。
河村龍太郎(伊東四朗)は「何を言ってるんだ」と呆れて立ち去ろうとしたが、急に胸を押さえて苦しみだしだ。
河村恒三(岸部一徳)と佐藤育生(向井理)はアパートの一室で対立していたが、電話で河村龍太郎(伊東四朗)が倒れたという知らせを受け、一緒にタクシーに乗り込み、急いで河村家に向かったのであった。
「遺産争族(遺産相続)-第5話のあらすじとネタバレ」へ続く。
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