サブアトラスとサブコード
ドラマ「SPEC(スペック)」の第7話(庚の回)「覚吾知真」の感想です。第7話のあらすじは「SPEC第7話のあらすじ」をご覧下さい。
第7話(庚の回)は面白かった。ロックバンド「THE RICECOOKERS(ザ・ライスクッカーズ)」の主題歌「NAMI no YUKUSAKI」は日本語になり、イマイチ馴染めない。第1話(甲の回)のバージョンがよかった。
第7話のスペックの持ち主は、「新宿のシンデレラ」と呼ばれる占い師のサトリ(本名は星慧=真野恵里菜)だった。サトリは相手の思考を読み取るスペックの持ち主だ。
当麻紗綾(戸田恵梨香)は自分の計画を占い師・冷泉俊明(田中哲司)に予言させ、冷泉俊明は12時前にSIT出動の計画をサトリに読み取らせることで、サトリを地下駐車場に追い詰めた。
サトリは12時以降は眠気に襲われてスペックを使うことができなかった。これが当麻紗綾が気付いたサトリのスペックを封じる方法だった。
スペックの持ち主に弱点がある。これは一十一(にのまえじゅういち=神木隆之介)にも弱点があるということに通じるのだろう。一十一は以前、電気に感電していたようだったので、一十一の弱点は電気かもしれない。
第7話にして、ようやく当麻紗綾がIQ201という設定がストリーに反映されたような気がする。これまでは「シュレーディンガーの猫」などの台詞だけで、天才の片鱗はみえなかった。
サトリの弱点が眠気だったことは少し残念だが、当麻紗綾とサトリの対決は面白かった。このレベルの知略戦が1話から続いていれば、SPECは面白いドラマになったと思う。
一方、SPECの対立関係は依然として理解できない。サトリは世界の要人の寿命を占わせるために、占い師の冷泉俊明(田中哲司)を拉致した。
サトリは世界の要人の寿命を書き換えて、サブアトラスを書き換えようとしていた。サブアトラスの意味は不明である。
以前に一十一(にのまえじゅういち=神木隆之介)が「サブコード」について話した。サブアトラスとサブコードは関係あるのかもしれない。
また、サトリは、冷泉俊明を5000万ドルで購入したと言っていた。購入したということは売却した人間が存在するはずである。サトリは公安の津田助広(椎名桔平)から冷泉俊明を拉致したので、売り主が公安とは考えにくい。
津田助広は運転手に打たれたが、将棋を打っている謎の人物(零課の幹部)は津田助広のようだった。別の零課幹部が「ナカノの面子は潰すなよ」と言っていた。「ナカノ」が気になるが、SPECは意味が分らないギャグや小ネタが多いので、台詞の意味を考えるだけ時間の無駄である。
他方、地居聖(城田優)が志村美鈴(福田沙紀)の頭に触れて、志村美鈴が描いた絵を持ち去った。絵は志村美鈴が当麻紗綾から読み取ったイメージのようである。地居聖のスペックの持ち主だろうが、どのような能力かは不明である。
最後に、冷泉俊明(田中哲司)の予言から、瀬文焚流(加瀬亮)は病を治す人間の居る「Healing room IRIS(イーリス)」へたどり着き、当麻紗綾(戸田恵梨香)は一十一(にのまえじゅういち=神木隆之介)の自宅へたどり着いた。
一十一は普通の民家に住んでいた。母親の一一二三(にのまえ・ひふみ)も登場した。一の自宅は至極普通の住宅であった。
冷泉俊明が「未来を知ることは恐怖ですよ。半年後にこの日本が必ず消滅すると知ったらどうします」と言っていたのも気になる。
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コメント欄
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アトラスは確か、古代北欧の巨人だったと思います。
昔の地球儀?等で地球を担いでいる髭面の巨人をご存知でしょうか。
転じてアトラスとは「地図」を意味します。
不確かな書き込みですみません。
続編で多くの謎が紐解かれることを期待します。
アトラス=地図
当麻の「次の世界地図を書き換えるかもしれない」という発言。
これらから推測して、水面下で予測或いは確定している裏の世界地図=サブアトラスなのでは?
コメントありがとうございます。おそらく、サブアトラスは、地図というよりも、勢力図のような気がします。
「書き換える」というのは、スペックの持ち主が普通の人間に取って代わり、世界を支配するという意味だと思います。