偽装の夫婦-最終回のあらすじと結末のネタバレ
天海祐希と沢村一樹が出演する日本テレビの同性愛ドラマ「偽装の夫婦」の最終回(第10話)のあらすじと結末のネタバレです。
第1話からのあらすじとネタバレは「偽装の夫婦-原作とあらすじとネタバレ」をご覧ください。
第9話のあらすじとネタバレは「偽装の夫婦-第9話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。
■偽装の夫婦-最終回のあらすじと結末のネタバレ
陽村超治(沢村一樹)が「26年前のようにやり直そう」と告げると、嘉門ヒロ(天海祐希)は「もし本当にやり直すのなら、お互いにパートナーとちゃんと別れるべきじゃないかな」と言い、弟子丸保(工藤阿須加)に電話するように求めた。
陽村超治(沢村一樹)が「もし、保(工藤阿須加)に話したら、やり直してくれるのか?」と尋ねると、嘉門ヒロ(天海祐希)は「もう超治(沢村一樹)を失いたくないの。親友でいるのが一番良いんだよ、私たち」と告げた。
嘉門ヒロ(天海祐希)は思わず、「なんか、離れたくないな」と心の声を漏らしてしまい、心の声を漏らさない事を決意する。
東京の水森家に戻った、レズビアン・水森しおり(内田有紀)に「やろっか、結婚式。由羽ちゃん(井上琳水)と3人で」と提案すると、水森しおり(内田有紀)と水森由羽(井上琳水)は大喜びした。
そして、館長・須藤利一(田中要次)の計らいにより、図書館で結婚式をあげることになった。
翌日、嘉門ヒロ(天海祐希)は郷田家を訪れる。
郷田照乃(キムラ緑子)は腰を痛めて寝込んでおり、名波八重子(坂井真紀)が介護していた。名波八重子(坂井真紀)は介護士を目指しているのだという。
嘉門ヒロ(天海祐希)が結婚式に招待すると、郷田照乃(キムラ緑子)は「本当にそれでいいのかい?超治(沢村一樹)って男の事が、ここ(心)に、これっぽっちも、残ってないのかい?」と尋ねた。
嘉門ヒロ(天海祐希)は「残ってません」と答えたが、思わず心の声が漏れそうになったため、慌てて手で口を押さえた。
その日の夜、嘉門ヒロ(天海祐希)は、弟子丸保(工藤阿須加)に電話して、結婚式に招待した。
その日、母・陽村華苗(富司純子)が「付き合っているって人が居るって聞いて、気になって」と言い、陽村超治(沢村一樹)の部屋を尋ねてきた。
陽村華苗(富司純子)は、陽村超治(沢村一樹)のカミングアウトを受けてゲイについて調べ、周りに似たような悩みを持っている人が居る事を知ったのだという。
そして、陽村華苗(富司純子)はゲイやレズビアンの話を聞いて、ネットで動画を流すといい、ビデオカメラをまわして、陽村超治(沢村一樹)と弟子丸保(工藤阿須加)から話を聞いた。
陽村超治(沢村一樹)は母・陽村華苗(富司純子)に富山に行った事は内緒にするように口止めしたが、母・陽村華苗(富司純子)はうっかりと弟子丸保(工藤阿須加)に話してしまう。
陽村超治(沢村一樹)は慌てて釈明したが、何となく気づいていた弟子丸保(工藤阿須加)は「富山から帰った日から、超治さん(沢村一樹)の朝食が美味しくないですよ」と告げた。
翌日、陽村超治(沢村一樹)は図書館を訪れ、嘉門ヒロ(天海祐希)に、母・陽村華苗(富司純子)が弟子丸保(工藤阿須加)に富山に行ったことをバラしてしまった事を教え、「いずれ、しおりさん(内田有紀)にも伝わるかもしれない」と謝罪した。
さらに、陽村超治(沢村一樹)はフリースクールを設立して、「みんなと違うと不安になっている子供に、みんなと違ってちょーラッキーって教え下やりたい」と明かすと、嘉門ヒロ(天海祐希)は「とってもいいと思う」と喜んだ。
陽村超治(沢村一樹)が「そこにヒロ(天海祐希)っていうスーパー教師が居てくれたら、完璧だと思う」と喜ぶと、嘉門ヒロ(天海祐希)は「私もそうしたい」と心の声を漏らしそうになったが、慌てて手で口を塞いだ。
陽村超治(沢村一樹)は「思っている事があれば、隠さずに言えばいいだろ」と告げたが、そこへ、レズビアン・水森しおり(内田有紀)が来たため、話は打ち切りとなった。
陽村超治(沢村一樹)は、結婚式を挙げる嘉門ヒロ(天海祐希)とレズビアン・水森しおり(内田有紀)を祝福して立ち去ろうとする。
嘉門ヒロ(天海祐希)は陽村超治(沢村一樹)の背中を見て、思わず、「あた」と心の声を漏らしてしまう。
それを聞いて戻ってきた陽村超治(沢村一樹)は、「『あた』って何だよ。言いたいことがあれば、言えばいいだろ」と迫ると、葛藤した嘉門ヒロ(天海祐希)は「私は、やっぱり、超治(沢村一樹)と離れたくない」と言って泣いた。
そして、嘉門ヒロ(天海祐希)は「ごめんなさい。しおりさん(内田有紀)、このままだと、私、また心の声を隠して生きていってしまいそうだから。貴女とは結婚できません。ごめんなさい」と謝罪した。
それを聞いた水森由羽(井上琳水)は「パパになってくれるって言ったじゃない」と泣いたが、嘉門ヒロ(天海祐希)は「自分が身勝手だって分かってる。でも、私やっぱり、自分に正直に生きていきたい。超治(沢村一樹)のことが心の中にあるのに、ママ(内田有紀)と一緒に居ちゃいけないの」と訴えた。
陽村超治(沢村一樹)も水森由羽(井上琳水)に「悪いのは僕なんだ。やっぱり離れたくないって、言っちゃったから。ヒロ(天海祐希)の事を諦めるのは嫌なんだ」と謝罪した。
嘉門ヒロ(天海祐希)は「超治(沢村一樹)と一緒に、沢山の人を幸せにしてきていきたいの」と話したが、水森由羽(井上琳水)は「私は幸せじゃ無い」と言って「家族」と書いた紙を破って泣きじゃくった。
嘉門ヒロ(天海祐希)は「自分は偽善なのか」と落ち込むと、郷田照乃(キムラ緑子)が嘉門ヒロ(天海祐希)に「馬鹿だねえ。自分が幸せなじゃなきゃ、人なんか幸せに出来ない。だから、アンタは幸せになるしかないんだよ」と告げた。
そして、郷田照乃(キムラ緑子)は水森由羽(井上琳水)に「泣きたいだけ無きな。でもね、アンタにヒロの生き方を決めることはできないよ。由羽ちゃんには由羽ちゃんの生き方があるように、ヒロにはヒロの生き方があるの」と告げた。
みんなが、泣いている水森由羽(井上琳水)に声を掛けると、陽村華苗(富司純子)は水森由羽(井上琳水)に「貴女には、ここれだけの人が居る。ここに居る人はみんな家族同然なんだから」と告げた。
水森由羽(井上琳水)が「由羽のこと好き?どれくらい?」と尋ねると、嘉門ヒロ(天海祐希)は「これくらい」と言って両手を広げた。
すると、水森由羽(井上琳水)は、嘉門ヒロ(天海祐希)の胸に飛び込んで泣いた。
さて、陽村超治(沢村一樹)は弟子丸保(工藤阿須加)に別れを告げ、嘉門ヒロ(天海祐希)も水森しおり(内田有紀)に別れを告げた。
水森家を出た嘉門ヒロ(天海祐希)が陽村超治(沢村一樹)の部屋を訪れると、陽村超治(沢村一樹)はフリースクールを立ち上げる準備を始めていた。
嘉門ヒロ(天海祐希)は、「ひとりぼっちが集まれば、もうひ、とりぼっちじゃ無いんだよ」と教えてあげるため、フリースクールの名前を「ひとりぼっち」にしようと提案すと、陽村超治(沢村一樹)は「さすが、ヒロ」と絶賛した。
そして、嘉門ヒロ(天海祐希)と陽村超治(沢村一樹)は、ぎごちないながらもハグをしながら、ベッドへと流れ込む。
翌朝、嘉門ヒロ(天海祐希)が目覚めると、陽村超治(沢村一樹)がいなかった。
・・・嘘でしょ。嘉門ヒロ(天海祐希)が落ち込んでいると、トイレットペーパーを抱えた陽村超治(沢村一樹)が戻ってきた。
嘉門ヒロ(天海祐希)が「また居なくなったのかと思ったでしょ。26年前みたいに」と安堵する。
すると、陽村超治(沢村一樹)は「ごめんな、ヒロ。身も心も愛せなくて。26年前みたいに、また、お前を傷つけたから。もう、俺のことなんか、見捨ててくれ。これ以上、俺に関わっても、お前が苦しむだけだから」と謝罪した。
嘉門ヒロ(天海祐希)は「私は超治(沢村一樹)と一緒に居たい。超治(沢村一樹)は?」と尋ねると、超治(沢村一樹)は「俺も一緒に居たいよ。でも」と答えた。
嘉門ヒロ(天海祐希)は「だったら、肉体的に結ばれなくても、かまわないじゃない。確かに、このまま一緒に居ても幸せになれないかもしれない。きっと、また辛いことが一杯あると思う。アンタが他の男の人を好きになったら、身がよじれるほど苦しむかもしれない。それでも、2人で居た方が、良いことが何百倍も何千倍もあると思う。片手じゃ拍手できないって言ったのは、アンタでしょ」と告げた。
陽村超治(沢村一樹)が「じゃー、俺たち。どういう関係になるんだよ」と尋ねると、嘉門ヒロ(天海祐希)は「呼び方なんて、どうでもいいじゃない。大事なのは絆でしょ」と答えた。
陽村超治(沢村一樹)が「本当にいいのか?また君を傷つけるかも」と告げると、嘉門ヒロ(天海祐希)は「2回泣かされたんだから、3回も4回も一緒よ。それに、失敗を恐れてたら、なにもできないし。私たちは私たちらしく、心のままに生きるだけ生きようよ。周りに影響されないで、お互いの個性を信じ合いましょうよ」と告げた。
そして、嘉門ヒロ(天海祐希)は「ただ1つお願いがあるの。これからは、毎日、ハグして欲しいの。『ハグしていい?』が、私たちの『愛してる』だから。私へのハグは特別にして欲しい。私もそうするから」と言い、陽村超治(沢村一樹)にハグをした。
そして、嘉門ヒロ(天海祐希)は陽村超治(沢村一樹)に「結婚しよう、超治。私たちの生きている、この世界に同じ人生なんて1つも無いんだし」と告げると、陽村超治(沢村一樹)は「俺たちみたいな夫婦が居たって良いよな」とい答えた。
その日、嘉門ヒロ(天海祐希)と陽村超治(沢村一樹)は、区役所を訪れ、婚姻届けを提出すると、陽村超治(沢村一樹)は偽装結婚していた時の指輪を取り出し、嘉門ヒロ(天海祐希)の指にはめたのであった。
数年後、陽村華苗(富司純子)が投稿するゲイやレズビアンのインタビュー動画が話題になっており、嘉門ヒロ(天海祐希)と陽村超治(沢村一樹)も動画に出演したのだった。