下町ロケット-第9話のあらすじとネタバレ
世良公則が出演するTBSの下町工場ドラマ「下町ロケット」の第9話「最終回前15分拡大!池井戸潤原作・阿部寛主演~最終決戦」のあらすじとネタバレのあらすじ編です。
第8話のあらすじとネタバレは「下町ロケット-第8話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。
原作のあらすじとネタバレは「『下町ロケット2 ガウディ計画』のあらすじとネタバレ」をご覧ください。
■下町ロケット-第9話のあらすじとネタバレ
人工心臓「コアハート」を付けた臨床1号の患者が急死した。当直の研修医・葛西医師は、人工心臓を装着した患者だと知らずに、人工マッサージを行ってしまい、人工心臓を破損させてしまう。
木船教授(世良公則)は、原因は心不全であり、死蔵マッサージによって人工心臓コアハートを破損させるという不手際はあったが、人工心臓コアハートは死因には関係していないと結論づけた。
一方、サヤマ制作所とのコンペに敗れ、帝国重工との取引を失った佃制作所は、他の取引も次々に失ってしまう。
佃制作所は「帝国重工のバルブを納品している」「ロケット品質」という看板を失い、次々に取引を打ち切られたのである。
その影でサヤマ制作所の椎名直之(小泉孝太郎)が暗躍しており、佃制作所はこれまでの仕事をサヤマ制作所に奪われていったのだ。
そのようななか、取引先周りをしていた佃航平(阿部寛)は、取引先で椎名直之(小泉孝太郎)と鉢合わせになる。
椎名直之(小泉孝太郎)は「楽しみ似ていてください。私たちのロケットが打ち上がるのを」と告げて黒い笑みを浮かべた。
一方、財前道生(吉川晃司)は本部長・水原重治(木下ほうか)に何度も、佃制作所のバルブを採用するように直談判したが、サヤマ制作所という勝ち馬に乗った本部長・水原重治(木下ほうか)は財前道生(吉川晃司)の直談判を拒否する。
さらに、財前道生(吉川晃司)は社長・藤間秀樹(杉良太郎)に直談判したが、本部長・水原重治(木下ほうか)が根回しをしており、社長・藤間秀樹(杉良太郎)に直談判を却下されてしまう。
本部長・水原重治(木下ほうか)と調達グループ部長・石坂宗典(石井一孝)は「財前もこれで終わりだ」と高笑いする。
ある日、真野賢作(山崎育三郎)が佃航平(阿部寛)に、バルブの設計図が漏洩した件と関係あるかもしれないと言い、人工心臓「コアハート」の臨床1号患者の様態が急変してが死亡した事を報告する。
患者の様態が急変した後の対応に問題があったらしく、遺族から調査願いを出したが、病院側は「出来る措置は執った」と調査願いを突っぱねたのだという。
山崎光彦(安田顕)は「臨床試験は、様態の安定した患者を選ぶはず。もし、コアハートに問題が残ったままだとしたら、新たな犠牲者が出る」と警鐘を鳴らした。
一方、サヤマ制作所の横田信生(バカリズム)は、バルブの改良を担当している中里淳(高橋光臣)に、日本クラインに納品している現行品のバルブについて調べて欲しいと頼んだ。
横田信生(バカリズム)は以前、バルブの開発担当者だったが、どうしても動作保証90日が達成できず、窓際に追いやられ、その後の開発を月島が担当した。
月島はわずか40日で動作保証90日を達成したのだが、どうやっても動作保証90日を達成できなかった横田信生(バカリズム)は、月島の開発に疑問を感じていたのだ。
横田信生(バカリズム)はテスト記録を調べるように頼んだが、中里淳(高橋光臣)は「私はこの会社を信じて佃から移ったんです。会社を疑うようなマネはしたくありません」と拒否した。
その日の夜、木船教授(世良公則)は日本クラインの接待を受けていた。
日本クラインの藤堂保は、巻田医師が人工心臓コアハートに疑問を持っているといい、木船教授(世良公則)に対策を進言した。
木船教授(世良公則)は「私の直径の弟子だぞ」と拒否すると、椎名直之(小泉孝太郎)が「一番やっかいなのは、味方だと思っていた人に、後ろから切られる事です」と告げた。
すると、木船教授(世良公則)は「いつもながら、的を射たご意見、かたじけない。念のために聞くが、君たち、本当にコアハートに問題はなかったんだね?」と尋ねると、椎名直之(小泉孝太郎)が「天地神明にかけて」と答えた。
翌日、木船教授(世良公則)は巻田医師に、高知県の病院の心臓外科部長への人事異動を命じた。
巻田医師は「私はコアハートに命を捧げてきました」と残留を懇願するが、木船教授(世良公則)は「2年したら戻す。そのとき、私の後継者として力を貸して欲しい」と言って取り合わなかった。
医局に戻った巻田医師は、「俺は一村(今田耕司)じゃない」と激怒し、医療系ジャーナリストの咲間倫子(高島彩)に電話した。
ある日、医療系ジャーナリスト咲間倫子(高島彩)が、佃制作所を訪れ、人工心臓コアハートについて、動作不良がなかったのかを確認して欲しいと頼んだ。
経理・殿村直弘(立川談春)は、「医療訴訟に巻き込まれたら、ガウディーにも影響が出る」といい、非協力を主張した。
佃航平(阿部寛)が「不利なはずの医療訴訟に、どうしてこだわるのですか?」と尋ねると、咲間は5年前に夫を医療事故で失った事を明かし、「功名心ではありません。これには人の命が関わっているのです」と話した。
すると、佃航平(阿部寛)は協力を約束し、咲間から人工心臓コアハートの設計図を預かった。
咲間が帰った後、人工心臓コアハートの設計図と、山崎光彦(安田顕)の設計図を比較すると、数値まで一致していた。やはり、中里淳(高橋光臣)が設計図を盗んだのだ。
その日の夜、佃航平(阿部寛)は自宅で佃利菜(土屋太鳳)の模擬面接を行う。
佃航平(阿部寛)が「ダメだ、全然、伝わってこない」と呆れると、佃利菜(土屋太鳳)は「別にパパの会社に入るじゃないもん」と答えた。
佃利菜(土屋太鳳)のカバンに大量のお守りが付いていたので、佃航平(阿部寛)が「お前、そんなに神頼みしてるのかよ」と呆れると、佃利菜(土屋太鳳)は「悪い?夢を叶えるためなら、神でも仏でもお願いするわよ。かっこなんて付けてられないの」と反論した。
すると、佃航平(阿部寛)は「それだ。お前らしい。採用」と告げると、佃利菜(土屋太鳳)は「馬鹿じゃないの」と呆れた。
一方、木船教授(世良公則)は日本クラインの接待を受けていた。
日本クラインの藤堂保は、医療系ジャーナリスト咲間倫子(高島彩)がコアハートの医用ミスを調べており、咲間倫子(高島彩)にコアハートの設計図が流出した事を報告した。
流出させた犯人は、巻田医師以外には考えられず、木船教授(世良公則)が「いっそ、首にするべきだったな」と後悔した。
すると、椎名直之(小泉孝太郎)は「いえ、それでは、ますます、火種が大きくなります。ここは1つ、敗者の理屈考えてやらないと。つまり、破れた者の逃げ道です。巻田医師は未熟な若手医師の責任を一身に背負ったわけで。言う事を聞かない駄馬は、目を届くところに置いて飼い慣らした方が安全です」と進言した。
木船教授(世良公則)は「くそ。何がジャーナリストだ。こんなことだから、医療機器を開発しようとする医師もメーカーが居なくなってしまうんだよ。この世に完璧な医療など存在しない。医療というのは、失敗による経験の蓄積と、仮説と実証の積み重ねなんだよ。奴らこそ、医療の進歩を遅らせ、患者を命の危険にさらしている元凶なんだよ」と激怒した。
翌日、木船教授(世良公則)は巻田医師を呼び出し、高知県行きを撤回し、「設計図の件は無かった事にする。だから、分かってるよね」と告げた。
それを受けた巻田医師は、医療系ジャーナリスト咲間に電話し、これ以上、協力できない事を告げた。
さて、佃制作所は国産人工弁「ガウディ」を支援してくれる大企業を見つけるために奔走していたが、帝国重工との取引が打ち切られた影響で、どこも相手にしてくれなかった。
それでも、佃制作所のガウディチームは開発に取り組み、遂に基準値をクリアする事に成功した。
一方、一村教授(今田耕司)は子供達の「サッカーをしたい」という夢を叶えるため、アジア医科大学の木船教授(世良公則)に頭を下げ、国産人工弁「ガウディ」の共同開発を申し出た。
しかし、木船教授(世良公則)は人工心臓コアハートで忙しいといい、相手にしなかった。
一村教授(今田耕司)は「せめて、PMEA(医療機器などを審査する機関)から意見を求められるようなことがあれば、お口添えを願えませんか」と頼んだが、木船教授(世良公則)は「そんなことは出来ないよ。私は部外者だからね」と答えた。
一村教授(今田耕司)は子供達を救いたいとう思いを訴えて木船教授(世良公則)に懇願したが、木船教授(世良公則)は「くどい」と言って立ち去った。
「下町ロケット-第9話のあらすじとネタバレ後編」へ続く。