下町ロケット-第9話のあらすじとネタバレ後編
今田耕司が出演するTBSの下町工場ドラマ「下町ロケット」の第9話「最終回前15分拡大!池井戸潤原作・阿部寛主演~最終決戦」のあらすじとネタバレのネタバレ編です。
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■下町ロケット-第9話のあらすじとネタバレ後編
その後、一村教授(今田耕司)は項垂れながら佃航平(阿部寛)に、木船教授(世良公則)の支援を得られなかった事を報告すると、佃航平(阿部寛)は「良かった。私は、一村さん(今田耕司)と桜田さん(石倉三郎)の思いがあったから協力したんだ。そこに木船教授(世良公則)は関係ありません」と打ち明けた。
一村教授(今田耕司)は、一村教授(今田耕司)が元々は患者のことを考える良い医師だったが、大学病院で権力に取り付かれ、今のような医者になってしまった事を明かした。
さて、佃航平(阿部寛)は、一村教授(今田耕司)を佃制作所に招くと、ガウディのテスト結果を見せた。一村教授(今田耕司)は「なんや、これ、クリア出来てるがな」と驚いた。
それでも、佃制作所のガウディチームは、それでは満足せず、もっと良い物を作るために、未だに研究開発を続けていた。それは、病気の子供達を普通に遊ばせてやり立ちお言う願いからだった。
しかし、ガウディーチームにはPMEA(医療機器などを審査する機関)の面談という難関が待ち受けていた。
取材で佃制作所を訪れていた医療系ジャーナリスト咲間は、基準値をクリアしているのにPMEAの面談に通らないことに疑問を感じ、従業員・迫田滋(今野浩喜)に理由を尋ねると、迫田滋(今野浩喜)は「一村教授(今田耕司)と木船教授(世良公則)の関係が・・・」と教えた。
ある日、桜田章(石倉三郎)は死んだ娘の墓参りをして、PMEAの面談に望んだ。
一方、佃航平(阿部寛)は、娘・佃利菜(土屋太鳳)が「今日は面接がないから貸してあげる」と言われ、娘・佃利菜(土屋太鳳)の大量のお守りを胸に、PMEAの面談に望んだ。
さて、PMEAの第3回面談が始まる。
一村教授(今田耕司)は国産人工弁「ガウディ」の試作品が基準値をクリアした事を報告し、試作品を提出すると、面接官リーダー・山辺が興味を示して、試作品を手に取ろうとした。
しかし、面接官・滝川が咳払いをして睨むと、面接官リーダー・山辺は手を引っ込めてしまう。
さらに、面接官・滝川は「そんなことより、前回、言っていた大企業は見つかったのですか」と尋ねた。
佃航平(阿部寛)が「その件につきましては、鋭意、交渉中です」と報告すると、面接官・滝川は「つまり、見つかっていないと言うことですか?」といい、面談の中止を提案した。
すると、面接官リーダー・山辺も、ガウディーチームに「延期なさってはどうですか」と延期を勧告した。
さらに、面接官・滝川は「心臓弁膜症の治療は、これまでも問題無く行われてきた。ガウディとかいう人工弁、これ無用の長物なんじゃないですか?」と開発自体の中止を勧告する。
すると、開発チームのリーダー立花洋介(竹内涼真)が立ち上がり、「手術の必要な全ての子供が手術を受けられるわけではありません。人工弁のサイズが合わないという理由で、手術を先延ばしになったり、病気が悪化して友達と遊べない子供たちが、日本に居るんですよ。この日本に。確かにウチのグループは小さい会社ばかりかもしれません。ですが、このガウディを大勢の子供達が待ってるんです。命の尊さを、会社の大小で測ることができるでしょうか?私はできないと思います。会社の規模などという尺度では無く、その製品が優れているかどうかという、本質的な議論で測られるべきです」と熱弁した。
さらに、佃航平(阿部寛)は「滝川さんはさっき、今日、何のためにここに来たのかと、仰いましたよね?そんなの決まっているじゃないですか。理由はたった1つ。病気で苦しむ子供たちの命を救うためです」と告げた。
すると、面接官リーダー渡辺は、ガウディの試作品に手を伸ばす。面接官・滝川は咳払いして牽制したが、面接官リーダー渡辺は、かまわずに試作品を手に取り、他の面接官と一緒に見た。
面接官・滝川は「はい。ご立派な演説でした。今日はこれで終了。次回は必要ありません」と言い、面接を打ち切ろうとしたが、試作品を見た他の面接官が面接官・滝川を無視して、素材について質問した。
すると、山崎光彦(安田顕)が喜んで、従来の医療品で使われる素材よりも30%は強度がアップされており、ロケットのバルブに使われている素材であることを教えた。
面接官たちは「ロケットエンジン!それは驚いたな」と驚くが、面接官・滝川は「そのロケットエンジンの取引も打ち切られたじゃないですか。その程度の技術力を自慢されてもね、所詮は大企業の下請けレベルなんですよ」と馬鹿にする。
佃航平(阿部寛)が「いいえ。弊社の技術力は大企業に負けていません。もし、よろしければ、弊社に足をお運びください」と告げると、面接官・滝川は「特別扱いをうけようといている魂胆が見え見えだ。我々は公正公平に判断している」と呆れた。
すると佃航平(阿部寛)は「公正公平?貴方がコアハートの木船教授(世良公則)と頻繁に会食を重ねているという情報が入っております。そういえば、私たちに木船教授(世良公則)に相談するように言ってましたね。我々のコアハートを乗っ取ろうとしたんじゃありませんか」といい、写真を机に叩きつけた。
面接官・滝川は「一緒に食事をして何が悪い。私と木船教授(世良公則)はね、医療界の将来について語り合ってたんだよ。恥を知り給え、盗撮まがいのことをして」といい、写真を見ると、高級クラブでホステスに抱きついて馬鹿騒ぎしている写真だった。
佃航平(阿部寛)はICレコーダーを示し、会話も録音している事を告げる。
写真を見た面接官・滝川は慌てて「もう今日は中止だ」といい、中止を宣言したが、面接官リーダー山辺が「中止を決めるのは私だ。貴方にその権限は無い。その写真をみせなさい」と言って面接官・滝川から写真を奪い取る。
写真を見た面接官リーダー山辺は激怒し、「貴方はPMEAの恥だ。出て行け」と怒鳴りつけた。
そして、面接官リーダーは佃航平(阿部寛)に謝罪して、ガウディ計画を大型動物実験へ進める事を勧告した。こうして、ガウディ計画はPMEAの面談を突破した。
翌日、医療系ジャーナリスト咲間倫子(高島彩)が佃制作所を訪れた。佃航平(阿部寛)は咲間に写真とICレコーダーのお礼を言う。
咲間倫子(高島彩)は、いずれにしても、コアハートの医療事故で、木船教授(世良公則)の癒着について調べようと思っていたのだので、佃航平(阿部寛)に協力して、写真とICレコーダーを提供していたのだ。
さて、咲間倫子(高島彩)は、面接官・滝川はPMEAの審査官から外されたが、人工心臓コアハートの臨床は再開される見通しである事を報告して、本題に入る。
残された手がかりは設計図だけで、佃制作所から設計図が盗まれ、日本クラインに設計図が渡った事を証明する以外に突破口はないのだという。
しかし、技術開発部長・山崎光彦(安田顕)は「自分で言うのもなんですが、あの設計図通りに作っていれば、動作不良を起こすはずは無いと思うんですよ」と困惑する。
佃航平(阿部寛)が「アレを完成させるのは、相当、難しいと言ってたよな」と尋ねると、山崎光彦(安田顕)は「はい。ですが、完成していないのであれば、臨床で使われたコアハートは何なんでしょうか?」と不思議がった。
佃航平(阿部寛)は「出来ていない物を、出来た風に見せかけているのであれば・・・。サヤマがとんでもない嘘をついているって事だ。ここで話しても答えは見つからない」と告げた。
すると、咲間倫子(高島彩)は「だったら、本丸に攻め込みませんか」と提案した。
ある日、医療系ジャーナリスト咲間倫子(高島彩)は、サヤマ制作所の社長・椎名直之(小泉孝太郎)に取材する。
咲間倫子(高島彩)が取材を受けてくれた礼を述べると、椎名直之(小泉孝太郎)は「隠すことはなにもありませんから」と余裕で答えた。
そこへ、佃航平(阿部寛)と山崎光彦(安田顕)が現れる。
咲間倫子(高島彩)が「私がお呼びしたんです。技術的な面に関しては、私は素人なので。同席してもかまいませんか?」と尋ねると、椎名直之(小泉孝太郎)は「もちろんですよ」と承諾した。
咲間倫子(高島彩)が人工心臓コアハートの設計図を見せ、佃航平(阿部寛)と山崎光彦(安田顕)が質問をするが、椎名直之(小泉孝太郎)は笑顔でノラリクラリと答えた。
そして、椎名直之(小泉孝太郎)は「歯に物が挟まったような言い方をしないで、ハッキリ仰ったらどうです」と告げると、佃航平(阿部寛)は「あの設計図は中里がウチから持ち出して、御社が日本クラインに提案したんじゃないですか?開発段階で何らかの問題をはらんでいたとしたら。それが引き金となって臨床段階で患者が1人亡くなってしまった」と言い、確信に迫った。
椎名直之(小泉孝太郎)は笑顔で「そんなことあるわけないじゃないですか。このジャーナリストに何か吹き込まれたんじゃないですか」と否定する。
さらに、椎名直之(小泉孝太郎)は「なんでもかんでも医療過誤だ。隠蔽だと騒いで、それがジャーナリズムだと勘違いしている、こういう連中のせいで、日本の医療は世界水準から周回遅れだ。結局は患者の命がキケンに晒されてるんだぞ。アンタは今、世界中の多くの命を救うはずのコアハートの開発を遅らせている。アンタのやっている事は人殺しと同じだ」といい、咲間倫子(高島彩)を避難した。
それはまるで、木船教授(世良公則)のようであった。
すると、佃航平(阿部寛)は立ち上がり、「それは断じて違う。少なくとも臨床患者が1人亡くなっているんだ。目先の利益に流されて、不完全なのを隠して世に出し、その結果、患者を死なせてしまったのだとしたら、それは不運な事故ではなく、それは必然だ。アンタの方こそ、人殺しじゃないのか」と告げた。
椎名直之(小泉孝太郎)が「そこまでいうのなら、証拠を出せてくださいよ、証拠を。証拠も亡いのに、これ以上私たちを批判するというのなら、法的手段に訴えてやるからな」と激怒した。
すると、佃航平(阿部寛)は「良いだろう。お望み通り、アンタを調べ尽くしてやる。こっちには一流のジャーナリストが付いている、情報ならいくらでも手に入る。隠せる物なら隠してみろ。いくら取りとりつくろっても、技術は嘘をつかない」と宣戦布告したのであった。
「下町ロケット-最終回(第10話)のあらすじとネタバレ」へ続く。