ひよっこ-第12週のあらすじとネタバレ
有村架純が出演するNHKの朝ドラ「ひよっこ」の第12週のあらすじとネタバレです。
第12週より前のあらすじは「ひよっこ-あらすじとネタバレの目次」からご覧ください。
■ひよっこ-第12週のあらすじとネタバレ
谷田部みね子(有村架純)が「ずずふり亭」で働き始めて2ヶ月が経過したが、注文されたハヤシライスを客の前で盛りつけるのが少し苦手だった。
谷田部みね子(有村架純)は、「ずずふり亭」の人々とは打ち解けていたが、「あかね荘」の住人とは馴染めずにいた。
さて、谷田部みね子(有村架純)は「ずずふり亭」で働くようになったが、「向島電機」の時よりも給料が下がっており、田舎への仕送りをすると、手元には900円しか残らず、以前よりも生活は苦しくなっていた。
そのようななか、谷田部みね子(有村架純)は客からもらた即席ラーメンの新商品を作るため、台所へ行くと、神経質な久坂早苗(シシド・カフカ)がお米をといでいた。
谷田部みね子(有村架純)は恐る恐る、鍋を取って、静かに即席ラーメンを作ろうとすると、久坂早苗(シシド・カフカ)が「何を怯えてるんだ」と尋ねた。
谷田部みね子(有村架純)が「いや、怒ってるのかなと思って」と話すと、久坂早苗(シシド・カフカ)は「怒ってない。これが普通。むしろ、機嫌が良い。目覚ましで無駄に起こされないから」と嫌味を言った。
そのようななか、島谷純一郎(竹内涼真)が台所にコーヒーを淹れに来た。良い豆が手が入ったのだという。
久坂早苗(シシド・カフカ)は田舎から送ってきた米を炊いて食べようとしていたが、おかずは無いというので、谷田部みね子(有村架純)は「3人で分け合いませんか」と提案した。
谷田部みね子(有村架純)のラーメンをおかずにして、久坂早苗(シシド・カフカ)の飯を食べ、食後に島谷純一郎(竹内涼真)のコーヒーを飲むのだという。
3人が合意したところに、漫画家の新田啓輔(岡山天音)が「賛成」と言って現れた。
久坂早苗(シシド・カフカ)が「アンタは何を出すんだい」と尋ねると、新田啓輔(岡山天音)はショボーンとして、立ち去ろうとした。
すると、島谷純一郎(竹内涼真)は「場所を提供してもらいましょう」と言い、新田啓輔(岡山天音)の部屋で食べる事にした。
さて、新田啓輔(岡山天音)の部屋で昼飯を食べ終えると、谷田部みね子(有村架純)は壁に貼っていた「目指せ、藤子不二雄」と書いた紙を見つけ、「藤子不二雄ってなんですか?」と尋ねた。
それを聞いた新田啓輔(岡山天音)は、「ええ?知らんとがやですか?」と驚いた。
島谷純一郎(竹内涼真)は、谷田部みね子(有村架純)に「漫画家さんだよ。人の名前じゃなくて、2人組の漫画家」と教えた。
新田啓輔(岡山天音)が「ハットリ君とかオバQとか知らんとがね?」と尋ねると、谷田部みね子(有村架純)は「それは知ってますけど、誰が書いたかまでは」と答えた。
新田啓輔(岡山天音)が「すみません。僕らの神様なものでしたので、つい。同じ富山出身で」と大きな声を出してしてしまったことを謝った。
すると、久坂早苗(シシド・カフカ)は、「同じ町の出身の成功した漫画家に憧れた田舎少年2人組が、自分たちにもきっとできると思い込み、誰に認められたわけでも無いのに、無謀にも高校を出たら、泣いている親を振り切って、僅かな貯金と大きな夢を持って上京し、そして、早5年。久しぶりに帰郷したが、家族が『諦めろ、諦めろ』というのが嫌で、早々に戻ってきた。相方は戻らず、連絡も無く、手紙の返事も来ない。おそらくもう、戻ってこないのである」と言って新田啓輔(岡山天音)の略歴を紹介した。
谷田部みね子(有村架純)が「どうするんですか?これから?」と尋ねると、新田啓輔(岡山天音)は「早苗さん(シシド・カフカ)の言うように、才能は無いかも知れない。でも、好きなんです。漫画を描くのが好きなんです。何ににも食べずに何日でも描いていられる。でも、相棒が諦めたのなら、それはしかたが無いです。責めることは出来ない。でも、漫画を書きたい。いつかは、僕らが藤子先生の漫画を読んだように、子供らに呼んで貰いたい。描きたいんです」と話した。
すると、島谷純一郎(竹内涼真)は「羨ましいよ」と言った。
それを聞いた谷田部みね子(有村架純)は、「島谷さんも私と同じ事を感じてたんですね。なんだか今、胸の奥が…。今こんな気持ち…」と思っていると、突然、「帰ってきたぞ」と言う声と共に部屋のドアが開いた。
すると、部屋に入ってきた坪内祐二(浅香航大)は、部屋に大勢の人が居たので、「1人で死んどるかと思って帰ってきたのに、何この満たされた空気」と驚いた。
そして、坪内祐二(浅香航大)は谷田部みね子(有村架純)を見て、「誰?啓輔(岡山天音)の彼女?」と驚いたのだった。
坪内祐二(浅香航大)は、音信不通となっていた漫画家・新田啓輔(岡山天音)の相棒だった。
坪内祐二(浅香航大)と新田啓輔(岡山天音)は、美味い物を食いだめし、できれば小遣いも貰おうと思って、一緒に帰郷した。
坪内祐二(浅香航大)は親の誘惑にも負けずに東京に戻ろうと思っていたのだが、実家の運送業で、運転手が1人怪我をしたため、手伝うことになってしまった。
運転手の怪我は10日くらいで治ったのだが、坪内祐二(浅香航大)は取引先の女性に恋をしたため、2ヶ月も家業の運動会社を手伝っていたのだという。
谷田部みね子(有村架純)はそれを聞いて呆れるが、坪内祐二(浅香航大)は「だって内藤洋子に似てたんだぞ」というと、男性陣は「それならしかたない」と納得した。
新田啓輔(岡山天音)は「僕らは藤子不二雄先生を目指していたが、1人の方が上手くいくのではないかと思って諦め書けていた」と告白し、坪内祐二(浅香航大)と抱き合い、コンビが復活した。
さて、谷田部みね子(有村架純)らはそろそろ引きあげようとしたが、新田啓輔(岡山天音)と坪内祐二(浅香航大)は、「編集者は漫画のプロだ。漫画を知らないシロウトの意見が聞きたい」と言い、谷田部みね子(有村架純)に漫画を読んで欲しいと頼んだ。
仕方なく漫画を読み始めた谷田部みね子(有村架純)は、つまらない漫画だったが、笑わなければ悪いと思ったのか、時々笑ってあげると、新田啓輔(岡山天音)と坪内祐二(浅香航大)は嬉しそうな顔をしていたので、どうして良いのか分からなくなってしまう。
そして、漫画を読み終えた谷田部みね子(有村架純)は、つまらない漫画でも、苦労して描いたんだろうと思うと、涙が出て来た。
それを見た新田啓輔(岡山天音)と坪内祐二(浅香航大)は、失い書けていた自信を取り戻し、谷田部みね子(有村架純)に感謝して「みね子様」と呼んだ。
久坂早苗(シシド・カフカ)は「あれで5年は諦めないぞ。罪作りな女だ」と呆れ、谷田部みね子(有村架純)はどうしていいか悩んでいた。
すると、島谷純一郎(竹内涼真)は「あの二人がそれで、やる気になっているのなら、それでいいんじゃないかな。人間、褒められると嬉しいし、力も出る。頑張ろうと思うし。それにさ、僕は思うけど、彼らもわかってるんじゃないかな。谷田部みね子(有村架純)の言葉を真に受けてるのでは無く、それを切っ掛けに、頑張ろうとしているんじゃないかな」と話した。
それを聞いた谷田部みね子(有村架純)は「そういうことですか。凄いですね、島谷さんは」と言い、島谷純一郎(竹内涼真)に時めいた。
しかし、島谷純一郎(竹内涼真)の解説は大外れで、新田啓輔(岡山天音)と坪内祐二(浅香航大)は、谷田部みね子(有村架純)が笑っていたページを見て「ここで、みね子様は笑っていた」と喜んでいた。
ある日、谷田部みね子(有村架純)は、「すずふり亭」の休憩時間に、牧野省吾(佐々木蔵之介)から「休憩時間に悪いが、頼まれてくれないか。この先に白猫って喫茶店があるから、これを渡してくれ。娘なんだ由香っていうんだ。みんなには内緒にしておいてくれ」と頼まれた。
谷田部みね子(有村架純)が喫茶店「白猫」に行くと、牧野由香(島崎遥香)が待っていた。
谷田部みね子(有村架純)が牧野由香(島崎遥香)に封筒を渡すと、谷田部みね子(有村架純)は「働き者って感じね、こういうのが良かったんだろうね。お父さんも、鈴子さんも」と言い、喫茶店を出て行った。
谷田部みね子(有村架純)が慌てて伝票を見ると、牧野由香(島崎遥香)は自分が注文した分を払っていなかったので、嘆いてオレンジジュースをヤケ飲みした。
さて、谷田部みね子(有村架純)が「すずふり亭」に戻ると、今度は牧野鈴子(宮本信子)に呼ばれ、「内緒で、これを白猫って喫茶店に届けて欲しいのよ」と頼まれてしまった。
再び谷田部みね子(有村架純)が喫茶店「白猫」を訪れると、牧野由香(島崎遥香)が居た。
谷田部みね子(有村架純)は払わされるのは嫌だったので、「時間が無いので」と言い、注文を断り、頼まれた封筒を牧野由香(島崎遥香)に渡した。
谷田部みね子(有村架純)が「何かお伝えすることとか、ありますか?」と尋ねると、牧野由香(島崎遥香)は「無い」と答えた。
谷田部みね子(有村架純)が不満そうな顔をすると、牧野由香(島崎遥香)は「怒ってる顔だね。あれでしょ、あんなに優しくていい人達を困らせて、とんでもない娘だと思ってるでしょ?」と尋ねた。
谷田部みね子(有村架純)が「違うんですか?」と尋ねると、牧野由香(島崎遥香)は「違わない」と答えた。
そこで、牧野由香(島崎遥香)は急にお腹が痛いと言って苦しみだし、「ちょっとトイレに行ってくる」と言い、席を立った隙に店から出て行った。
谷田部みね子(有村架純)は、あっと思って伝票を見ると、今度はチョコレートパフェを注文していた。
谷田部みね子(有村架純)は「なんで食べた事も無いチョコレートパフェの代金を渡しが」と怒った。
さて、谷田部みね子(有村架純)が帰ると、牧野鈴子(宮本信子)は「お茶代がかかったんでしょ?どうせ、チョコレートパフェとか食べてたんでしょ」と言い、谷田部みね子(有村架純)のポケットにお金をねじ込んだ。
谷田部みね子(有村架純)が「あのー、元気でやってますって、鈴子さん伝えてくださいって」と告げると、牧野鈴子(宮本信子)は驚いて、「そう。ありがとう。みね子」と答えた。
谷田部みね子(有村架純)は、とても失礼でいけないことをしたのではないかと思い、悩んでいると、料理人の前田秀俊(磯村勇斗)が「当ててみようか。由香さんでしょ?シェフと鈴子さんの両方から、お金を渡されて、喫茶店に届けた」と言い当てた。
谷田部みね子(有村架純)が驚くと、前田秀俊(磯村勇斗)は「この前まで、俺が頼まれてたから。内緒っていってるけど、みんな分かってる。シェフも鈴子さんもお互いに分かってる。気付かないふりをしているだけ」と教えた。
そして、谷田部みね子(有村架純)は「すずふり亭」のみんなから、それぞれの過去を打ち明けられ、自分だけでは無く、みんな色々な過去を抱えてながらも、明るく生きている事を知る。
それを知った谷田部みね子(有村架純)は、東京で頑張って行こうと思ったのだった。
「ひよっこ-第13週のあらすじとネタバレ」へ続く。
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