うぐいす谷事件の真犯人は深堀圭造

ドラマ「モリのアサガオ」の第7話「新人刑務官の父の死刑囚!!」の視聴率と感想です。第7話の視聴率は2.2%でした。あらすじは「モリのアサガオ第7話のあらすじ」をご覧下さい。

第7話は「モリのアサガオ」の山場の1つ「鶯谷事件(原作で『なにわ谷事件』)」のエピソードだった。楽しみにしていたが、懸念していたとおり、話はかなりカットされ、1話で終了した。

新聞記者の沢崎麻美(香椎由宇)がソウル支局へ転勤するかもしれないことになった。一緒に下見へ行く及川直樹(伊藤淳史)は、パスポートを取得するために、住民票をとる。住民票を見た及川直樹は自分が養子だと知ってしまう。

及川直樹の父親は26年前に深堀圭造(柄本明)とともに鶯谷事件(うぐいすだに事件)を起こした山本憲人(眞島秀和)である。

鶯谷運送の社長と従業員の計4人が殺害された鶯谷事件は、山本憲人が殺害を計画し、3人を殺害した主犯格とされているが、実際に3人を殺害したのは深堀圭造であった。

これを冤罪と呼ぶのかどうかは分らないが、山本憲人は深堀圭造を助けるために、深堀圭造の罪を過ぶって死刑になった。

深堀圭造の罪を被ったと言っても、山本憲人は1人殺しているのだから、及川直樹は人殺しの子供には違いない。山本憲人が1人殺す設定になったのは理解ができない。今後の伏線になっているのだろうか。

及川直樹(伊藤淳史)の産みの母親・吉川美代子は、及川直樹を出産後に死亡し、及川直樹は生後3ヶ月で及川正道(大杉漣)夫婦に引き取られた。

原作では、及川直樹の母親は喫茶店「パパゲーナ」のママ・藤間貴子で、及川正道はなにわ谷事件(ドラマでは鶯谷事件)を担当し、山本憲人に死刑を求刑した検事だった。

ドラマ「モリのアサガオ」では、パパゲーナのママ・藤間貴子は関係無く、及川正道は山本憲人の死刑に立ち会った刑務官というアッサリした設定だった。

鶯谷事件はかなり簡略化されていたし、簡単に出生の秘密にたどり着いたので、あまり面白みは無かった。最低、2話は使って欲しかった。

鶯谷事件の回想シーンで、26年前の深堀圭造を柄本明が演じていたが、ただカツラを被せただけで、どう見ても違和感がある。冤罪だった死刑囚・赤石英一郎(石橋凌)の若い時代も石橋凌が演じていて、かなり違和感があった。こういう安っぽさは観ていて興ざめしていまう。

第7話の視聴率は2.2%だった。視聴率2.2%も仕方が無いと思う。原作が面白いだけに、ドラマは色々と残念な点が目立つ。原作のネタバレは「モリのアサガオのネタバレ」をご覧下さい。

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