とと姉ちゃん-第12週のあらすじとネタバレと実話の解説
高畑充希が出演するNHKの朝ドラ「とと姉ちゃん」の第12週のあらすじとネタバレと実話の解説です。
■とと姉ちゃん-第12週のあらすじとネタバレ
昭和16年、甲東出版に就職した小橋常子(高畑充希)は、五反田一郎(及川光博)や谷誠治(山口智充)に教わりながら、出版の仕事を学んだ。
小橋常子(高畑充希)は会議で、谷誠治(山口智充)から「企画のアイデアがあれば聞かせて欲しい」と言われ、企画について考えるようになった。
そのようななか、大阪へ行った植物研究者の星野武蔵(坂口健太郎)から手紙が届く。星野武蔵(坂口健太郎)に赤紙が来たというのだ。手紙を読んだ小橋常子(高畑充希)は、必死に涙をこらえた。
一方、次女・小橋鞠子(相楽樹)は作家になりたいという夢を抱きながらも、大学を卒業したら軍需工場で働くことを決めていた。
他方、青柳清(大野拓朗)は、青柳商店の経営が苦しくなっていることを受け、木材統制を取り仕切っている会社に就職することにした。
さて、小橋常子(高畑充希)は読者を笑わせるという企画を思いつき、その企画が採用された。人気作家に原稿を書いてもらうことができ、編集部は「この企画は成功する」と喜んだ。
一方、青柳商店に久しぶりの仕事が入り、青柳滝子(大地真央)も元気を取り戻していた。
そのようななか、青柳清(大野拓朗)が大きな仕事を取ってきた。建設される工場の宿舎用の木材の注文を受けたのである。
しかし、宿舎は四畳半に4人が暮らすという狭い設計のうえ、質の悪い木材しか使えないと判明すると、青柳滝子(大地真央)はこの件から手を引くと言いだした。
青柳滝子(大地真央)は、採算を度外視しても店の看板に恥じない物を作るという考えを持っており、このような仕事は堪えられないのだ。
そんな青柳滝子(大地真央)に対し、青柳清(大野拓朗)は「昔のような商売では食べていけない。今までとは事情が違う」と反発した。
今までのような商売では青柳商店が潰れる事を悟った青柳滝子(大地真央)は、青柳清(大野拓朗)に青柳商店を任せることにした。
ある日、甲東出版の谷誠治(山口智充)が検挙される。小橋常子(高畑充希)が考えたお笑い企画が検閲で引っかかったため、谷誠治(山口智充)が検閲に反発して検閲官を怒らせてしまったのだ。
翌日、谷誠治(山口智充)は釈放され、雑誌の販売許可も下りたが、小橋常子(高畑充希)が考えたお笑い企画は全て削除しなければならなかった。
さて、戦況の悪化と共に検閲は厳しくなり、甲東出版も国の意向により、戦争を礼賛する読み物を掲載する事を余儀なくされていた。
一方、青柳滝子(大地真央)は、一時は軍の統制下で商売することを決めたが、質の悪い木材を扱う事に我慢が出来ず、100年続いた青柳商店の看板を下ろすことにした。
そして、青柳商店は軍が借り受ける事に成り、青柳滝子(大地真央)は木曽の療養地に移り住むことにした。
三女・小橋美子(杉咲花)は一緒に木曽へ行くと泣いたが、青柳滝子(大地真央)は「戦争が終わったら戻ってくる。そうしたら、また一緒に青柳商店をやろう」と言い、思いとどまらせた。
こうして、青柳滝子(大地真央)は木曽へと引っ越し、小橋家も目黒に借りた借家へと引っ越した。
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■とと姉ちゃん-第12週の実話とネタバレ解説
昭和15年(1940年)12月、出版物を検閲する「日本出版文化協会」という機関が設立されました。
モデルの大橋鎮子(大橋鎭子)は、日本読書新聞に就職したのですが、その直後に日本読書新聞が日本出版文化協会の機関誌になったので、大橋鎮子(大橋鎭子)は日本出版文化協会の秘書室へ出向となりました。
だから、実話の大橋鎮子(大橋鎭子)は、出版物を検閲する側の日本出版文化協会で働いていたということになります。
その後、日本出版文化協会が改組したため、大橋鎮子(大橋鎭子)は日本読書新聞に戻りますが、日本読書新聞は引き続き、日本出版文化協会の機関誌を続けています。
こうして実話から考えると、とと姉ちゃん-第12週は、ほぼ創作ということになります。
第11週で森田屋が引っ越し、第12週で青柳商店も引っ越すことになるのですが、あらすじを読む限りでは、第12週は面白そうなエピソードはなさそうです。
「とと姉ちゃん-第13週のあらすじとネタバレと実話の解説」へ続く。
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