宇喜田元の黒幕は野上千津
ドラマ「ギルティ 悪魔と契約した女」の第8話「愛の告白、私は殺人者」の視聴率と感想です。第8話の視聴率は10.8%でした。あらすじは「ギルティ-第8話のあらすじ」をご覧下さい。
第8話の視聴率は10.8%だった。第8話は復讐で人を殺す野上芽衣子(菅野美穂)と、快楽のために人を殺す溝口猛(金井勇太)とが対決したが、あまり面白くはなかった。
第8話で行方不明になった宇喜田元(吉田鋼太郎)に黒幕がいることが分った。ルポライターの堂島基一(唐沢寿明)が黒幕から警告(暴力)を受けたと言い、野上芽衣子(菅野美穂)にも忠告した。
宇喜田元に黒幕が存在していることは分っていたが、宇喜田元の黒幕が誰かは分らない。これまでの主要登場人物で宇喜田元を出世させるだけの権力を持つ人物が居ない。
溝口猛(金井勇太)は真島拓朗(玉木宏)に電話して「アンタの好きな女が殺されたら泣いちゃう?」と言っていた。どうして溝口猛は、真島拓朗が野上芽衣子(菅野美穂)を好きだと知っているのだろうか?
溝口猛は野上芽衣子を襲って殺害には失敗しているが、真島拓朗と野上芽衣子との恋愛感情まで知っているのはなぜだろうか?命令していた宇喜田元が2人の関係を知っていたのだろうか?
堂島基一(唐沢寿明)は主要人物全員と関わっているので、かなり怪しいが、宇喜田元を出世させるほどの権力が無い。ペットサロン「モンアンジュ」のオーナー小山内琴美(横山めぐみ)も権力が無い。
黒幕がこれから登場するとは考え難い。やはり、宇喜田元の黒幕は警察上層部や権力と考えるのが自然だろう。
第8話で、野上芽衣子(菅野美穂)と溝口猛(金井勇太)の殺人鬼2人が対決した。復讐暗殺者と快楽殺人者の対決である。
野上芽衣子はこれまで自殺に見せかけて、計画的に殺してきたが、今回はスタンガンを使った肉弾戦だった。それに、北区チョコレートケーキ事件の復讐とは関係が無い殺人なので、ストリー的につまらなかった。
一方、これまでマッチを使っていた溝口猛は、ジッポを使っていたので、つまらなかった。ここは、マッチを使わなければならない場面だと思う。
さて、第8話で野上芽衣子(菅野美穂)の過去が少し明かとなった。野上芽衣子は北区毒入りチョコレートケーキ事件よりも前から、トリマーを目指していた。姉(紺野まひる)は野上芽衣子がトリマーに合格したら、姉が付けているネックレスをプレゼントする約束をしていた。
野上芽衣子は姉と仲が良かったようだが、母親の野上千津(岩本多代)は野上芽衣子のことを嫌っていたようである。
北区毒入りチョコレートケーキ事件でケーキに青酸カリを混入したのいは、IT関連会社の社長・金谷文則(山崎裕太)で解決している。
今更、母親との不仲を強調するのだから、何かの布石になっているのだろう。宇喜田元(吉田鋼太郎)の黒幕は母親の野上千津というオチは成立するのだろうか?