とと姉ちゃん-第14週のあらすじとネタバレと解説

高畑充希が主演する朝ドラ「とと姉ちゃん」の第14週のあらすじとネタバレと解説です。

第13週のあらすじとネタあれは「とと姉ちゃん-第13週のあらすじとネタバレと実話の解説」をご覧ください。

■とと姉ちゃん-第14週のあらすじとネタバレ

敗戦から半年後の昭和21年(1946年)2月、小橋常子(高畑充希)らは闇市で食料を探していたが、食料はなかなか手に入らなかった。

戦後は女性が仕事に就くことは難しく、小橋常子(高畑充希)が貸し本業で稼ぐ給料で小橋家は生活していたが、生活は非常に苦しかった。

そのような状況でも、人々は娯楽を求めており、闇市では大衆向けの娯楽雑誌が飛ぶように売れていた。

それを見た哲朗は常子に「雑誌を作って売れ」と命じたが、常子は1人では何も出来なかった。

ある日、編集長の五反田一郎(及川光博)が復員。その後も谷誠治(山口智充)らも続々と復員し、甲東出版は復刊に向けて業務を再開した。

谷誠治(山口智充)は人々は娯楽を求めていると言い、直ぐに出版を目指すと、五反田一郎(及川光博)は「先生も居ないし、紙も無い」と驚いた。

すると、谷誠治(山口智充)は五反田一郎(及川光博)に「小説を書き留めているのを知ってるぞ。自分の作品を世の中に出してみないか。是非、ウチで連載をしてくれ」と頼んだ。

帰宅した小橋常子(高畑充希)は出版社の再開を喜んで報告したが、叔父・小橋鉄郎(向井理)は「雑誌が売れたら、給料が倍になるのか?お前の給料が家族を支えてるんだ。もっと稼ぐことを考えろ」と言われてしまう。

そのようななか、学生時代の同級生・田中綾(阿部純子)が尋ねてきた。卒業以来の再会である。

田中綾(阿部純子)は軍医と結婚して村野綾(阿部純子)となり、満州へ渡ったが、夫は戦争で死に、息子を連れて実家に帰った。しかし、空襲で自宅と父を失い、母と息子と共に苦しい生活を送っていた。

村野綾(阿部純子)はお嬢様だったが、戦争で全てを失い、間借りしたバラック小屋で生活するほど没落していた。

村野綾(阿部純子)と再会して様々な事を考えた小橋常子(高畑充希)は、出版社を立ち上げて女性の役に立つ雑誌を作るため、甲東出版を退職した。

小橋常子(高畑充希)が甲等出版を辞めて、雑誌を出版する事を相談すると、母・小橋君子(木村多江)も応援してくれ、叔父・小橋鉄郎(向井理)が資金の調達を引き受けてくれることになった。

小橋常子(高畑充希)は、次女・小橋鞠子(相楽樹)と三女・小橋美子(杉咲花)を誘って雑誌作りを開始した。雑誌名は「スタアの装ひ」に決まり、出版社は「KT出版」に決まった。

そのようななか、小橋常子(高畑充希)らは、露天商組合の経理担当・水田正平(伊藤淳史)と出会う。水田正平(伊藤淳史)は次女・小橋鞠子(相楽樹)を見て目がハートマークに…。

ある日、小橋常子(高畑充希)らは、悪質な露天商にボロ紙を法外な値段で買わされそうになるが、水田正平(伊藤淳史)に助けられ、格安で紙を手に入れる事が出来た。

一方、五反田一郎(及川光博)は花山伊佐次(唐沢寿明)に会い、「私が書く小説の挿絵を書いて欲しい」と頼んだが、花山伊佐次(唐沢寿明)は「全ての出版業務から手を引いた」と言い、断った。

諦めた五反田一郎(及川光博)は花山伊佐次(唐沢寿明)に、小橋常子(高畑充希)が雑誌を作るため、甲東出版を辞めた事を教えた。

さて、ようやく、雑誌「スタアの装い」が完成した小橋常子(高畑充希)は、甲東出版へ行って感想を求めたが、谷誠治(山口智充)らは文芸一筋だったので、女性誌については全く分からず、アドバイスはもらえなかった。

しかし、小橋常子(高畑充希)らの心配をよそに、雑誌「スタアの装ひ」は飛ぶように売れ、その日のうちに300部が完売した。

大成功に気をよくした小橋常子(高畑充希)は1000部を増版したが、闇市に販売に行くと、「装ひのスター」「ファッションの装い」など似たような本が大量に販売されており、小橋常子(高畑充希)の雑誌「スタアの装ひ」は全く売れなかった。

しかも、粗悪な紙を使ったため、雑誌「スタアの装ひ」は直ぐにボロボロになってしまい、悪評も立っており、次の号を出すのは難しくなった。

一方、叔父・小橋鉄郎(向井理)は進駐軍の売店からジーンズの横流しを受けて、ジーンズで大儲けするビジネスを目論んでいたが、横流しの元締めが逮捕されて失敗しており、次のビジネスを始めるため、北海道の舞鶴へと向かうことになった。

さて、色々考えた小橋常子(高畑充希)は、あと1冊だけ雑誌「スタアの装ひ」を出すことに決め、甲東出版に助言を求めに行った。

しかし、谷誠治(山口智充)らは文藝専門だったため、女性誌については皆目検討付かないということで、助言は得られなかった。

小橋常子(高畑充希)は肩を落として甲東出版を出ると、五反田一郎(及川光博)が追いかけてきて、花山伊佐次(唐沢寿明)に相談するように助言した。

谷誠治(山口智充)らが嫉妬するから言えなかったが、花山伊佐次(唐沢寿明)は学生時代に編集者としての実績があるのだという。

そのころ、花山伊佐次(唐沢寿明)は闇市を訪れ、小橋常子(高畑充希)が出版した雑誌「スタアの装ひ」を購入し、雑誌「スタアの装ひ」を読んでいたのであった。

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■とと姉ちゃん-第14週の解説

ようやく朝ドラ「とと姉ちゃん」に後半の重要人物・花山伊佐次(唐沢寿明)がストーリーに関わってきました。

花山伊佐次(唐沢寿明)がコーヒー店を開いていたように、モデルの花森安治は戦後、大政翼賛会を辞めた後、コーヒー店を開業していました。

その後、花森安治は田所太郎に誘われて、日本読書新聞でカット(挿絵)を書いており、大橋鎭子(大橋鎮子)から雑誌を作りたいと相談され、雑誌「スタイルブック」を創刊することになります。

ちなみに、モデルの花森安治コーヒー好きですが、インスタントコーヒーを好んで飲んでいました。

とと姉ちゃん-第15週のあらすじとネタバレと解説」へ続く。

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