オーバーラッピングによる左室形成術
ドラマ「医龍3」の第8話「朝田復活!奇跡の手術!右手に託された命の約束…先生僕を助けて!」のあらすじとネタバレのネタバレ編です。このページは「医龍3-第8話のあらすじ」からの続きです。
黒木慶次郎(遠藤憲一)の姿は墓地にあった。墓地には15年前にロス手術の手術ミスで死んだ婚約者アオバ・リョウコの墓があった。
そこへ、藤吉圭介(佐々木蔵之介)が現れて、リョウコの墓に花を添えた。アオバ・リョウコは、藤吉圭介が初めて1人で担当した患者でもあった。
藤吉圭介は黒木慶次郎に、劇症型心筋炎で死亡した娘の墓も近くにあることを明かし、「俺の目標は1人でも多くの娘のような子を救うことだ。最愛の人を亡くしたのはお前だけじゃない。だけど、俺は未来を生きている。お前のように過去にとらわれてはいない」と言い、リョウコの墓を後にした。
チームドラゴンは真鍋徹(今井悠貴)の手術に向かう。伊集院登(小池徹平)は、「背中の熱傷で患者を死なせてしまったことは辛いと思います。その時は1人だった。でも今は違います。浅田先生の周りにはみんなが居ます」と朝田龍太郎を励ました。
真鍋徹の乳頭筋接合術が始まった。第2助手にまわった朝田龍太郎の手が震えていたが、加藤晶(稲森いずみ)は、乳頭筋接合術を成功させた。
加藤晶の手術は完璧だった。しかし、血圧が下がり始めた。研修医が看護婦とぶつかったさいに、エピネフリンを投与するコネクタが外れたのだった。
朝田龍太郎が心臓マッサージを引き受け、加藤晶らは再び、人工心肺を回す準備にとりかかった。人工心肺により再び心臓は動き始めたが、心臓の動きは悪かった。朝田龍太郎の脳裏に死なせてしまった少年の姿が脳裏に蘇る。
その刹那、朝田龍太郎はメスを握った。右手は震えていなかった。朝田龍太郎は「俺はこの子と約束した。必ず成功させると」と言い、オーバーラッピングによる左室形成術を開始した。
朝田龍太郎の手術は早かった。真鍋徹(今井悠貴)の心臓は再び鼓動を打ち始めた。オーバーラッピングによる左室形成術は成功し、朝田龍太郎が復活した。
そのころ、藤吉圭介(佐々木蔵之介)も幹細胞の自己増殖を確認し、心筋幹細胞の研究は大きく前進した。
手術後、朝田龍太郎は真鍋徹(今井悠貴)の病室を訪れ、「俺じゃない。お前のおかげだ」と言った。
病院の屋上で、荒瀬門次(阿部サダヲ)が、「二葉中央病院の循環器内科に黒木(遠藤憲一)が行っているらしいな」と言うと、朝田龍太郎は「二葉中央病院はカテーテル班は無い」と答えた。黒木慶次郎は二葉中央病院で何をしていたのか?
その時だった。中国の病院へ飛ばされていた野口賢雄(岸部一徳)が、ロシアから明真大学付属病院に戻ってきた。「医龍3-第8話の視聴率と感想」へ続く。