はじめまして、愛しています。-あらすじとネタバレ後編
江口洋介が出演するテレビ朝日の特別養子縁組ドラマ「はじめまして、愛しています。」のあらすじとネタバレ後半です。
このページは「はじめまして、愛しています。-あらすじとネタバレ」からの続きです。
■はじめまして、愛しています。-あらすじとネタバレ後編
翌日、義理の妹・不破春代(坂井真紀)がやってきて、「本気なの?養子をもらうって」と尋ねた。
何も聞いていない梅田美奈(尾野真千子)が驚いていると、梅田信次(江口洋介)が帰宅したので、梅田美奈(尾野真千子)は梅田信次(江口洋介)を問い詰める。
梅田信次(江口洋介)は「ネットで調べたら虐待された子供を養子にしたブログがあってさ、結構、泣けるんだよ。特別養子縁組って自分たちの本当の子供にするんだけど、この前の子も、そうした方が良いんじゃないかなって。身体検査で5歳くらいっていってだろ?特別養子縁組は6歳までなんだよ。2回もウチに来たってことは、あの子が家に居たいって言ってるような運命を感じるんだよ」と話した。
梅田美奈(尾野真千子)は「そうやって、いままで損をしてきたじゃない。便利屋みたいなことをやらされたり、保証人にされて借金したり」と呆れた。
義理の妹・不破春代(坂井真紀)も「実の子だって大変なのに、他人の子を育てるなんて無理に決まってるじゃない。苦労するのはお姉さんなんだから。お姉さん、子供嫌いなんだから」とフォローするが、梅田美奈(尾野真千子)は「最後のは余計だ」と心の中でつぶやいた。
梅田美奈(尾野真千子)が「たった2回、ウチに来たくらいで、縁もゆかりも無い人を養子にしたいなんて言わないで」と告げると、梅田信次(江口洋介)は「もう1回来たら、養子にしてくれる?来るような気がするんだ」と頼んだ。
そのとき、庭の方で物音がした。梅田信次(江口洋介)は「来たー」と喜んで庭に飛び出し、木の陰を覗くと、信次(江口洋介)の弟・梅田巧(速水もこみち)が居た。
梅田巧(速水もこみち)は女に「金返せ。結婚詐欺で訴える」と追いかけられ、梅田信次(江口洋介)の家(実家)に逃げ込んできたのだ。
梅田信次(江口洋介)が呆れると、梅田巧(速水もこみち)は養子の話が聞こえてきたと言い、2人の生殖能力に問題があるのかと尋ねたが、梅田信次(江口洋介)も梅田美奈(尾野真千子)も否定する。
梅田巧(速水もこみち)がセックスレスを指摘すると、梅田信次(江口洋介)は「俺たちは美奈(尾野真千子)がプロになるまで我慢してるんだ」と釈明した。
すると、義理の妹・不破春代(坂井真紀)は「早く子供を作ればいいんじゃない。お兄ちゃんだって子供が欲しいんでしょ?お姉さんだって、まだ35なんだし。子供は血が繋がってるのがいいのよ」と告げた。
その日の夜、梅田美奈(尾野真千子)は「しんちゃん、本当は子供が欲しいの?だったら、今から作ろうか?」と詰め寄ると、梅田信次(江口洋介)は「いや…そういうことじゃなくて」と困惑した。
梅田美奈(尾野真千子)は「じゃー、どうして特別養子縁組なんて言いだしたの?運命、運命って言うけど、しんちゃん(江口洋介)の思い込みだから。ウチに2回来たのは、きっと母親を探しに来て、たまたま迷い込んだだけ」と告げた。
梅田信次(江口洋介)は「だったら、明日、施設に行ってあの子に聞いてもいいかな?もしダメなら諦める。2度と特別養子なんて言い出さない。だから、もう1度会いに行かせてくれた。あの子がどうしてるか気になるし」と頼み込んだ。
翌日、梅田信次(江口洋介)と梅田美奈(尾野真千子)は施設を訪れる。
梅田美奈(尾野真千子)は庭で遊んでいる子供を見て、「あー、そんなことをしてたら転ぶよ。あ、あの子、あんなにドロドロになっちゃって」と言い、優しい瞳で子供達を眺めた。
梅田信次(江口洋介)は、そんな梅田美奈(尾野真千子)を見て、「なんか良い母親になる気がする」と喜んだ。
さて、あの男の子が見当たらず、職員に尋ねると、児童福祉司・堂本真知(余貴美子)が来て、「あの子、また居なくなったんです。申し訳ないんですが、確かめてくれますか?またオタクに言ってるかもしれないんで」と頼んだ。
梅田信次(江口洋介)は急いで自宅に帰り、庭を確かめたが、男の子は居なかった。
梅田信次(江口洋介)はそれでも、「事故に遭ってないよね?どこ行っちゃったのかな」などと心配して庭をウロウロしていると、梅田美奈(尾野真千子)は「行ってくれば?探しに行きたいんでしょ」と呆れた。
梅田信次(江口洋介)が「良いの?ごめんね」と言い、喜んで自宅を飛び出すと、梅田美奈(尾野真千子)は塀の猫に「しょうがないでしょ。困っている人が居たら助けずには居られない人なんだから。私もそれで助けて貰ったんだし」と、つぶやいた。
その昔、梅田美奈(尾野真千子)は家賃10万円でピアノがおける部屋を探しており、不動産管理会社で働く梅田信次(江口洋介)がなんとか見つけてくれた。
そして、梅田信次(江口洋介)は梅田美奈(尾野真千子)の部屋の外でピアノを聞いており、ストーカーに間違われて警察に連行されそうになりながらも、「彼女のピアノを聞いてるだけで、仕事の疲れが吹っ飛ぶんだ」と言ってくれた。
梅田美奈(尾野真千子)は何度くじけそうになっても、あのときのことを思い出せば、ピアノを続ける事が出来た。だから、彼のために意地を張らずに、子供を作った方が良いのだろうか。
ピアノの練習をしていた梅田美奈(尾野真千子)が、ふと、外を見ると、人影があった。梅田美奈(尾野真千子)が慌ててカーテンを開けると、あの男の子が立っていた。
梅田美奈(尾野真千子)は「ちょっと何やってるのよ。みんな心配して探してるのよ。辛いことがあったのは分かるけどさ、ちゃんと言わないと、伝わらないんだよ。自分の気持ちは」と注意したが、男の子は何も言わなかった。
梅田美奈(尾野真千子)が呆れて「もういいわ。施設の人に迎えに来てもらうから」と言い、スマートフォンを取り出すと、それを見た男の子は走って逃げてしまった。
梅田美奈(尾野真千子)は慌てて追いかけてたが、男の子が急に道路に飛び出したため、トラックにひかれてしまう。
ちょっと止めてよ…。梅田美奈(尾野真千子)は恐る恐る駆け寄ると、間一髪でトラックは男の子の直前で止っていた。
運転手に「危ないだろ。母親ならガキの事をちゃんと見とけ」と怒鳴られると、梅田美奈(尾野真千子)は「母親じゃ無い」と反論しようとしたが、そこへ、梅田信次(江口洋介)が来て、運転手に謝った。
さて、梅田信次(江口洋介)は男の子を宅へ連れて帰ると、連絡を受けた児童福祉司・堂本真知(余貴美子)が男の子を引き取りに来た。
梅田信次(江口洋介)は最後に質問したいと言い、男の子に「なんでこの家に2回、いや、3回も来たんだ。俺か美奈(尾野真千子)に会いたかったのか?頼む、教えてくれよ。指を指すだけでいいからさ。そうしないと、もう2度と会えないかもしれないんだよ。頼む。このまま別れたくないんだよ。せっかく、こうやって縁があって会えたんだからさ。頼むよ」と頭を下げた。
すると、男の子はピアノを見た。
梅田信次(江口洋介)は「ピアノか?」と言い、梅田美奈(尾野真千子)に「何でもいいから弾いて。この子も俺と一緒で、美奈(尾野真千子)のピアノを聞くと幸せな気分になれるんだよ」と頼んだ。
梅田美奈(尾野真千子)が仕方なくピアノを弾くと、男の子はピアノの方に歩いてきて、ピアノの鍵盤を指で押した。ドの音だった。
男の子は「ド…レ…ミ…ファ…」と順番に鍵盤を押していくので、梅田美奈(尾野真千子)は男の子に「ドレミの歌」を教え、一緒にピアノを弾き、歌った。
それを見た梅田信次(江口洋介)は「2人が弾いているのを見たら、完璧、親子に見えた」と言って涙ぐみ、児童福祉司・堂本真知(余貴美子)に男の子と特別養子縁組をしたいと申し出た。
梅田美奈(尾野真千子)は「ちょっと」と言って止めると、梅田信次(江口洋介)は「あの子には美奈ちゃんのピアノが必要なんだよ。俺もそうだった。特別養子縁組の資格だけでも」と頼んだ。
そして、梅田信次(江口洋介)が児童福祉司・堂本真知(余貴美子)に特別養子縁組の申請を頼むと、堂本真知(余貴美子)は「この里親さんのブログをご覧になりましたか」と言い、里親のブログを見せた。
試し行動と言い、新しい親を本当の親と思って良いのか試すため、子供は異常行動を取るよるのだという。
いつ終わるのか分からない異常行動がようやく終わると、実の母親に甘えられなかったせいで赤ちゃん返りをして、母親に甘え、24時間離れなくなる。
音を上げてそれを止めさせると、子供はたちまち心を閉ざしてしまうのだという。
堂本真知(余貴美子)は「子供は決して可愛いもんじゃない。里親になると地獄のような毎日が待っている。それに一番、負担がかかるのは奥さんです。旦那さんがいくらよくても、奥さんにその覚悟がなければ、絶対に途中で投げ出しますよ。奥さんに2度と後戻りしない、帰りの端をたたき落とすくらいの覚悟が無ければ、止めた方が良い。お2人はまだお若いんだし、ご自分の子供を作ればいいじゃないですか」と告げた。
すると、梅田美奈(尾野真千子)は「私は母親になる自信がありません。でも、この子は長い間監禁されていた真っ暗なアパートを抜け出して、久しぶりに出た外の世界で、どこに行って良いのか分からないで彷徨った末、ウチにやってきたんです。運命って命を運ぶって書きます。もし、この子が私のピアノを聞いて小さな命を運んできたのだとしたら、しんちゃんと私が親になって、ここをこの子の家にするのが、私たちの運命じゃないかと思うんです」と告げた。
さらに、梅田美奈(尾野真千子)は「自分で子供を作れるから、貴方なんて知らないって言うのは簡単です。でも、今この子に、愛していますって誰よりも言えるのは、しんちゃんです。誰よりも言いたいのは、しんちゃんです。そして、私はしんちゃんの妻です。だから、私たちに特別養子縁組を申請させてください」と頼んだ。
堂本真知(余貴美子)が「本当に良いんですね?もう後戻りできませんよ」と告げると、梅田美奈(尾野真千子)は「かまいません。今の自分に後戻りしたいとも思わないので」と答えた。
私たち夫婦は2つの運命に向かって歩き始めていた。1つは自分たちの予想を超えた地獄の日々。そしてもう1つは、この子が引き起こす信じられない奇跡に。
「はじめまして、愛しています-第2話のあらすじとネタバレ」へ続く。
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