とと姉ちゃん-第20週のあらすじとネタバレ

高畑充希が主演する朝ドラ「とと姉ちゃん」-第20週のあらすじとネタバレと実話の解説です。

第19週のあらすじとネタバレは「とと姉ちゃん-第19週のあらすじとネタバレ」をご覧ください。

■とと姉ちゃん-第20週のあらすじとネタバレ

昭和30年8月、雑誌「あなたの暮らし」は創刊から9年を迎えた。日本は神武景気と呼ばれる好景気に恵まれ、高度経済成長を迎え、雑誌「あなたの暮し」は15万部を売り上げるまでに成長していた。

雑誌「あなたの暮らし」は、新たに松永亨・木立道久・大塚寿美子・カメラマンの本木正晴を雇い入れ、編集部はビルの2階1室から、2階全体を借りるまでに拡大していた。

次女・小橋鞠子(相楽樹)水田正平(伊藤淳史)の間に長女・たまきが生まれてており、たまきは4歳になっていた。

さて、小橋常子(高畑充希)と花山伊佐次(唐沢寿明)は、主婦が大半の時間を過ごす台所に注目し、台所を特集するため、取材を開始した。

そして、小橋常子(高畑充希)は台所の調査で新興住宅地を訪れると、大樹と青葉という幼い兄弟に出会い、仲良くなっていった。

その日、編集部が購入したミシンが不良品で、3女・小橋美子(杉咲花)が怪我しそうになる事故が起きた。

そこで、粗悪品が多く出回っていると考えた小橋常子(高畑充希)は、さまざまな商品をテストして、テスト結果を雑誌「あなたの暮し」で報告するという企画を思いついた。

雑誌「あなたの暮し」は広告を掲載していないため、どこの企業に気兼ねすること無く、中立の立場で商品を批評できる。まさに、雑誌「あなたの暮し」にはうってつけの企画であった。

花山伊佐次(唐沢寿明)は、小橋常子(高畑充希)の企画に興奮を覚えて大賛成し、商品試験の第1弾として石けんをテストすることにした。

そして、花山伊佐次(唐沢寿明)は、汚れの落ち具合、溶け具合、肌荒れ、香りなど6項目にわたり、公平性を保つために条件を厳しく揃えて試験を行った。

ただ、手荒れに関する成分分析については、民間の検査機関に分析を依頼したい。

さて、石けんの商品試験に平行して、小橋常子(高畑充希)は台所の調査を継続しており、住宅街を訪れると、大樹と青葉に再開し、「今日はお父さんが居るよ。ウチに来て」と誘われた。

小橋常子(高畑充希)は台所の取材を申し込もうと思い、大樹と青葉に付いていくと、植物学者・星野武蔵(坂口健太郎)と再開する。

なんと、大樹と青葉の父親というのは、あの植物学者・星野武蔵(坂口健太郎)だったのである。

小橋常子(高畑充希)は星野武蔵(坂口健太郎)の自宅に上がると、妻・加奈子の遺影を見つけてしまう。星野武蔵(坂口健太郎)は結婚していたが、妻・加奈子を亡くしいたのだ。

小橋常子(高畑充希)は放心状態になりながらも、台所の取材をさせてもらい、取材が終わると、星野武蔵(坂口健太郎)の自宅を後にした。

小橋常子(高畑充希)は、戦争で死んだと思っていた星野武蔵(坂口健太郎)が生きており、幸せな家庭を気づいていたので喜んだが、ショックを隠せず、複雑な女心に揺れたのであった。

一方、三女・小橋美子(杉咲花)は、キッチン森田屋の料理人・南大昭と交際を開始し、デートを重ねていた。

ある日、民間の検査機関に依頼していた石けんの分析結果が出た。大手メーカーの石けんが最も評価が低いという意外な結果だった。

常子は、メーカー名を公表して雑誌「あなたの暮らし」に掲載する予定だったが、民間の検査機関は大手メーカーと付き合いが長いので、「メーカー名を公表するのであれば、試験結果は取り下げる」と注文を付けた。

石けんの商品試験を掲載しても、民間の検査機関のデータが無ければ、商品試験の正当性が示せないため、常子は民間の検査機関に屈し、メーカー名を伏せて石けんの商品試験を雑誌「あなたの暮らし」に掲載した。

花山伊佐次(唐沢寿明)はこの悔しさから、民間の調査期間に頼らず、全ての検査を自分たちで行う事を提案した。

しかし、多額の資金がかかるため、小橋常子(高畑充希)は決断を迷ったが、花山伊佐次(唐沢寿明)に「商品試験は、我々が追い求めていた『あなたの暮らし』の全てがあるような気がするんだ」と力説され、全ての試験を自分たちの手で行う事を決断した。

こうなることを予想していた水田正平(伊藤淳史)は、ビル1階を安く借りられる事を調べており、雑誌「あなたの暮らし」は全ての試験を自分たちの手で行う事になった。

こうして、小橋常子(高畑充希)はビル1階を借りて商品試験を行い、その第1弾として歯ブラシの商品試験を行った。

歯ブラシの商品試験を掲載した雑誌「あなたの暮らし」は売り切れが続出するほど好評で、常子は商品試験の困難を痛感しながらも、商品試験の意義を感じたのであった。

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■とと姉ちゃん-第20週の実話の解説

朝ドラ「とと姉ちゃん」の第20週で、ついに雑誌「暮しの手帖」の「商品テスト」が始まりました。

「とと姉ちゃん」では購入したミシンが不良品で、3女・小橋美子(杉咲花)が怪我しそうになった事が切っ掛けで「商品試験」が始まります。

実話でも、闇市で購入したミシンが動かなかったことから、商品テストの原型が始まり、後に商品テストに発展します。

その後、花森安治は、雑誌「暮しの手帖」が発行部数を伸ばしていくと、「暮しの手帖研究室」を作り、「商品テスト」を開始しました。

当初は設備が不足していたので、国立の検査機関に依頼したのですが、雑誌「暮しの手帖」は企業名を公表して商品テストの検査結果を発表していたので、国立の検査機関から検査を断られました。

花森安治は、検査機関は国立なのに、国民よりも企業の方を向いていることに激怒し、検査機関を批判して、全て自前で商品テストをするようになっていきました。

とと姉ちゃん-第21週のあらすじとネタバレ」へ続く。

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