ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子-第5話のあらすじとネタバレ

林遣都が出演するフジテレビのドラマ「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」の第5話「猟奇自殺事件の謎…裁かれる罪人」のあらすじとネタバレです。

第4話のあらすじとネタバレは「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子-第4話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。

■ON・藤堂比奈子-第5話のあらすじとネタバレ

口の中に飴を詰め込まれて死んだ女子高生の遺体が見つかる。女子高生は、5年前に口の中に飴を詰め込まれて殺された少女と同じ姿で死んでおり、犯人は5年前の事件と同じ可能性が大きかった。

警察は5年前の事件の犯人を逮捕できていないことから、警察の威信がかかっており、警察はハヤサカメンタルクリニックの中島保(林遣都)にプロファイリングを依頼した。

中島保(林遣都)は5年前に口の中に飴を入れられて殺された少女の第1発見者であり、藤堂比奈子(波瑠)は「もし、PTSDで悩まれてるなら」と依頼を遠慮しようとしたが、中島保(林遣都)は「大丈夫です」と言ってプロファイリングを引き受けた。

さて、中島保(林遣都)がハヤサカメンタルクリニックに戻ると、久保という男性が受け付けで院長・早坂雅臣(光石研)に会いたいと頼んでいたが、院長・早坂雅臣(光石研)は外出中で受け付けの女性が困っていた。

中島保(林遣都)が用件を尋ねると、久保は「指示を…」と答えた。明らかに目が異常だった。

そこへ、帰ってきた院長・早坂雅臣(光石研)が、久保を見て驚き、慌てて部屋に連れて行った。

一方、藤堂比奈子(波瑠)は石上妙子(原田美枝子)の元を訪れると、石上妙子(原田美枝子)は「幼少期に愛情を受けなかった子供を外部から脳を操作して犯罪を未然に防ぐ」という未発表の研究論文がある事を教えた。

そして、その研究論文を書いたのが早坂雅臣(光石研)と中島保(林遣都)なのだという。

藤堂比奈子(波瑠)が「成功したんですか」と驚いて尋ねると、石上妙子(原田美枝子)は「倫理的な問題で頓挫した」と教えた。

そのようななか、口の中に飴を詰め込まれて死んでいた女子高生は、学校でイジメを受けており、心療内科に通っていた事が判明した。

その女子高生に心療内科を紹介したのが、ハヤサカメンタルクリニックの院長・早坂雅臣(光石研)だった。

これまでに起きた様々な事件がハヤサカメンタルクリニックに警察の目は、ハヤサカメンタルクリニックに向く。

翌日、藤堂比奈子(波瑠)と東海林泰久(横山裕)はハヤサカメンタルクリニックの院長・早坂雅臣(光石研)に話を聞きに行く。

藤堂比奈子(波瑠)が出されたコーヒーに七味をふると、院長・早坂雅臣(光石研)は「初頭効果。心理学の言葉です。人間は最初の出来事が最も印象に残りやすく、他のことには目が向きづらい。今の場合、ほとんどの人が『飲み物に七味を入れる変わったお嬢さん』という印象で固定されるでしょうね」と話した。

藤堂比奈子(波瑠)は動揺を隠しながら、「私、七味が好きなんです」と釈明し、本題に入った。

口に飴を詰め込まれて死んでいた女子高生について尋ねると、院長・早坂雅臣(光石研)は「最初の2回ほど診断して、その後は心療内科を紹介した」と認めた。

さらに、藤堂比奈子(波瑠)は、これまでに奇妙な自殺で死亡した5人の写真を示して、5人全てがハヤサカメンタルクリニックに接点があることを指摘し、「このような偶然があり得ると思いますか?」と尋ねた。

院長・早坂雅臣(光石研)は「ありえないだろうね。君達が我々を猟奇自殺の犯人と疑っていることは分かった。だが、どうやって、我々が彼らを自殺に追いやったんだ」と尋ねた。

藤堂比奈子(波瑠)は「お二人が4年前に書かれた論文を拝見しました。脳を直接、操作するという研究でした」と告げると、院長・早坂雅臣(光石研)は「あれはネグレクトを受けた子供を治療する研究だ。そんなぶっそうなもんじゃない。それに研究は頓挫し、今は『潜入』という新しい方法を採用している」と答えた。

藤堂比奈子(波瑠)は「潜入」と聞いて驚き、「それは、犯人像のプロファイリングの方法では?」と尋ねると、院長・早坂雅臣(光石研)は「厳密には異なります。プロファイリングが統計に基づく科学的分析に対して、潜入は対象の意識下に潜って精神を同一化させる」と話した。

潜入は記憶を改竄するのではなく、過去の出来事の解釈を変え、良い方向に受け止めるようにする事が出来るのだという。

東海林泰久(横山裕)が「神の裁きってアンタの仕業じゃねーの?」と追究すると、院長・早坂雅臣(光石研)は「そう思うなら、証拠を持ってきなさい」と答えた。

さて、藤堂比奈子(波瑠)は何度も中島保(林遣都)にメールを送信していたが、連絡が取れず、夜になって、ようやく、中島保(林遣都)から電話がかかってきた。

藤堂比奈子(波瑠)は「5年前の犯人に潜入したのではないですか?それはとても危険なことでは?」と尋ねると、中島保(林遣都)は「危険ですね。でも…。いえ、なんでもありません。明日の朝、メールを送ります。その住所へ行ってみてください」と答えて電話を切った。

翌日、中島保(林遣都)は院長・早坂雅臣(光石研)に電話し、「久保一弥、あの事件の犯人です。先生が1年前から確保していたんですね。殺人衝動を抑えながら待っていた。神の裁きを、より印象づけるために。被害者の女子高生も貴方が用意したのですね。貴方は殺人に荷担した。これは僕に対する裏切りです。その裏切りに対する報復です。久保は僕の手で始末する」と告げて電話を切った。

怒った院長・早坂雅臣(光石研)は電話を切ると、病院を飛び出し、久保一弥の自宅へ向かったが、信頼関係を気づいていたはずの久保一弥に刺されて死んでしまう。

中島保(林遣都)が久保一弥に再潜入し、院長・早坂雅臣(光石研)に対する信頼というイメージを書き換えていたのだ。

一方、藤堂比奈子(波瑠)は仮病を使って警察を休み、中島保(林遣都)からメールで送られてきた住所へと向かうと、退職して行方不明になっていた刑務官・壬生が待っていた。

刑務官・壬生は「中島先生(林遣都)から全てを話すように言われている」と言い、話し始めた。

院長・早坂雅臣(光石研)は夢想家で、性善説の持ち主だった。院長・早坂雅臣(光石研)は「罪を憎んで人を憎まず」という考えに固執し、許されざる罪を犯した人間の救済を求め始めた。本当に悔い改めていれば死ぬことは無いはずだと。

実験が成功すれば、全ての人間に仕掛けを施すつもりだった。そうすれば、罪を犯そうとするものは居なくなるはずだと。

しかし、中島保(林遣都)にとっては違った。中島保(林遣都)に取っては復讐だった。

理論だけの院長・早坂雅臣(光石研)とは違い、設計をした中島保(林遣都)は知っていた。殺人を犯した記憶を持つ者に使用すれば、必ず死ぬと。

実は、中島保(林遣都)は外部から脳に腫瘍を作る装置を完成させていた。強力な電磁波で左脳に腫瘍を発生されば、後は、奴らが殺人の記憶を思い出せばスイッチが入る。

裁いたのは神では無く、中島保(林遣都)だった。そして、刑務官・壬生は中島保(林遣都)に賛同して協力していたのだった。

刑務官・壬生は、「そして、中島先生(林遣都)は言っていました。全てを終わらせると。一番復讐したかった相手に巡り会えたからと」と話した。

藤堂比奈子(波瑠)は、中島保(林遣都)が5年前の犯人・久保を殺害しようとしている事を悟り、5年前に事件が起きた部屋へと向かった。

すると、部屋に、中島保(林遣都)と5年前の事件の犯人・久保が居た。

久保は藤堂比奈子(波瑠)が刑事だと知ると、「アンタ(林遣都)も俺の事を裏切ったのか」と動揺した。

しかし、中島保(林遣都)は「殺せば良いだろ」と言い、犯人・久保に殺人をけしかけた。

すると、犯人・久保はニヤリとしてナイフを手にいて藤堂比奈子(波瑠)に向かっていったが、突然、目の前に自分自身が現れ、自分自身を刺して死んでしまった。

中島保(林遣都)は特殊な腕時計を使って犯人・久保の脳に腫瘍を作っており、犯人・久保は藤堂比奈子(波瑠)を殺そうとして殺意を抱いた瞬間、スイッチが入り、その殺意が自分自身に向かったのだ。

これが自分で自分を殺す奇妙な自殺事件の真相だった。

中島保(林遣都)は「殺人衝動が自分に向く瞬間だよ。僕は犯罪者達の心に潜入を続けて、彼らの闇に触れてきた。そしたら、僕の中にある感情が生まれた。奴らを殺してやりたい。被害者と同じ苦しみを与えてやりたい。その死に様を見ることに、僕は喜びを感じ始めていた。僕にもあったんです。そのスイッチが。自殺じゃ無い。僕が殺した。僕は殺人者だ」と話した。

そして、中島保(林遣都)は「あなた(波瑠)の内面がどうであれ、その手はまだ汚れていない。どうか、そのことは忘れないで。さよなら、藤堂さん」と言い、拳銃を自分のコメカミに突きつけた。

発砲音がして中島保(林遣都)は床に崩れ落ちたが、発砲したのは中島保(林遣都)ではなく、駆けつけた刑事・東海林泰久(横山裕)だった。

刑事・東海林泰久(横山裕)は中島保(林遣都)の拳銃を打ち抜いており、中島保(林遣都)は無事だった。

そして、厚田巌夫(渡部篤郎)も部屋に駆けつけ、中島保(林遣都)を連行していく。

藤堂比奈子(波瑠)は連行される中島保(林遣都)に「中島先生。不思議です。私は貴方の、その顔だけは見たくなかった。そう…思うべきだと」と告げると、中島保(林遣都)は「思うべきなんですね、やっぱり」と肩を落として連行されていった。

その後、中島保(林遣都)の身柄は精神鑑定で病院へ移された。中島保(林遣都)がどのように証言しようが、被害者は自殺しており、中島保(林遣都)の罪をどう扱うか、議論になっていた。

ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子-第6話のあらすじとネタバレ」へ続く。

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