ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子-第6話のあらすじとネタバレ後半

波瑠が出演するフジテレビのドラマ「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」の第5話「大金が詰まった遺体…女刑事の過去」のあらすじとネタバレ後編です。

このページは「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子-第6話のあらすじとネタバレ」からの続きです。

■ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子-第6話のあらすじ後半

一方、藤堂比奈子(波瑠)はプロファイリングを手がかりに、公園の事を調べていると、交番のお巡りさんから、公園になる前は稲富義肢研究所という会社があった事を教えてもらう。

稲富義肢研究所の社長と家族は亡くなったが、先代の社長が十八荘で暮らしている老人・稲富なのだという。

藤堂比奈子(波瑠)は十八荘へ向かう途中で、十八荘の老人・西沢と出会い、老人・稲富は出かけているので不在だと教えてもらう。

そこで、藤堂比奈子(波瑠)は老人・西沢に誘われてゲームセンターに入り、老人達が大量の100円玉を機械に投入している様子を目撃する。

一方、東海林泰久(横山裕)は情報屋に接触したが、情報屋から「もう情報は売らない。今度はこっちに協力してもらう。俺とアンタの関係を警察の上層部にタレ込まれたくないだろ。ここ最近の捜査資料を持ってきてくれ。それと藤堂という女刑事の経歴もだ。1週間やる」と脅されてしまう。

そのようななか、荒神会の会長・浦沢清が何者かに拉致され、口の中に大量の100円玉を詰め込まれ殺されてしまう。

荒神会の会長・浦沢清は孫を溺愛しており、頻繁に娘の自宅へ通っていた。このとき、会長・浦沢清は孫にヤクザだと知られたくないため、若い衆を返していたので無防備だった。そこを襲撃されたのだ。

荒神会は跡目争いが起きており、警察は荒神会の内部対立の線で捜査を開始する。

そのようななか、中島保(林遣都)は追加の資料を得てさらなるプロファイリングを行い、藤堂比奈子(波瑠)に「今回の事件は猟奇殺人というより、猟奇的な殺人方法をとった処刑。第1の殺人事件で場所、第2の殺人事件では指紋を残した。第3の殺人事件ではもっとハッキリとした痕跡を残すに違いない。犯人は猟奇殺人犯の仮面を被った常識人」というメールを送った。

メールを読んだ藤堂比奈子(波瑠)が石上妙子(原田美枝子)に第3の殺人事件の解剖結果を尋ねると、石上妙子(原田美枝子)は「100円玉の中に1枚だけゲームセンターのコインが混ざっていた」と教えた。

全てを悟った藤堂比奈子(波瑠)は、十八荘を訪れて「貴方たちがリッチマン殺人事件の犯人だったんですね」と告げると、老人は「もう少し驚かれるかと思った。殺人事件を起こしたのが、こんな老人5人だからね」と犯行を認めた。

十八荘で暮らしていた老人5人は、荒神会に家族を奪われたり、土地を奪われたりしており、荒神会を怨んでいたのだ。

そして、老人の1人が、老人・稲富の経営していた稲富義肢研究所の技術を応用し、空気を圧縮して100円玉を口の中に送り込む機械を開発した。それが切っ掛けで、老人5人は荒神会への報復を開始したのだ。

老人・稲富は「まだまだ殺すつもりだった。ゲーセンに通って100円玉を集めてな」と告げると、藤堂比奈子(波瑠)は「でも、貴方たちは手がかりを残した。場所、指紋…。止めて欲しかったんでしょ?自分たちでは、もう止める事が出来ないから」と指摘した。

すると、老人の1人が「そうだね。我々はアンタに期待した。止めて欲しかったんだね。さあ、捕まえてくれ。人の心を失った我々が憎しみで動き出さないうちに」と告げた。

藤堂比奈子(波瑠)は、老人達が殺人について楽しそうに話している顔を見て、「貴方たちも、そんな顔をするんですね」と驚いた。

その後、警察が来て、老人5人を連行すると、厚田巌夫(渡部篤郎)は藤堂比奈子(波瑠)に「1度、会いに行ってきたらどうだ。それで、お前さんの中のモヤモヤが少しでも軽くなるなら」と言って立ち去った。

その後、東海林泰久(横山裕)が来て、藤堂比奈子(波瑠)に「お前が年寄りどもと話しているのを外で聞いていた。それでハッキリと分かった。お前の顔、人殺しと同じだよな」と告げると、藤堂比奈子(波瑠)は「私は刑事です。まだ」と答えた。

翌日、藤堂比奈子(波瑠)は施設を訪れ、中島保(林遣都)と面会した。

藤堂比奈子(波瑠)は「わかりやすい境界線が見えなくなっいてしまいました。人を殺す人間と殺さない人間の。先生の件がありましたから、今回の事件の犯人が老人だったことには驚きはしませんでした。ただ、感想はあのときと同じです。中島先生やあの人たちは、殺人を犯すべき人間ではなかったはず」と告げた。

それを聞いた中島保(林遣都)は「殺人を犯すべき人間なんて、此の世には存在しません」と答えた。

藤堂比奈子(波瑠)が「それでも先生は一線を超えました。中島先生のような方が殺人を犯すのであれば。やっぱり、私も…」と告げると、中島保(林遣都)は「でも、今はまだ越えていない。それだけが重要だと思います」と答えた。

中島保(林遣都)は「犯人逮捕の報告を読みました。老人達の殺人のスイッチを押したのは、憎しみと専用の器具だったかもしれません」と話すと、藤堂比奈子(波瑠)は「器具が泣ければ事件は起きなかった?」と尋ねた。

すると、中島保(林遣都)は「武器が形を成すことで、犯行を誘発することがあります。欧米で銃による殺人が無くならない理由は、身近に銃があるからだと思います。藤堂さん、貴女が持っているナイフのことです」と話した。

中島保(林遣都)が「あのナイフをいつ?」と尋ねると、藤堂比奈子(波瑠)は「高校生の頃に」と答えた。

中島保(林遣都)は「それは人を殺す目的で?」と尋ねると、藤堂比奈子(波瑠)は「父をです。あのナイフは父を殺す目的の物でした」と答えた。

一方、情報屋は何者かに路地裏へ追い詰められており、「待ってくれ、約束の一週間にはまだ…」と懇願するが、何者かにナイフで刺されてしまったのであった。

ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子-第7話のあらすじとネタバレ」へ続く。