ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子-第7話のあらすじとネタバレ

波瑠が出演するフジテレビのドラマ「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」の第7話「毒物死へ誘うAID…比奈子」のあらすじとネタバレです。

第6話のあらすじとネタバレは「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子-第6話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。

■ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子-第7話のあらすじとネタバレ

藤堂比奈子(波瑠)は中島保(林遣都)に「あのナイフは父を殺すためのものでした」と告白する。

藤堂比奈子(波瑠)が小学生の時に両親は離婚した。理由は父の浮気とDVだったが、最後のだめ押しは藤堂比奈子(波瑠)だった。

藤堂比奈子(波瑠)は父の時計を分解し、父に「お父さんの代わり。本当はお父さんを分解したかったけど」と言ったのだ。

藤堂比奈子(波瑠)はただ時計を分解したかっただけで、父のことなど、どうでもよく、本気で父親を分解しようとは思っていなかったが、母を蔑ろにしていた父に対して言ってみただけだった。

高校生の時にナイフを手に入れて、殺すのを父にきめたのも同じ理由だった。人を殺すなら、やっぱり、理由が必要な気がして。

将来は警察官にと決めていました。だから、完璧な理由を立てて、警察になってから決行しようと思っていた。

でも、できませんでした。母(奥貫薫)が亡くなったからです。母(奥貫薫)は私が警察官になった事を心から喜んでいたような気がしました。だから、母(奥貫薫)に自分の行いを止められたような気がしました。

あるとき、情報屋・藤川(不破万作)の死体が見つかる。第1発見者は東海林泰久(横山裕)だった。

厚田巌夫(渡部篤郎)が「トラブってたんだろ」と言い、事情を訊くと、東海林泰久(横山裕)は「1時間前に連絡があったんですよ。助けを求めていた。俺がやったなら、こんな正直に話しませんよ」と答えた。

そのようななか、除草剤「ビオローグ」を飲んで自殺するという事件が4件も立て続けにおこった。20年前にビオローグを使った自殺が何件か起きたが、最近では全く聞かない名前だった。

事件の資料を見た藤堂比奈子(波瑠)は「興味深い」と言い、捜査を開始する。

そのようななか、新たに5人目の自殺が見つかった。5人めは血で「AED」という文字を残していた。自殺なのに、まるで殺人事件のダイイングメッセージだった。

さて、藤堂比奈子(波瑠)は厚田巌夫(渡部篤郎)と共に、死神女史・石上妙子(原田美枝子)に司法解剖の結果を聞きに行く。

石上妙子(原田美枝子)によると、自殺に使用されたのは全て25年前に製造されたビオローグの原液だった。

ビオローグは、一般的な除草剤だったが、何度か事件に使用されたため、製造中止となっており、25年前のビオローグを保存していたということになる。

ビオローグはかなりの劇薬で、あらゆる臓器を機能不全になるので、即死しなくても、助かる道は無いのだという。

清水良信(百瀬朔)が「もっと楽な死に方があるんだろう」と呆れると、石上妙子(原田美枝子)は「馬鹿な事を言わないで。自分で死ぬのは苦痛以外のなにものでもない。安らかに死のうと思えば、天寿を全うするしか無い。殺人だって許せないけど、自分の命を捨てるのも殺人と同じくらい身勝手なこと」と怒った。

藤堂比奈子(波瑠)は「交番の原島さんが同じようなことを言っていた」と驚くと、清水良信(百瀬朔)は「原島さんが自殺者を許せないってのも仕方ない」と言って話した。

その昔、原島が住む団地の屋上から飛び降り自殺があり、その自殺者が転落した真下に原島の子供が居り、子供が自殺に巻き込まれて死んでしまった。

そして、数年後に原島の妻も死に、原島もかなりの間、カウンセリングを受けていたのだという。

さて、石上妙子(原田美枝子)は藤堂比奈子(波瑠)を食事に誘い、メイドカフェへ行くと、メイドカフェの店長・西連地麗華(伊藤麻実子)に「お客様は警察の方でしたよね?緊急時の時にドアをこじ開けるのは犯罪になるのでしょうか?中で自殺を図っているとか…」と相談された。

藤堂比奈子(波瑠)は「自殺?」と聞いて驚き、店長・西連地麗華(伊藤麻実子)に同行すると、そこはメイドカフェの従業員・キラリ(松本穂香)の部屋だった。

キラリ(松本穂香)は「今日は休むって連絡しましたけど?」と迷惑がったが、店長は構わず、キラリの部屋の中に入り、キラリを強く抱きしめた。

キラリ(松本穂香)が「何?」と驚くと、店長・西連地麗華(伊藤麻実子)は「私と貴女の体温です。生きているって実感して欲しいの。お願い、人生を終わらせないで」と告げた。

すると、キラリ(松本穂香)は「ごめんなさい。ごめんなさい。店長に迷惑を掛けたくなかった」と言って泣くと、店長・西連地麗華(伊藤麻実子)は「貴方は大事なスタッフです。様子がおかしいことくらい直ぐに分かります」と答えた。

同行していた藤堂比奈子(波瑠)は、キラリ(松本穂香)の部屋にビオローグの瓶を見つけ、パソコンに「AID」というサイトが表示されいるのを見つけた。

その日、捜査会議が開かれる。AIDは臓器提供を促すサイトで、チャットで自殺者に自殺を思いとどまらせるように説得し、それでも自殺を思いとどまらなければ、「AID」と名乗る者が直接メールのやりとりをして自殺を思いとどまらせる。

一見、素晴らしいサイトだが、それでも自殺を思いとどまらなければ、AIDは「楽に死ねる薬」だと言い、自殺志願者に劇薬のビオローグを送りつけるのだという。

さて、捜査が始まり、鑑識課の三木健(斉藤慎二)は、個人のノートパソコンを使ってサイトにアクセスし、チャットでAIDとの接触を試みた。

一方、藤堂比奈子(波瑠)は、AIDと自殺者のメールを持って中島保(林遣都)の元を訪れ、プロファイリングを依頼する。

藤堂比奈子(波瑠)が「あのとき、自分で命を絶とうとしてましたよね?今でも命を絶とうと望まれているんですか?」と尋ねると、中島保(林遣都)は「どうでしょうか。ただ、今はクリアにしたいことがあります。貴女のナイフの事です」と答えた。

すると、中島保(林遣都)は「貴女はナイフを誰にもらったか、言うのを意図的に避けています。貴女は父親の事をどうでもいいと言いました。ナイフを手にしただけで、小学生の頃に別れた父親を殺そうと考えるのは不自然です。貴女にナイフを渡して、それを勧めた誰かが居るんじゃないですか?」と尋ねた。

さて、情報屋・藤川(不破万作)の件で捜査から外された東海林泰久(横山裕)は、交番の原島の元を訪れた。交番勤務の原島は、東海林泰久(横山裕)に情報屋を使う違法捜査を教えた人物だった。

東海林泰久(横山裕)は「原島さんが知っている別の情報屋を教えてください。情報屋・藤川(不破万作)をやったヤツを調べたい」と頼むと、原島は「藤川は誰かに脅されていたらしいぞ。別れた女房と子供を盾にされてたって話だ」と教えた。

東海林泰久(横山裕)は「俺が探します」と言ったが、原島は「命は大切にしろ。俺の後継者が居なくなれば困る」と告げた。

その帰り、東海林泰久(横山裕)のスマホに電話が着信する。殺された情報屋・藤川(不破万作)の携帯電話からだった。

東海林泰久(横山裕)が電話に出ると、ボイスチェンジャーの声は「藤川が死んでホッとしたか?お前はアイツに脅されていた。藤川の死を心のどこかで喜んだだろ。藤堂比奈子(波瑠)、あの女について良いことを教えてやる」と告げた。

その後、東海林泰久(横山裕)は警察署に戻ると、藤堂比奈子(波瑠)のカバンを見つめた。

さて、鑑識の三木健(斉藤慎二)は、AIDに接触するため、AIDのチャットで自殺を止めてくれる人々を挑発しまくり、チャットをしていたAID信者を激怒させており、IPアドレスから逆探知され、AID信者に拉致されてしまった。

しかし、メイドカフェの従業員キラリ(松本穂香)の協力により、三木健(斉藤慎二)の居場所が判明し、厚田巌夫(渡部篤郎)らは現場へと急行する。

一方、藤堂比奈子(波瑠)は、AIDが自殺志願者へ送ったメールに警察しか知り得ない情報があることに気づき、犯人は警察関係者ではないかと気づく。

そこへ、中島保(林遣都)のプロファイリングの結果が届く。

中島保(林遣都)は、「AIDの自殺者への怒りと憎しみ。AIDは自殺者により、大切な物を奪われている。文章の端々にAID本人がカウンセリングを受けた形跡がある。AIDにとってビオローグを送る事は揺るぎない殺意であり、ビオローグを送られながら、命を絶たなかった6番目の女性はAIDに狙われる可能性がある」と分析していた。

それを読んだ藤堂比奈子(波瑠)がメイドカフェの従業員キラリ(松本穂香)の部屋へ向かうと、AIDがキラリ(松本穂香)に除草剤ビオローグを無理矢理、飲ませようとしていた。

なんと、犯人AIDの正体は、交番勤務の原島だった。原島の妻は、子供を失ったショックで除草剤藤堂比奈子(波瑠)を飲んで死んでいたのだ。

藤堂比奈子(波瑠)は「貴方は人殺しの顔をしてますよ」と言い、原島を挑発し、カバンの中からナイフを取り出そうとしたが、ナイフが無かった。

藤堂比奈子(波瑠)は格闘の末、原島に押し倒され、「殺し合いに来て負けました」と告げると、原島は藤堂比奈子(波瑠)に「飲め」と言い、ビオローグを突きつけた。

そこへ、東海林泰久(横山裕)が入ってくる。東海林泰久(横山裕)は「何でだよ。何でアンタが。命に大事にしろだ。誰がなるかよ。テメーの後継者なんかに」と言って原島を殴り飛ばして手錠を掛けた。

そして、東海林泰久(横山裕)は「殺すか?このジジイ。そのつもり出来たんだろ。…こいつが無いから出来なかったんだろう?」と言い、藤堂比奈子(波瑠)にナイフを渡した。

藤堂比奈子(波瑠)のカバンからナイフを盗んだ犯人は東海林泰久(横山裕)で、東海林泰久(横山裕)はナイフの代わりにナイフの代わりにICレコーダーを入れていた。

東海林泰久(横山裕)は、藤堂比奈子(波瑠)のカバンからICレコーダーを回収すると、藤堂比奈子(波瑠)に「もう言い逃れできないぞ。テメーはもう刑事じゃない。刑事を名乗るのは俺が許さねー」と告げた。

一方、鑑識の三木健(斉藤慎二)は、交際しているメイドカフェの店長・西連地麗華(伊藤麻実子)によって助けられた。

他方、中島保(林遣都)は、藤堂比奈子(波瑠)の「その人とは、故郷の長野で会いました。最初にあったとき、その人は私がこういう人間ということに気づいて、それでナイフを渡してきたんです。自分らしく、殺せば良いって」という言葉を思い出していた。

ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子-第8話のあらすじとネタバレ」へ続く。

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