砂の塔-知りすぎた隣人-高野和樹(佐野勇斗)の本当の母親

菅野美穂が主演するTBSのドラマ「砂の塔-知りすぎた隣人」の第7話のあらすじとネタバレ後半です。

このページは「砂の塔-知りすぎた隣人-第7話のあらすじとネタバレ」からの続きです。

■砂の塔-知りすぎた隣人-第7話のあらすじとネタバレ後半

一方、コーチ生方航平(岩田剛典)は、高野亜紀(菅野美穂)の母・三田久美(烏丸せつこ)の元を訪れ、高野亜紀(菅野美穂)の結婚したときのことを尋ねた。

母・三田久美(烏丸せつこ)は「あの子(菅野美穂)が子連れの男(田中直樹)と結婚するって知ったとき、私は反対したんだよ。わざわざ苦労を背負うことはないだろって。でも、あの子、どうしてもって聞かなくてね。和樹(佐野勇斗)の母親になることもひっくるめて、健一さんと結婚したいって。最初は継母だってことを負い目に感じて、力んでたんだろうね。やりすぎってくらい完璧に母親になろうとしてた。でも、ソラちゃん(稲垣来泉)が生まれてからは、肩の力が抜けてきてね」と話した。

さらに、母・三田久美(烏丸せつこ)は「でもね、心配なことがあったの。和樹が中学生になった年かな。和樹が私の所に相談に来たことの。学校へ行きたくないって。亜紀(菅野美穂)に話してみたんだけど、『お兄ちゃんなんだから』「男の子だから』ってちゃんと聞いてやらなかったみたいでさ。その頃からかな、ちょっとずつボタンを掛け違えてきたのかもね」と話した。

生方航平(岩田剛典)が「和樹君は知ってるんでしょうか?本当のお母さんが別に居るってこと」と尋ねると、母・三田久美(烏丸せつこ)は「ううん。それだけは絶対に言わないって。母親って悲しいよね、子供の為に付きたくも無い嘘を付かなきゃいけないから」と話した。

その帰り道、生方航平(岩田剛典)は高野亜紀(菅野美穂)と出会ったので、「すみませんでした。俺があんな写真捨てれば良かったのに」と謝罪すると、高野亜紀(菅野美穂)は「いいよ。逆に分かって良かった」と答えた。

生方航平(岩田剛典)が「俺に何か出来る事があれば…」と尋ねたが、高野亜紀(菅野美穂)は「いいよ。家族の事は私が何とかするから」と答えた。

生方航平(岩田剛典)が「何とかするってどうやって。俺は亜紀さんには笑ってて欲しいんだ。俺はもう子供じゃない。亜紀さんを支えたいんだ」と告げると、高野亜紀(菅野美穂)は「優しいな、航平君は。でもさ、そういう優しさは本当に大事な人に使った方が良いよ。今までありがとう。じゃーね」と言って立ち去った。

その日の夜、高野亜紀(菅野美穂)は、ドア越しに高野和樹(佐野勇斗)の部屋に向かって「授賞式、和樹(佐野勇斗)が嫌なら、お母さんは行かないよ。でも、和樹には1人でも行って欲しいな。和樹が頑張ってきたことが認められたんだもの。こんな嬉しいことはないよ。和樹のこと、世界で一番、大事に思ってるからね」と話したが、高野和樹(佐野勇斗)からの返事は無かった。

しかし、高野和樹(佐野勇斗)のスマホに不良仲間から「日曜、2時にいつものとこな」というメッセージが届くと、高野和樹(佐野勇斗)は部屋を出て、高野亜紀(菅野美穂)に「何を言っても怒らない?」と尋ねた。

高野亜紀(菅野美穂)が「うん」とうなずくと、高野和樹(佐野勇斗)は「(誘拐犯と疑われた)10月29日は友達と居たんだ。万引きした物を横流ししてた。ヤバイ事をしてるやつらに。俺はやってないよ。でも、そいつらに根性が無いって言われて、貯金を下ろしたりして金を作って、その金でゲームやスマホを買って万引きしたふりをして、そいつらに…。でも、流石にこのままじゃダメだ、いい加減に止めなきゃって。アイツらと縁を切る事にした。本当、本当だよ、母さん」と話した。

それを聞いた高野亜紀(菅野美穂)は「ありがとう。話してくれて」と言い、高野和樹(佐野勇斗)の手を握り、写真コンクールの表彰式のために買ったスーツを高野和樹(佐野勇斗)にプレゼントした。

高野和樹(佐野勇斗)はスーツを手にして喜び、「表彰式、来てくれるの?」と尋ねると、高野亜紀(菅野美穂)は「絶対に行くよ」と答えた。

翌朝、高野和樹(佐野勇斗)は、高野亜紀(菅野美穂)と高野ソラ(稲垣来泉)と一緒に受章式に向かおうとしたが、タワーマンションを出たところで、「携帯忘れたから、取ってくる。先に言ってて」と言い、高野亜紀(菅野美穂)と別れてタワーマンションの中へと消えた。

その後、高野亜紀(菅野美穂)は写真コンクールの展示会場で、高野ソラ(稲垣来泉)と一緒に、入選した高野和樹(佐野勇斗)の写真を見て感心していたが、高野和樹(佐野勇斗)は一向に来なかった。

そのころ、高野和樹(佐野勇斗)は、自宅を家捜ししてお金を探していた。高野和樹(佐野勇斗)は遂にお金を見つけるが、5万円しか無く、「足りねーよ、これじゃ」と嘆いた。

そのとき、高野和樹(佐野勇斗)のスマホに不良仲間からのラインが着信する。ラインには「ノルマ10万ね」と書いてあった。

高野和樹(佐野勇斗)は「どうすりゃ、いいんだよ」と嘆き、高野ソラ(稲垣来泉)の貯金箱も割り、有り金をかき集めて部屋を出た。

そして、高野和樹(佐野勇斗)が橋の下へ行くと、不良仲間が待っていた。

高野和樹(佐野勇斗)は不良仲間に5万円と小銭を渡すと、不良は「これだけ?10万て言っただろ。万引きする振りしてたお坊ちゃま、お前、中学から、ただのカモだったくせによ。高級マンションに引っ越したら、そんなに偉いのかよ。約束通り、極刑な」と告げた。

偶然、通りかかったクラスメイト橋口成美(川津明日香)は、高野和樹(佐野勇斗)と不良仲間の会話を聞き、高野亜紀(菅野美穂)に電話して知らせた。

良仲間は、クラスメイト橋口成美(川津明日香)に見つかったので、高野和樹(佐野勇斗)を工場へ連れて行き、高野和樹(佐野勇斗)に殴る蹴るの暴行を加えていたぶった。

そこへ、佐々木弓子(松嶋菜々子)が現れる。

佐々木弓子(松嶋菜々子)は不良仲間が高野和樹(佐野勇斗)に暴行を加える様子をスマホで動画撮影しており、撮影した動画を不良仲間に見せた。

そして、佐々木弓子(松嶋菜々子)は「貴方たちがしたことは、傷害罪・脅迫罪・恐喝罪・暴力法違反、逮捕されたら間違いなく、少年院送りね。この動画もネットに流しておくわ。これで全員、退学。就職はおろか、街を歩くことさえ出来なくなる。このさき一生、人の目に怯えながら生きていくのよ。言っておくけど、仕返しに彼を傷つけようなんて思わないでよ。もし、彼に指一本でも触れたら、私が貴方たちを殺す」と告げた。

不良が「そんなこと出来るわけないんだろ」と告げると、佐々木弓子(松嶋菜々子)は「こうみえて、私、もう1人殺してるの。何人か増えたって何の事は無い。もし、今、殺し損ねて捕まったとしても、刑務所を出たら、また貴方たちを殺しに行く。そこで殺し損ねても、また行く。息の根を止めるまで何度だって行くわ。一緒に地獄に落ちましょう」と告げて、不気味な笑みを浮かべた。

そのとき、パトカーのサイレンが聞こえてきたので、不良達は慌てて逃げていった。

高野和樹(佐野勇斗)が「なんで?」と尋ねると、佐々木弓子(松嶋菜々子)は「もう大丈夫よ」と答えた。

高野亜紀(菅野美穂)は、クラスメイト橋口成美(川津明日香)からの知らせを受け、高野和樹(佐野勇斗)を探し、ようやく、工場にたどり着くと、ボロボロになった高野和樹(佐野勇斗)はストレッチャーに乗せられ、救急車へと運ばれる所だった。

高野亜紀(菅野美穂)は高野和樹(佐野勇斗)に駆け寄り、「ごめん、ごめんね。イジメのことを気づけなくて。気づけたはずだよね。私がちゃんとしてないから。ごめんね、ごめんね」と謝罪したが、救急隊員に制され、高野和樹(佐野勇斗)は救急車に乗せられた。

佐々木弓子(松嶋菜々子)は、茫然と立ち尽くす高野亜紀(菅野美穂)に「これで分かったでしょ。積み重ねてきた年月なんて、何の役にも立たないって。命がけで子供を守る覚悟も無いくせに、そんな女が母親って言える?私は貴女とは違う。和樹(佐野勇斗)のために地獄へ落ちる覚悟がある」と告げた。

そこへ、救急隊員が来て「付き添いのお母さんというのは?」と尋ねると、佐々木弓子(松嶋菜々子)は「私です」と言い、救急車に乗り込んだ。

高野亜紀(菅野美穂)は救急車を追いかけようとしたが、転倒してしまい、救急車が走り去るのを見送った。

一方、刑事・荒又秀美(光石研)の捜査により、ハーメルン事件で居なくなった5人目の被害者・玲雄は、中学生に虐められていた事が判明した。

当初、5人目の被害者・玲雄の母親に落ち度は無いと考えられていたが、5人目の被害者・玲雄の母親には「子供のイジメに気づかなかった」という落ち度があったのだ。

しかも、今回は無いと思われていた黄色いカーネーションが、ゴミ捨て場から見つかった。やはり、居なくなった少年・玲雄はハーメルン事件の5人目の被害者だったのだ。

その後、高野亜紀(菅野美穂)が雨の中、放心状態で歩いていると、それを見かけた生方航平(岩田剛典)は「どうしたの?和樹君は?」と言い、傘を差しだした。

しかし、高野亜紀(菅野美穂)は「大丈夫。大丈夫だから」と力なく答え、立ち去ってしまう。

生方航平(岩田剛典)は、高野亜紀(菅野美穂)の後ろ姿を見て意を決すると、高野亜紀(菅野美穂)を呼び止め、「俺の事を優しいって言ったよね。俺、優しくなんかないよ。良い奴でもない。いつも亜紀さんを見る度に思ってた。なんで結婚なんてするんだ。俺が奪ってやりたいって」と言い、高野亜紀(菅野美穂)を抱きしめたのであった。

砂の塔-知りすぎた隣人-第8話のあらすじとネタバレ」へ続く。

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コメント欄

高野健一と高野亜紀の結婚写真じゃなくて、佐々木弓子との写真ですよね。

  • 投稿者-
  • 匿名

ご指摘ありがとうございます。佐々木弓子(松嶋菜々子)に訂正しました。

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  • 管理人