パーフェクトリポートの新犯人と黒幕

ドラマ「パーフェクトリポート」の第8話「仕組まれた罠…遊軍決死の逆転劇!」の視聴率と感想です。第8話の視聴率は6.1%でした。第8話のあらすじは「パーフェクトリポート第8話のあらすじ」をご覧下さい。

第8話を観て思考が停止した。理由は分らないが、15年前に起きた世田谷主婦殺害事件の設定が途中で変更され、ストリーが繋がっていないので、第8話が理解できなかった。

赤坂衆(小出恵介)は、11年前に蒼山叶(松雪泰子)が独占インタビュー放送後に死亡した澤村武について「澤村は青山さんを抗議するために局へ来た。その後、不運な交通事故に巻き込まれて命を落とした」と言っていた。

15年前に起きた世田谷主婦殺害事件も11年前に起きた事件に変更され、事件の重要参考人だった夫の澤村武は事件直後に事故で死亡したことになった。

澤村武は飛び降り自殺したはずなのだが、交通事故に巻き込まれて死亡したという設定に変更されている。

そもそも、蒼山叶(松雪泰子)は、自分がスクープした独占インタビューが編集により、澤村武が終始責任逃れの弁明しているような印象になったVTRで放送され、澤村武を自殺に追い込んでしまったことに悩んでいたはずだ。

澤村武が事故死したのなら、蒼山叶が何も責任を感じる必要が無いし、蒼山叶がトラウマになるほど15年前の世田谷主婦殺害事件や澤村光輝(木村了)にこだわる必要が無い。

第8話で、蒼山叶と澤村光輝の会話がチグハグになって成立していなかったのはこのためだろう。蒼山叶の澤村光輝に対する心理状態の根底部分が変更されたため、私は蒼山叶の状況を理解できなくなった。

打ち切りで話をショートカットするために、設定を変更したのだろうか。本来のストリーから大きく変更するためだろうか。理由は分らない。

ドラマ内で「11年前の事件」が、15年前の世田谷主婦殺害事件なのか、夫の交通事故(自殺?)なのか理解できない。観ていると頭が混乱する。

第1話から観ている私は、11年前の事件と言えば「夫・澤村武の自殺」を指すものと解釈してしまう。しかし、澤村武は事故で死んだことになっているのだ。

それはさておき、話が成立していないが、少しストリーは面白くなってきた。この第8話を第2話か第3話でやっていれば、パーフェクト・リポートはそれなりに面白かったと思う。

15年前の妻・澤村成美を殺したのが夫の澤村武でないとすれば、澤村光輝による犯行の可能性が出るという設定は面白いが、残り2話では話の広がりに限界がある。この話が第2話か第3話なら、色々な展開が考えられるのだが。

一応、パーフェクト・リポートの新犯人(黒幕)を予想しておく。新犯人(実行犯)は丹波代議士の部下で、黒幕は丹波代議士だろう。

太陽のキーホルダーの持ち主(真犯人=実行犯)は、丹波代議士の秘書・森山秀明(佐藤滋)も自殺に見せかけて殺したのだろう。澤村武は丹波代議士の不正献金問題にたどり着いたため、警告のために妻・澤村成美は殺されたのではないだろうか。

ニュース部ディスクの黒井彰(平山浩行)は怪しいが白だろう。黒井彰が赤坂衆(小出恵介)をワシントン支局へ転勤を命じたのは、丹波代議士の裏金問題に近づき過ぎた赤坂衆を守るためだろう。

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