カインとアベル-第9話のあらすじとネタバレ

桐谷健太が出演するフジテレビのドラマ「カインとアベル」の第9話のあらすじとネタバレです。

第8話のあらすじとネタバレは「カインとアベル-第8話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。

■カインとアベル-第9話のあらすじとネタバレ

高田優(山田涼介)が高田隆一(桐谷健太)の盗聴を告発し、高田隆一(桐谷健太)は高田総合地所を去った。

高田隆一(桐谷健太)は葉山の別荘に逃げ、矢作梓(倉科カナ)との結婚式にも現れなかった。

翌日、高田優(山田涼介)は矢作梓(倉科カナ)を役員室に呼び、結婚式が中止になったことを理由に「今度、新しく都市計画のプロジェクトを始めます。そのリーダーになって欲しい」と頼んだ。

しかし、矢作梓(倉科カナ)は「何が誤解しているようですが、私は今日で退職します。ハッキリ言います。結婚式はああいう事になってしまいましたが、私は隆一さん(桐谷健太)の婚約者です」と断り、会社を辞めた。

その後、高田貴行(高嶋政伸)は、副社長・高田隆一(桐谷健太)が手がけていた仕事を整理し、その仕事の一部を高田優(山田涼介)に任せた。

そのとき、高田優(山田涼介)は、副社長・高田隆一(桐谷健太)が手がけていた仕事の資料の中に「新宿第二地区開発事業」という古いファイルを発見し、社長・高田貴行(高嶋政伸)に尋ねた。

すると、高田貴行(高嶋政伸)は「会長(寺尾聰)が社長だった頃から、なんども話に上がっては、断念したプロジェクトだ。この土地は権利が複雑でな。正面から取り組もうとすれば、とてつもない時間と莫大な費用がかかる。隆一(桐谷健太)も取り組もうとしたのが、隆一(桐谷健太)の判断で中止にした」と教えた。

高田優(山田涼介)が「兄貴が諦めた仕事ですか?」と尋ねると、高田貴行(高嶋政伸)は「そうじゃない。リスクが大きくて危険だと判断したんだ。力のある人間に裏から手を回す必要もある。中止した隆一(桐谷健太)の判断は正しい」と教えた。

高田優(山田涼介)が「俺が担当してもいいですか?」と尋ねると、高田貴行(高嶋政伸)は「何を言ってるんだ。お前は自分が出来る仕事に専念しなさい」と断じた。

しかし、部屋に戻って思案した高田優(山田涼介)は、黒沢幸助(竹中直人)に会い、「民営党の大田原代議士を紹介して欲しい」と頼んだ。

黒沢幸助(竹中直人)が「何を企んでいる。無理じゃないが、噂の多い男だぞ」と告げると、高田優(山田涼介)は「覚悟してます」と答えた。

一方、矢作梓(倉科カナ)は、高田隆一(桐谷健太)が籠もっている葉山の別荘に何度も運んでいたが、高田隆一(桐谷健太)はドアを開けることはなかった。

矢作梓(倉科カナ)が帰った後、高田隆一(桐谷健太)が玄関のドアを見ると、ドアノブに荷物がつり下げてあった。

中には、「お父さんからです」と書いたメモと、高田貴行(高嶋政伸)が使っていた万年筆が入っていた。

万年筆を見た高田隆一(桐谷健太)は、矢作梓(倉科カナ)を追いかけ、「どうしてみんな、俺を責めない。どうして俺を許す。俺は梓の事も、父さんの事も裏切ってばかりなのに」と問いかけた。

矢作梓(倉科カナ)は「たぶん、家族だから。家族だから許せる。家族だからずっと待っている。お父様も。結婚式、私もずっと待ってようと思った。許されるなら、何日でも何週間でも」と答えた。

高田隆一(桐谷健太)は「本当に俺でいいのか?もう副社長じゃないし、何も持ってないぞ」と尋ねると、矢作梓(倉科カナ)は「隆一さんがいれば、それでいい」と答えた。

高田隆一(桐谷健太)は「俺たちで幸せになろう。結婚してください」プロポーズすると、矢作梓(倉科カナ)は「はい」と答え、2人は抱きしめ合った。

さて、黒沢幸助(竹中直人)が大田原代議士とのアポを取り付けてくれたので、高田優(山田涼介)は大田原代議士と面会することになった。

その日、高田貴行(高嶋政伸)は高田優(山田涼介)を呼び出し、「どういうことだ。新宿第二地区の調査をしているそうだな。アレには手を出すなと言ったろ」と叱った。

高田優(山田涼介)は「事前に相談しなかった事は謝ります。リスクは分かっています。でも高田を飛躍させるためには、この仕事が必要なんです」と答えた。

高田貴行(高嶋政伸)は「とにかく、今は隆一(桐谷健太)の穴を埋めることに専念しなさい。勝手な事はするな。これは社長命令だ。良いな」と厳命した。

その後、高田優(山田涼介)が役員室に戻ると、祖父で会長の高田宗一郎(寺尾聰)が来ていた。

高田優(山田涼介)が「デベロッパー大手3社と肩を並べるくらいにならなければならない。そのためには積極的な経営をしていく」と話すと、高田宗一郎(寺尾聰)は「それじゃ、肩を並べたとしよう。その後はどうする?」と尋ねた。

高田優(山田涼介)は「肩を並べたら、1位を目指す。1位になったら、世界を目指す」と答えると、高田宗一郎(寺尾聰)は「その先に何がある。全ての勝負に勝ち続けることは出来ないぞ。身の丈に合わない経営は危険だ。儲けは、ほどほどがいい。仕事には魔力がある。勝つことは大事だが、それにこだわり続けると、大切な物を失ってしまう。自分にとって大切な物は何か。いつも側に居るのは誰か。それを考えて行動しなさい」と教えた。

その日、高田優(山田涼介)は久しぶりに柴田ひかり(山崎紘菜)を夕食に誘い、何時もの小料理屋へ行った。

柴田ひかり(山崎紘菜)は「最近の優はピリピリしてて話しづらいって、みんな言ってるよ」と忠告すると、高田優(山田涼介)は「仕方ないだろ。役員になったんだから。1つ間違えば、俺のせいで会社が傾くし」と答えた。

そうした一方で、高田優(山田涼介)は、みんなと話し合って、意見が聞きたいだけなのに、みんなは反対意見がっても自分の意見を言わず、直ぐに謝る事について悩んでいた。

翌日、高田優(山田涼介)は大田原代議士と面会し、大田原代議士から、新宿第二地区を高田が開発を手がける約束を取り付けた。

一方、高田隆一(桐谷健太)は、高田家から離れて自力で新しく事業を開始するため、黒沢幸助(竹中直人)に挨拶しに行った。

すると、黒沢幸助(竹中直人)は「俺と組んで高田を乗っ取るか?…ハハハハ。そういえば、優くん(山田涼介)が面白い頼み事に来た。大田原代議士を紹介してくれってさ。何を企んでいるのかな」と話した。

それを聞いた高田隆一(桐谷健太)は「優が?」と驚き、慌てて出て行った。

翌日、高田優(山田涼介)は取締役会で、「高田が4000億円規模の仕事を請け負うことになる。権利が複雑に入り組んだ土地でしたが、関係者との話は付いています」と言い、新宿第二地区開発計画を発表した。

高田貴行(高嶋政伸)は「誰もお前には頼んでいない。手を引けと行っただろ。今すぐ中止しろ」と激怒したが、高田優(山田涼介)は「もう中止にはできない。これは高田に必要な事業です。やりましょう」と言って笑った。

その後、高田隆一(桐谷健太)は、高田優(山田涼介)の部屋を訪れ、「今すぐ手を引け。どれほどリスクが大きいのか分かっているのか。あれだけは絶対にダメだ。まともにやれば、とてつもない時間と費用がかかる。それに裏から手を回そうとすると、危ない橋を渡ることになる。だから俺は見送った」と告げた。

高田優(山田涼介)は「だからダメなんですよ。どんなビジネスにもリスクは付きものです」と呆れると、高田隆一(桐谷健太)は「お前がやろうとしてるのはビジネスじゃない」と告げた。

高田優(山田涼介)は「わざわざ、そんな事を言いにきたんですか?俺、最近、分かったんですよ。上に立たないと見えない景色がある。役員になったとたん、周りの世界が一瞬に変わりましたよ。頂上に立たないと見えない景色がある。俺はそれが見てみたい。もう、のぼり始めてしまったんですよ。その景色を見ずに降りろというのですか?そもそも、もう貴方は副社長じゃない」と告げた。

高田隆一(桐谷健太)は「兄として心配して言ってるんだ。今ならまだ間に合う」と止めたが、高田優(山田涼介)は「ご忠告はありがたく頂戴しておきます。でも、もう誰にも止められないんですよ。お帰りください」と言い、部屋のドアを開けて退室を促した。

高田隆一(桐谷健太)は、すっかりと変わり果てた高田優(山田涼介)の顔を見つめたが、何も言わずに部屋を出て行った。

翌日、大田原代議士が新宿第二地区の開発に関連し、大手デベロッパーから金銭受け取ったという疑惑が報じられた。

時を同じく、東京地検は高田総合地所を訪れ、贈収賄容疑の参考人として高田優(山田涼介)に任意同行を求めたのであった。

カインとアベル-最終回のあらすじと結末ネタバレ」へ続く。

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