砂の塔-知りすぎた隣人-最終回のあらすじと結末ネタバレ
菅野美穂が主演するTBSのハーメルン事件ドラマ「砂の塔-知りすぎた隣人」の最終回(第10話)のあらすじと結末ネタバレです。
第9話のあらすじとネタバレは「砂の塔-知りすぎた隣人-第9話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。
■砂の塔-知りすぎた隣人-最終回のあらすじとネタバレ
タワーマンション50階に住む阿相寛子(横山めぐみ)の息子・俊介(太った子)が黒いコートの男に誘拐された。
一方、タワーマンションの屋上から降りてきていた高野和樹(佐野勇斗)は、ハーメルンの口笛を吹く人物を目撃し、高野亜紀(菅野美穂)に電話をして「ハーメルンの犯人をみたかもしれない」と報告して、警察へ行こうとしたが、背後から犯人に襲われてしまった。
高野亜紀(菅野美穂)は、電話が途中で切れたので、電話を掛けなおすが、高野和樹(佐野勇斗)の携帯電話は電源が切れており、繋がらなかった。
高野健一(田中直樹)は「弓子(松嶋菜々子)じゃないか」と言い、26階にある佐々木弓子(松嶋菜々子)の部屋に押し入ったが、誰も居らず、部屋は滅茶苦茶に荒らされていた。
自宅に戻った高野健一(田中直樹)は、「あの部屋を見ただろ。普通じゃない」「和樹(佐野勇斗)がトラブルに巻き込まれた事は間違いない」と言い、警察へ行く事にした。
そのとき、両親の話を聞いていた長女・高野ソラ(稲垣来泉)は、生方航平(岩田剛典)に電話を掛けた。
電話を受けた生方航平(岩田剛典)は、ちょうど、タワーマンションの外に居り、高野ソラ(稲垣来泉)から話しを聞こうとした。
しかし、そのとき、生方航平(岩田剛典)は、黄色いカーネーションをもった黒いコートの男を目撃したので、電話を切り、黒いコートの男を追いかけた。
生方航平(岩田剛典)は黒いコートの男を捕まえたが、ナイフで腕を切られて負傷し、取り逃がしてしまう。しかし、生方航平(岩田剛典)は、黒いコートの男の顔を見た。
その後、タワーマンションの前で、阿相寛子(横山めぐみ)の息子・俊介(太った子)の上着と黄色いカーネーションが見つかった。息子・俊介を連れだった犯人はハーメルン事件の犯人だった。
阿相寛子(横山めぐみ)は警察へ行き、「早く息子を探して欲しい」と訴えるが、スマートフォンに「三千万を用意しろ。警察に言ったら殺す」というメールが着信したため、慌てて警察を出た。
一方、高野亜紀(菅野美穂)と高野健一(田中直樹)も警察を訪れ、「和樹(佐野勇斗)はハーメルン事件の犯人を見たのがバレて連れ去れた」と訴えた。
しかし、刑事は「お宅の息子さんは補導されてますよね?ハーメルン事件の犯人扱いを受けて。犯人を見たと言ってますが、何を根拠に犯人と言ったのでしょうか?」と言い、調べようともしなかった。
高野健一(田中直樹)は「荒又刑事(光石研)と話しをさせてください」と頼んだが、刑事は「荒又警部(光石研)は出張中です」と答えた。
そのころ、刑事・荒又秀美(光石研)は、山梨県の朝霧村という廃村を訪れていた。
山梨県の朝霧村は5年前に廃村になっており、ハーメルン事件の4人目の被害者・前田千晶(3歳)が保護された山中から北に20kmのところにあった。
そして、ハーメルン事件の4人目の被害者・前田千晶(3歳)の証言によると、ハーメルン事件の犯人は口笛を吹いていた。
口笛の曲は、認知症を改善する音楽療法のために作られたもので、患者100程度と関係者しか知らない。
その治療を受けた患者のリストの中に、宮瀬礼子という女性がおり、宮瀬礼子の住所が山梨県の朝霧村になっていた。
このため、刑事・荒又秀美(光石研)は、宮瀬礼子を調べるために、山梨県の朝霧村を訪れていたのだが、廃村になっていたので「もう引っ越してるんじゃないか」と半ば諦めていた。
一方、腕を切られた生方航平(岩田剛典)は、小さな町医者を訪れ、治療を受けていた。生方航平(岩田剛典)が服を脱ぐと、体中に傷跡があり、背中に大きな火傷の痕が残っていた。
さて、警察は連れ去れた阿相寛子(横山めぐみ)の息子・俊介(太った子)の捜索に全力を尽くしており、高野和樹(佐野勇斗)の事は後回しになっていた。
業を煮やした高野亜紀(菅野美穂)は、高野健一(田中直樹)から佐々木弓子(松嶋菜々子)のクラブを教えてもらい、クラブを訪れた。
しかし、佐々木弓子(松嶋菜々子)はクラブには居なかった。店員によると、佐々木弓子(松嶋菜々子)は突然、店を手放すと言って荷物を整理して出て行き、今、車で羽田へ向かっているのだという。
高野亜紀(菅野美穂)は、佐々木弓子(松嶋菜々子)を追いかけて、車を止め、「和樹(佐野勇斗)を知りませんか?昨日の夜、ハーメルン事件の犯人を見たって言う連絡があってから、連絡が付かないんです」と尋ねたが、佐々木弓子(松嶋菜々子)は何も知らなかった。
高野亜紀(菅野美穂)は車のトランクを開けさせて調べるが、トランクは空だった。高野亜紀(菅野美穂)は「すみませんでした」と謝り、走り去った。
一方、警察は、犯人が逃走に使用した黒い車のナンバーを特定し、車の所有者の特定に全力を挙げた。
警察署に残っていた高野健一(田中直樹)は、車の特徴とナンバーを聞いて驚いた。
その車は、高野健一(田中直樹)が阿相武文(津田寛治)の副業を手伝った時に使用した車だったのだ。
高野健一(田中直樹)は、阿相武文(津田寛治)がタワーマンションの隣にあるタワーマンションに部屋を借りて、愛人を住まわせている事を思い出し、隣のタワーマンションへと急いだ。
そして、高野健一(田中直樹)が、愛人の部屋へと押し入ると、阿相武文(津田寛治)がノホホンと料理をしていた。
阿相武文(津田寛治)は「お前が誘拐したのか?」と言い、室内を探すが、阿相武文(津田寛治)の息子・俊介(太った子)が居ただけで、高野和樹(佐野勇斗)は居なかった。
高野健一(田中直樹)は「和樹(佐野勇斗)をどこに隠した」と詰め寄るが、阿相武文(津田寛治)は部屋を飛び出して逃走する。
高野健一(田中直樹)は阿相武文(津田寛治)を追いかけて捕まえると、阿相武文(津田寛治)は「知らねーよ。俺が連れ出したのは俊介(太った子)だけだ」と答えた。
高野健一(田中直樹)が「お前が誘拐犯じゃないのか?」と驚くと、阿相武文(津田寛治)は「ハーメルンのふりをしてたんだよ。金だよ、金。寛子(横山めぐみ)に金を持ってこさせるためだよ」と言って理由を明かした。
阿相武文(津田寛治)は自分の貯金に手を付けると足が付くため、ハーメルン事件を装って息子・俊介(太った子)を連れだし、妻・阿相寛子(横山めぐみ)に身代金を要求していた。
そこへ、銀行から3000万円を引き出して帰ってきた阿相寛子(横山めぐみ)が、通りかかり、息子・俊介(太った子)を誘拐した犯人が夫・阿相武文(津田寛治)だったことを知り、泣き崩れた。
さらに、車の所有者を捜査していた警察が駆けつけ、阿相武文(津田寛治)を逮捕した。
しかし、直ぐに、阿相武文(津田寛治)は人身売買の容疑で追い詰められた末、ハーメルン事件を装って息子・俊介(太った子)を誘拐していただけで、ハーメルン事件とは関係無い事が判明した。
さて、山梨県の朝霧村を訪れていた刑事・荒又秀美(光石研)は、リストに乗っていた宮瀬礼子の自宅を訪れると、既に廃村になっているはずだが、生活している形跡があった。
刑事・荒又秀美(光石研)が室内を調べていると、車のエンジンがかかる音がした。
刑事・荒又秀美(光石研)が慌てて自宅を飛び出すと、白いワゴン車が走り去った。刑事・荒又秀美(光石研)は急いで警察に無線を入れ、緊急配備を敷いた。
さて、阿相武文(津田寛治)はハーメルン事件とは関係無く、高野和樹(佐野勇斗)の事も知らなかった。
高野亜紀(菅野美穂)と高野健一(田中直樹)は、自宅で高野和樹(佐野勇斗)を心配していると、高野健一(田中直樹)は「和樹(佐野勇斗)が電話で言ってたサプライズってなんだ?」と疑問に思った。
すると、高野ソラ(稲垣来泉)は「ソラ、サプライズを知ってるよ。テントウムシ(点灯式のこと)だよ」と言い、高野和樹(佐野勇斗)は屋上でサプライズの点灯式を計画していた事を明かした。
それを聞いた高野亜紀(菅野美穂)と高野健一(田中直樹)は、屋上へ向かうと、屋上にクリスマスツリー風に電飾が用意されていた。
高野和樹(佐野勇斗)は、約束していたクリスマスツリーの点灯式を家族と一緒に見られなかったため、もう1度、点灯式をやって、今度は家族と一緒に見ようとしていたのだ。
それを見た高野健一(田中直樹)は、「男1人を屋上から、連れ出すのはリスクが高すぎる。和樹(佐野勇斗)はタワーマンションに居るのではないか。どこかに閉じ込められてるんだ」と推理した。
そして、高野健一(田中直樹)は、高野亜紀(菅野美穂)に「ママはウチで待ってて。俺は警察に行ってくる」と言い、走り出した。
一方、タワーマンション50階にある自宅に戻った阿相寛子(横山めぐみ)は、夫・阿相武文(津田寛治)に呆れ果て、「ママね。やっと分かったの。ママが欲しがっていた物は全部偽物だったって。バカだったわ」と言い、部屋に飾っていたクリスマスツリーを蹴り倒すと、息子・俊介を連れて部屋を出た。
このとき、部屋には火の付いたローソクがあり、ローソクの火が倒れたクリスマスツリーの装飾に燃え移った。
そして、火の手は、お鍋をするために用意していたガスボンベに引火して、爆発を起こした。
「砂の塔-知りすぎた隣人-最終回のあらすじと結末ネタバレの後半-ハーメルン事件の犯人と真相ネタバレ」へ続く。
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