ドクターX・大門未知子の実在のモデルは柔道の松本薫
テレビ朝日の人気医療ドラマ「ドクターX」の主人公・大門未知子(米倉涼子)の実在のモデルのネタバレです。
■大門未知子(米倉涼子)の実在のモデル
ドラマ「ドクターX」の脚本を務めた脚本家・中園ミホは、これまでにドラマ「やまとなでしこ」「ハケンの品格」「花子とアン」などの人気ドラマの脚本を手がけてきた。
脚本家・中園ミホが脚本を書くときは、頭の中に小さいテレビ画面があり、小さいテレビ画面の中で、登場人物が勝手に喋ってくれたり、動いてくれたりする。
脚本家・中園ミホは、現場の生の声を聞き出したら、頭の中で演じる役者のイメージを掛け合わせるという手法で、数々の個性的なキャラクターを生み出してきた。
しかし、ドラマ「ドクターX」の時は、脚本を書き出すまで、凄く時間がかかった。
なぜなら、大門美智子(米倉涼子)のようなフリーランスで一匹狼の医者は、日本に居ないからだ。
居ない医者のキャラクターの決めぜりふを決めるのは難しく、脚本家・中園ミホは悩んだ末、無口な外科医にしようかと思うほどだった。
そして、締め切りも過ぎており、行き詰まっていたとき、夜中にテレビを付けると、ちょうどロンドンオリンピックの女子柔道の決勝戦をしていた。
女子柔道の決勝戦には、松本薫(まつもと・かおり)が登場しており、松本薫の試合を見た脚本家・中園ミホは圧倒された。
そして、松本薫は、金メダルを取った後のインタビューで、質問に対して「ミスはしないので」と答えた。
これを聞いた脚本家・中園ミホは、「私、失敗しないので」という決め台詞を思いついた。
そして、松本薫の試合前や試合中の闘争心溢れる表情と、試合後の乙女のような表情から、手術中は険しい表情をするのに手術後は麻雀をして弾ける大門未知子(米倉涼子)というキャラクターが誕生したのであった。
スポンサードリンク