嘘の戦争-最終回のあらすじと結末ネタバレ

草なぎ剛が主演するフジテレビの復讐シリーズ「嘘の戦争」の最終回(第10話)のあらすじと結末ネタバレです。

最終回までのあらすじは「嘘の戦争-原作とあらすじとネタバレ」をご覧ください。

■嘘の戦争-最終回のあらすじとネタバレ

2000万円詐欺の容疑で警察に追われていた一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は、園長・三瓶守(大杉漣)と出会い、児童養護施設「宮森わかばの家」に匿ってもらった。

録音データという切り札を失った一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は、父が託した証拠をまだ持っているか尋ねると、園長・三瓶守(大杉漣)は「まだ持っているよ。君のお父さんは、亡くなった女性の解剖所見のコピーを僕に」と教えた。

一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は「解剖所見だけか。それだけで、警察が30年前の事件を調べ直すはずがない」と落胆した。

しかし、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は「無くても在るように思わさればいい」と言い、仁科家にハッタリで挑むことにすると、園長・三瓶守(大杉漣)は協力を申し出た。

一方、記者会見で粉飾決算を公表した会長・二科興三(市村正親)は、銀行からの新規融資は見込めなくなったが、借入金の一括返済は免れていた。

さらに、手術支援ロボットが株主に好意的に受け止められており、会長・二科興三(市村正親)は「ニシナコーポレーションの膿は出し切った。法的責任には全て私が受ける」と言い、ニシナコーポレーションの未来を二科隆(藤木直人)に託した。

そのようななか、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は二科隆(藤木直人)に電話をかけ、「録音が無くなって安心しているんだろ?別の証拠を見つけた。30年前、父が友人に預けたものだ。OL殺人の隠蔽を二科興三(市村正親)に求められたとハッキリ記録されてある。証人も居る。今度こそ暴いてやる。お前らの嘘を」と告げて電話を切った。

一ノ瀬浩一(草なぎ剛)のハッタリだったが、二科隆(藤木直人)は動揺して会長・二科興三(市村正親)に報告する。

そして、二科隆(藤木直人)は、園長・三瓶守(大杉漣)が証人だと悟り、会長・二科興三(市村正親)に「六車(神保悟志)には手を出させないでください」と釘を刺して、会長室を立ち去った。

しかし、会長・二科興三(市村正親)は、六車了司(神保悟志)に一ノ瀬浩一(草なぎ剛)と証拠を持つ者を抹殺するように命じたのだった。

さて、二科隆(藤木直人)が社長室に戻ると、部下が報告に来た。何者かが研修室に侵入し、手術支援ロボットのデータを盗んだのだという。

驚いた二科隆(藤木直人)が防犯カメラの映像を確認すると、録音データの消去に協力した詐欺師・八尋カズキ(菊池風磨)だった。

このため、二科隆(藤木直人)は、「録音テープを囮にして、手術支援ロボットのデータを盗んだのだのか。これも一ノ瀬浩一(草なぎ剛)の仕業なのか」と驚いた。

一方、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は八尋カズキ(菊池風磨)を見つけ出し、「どこかに録音のコピーは残ってないのか」と詰め寄ると、八尋カズキ(菊池風磨)は「全部、消すところを見せないと信用されないから。反対したんだよ。俺は。でも設計データは金になるし。浩一(草なぎ剛)にも分け前は渡すって」と言い、研究室から手術支援ロボットのデータを盗み出したことを教えた。

それを聞いた一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は「金なんて要らない。だから最後まで手を貸せ」と頼んだ。

さて、マスター百田ユウジ(マギー)は、バーを張り込んでいる刑事に、「返ってこないと思うよ。他に隠れ家があるので」と言い、児童養護施設「宮森わかばの家」の事を教えた。

その後、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)が児童養護施設「宮森わかばの家」に入っていくと、張り込んでいた刑事は後を追って児童養護施設「宮森わかばの家」へと入った。

そのとき、児童養護施設「宮森わかばの家」の中では、拳銃を持った六車了司(神保悟志)が、園長・三瓶守(大杉漣)を縛り上げて、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)が戻ってくるのを待ち構えていた。

しかし、そこへ、刑事が突入してきたので、六車了司(神保悟志)は刑事に取り押さえられ、園長・三瓶守(大杉漣)は無事に解放される。

実は、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は、六車了司(神保悟志)が児童養護施設「宮森わかばの家」に潜伏している事を察知していたため、マスター百田ユウジ(マギー)に指示を出して、警察を児童養護施設「宮森わかばの家」へ誘導させていたのだ。

さて、六車了司(神保悟志)を排除して喜んでいた一ノ瀬浩一(草なぎ剛)の前に、二科隆(藤木直人)が現れた。

二科隆(藤木直人)は激怒して、「録音データを囮に、手術支援ロボットのデータを盗んだのか。仁科家は何をされても文句の言える立場じゃ無い。でも会社は違う。会社が潰れれば社員と家族が路頭に迷う。復讐なんて別の悲劇と憎しみを産むだけだ。それがお前の望みか」と詰め寄った。

一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は「俺の望みは会長の謝罪と絶望。そして父の名誉の回復。30年前の真相を公表して、父が被害者だったと証明したい。そして、アイツ(市村正親)に謝らせたい」と告げた。

二科隆(藤木直人)が「父は謝罪しない。出来ない人だ」と答えると、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は「俺がさせてやるよ。そして、データは謝罪したら返してやるよ」と告げた。

二科隆(藤木直人)が「100歩譲って父が謝罪したとしても。30年前の事実を公表するなんて無理だ」と話すと、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は「明日、終わらせよう。明日、迎えをやる。アンタと会長2人だけで車に乗れ。警察も尾行も無しだ。設計データを取り戻す方法はそれしか無い」と告げて立ち去った。

翌日、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は二科楓(山本美月)の元を訪れ、「あとで時間をくれないか。今日で終わりにする。お父さんを説得してくれないか。人を憎み続けるのは疲れるんだ。だからもう終わりにしたい。終わったら、仁科家の前から姿を消す」と告げた。

二科楓(山本美月)は「もう私たちが会うことも無いってこと?それは良かった。分かった。父に話す」と答えると、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は「あとで迎えをよこすから」と言って立ち去ろうとした。

二科楓(山本美月)は「私も嘘つきだよね。何があっても、浩一さんを受け入れる。許すなんて言ったのに」と目を潤ませると、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は「そんなのは嘘とは言わない。あれだけ騙したんだぞ。怒って憎んでくれた方がずっと楽だ」と答えた。

二科楓(山本美月)は「憎むよ。貴方の事をずっと」と言ってうつむくと、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は二科楓(山本美月)の元に歩み寄り、頭をなでて、「ゴメンな」と告げた。

二科楓(山本美月)は思わず、顔を背けると、「さよなら」と言い、こらえていた涙を流した。一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は振り向かずに立ち去った。

その後、十倉ハルカ(水原希子)が二科楓(山本美月)を迎えに行き、八尋カズキ(菊池風磨)が二科隆(藤木直人)と会長・二科興三(市村正親)を迎えに行った。

八尋カズキ(菊池風磨)は、二科隆(藤木直人)と会長・二科興三(市村正親)を車に乗せ、海岸の別荘へと連れて行くと、別荘に一ノ瀬浩一(草なぎ剛)が待っていた。

一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は、謝罪をネット中継する準備をしており、会長・二科興三(市村正親)に「30年前の真実を話せ。そして謝れ、父に母に弟に」と告げた。

しかし、会長・二科興三(市村正親)は「断る。設計データを盗み出して脅迫するような人間の要求には従えん」と拒否した。

すると、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は「あっ、そう。これでも?」と言い、モニターの電源を付けると、小屋の中で椅子に緊縛された二科楓(山本美月)が映し出された。

小屋には爆薬が仕掛けてあり、ボタンを押すと小屋は一瞬で火の海になるのだと言い、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は「会長の一番、大事な者を奪う」と脅迫した。

二科隆(藤木直人)が「お前に楓が殺せるのか?」と問うと、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は「殺したくないから頼んでる」と答えた。

そこで、緊縛された二科楓(山本美月)がモニター越しに、「父さん、謝って欲しいの。だって一度も謝ったこと無いでしょ」と頼んだ。

すると、会長・二科興三(市村正親)は謝罪に応じ、インターネットに中継するカメラの前で、30年前の千葉一家殺人事件の真相について話したが、最後の最後に「部下が勝手にやったことだ。事実の隠蔽など知らん。警察が事件を見逃した。それだけだ」と言い、謝罪はしなかった。

一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は「まだ嘘を付くのか?俺は謝罪をしろと言ったんだ。なのにアンタは」と激怒し、小屋を爆破した。

二科楓(山本美月)は燃えさかる炎に飲まれて死んでいった。

それを見た会長・二科興三(市村正親)が泣き崩れると、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は「アンタが殺したんだ。アンタは俺に同じ事をした。大切な人を目の前で奪い、手も足も出ない。何度も夢に見て、今度こそ助けようとするのに、助けられない」と告げた。

会長・二科興三(市村正親)は「悪かった。楓。私のせいだ」と懺悔し、世界に絶望して泣いた。

すると、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は「アンタでも泣いたりするんだな。これが、俺が30年前に味わった地獄だ」と言い部屋を出た。

二科隆(藤木直人)は一ノ瀬浩一(草なぎ剛)を追いかけて胸ぐらを掴むと、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は「楓(山本美月)なら無事だ」と言ってネタバレした。

モニターで流した映像は、1時間前に撮影した映像で、撮影済みの映像に合わせて一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は演技していたのだという。

二科隆(藤木直人)が「楓(山本美月)は生きているのか?」と驚くと、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は「もちろんだ」と言い、二科楓(山本美月)に電話を掛け、二科隆(藤木直人)に渡した。

二科楓(山本美月)はちゃんと生きており、二科隆(藤木直人)が「やられたよ。まんまと騙されたよ」と感服していると、そこへ、パトカーが来て、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)を取り囲んだ。

一ノ瀬浩一(草なぎ剛)が「約束を破ったのか?」と驚くと、二科隆(藤木直人)は慌てて「いや、俺じゃ無い」と答えた。

すると、パトカーから秘書・七尾伸二(姜暢雄)が降りてくる。警察を呼んだ犯人は秘書・七尾伸二(姜暢雄)だったのだ。

一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は慌てて逃げたが、崖に追い詰められ、警察に取り囲まれた。

そのとき、包囲する警察の中から現れた二科晃(安田顕)が、そのまま一ノ瀬浩一(草なぎ剛)に突き進み、手に持っていたナイフで一ノ瀬浩一(草なぎ剛)の腹を刺した。

抵抗することも出来なかった一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は、血まみれになり、そのまま崖から海へと転落した。

警察は慌てて二科晃(安田顕)を現行犯で逮捕した。二科晃(安田顕)は二科隆(藤木直人)に「俺が片を付けるしかないんだ」と告げ、警察に連行されていった。

1週間後、二科隆(藤木直人)と二科楓(山本美月)は、拘留中の二科晃(安田顕)に接見し、「警察は一ノ瀬浩一(草なぎ剛)の遺体を捜しているが、潮の流れが速くて見つからない」と告げた。

そして、二科隆(藤木直人)は「いつから組んでた。アイツ(草なぎ剛)と。この嘘つきが」と告げると、二科晃(安田顕)は黒い笑みを浮かべた。

二科晃(安田顕)は一ノ瀬浩一(草なぎ剛)から「まだ借りが残ってるな」と言われ、ナイフで一ノ瀬浩一(草なぎ剛)を殺ように命じられていたのだ。

一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は腹に雑誌と血のりを仕込んでおり、わざと二科晃(安田顕)に刺されたのであり、全て自作自演だったのだ。

二科楓(山本美月)が「何の事?」と尋ねると、二科隆(藤木直人)は立ち会いの刑務官が居るので「あとで話すが、アイツ(草なぎ剛)は生きている」と教えた。

一ノ瀬浩一(草なぎ剛)が生きている事を知った二科楓(山本美月)が、目を細めて喜んだ。

さて、二科隆(藤木直人)が「一歩間違えば刑務所行きだぞ」と呆れると、二科晃(安田顕)は「だって、まだ、俺は30年前の罪を償っていないから。だから、今度は嘘の罪で罰を。それに、安全になったら連絡してくれるって、アイツ(草なぎ剛)が警察に、生きてるって」と話した。

二科隆(藤木直人)が「信てるのか?そんな嘘を」と呆れると、二科楓(山本美月)は「大丈夫じゃないかな。約束、守ってくれそうな気がする」と言った。

さて、会長・二科興三(市村正親)は、30年前の千葉一家殺害事件の真相を明かした件について、マスコミから取り囲まれたが、「知らん。警察にもそう話した」と言い、全く相手にしなかった。

一方、マスター百田ユウジ(マギー)は、ニシナコーポレーションから盗んだ手術支援ロボットのデータをアメリカの企業に売却する話しを進めていたが、肝心のデータは偽物にすり替えられており、商談は破談となった。

他方、園長・三瓶守(大杉漣)は、子供達と楽しそうに何時もの生活を続けていた。

ある日、十倉ハルカ(水原希子)は一ノ瀬浩一(草なぎ剛)に会いに行ったが、園長・三瓶守(大杉漣)は「浩一君なら、さっき出て行ったよ。部屋を引き払って」と教えた。

十倉ハルカ(水原希子)は、驚いて一ノ瀬浩一(草なぎ剛)に電話を掛けたが、電話番号は解約されており、「酷いよ浩一」と落ち込んだ。

園長・三瓶守(大杉漣)は、落ち込んでいる十倉ハルカ(水原希子)に「昔から、そうだった。でも戻ってきた。大丈夫、また会えるよ、いつか、きっと」と告げた。

そのころ、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は空港で二科隆(藤木直人)と会っていた。

一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は、手術支援ロボットのデータを渡して、「とりあえずこれは返しとく。データはどこにも流していない。これでニシナコーポレーションも安泰だな」と告げた。

二科隆(藤木直人)は「どうかな。問題は山積だ。どこから立て直せば良いのか分からない」と話すと、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は「やれるだろ。あんたなら」と告げた。

二科隆(藤木直人)は「詐欺師でも約束は守るんだな。一応、礼は言っておく。でも兄にアソコまでさせる必要はあったのか?一ノ瀬浩一(草なぎ剛)が生きていたとしても、偽計業務妨害と犯人隠避の罪にとわれるかもしれない」と告げた。

一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は「実刑にはならないさ。頑張ってもらえ、優秀な弁護士に」と言って立ち去ろうとした。

二科隆(藤木直人)が「そうやって嘘を付き続けるのか?嫌いな嘘を」と尋ねると、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は「アンタだって同じだろ。奥さんや娘に真実が言えるか?俺が何で仁科家に近づいたのか、30年前に何があったのか。全部、正直に言える?同じだよ。嘘の無い奴なんて居ない。けど、嘘も付き続ければ1つくらい本当になるかもな。一ノ瀬浩一は死んだ。復讐にとらわれた男は消えて、別の人間になれるかも。だから俺はつき続ける。嘘が嘘じゃ無くなるその日まで」と答えた。

二科隆(藤木直人)が「で、そのパスポートは何て名前なんだよ」と尋ねると、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)は「内緒だよ」と答えてゲートに向かった。

ある日、マスター百田ユウジ(マギー)が、バーで、「データが売れてたら億だったのに。なんで裏切ったんだ。お前は俺の甥だろ」と嘆くと、八尋カズキ(菊池風磨)は「詐欺師は騙したり、騙されたり、済んでしまえば恨みっこ無し」と答えた。

十倉ハルカ(水原希子)は「でも酷いよね、行き先も言わないなんて」と嘆くと、マスター百田ユウジ(マギー)は「タイへ帰ったのか、別の国に逃げたのか」と答えた。

すると、八尋カズキ(菊池風磨)は「逆にまだ日本に居たりして」と意地悪を言った。

そのとき、バーの九官鳥が「チャオプラヤー」と言った。

それを聞いた十倉ハルカ(水原希子)は驚き、「タイの川の名前よ。浩一(草なぎ剛)が教えていったのよ」と喜び、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)を追いかけてタイへと向かった。

そのころ、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)はタイで、日本人を騙して大金を巻き上げていたのだった。

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