フリーターも就職できる!武誠一に学ぶ6つの面接必勝法
ドラマ「フリーター、家を買う」の第8話「おまえに親父さんの何がわかる?」の放送が終わった。いつもならドラマの感想を書くのだが、父親・武誠一(竹中直人)の就職アドバイスは的を射ていたので、今回は武誠一の面接攻略アドバイスをまとめてみた。
第8話のあらすじは「フリーター家を買う-第8話のあらすじ」をご覧ください。
ドラマ「フリーター家を買う」で武誠一が武誠治(二宮和也)にした助言の主なポイントは下記の3つです。
1つ目は、丁寧な字で書くこと。字が下手でも一所懸命に書こうとする気持ちは伝わる。履歴書を見た相手の意識に残ることが大切である。適当に書いた字だと、履歴書を見ただけでふるい落とされる。面接官は多くの履歴書を見るので、それくらいは簡単に見抜く。
2つ目は、履歴書を使い回さないこと。使い回した履歴書は折り目や紙のへたり具合で分る。また、志望動機はどこの会社でも通用するように一般的なものになり、訴求力が無くなる。使い回した履歴書を送るのは、採用先の会社にゴミを送ることと同じだ。
3つ目は、辞めた会社の悪口は絶対に言わないこと。人事は言い訳を嫌う。「社風に馴染めないところもありましたが、私の我慢が足りませんでした。今ではもっと自分に努力と忍耐とが必要だったと深く反省しています」という主旨の回答を自分の言葉で答える。
原作「フリーター、家を買う。」では、武誠一はもう少し就職についてアドバイスしているので、要点を3つにまとめておきます。
1つ目は、履歴書には添え状を付けること。企業のホームページなどを見て、志望した理由を書く。添え状に書く志望動機は履歴書と重複してもよい。
2つ目は、退職後に行ったアルバイトは、内容や職種を書くこと。アルバイトで学んだことは答えられるようにしておく。
3つ目は、退職後から次の就職までの空白の期間は、母親のうつ病を理由にするのも1つの手である。「更年期障害だと思って受診させたら、うつ病だと判明した。自分は母親の看病に専念していた」という主旨の回答を用意しておく。ただし、転勤がともなう職場の場合はリスクになることがある。
武誠一の面接突破アドバイスは的を射ているが、常識の範囲でもある。とはいえ、就職氷河期にその常識すら守らない応募者も多いのも事実である。
武誠一のアドバイスに少しアドバイスを付け加えておく。パソコンのスキルをアピールする場合は、パソコンで履歴書を作成することも1つの手である。就職用にHPを開設してスキルをアピールしても良い。
面接担当官はインターネットやミクシーで応募者の名前を検索ことがあるので、実名でブログやミクシーを開設している場合は、書いた日記の内容を精査しておくこと。ブログは閉鎖しても検索サイトにキャッシュが残るので、簡単にアカウントは削除しないこと。
私の知り合いの会社でのできごとだが、応募者の名前をインターネットで検索したところ、ある応募者は性犯罪者であることが判明した。もちろん、その応募者は採用されていない。
面接を受ける企業が多くなると毎回、履歴書を作成するとお金がかかる。得に、証明写真にはコストが嵩む。スピード写真(インスタント写真)は安いように見えるが、数が多くなると多額になる。
結論から言えば、証明写真は写真屋(写真館)でプロに撮影を依頼するべきである。ライトの当て方で顔の印象は大きく変わる。心理学的にも最初に受けた印象(ファーストインプレッション)はその後を大きく左右するから、写真は大切なのだ。
写真屋での撮影は初期投資は大きくなるが、写真のデータをコンビニエンスストアで焼き回しすれば、ランニングコストも下がる。費用対効果を考えれば、履歴書の証明写真は写真屋で撮影した方が良い。
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