ひよっこ-谷田部実(沢村一樹)が失踪した理由のネタバレ
有村架純が出演するNHKの朝ドラ「ひよっこ」に登場する父・谷田部実(沢村一樹)が失踪した理由のあらすじとネタバレです。
■谷田部実(沢村一樹)が失踪するあらすじとネタバレ
谷田部実(沢村一樹)は、農業を愛し、茨城県北西部の奥茨城村で農業を営んでいたが、不作の年に農協(JA)から金を借り、借金を抱えてしまった。
谷田家の農業の収入(経費を引いた利益)が10万円で、農協(JA)への借金の額が10万円なので、農業だけで簡単に返せる額では無い。
谷田部実(沢村一樹)は、借金を返済するため、東京に出稼ぎに出て、東京の建設会社の作業員として働き、そのは大半を実家へ仕送りした。
谷田部実(沢村一樹)は、「タコ部屋」と呼ばれる狭くて劣悪な宿場に寝泊まりし、ほぼ毎日、建設現場と宿場の往復で、辛くて苦しい毎日だった。
谷田部実(沢村一樹)は稲刈りと正月には帰っており、いつものように稲刈りをするため、帰省する。
このとき、谷田部実(沢村一樹)は赤坂の洋食店「すずふり亭」に頼って食事し、洋食店「すずふり亭」の亭主・牧野鈴子(宮本信子)に、出稼ぎで建設現場で働いている事や、これから稲刈りのために戻ることを話した。
すると、亭主・牧野鈴子(宮本信子)は「こういう人が東京を作っているのだ」と感謝し、家族へのお土産として、谷田部実(沢村一樹)にカツサンドを持たせた。
谷田部実(沢村一樹)はカツサンドを持って帰省し、谷田部みね子(有村架純)ら家族と「いつか、みんで一緒に洋食店『すずふり亭』へ行こう」と約束した。
そして、谷田部実(沢村一樹)は稲刈りが終わった翌日、直ぐに東京へ戻ると洋食店「すずふり亭」へと立ち寄り、カツサンドのお礼に妻・谷田部美代子(木村佳乃)の手料理をプレゼントした。
亭主・牧野鈴子(宮本信子)は直ぐに料理をタッパに移し替え、重箱を返そうとしたが、洋食店「すずふり亭」が忙しそうだったので、谷田部実(沢村一樹)は「また次ぎに来たときに」と言い、重箱を置いていった。
ところが、ある日、妻・谷田部美代子(木村佳乃)が谷田部実(沢村一樹)に出した葉書が住所不在で戻ってきたため、谷田部実(沢村一樹)の失踪が判明する。
妻・谷田部美代子(木村佳乃)は東京へ行き、宿場を訪れるが、谷田部実(沢村一樹)は部屋から消えており、谷田部実(沢村一樹)の失踪が確定する。
全てが祖谷失踪する出稼ぎ労働者は多いため、管理人は谷田部実(沢村一樹)のことを覚えていなかったが、谷田部実(沢村一樹)の荷物を受け取ることができた。しかし、手がかりになるようなものは無かった。
その後、妻・谷田部美代子(木村佳乃)は、建設会社へ行き、情報を集めるが、失踪する出稼ぎ労働者は数多く、何の手がかりも得られず、谷田部実(沢村一樹)の出勤カードを見せてもらえただけだった。
妻・谷田部美代子(木村佳乃)は赤坂警察署へ行き、捜索願を出すが、担当者は「失踪する出稼ぎ労働者は多い。見つからない」という態度だった。
妻・谷田部美代子(木村佳乃)は「失踪した労働者を探してくれと言っているのではない。谷田部実(沢村一樹)を探して欲しいと言ってるのだ」と必死に訴える。
底へ通りかかった赤坂5丁目派出所の巡査・綿引正義(竜星涼)が、同じ茨城県出身ということから、休みの時に谷田部実(沢村一樹)を探すことを申し出た。
しかし、失踪した谷田部実(沢村一樹)は見つからず、正月になっても戻ってこなかったため、長女・谷田部みね子(有村架純)が借金返済のため、東京へ出てトランジスタラジオ工場「向島電機」に就職した。
その後、巡査・綿引正義(竜星涼)は、谷田部実(沢村一樹)と職場で話したことがあるという男性を見つけ、男性から「先月、谷田部実(沢村一樹)を目撃した」という情報を得た。
谷田部実(沢村一樹)が生きている事は判明したが、谷田部実(沢村一樹)の行方は、いくら探しても分からなかった。
その後、向島電機が倒産したため、谷田部みね子(有村架純)は牧野鈴子(宮本信子)の洋食店「すずふり亭」で働くようになった。
それから、しばらくして、茨城県の実家に戻っていた綿引正義(竜星涼)が谷田部みね子(有村架純)を尋ねてきた。
同僚に手がかりになるような情報が入れば、教えてくれるように頼んでおり、赤坂署の元同僚から谷田部実(沢村一樹)の情報が入ったのだという。
以前、赤坂署管内で、引ったくり事件あり、引ったくりの犯人が捕まった。犯人は、仕事帰りに郵便局から送金しようとしていた男性を襲い、お金を奪ったという事件だった。
犯人にお金を奪われそうになった男性は「家族に送る大事な金だ」と言い、執拗に抵抗し、お金を取り戻そうとして、犯人の足にしがみき、何度も何度も「家族に送る大事な金なんだ。返して欲しい」と頼んだ。
余りにもしつこいので、犯人は近くにあった木で、男性の頭を殴打し、男性が気を失った隙に逃走したのだが、犯人は殺してしまったのではないかと思い、怖くなって現場に戻ってみると、男性の姿は消えていた。
そして、警察が病院などに問い合わせたり、行き倒れになった人の情報を探したのだが、男性は見つからず、その後、男性がどうなったかは不明だった。
ただ、ひったくりで襲われた男性というのが、どうやら、谷田部実(沢村一樹)らしいのだ。
綿引正義(竜星涼)が「出稼ぎが嫌になって家族を放り出したんじゃなかったんだ」と教えると、谷田部みね子(有村架純)は涙を流して喜んだ。
その後、谷田部みね子(有村架純)は、女優の川本世津子(菅野美穂)と出会い、川本世津子(菅野美穂)に父・谷田部実(沢村一樹)の写真を見せたことで、大きくストーリーが進展する。
なんと、行方不明になっていた父・谷田部実(沢村一樹)は、女優・川本世津子(菅野美穂)のマンションに居たのである。
しかし、父・谷田部実(沢村一樹)は記憶喪失になっており、何も覚えていなかったのだった。
谷田部みね子(有村架純)は父・谷田部実(沢村一樹)が何も覚えていなかったので、ショックを受けるが、牧野鈴子(宮本信子)から「大事なのは生きていた事だ」と言い、手紙で奥茨城村の母・谷田部美代子(木村佳乃)に報告するように助言した。
やがて、手紙を読んだ母・谷田部美代子(木村佳乃)が東京へ来て、谷田部みね子(有村架純)と共に父・谷田部実(沢村一樹)を引き取りに行く。
母・谷田部美代子(木村佳乃)は、女優・川本世津子(菅野美穂)の気持ちを思うと複雑な思いだったが、女優・川本世津子(菅野美穂)から父・谷田部実(沢村一樹)を引き取った。
しかし、母・谷田部美代子(木村佳乃)は、父・谷田部実(沢村一樹)が記憶喪失だったことから、自分が戻りたいともうまで、奥茨城村へ連れて帰るのは止めようと思い、父・谷田部実(沢村一樹)を谷田部みね子(有村架純)に預けて1人で奥茨城村へと戻った。
父・谷田部実(沢村一樹)は、谷田部みね子(有村架純)の部屋に居候しながら、「すずふり亭」や「あかね荘」の人々に温かく迎え入れられ、温かく暮らした。
やがて、田植えの季節を迎えると、父・谷田部実(沢村一樹)は奥茨城村に帰ってみることにして、谷田部みね子(有村架純)に連れられて奥茨城へと帰った。
父・谷田部実(沢村一樹)の記憶は戻っていなかったが、体は田植えのことを覚えており、次第に調子を取り戻し、無事に田植えを終えた。
それを見た谷田部みね子(有村架純)は安心して東京へ戻ると、洋食店「すずふり亭」の人々が歓迎してくれたので、東京で自分を必要としている人が居ることに喜びを覚える。
一方、父・谷田部実(沢村一樹)は、奥茨城の人々から農業や昔の自分のことを教えて貰い、奥茨城で新たな人生を歩み始めたのだった。
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