ギルティの黒幕は民自党の三沢議員と三沢隼
ドラマ「ギルティ」の第9話「女の執念・黒幕暴く!」の視聴率と感想です。第9話の視聴率は10.9%でした。第9話のあらすじ「ギルティ 悪魔と契約した女-第9話のあらすじ」をご覧ください、
視聴率は10.9%と低迷しているが、第9話も面白かった。第9話でついに宇喜田元(吉田鋼太郎)の黒幕が民自党の次期総裁候補・三沢議員とその息子・三沢隼(柏原収史)だと判明した。三沢議員にモデルが存在するのかは分らない。
どうやら、父親の三沢議員が代議士(参議院議員)で、息子の三沢隼は法務副大臣のようである。少し分りにくいが、年齢から考えて、民自党の次期総裁候補は父親の三沢代議士だと思う。
三沢隼(柏原収史)は桜葉館学園高校の元生徒で、高校時代は仲間に人殺しをさせて遊んでいた。三沢議員は表向きには、高校・大学時代にアメリカへ留学している事になっており、学歴を詐称している。
どうやら、父親の三沢議員が命令して、IT会社社長の金谷文則(山崎裕太)がチョコレートケーキに毒を入れ、銀行員の菅沼俊也(波岡一喜)が見張り、北区毒入りチョコレートケーキ事件を起こしたよである。
そして、桜葉館学園高校の理事長の北村良和(浜田晃)が嘘の証言をし、弁護士の松永征一(石丸謙二郎)は野上芽衣子(菅野美穂)に罪を認めるように恫喝した。
宇喜田元(吉田鋼太郎)と三輪周平(モロ師岡)の2人は事件を捏造して、野上芽衣子に罪を被せた。そして、三沢議員に協力した人間は、見返りとして出世・成功を手に入れた。
黒幕が権力者で最後に登場するというパターンはストリー的に面白みが無い。だから、北区毒入りチョコレートケーキ事件が民自党の三沢議員の息子・三沢隼(柏原収史)の気まぐれによる無差別殺人という結末だけでは終わらないだろう。
三沢隼は15年前に桜葉館学園高校に在籍していたのだから、野上芽衣子(菅野美穂)とも面識があるかもしれない。2人の間に因縁があるのではないだろうか。
ペットサロン「モンアンジュ」のオーナー小山内琴美(横山めぐみ)が前にも増して優しくなった。1店舗を新規出店し、モンアンジュを野上芽衣子に任せる居と言い出した。
小山内琴美も怪しいが、黒幕の三沢議員と繋がっているのであれば、野上芽衣子(菅野美穂)を殺す機会はいくらでもあったはずだ。小山内琴美は黒幕の三沢議員と関係が無いと思う。
消えた宇喜田元(吉田鋼太郎)が有給扱いになっていたり、溝口猛(金井勇太)が事故死扱いになっていたので、警察内部に黒幕の三沢議員の手下が居るはずである。
溝口猛が古井宏太(川野直輝)を焼いたのも三沢議員の指示だったのだろうか。動機が「遊び」では一気に興ざめしてしまうので、最後にどんでん返しがあるだろう。
ビルの屋上で、宇喜田元(吉田鋼太郎)と対峙した堂島基一(唐沢寿明)は格好良かった。1歩先を読んで榎本万里(吉瀬美智子)を手配していた。
堂島基一は、「やっぱり俺の勝ちだね」と言って飛び降りたので、助かったのかと思ったが、死んだようである。メモに「俺への復讐の手間が1つ省けただろ」と書いていたので、堂島基一は初めから死ぬつもりだったようである。ただ、「俺の勝ち」の意味は分らない。
ギルティの黒幕は判明したが、まだ謎は残っている。まだ2話残っているので、ここからどのように展開するのか期待した。