医龍3-黒木慶次郎は白血病だった
ドラマ「医龍3チームドラゴン」第9話「遂に来た!最強の仲間!絶対に許せない過去の男…お前は俺が救う!」の視聴率と感想です。第9話の視聴率は12.2%です。第9話のあらすじは「医龍3-第9話のあらすじ」をご覧ください。
医龍3-第9話の視聴率は12.2%とイマイチだが、第9話も面白かった。スピーディーな展開で、飽きることなく1時間が終わった。
話の展開は、黒木慶次郎(遠藤憲一)が登場した時に予測していた通り、手術ミスでピンチに陥った黒木慶次郎をチームドラゴンが助けるという構図だった。黒木慶次郎の医療ミスが問題にならないのはお決まりのようだ。
中国に渡っていた野口賢雄(岸部一徳)も明真大学付属病院へ戻り、学長の座に返り咲いた。野口賢雄は中国やロシアには行っておらず、明真大学付属病院の理事を廻り、学長へ返り咲くために根回しをしていたのだった。
野口賢雄は野口学長の部下も手中に収めていた。凄い手腕である。是否とも出馬して、総理大臣を目指して欲しいものだ。
また、朝田龍太郎(坂口憲二)の援軍要請に応えて、北陽病院から外山誠二(高橋一生)と野村博人(中村靖日)の2人が駆けつけた。
明真大学付属病院に主役が勢揃いし、最終回のステージが整った。カテーテルの黒木慶次郎(遠藤憲一)は慢性骨髄性白血病だったことも判明した。
朝田龍太郎(坂口憲二)と言えども白血病には手も足も出ない。黒木慶次郎は白血病で死ぬのだろう。最終回が楽しみである。
手術中にエピネフリンのコネクタを抜く医療ミスを起こした研修医の真柄冬実(谷村美月)は、定時に帰らずに自主的に勉強するようになっていた。
真柄冬実は一向に天才の片鱗を見せぬまま第9話まできた。何か真柄冬実にも活躍の場があるだろうが、いまさら活躍されても遅い気がする。真柄冬実は居なかったことにして、外山誠二(高橋一生)や野村博人(中村靖日)の活躍に時間を割いて欲しい。
次回の第10話で、チームドラゴンは2手に別れて、それぞれ同じ日に難易度の高い手術を行う。
一方は世界的に有名なロシア人ピアニストのリディア・ナターリアへのトリプルバルブを埋め込む手術で、他方は高瀬春香(出口結美子)へのベンタール・トータルアーチである。
加藤晶(稲森いずみ)が主張するように、日程をずらせば全て解決するが、それではドラマにならない。外山誠二と野村博人の2人が援軍に駆けつけた意味が無い。
疑問に思うのは、朝田龍太郎(坂口憲二)が外山誠二と野村博人の2人しか呼び寄せていない点である。難しい手術なのだから、それなりのオペ看も必要だろうし、腕の良い麻酔医も必要なはずだ。ドイツに居る里原ミキ(水川あさみ)は無理でも、麻酔医の小高七海(大塚寧々)は呼び寄せて欲しかった。
一方、野口賢雄(岸部一徳)の謀反によって学長の座から転げ落ちたミス鬼頭こと鬼頭笙子(夏木マリ)は外科医に戻った。野口賢雄の「外科医は外科医の器にお戻りなさい」という台詞は、「外科医」と「下界(下階)」とをかけていたのかもしれない。
外科医に戻った鬼頭笙子はチームドラゴンの手術に加わるのだろうか?鬼頭笙子からも目が離せない展開である。