母になる-最終回のあらすじと結末のネタバレ
沢尻エリカが出演する日本テレビの母親ドラマ「母になる」の第10話(最終回)のあらすじと結末のネタバレです。
第9話のあらすじとネタバレは「母になる-第9話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。
■母になる-最終回のあらすじと結末のネタバレ
柏崎結衣(沢尻エリカ)は門倉麻子(小池栄子)を見送りに行ったが、門倉麻子(小池栄子)が乗ったバスは出発してしまった。
その日の夜、柏崎陽一(藤木直人)は、長男・柏崎広(道枝駿佑)が「お母さんって2人居ちゃいけないのかな」と言っていたことを考えていた。
そこへ、柏崎結衣(沢尻エリカ)がランニングシューズを持ってきて、「どうこれ?」と尋ねた。
柏崎結衣(沢尻エリカ)は、マラソン大会に出場する柏崎広(道枝駿佑)の為にランニングシューズを買ってきたのである。
柏崎陽一(藤木直人)が「これを買いに出かけてたんだ。俺とコウが帰ってきたら、居なかったから、どうしたのかなって。もしかしたら、門倉さん(小池栄子)を追いかけてたのかなって」と話した、
すると、柏崎結衣(沢尻エリカ)は「そうだ。ちょっと待ってて」と言い、柏崎広(道枝駿佑)が始めてはいた靴を取りに行った。
そして、柏崎結衣(沢尻エリカ)は柏崎広(道枝駿佑)が始めてはいた小さな靴を持って来ると、2人は小さな靴を見て「可愛いね」と懐かしがり、柏崎広(道枝駿佑)の為に買ったランニングシューズと比較して「デカッ」と驚き、成長を喜んだ。
柏崎結衣(沢尻エリカ)が「このころ(小さい靴)のこと覚えてる?」と尋ねると、柏崎陽一(藤木直人)は「覚えてるよ。初めて歩いたとき、大学に電話してきて、『大変、大変、2歩、歩いたわよ』って。何事かと思ったよ。」と話した。
そして、柏崎陽一(藤木直人)が「そうだ、ちょうど、この頃だよ…。うんち。ほら、コウが4日だか5日だか、1週間だっけ?ずーっと便秘で。こんなに出ないの初めてなの。病気なんじゃないかって、病院連れて行った方が良いんじゃないかって。ほら、帰ってきたら、結衣(沢尻エリカ)が悶々と悩んでたこと。色々やったけど、なかなか出なくて。僕が先に疲れて寝ちゃったら、真夜中に『ほら、陽ちゃん、陽ちゃん』って起こされて、『出た、出たよ、陽ちゃん。うんち出たー』って。僕ね、コウのこと、可愛かった。でも、結衣の事も可愛かった。その可愛い結衣ちゃんが…」と言い、「うんち」を連呼して喜ぶ柏崎結衣(沢尻エリカ)を思い出した。
柏崎陽一(藤木直人)は「そういう日常があって、母親になっていくんだなって。こっちは置いてきぼりを食らった気分。だいたい、最初から10ヶ月出遅れてるし。お腹の中で10月10日、女の人は先に子育てを始めてる。男は、生まれるまで、なかなか実感を持てないって言うでしょ?赤ちゃんの時は敵わないなと思った。結衣(沢尻エリカ)は自然に母親の顔になって、僕よりも先を歩いていた」と話した。
柏崎結衣(沢尻エリカ)は「そう。そっか。そんなふうに思ってたんだ。でも、花火大会、コウの帰りが遅かったとき、陽ちゃん(藤木直人)、しっかりとお父さんの顔だった。ビシッと叱りつけてくれたじゃない」と感心した。
柏崎陽一(藤木直人)は「あれは、思わず」と話すと、柏崎結衣(沢尻エリカ)は「私も思わず、門倉さん(小池栄子)を追いかけて。木野さん(中島裕翔)が連絡をくれて、あの人が遠くに行くことを『良かったですね』って言ったの。それを聞いて、これで良いのか?これで二度を会わなくて、お終いにして良いのか?あの人にも聞いてみたかった。本当に良いの?でも、間に合わなかった」と話した。
柏崎陽一(藤木直人)は「門倉さん(小池栄子)は頭下げてた。君に伝えてくださいって。『どんなに償っても償えきれない事をした』『コウを産んでくれてありがとうございます』って。コウにもお礼を言ってた。『会いに来てくれてありがとう』って」と言い、別れた時の様子を話した。
柏崎結衣(沢尻エリカ)が「コウは?」と尋ねると、柏崎陽一(藤木直人)は「『最後だからね』って言ってた。思ってたよりも、シッカリお別れしてた」と教えた。
それを聞いた柏崎結衣(沢尻エリカ)は、門倉麻子(小池栄子)を昼食に招いて修羅場になった時の事を思い出し、「私、凄い言い合いしたの。勝手な事を言われて、私も言い返して、言いたい事を言い合って本音をぶつけ合った。あんな風に誰かとぶつかったのは初めて。いいよね、もう、いいんだよね。コウはちゃんとお別れしたし、あの人も新しい生活が始まるんだし。今は自分たちの生活を大切にしなきゃ」と話した。
自分の気持ちに一区切りを付けた柏崎結衣(沢尻エリカ)は、「持ち物には全部、名前を書くの」と言い、買ってきたランニングシューズに名前を書こうとした。
柏崎陽一(藤木直人)は「いくつだと思ってるの?嫌がるって」と言い、ランニングシューズを取り上げたが、柏崎結衣(沢尻エリカ)は「書く」と言い、ランニングシューズを奪い返そうとした。
翌朝、柏崎結衣(沢尻エリカ)が買ってきたランニングシューズを渡すと、柏崎広(道枝駿佑)は大喜びしたが、靴底にマジックで大きく「ガンバレ」と書いていたので「何これ?何、書いてるの。ダサッ。信じられない」と嘆いた。
しかし、柏崎結衣(沢尻エリカ)は「履いたら分からないわよ」と言い、満足そうだった。
柏崎結衣(沢尻エリカ)が「マラソン大会、みんなで応援に行くからね。シッカリ練習してよ」と告げると、柏崎広(道枝駿佑)は「みんなって?」と尋ねた。
柏崎結衣(沢尻エリカ)が「バアバ(風吹ジュン)に琴音ちゃん(高橋メアリージュン)。桃ちゃん(清原果耶)も呼ぶ?来てくれるかな?呼べば?」と茶化すと、柏崎広(道枝駿佑)は無視して「はい、はい、行ってきます」と言い、学校へ向かった。
一方、児童福祉司・木野愁平(中島裕翔)は、門倉麻子(小池栄子)から届いた手紙を読んでいた。
門倉麻子(小池栄子)は、過去の自分に向き合うため、カウンセリングを受けており、自分のエゴで、自分の孤独を埋めるために、コウと暮らしていたことをに気付いたのだという。
門倉麻子(小池栄子)の手紙には「私は母親なんかじゃなかった。そう思えるようになりました。私が一生懸命子育てしていたのは、亡くなったっ母に褒めてもらいたかった。人は誰かに褒めてもらいたくて子育てをするわけじゃない。母になるって、そういうことじゃない。でも、じゃー、どういうこと?いつか誰かに聞いてみたい。母になるってどういうことですか?」と書いてあった。
その日、西原莉沙子(板谷由夏)が柏崎オートに来て、柏崎結衣(沢尻エリカ)にバンド「ツーオク」のワールドツアーの仕事を断った事を話した。
そして、夫・西原太治(浅野和之)と長女・西原繭(藤澤遥)が祝福してくれたので、未だにワールドツアーの仕事を断った事を打ち明けられない事を打ち明けた。
西原莉沙子(板谷由夏)は、長女・西原繭(藤澤遥)の期待を裏切るようで、言えなかったと悩んでいた。
柏崎結衣(沢尻エリカ)が「このさい、思い切って、やっぱり行くってことにすれば?」と提案すると、西原莉沙子(板谷由夏)は「それね、考えたんだけど、私の代わりなんか、直ぐに見つかっちゃって」と落ち込んだ。
そのころ、西原繭(藤澤遥)は柏崎広(道枝駿佑)のスマートフォンを借りて、父・西原太治(浅野和之)に電話していた。
ツーオクのHPを見たら、売り出し中のヘアメーク「ニッコ」がワールドツアーのメンバーに入っているのだが、西原莉沙子(板谷由夏)の名前が無いのだという。
しかし、西原太治(浅野和之)が「じゃー、その人と一緒に行くんだろ?ちょっと待て、そのニッコさんって、男か?女か?」と的外れなことを言い出したので、西原繭(藤澤遥)は呆れて、「私、行ってくる」と言い、電話を切った。
柏崎広(道枝駿佑)が「どこ行くの?」と尋ねると、長女・西原繭(藤澤遥)は「待ってよ」と言い、柏崎広(道枝駿佑)のスマートフォンで何かを検索し始めた。
さて、西原莉沙子(板谷由夏)が柏崎オートの縁側でゴロゴロしていると、西原太治(浅野和之)から電話がかかってきた。長女・西原繭(藤澤遥)が、どこか行くと言ったきり、帰ってこないのだという。
西原莉沙子(板谷由夏)が「直ぐ、連絡をくれれば良かったのに」と言うと、西原太治(浅野和之)は「だって、ワールドツアーの準備で忙しいと思ったから」と答えた。
それを聞いた西原莉沙子(板谷由夏)は、苦悩し、「私、ワールドツアーの準備ところか、結衣ちゃん(沢尻エリカ)の家でゴロゴロしておりました」と言い、仕事を断った事を打ち明けようとした。
そのとき、側でリンゴを食べていた柏崎広(道枝駿佑)が「ここに行ったのかも。さっき、検索してたから」と言い、スマートフォンの履歴から、西原繭(藤澤遥)が調べてたホームページを開いた。
西原繭(藤澤遥)は、ツーオクの音楽プロダクションのHPを検索しており、どうやら、音楽プロダクションへ向かったようだ。
西原莉沙子(板谷由夏)ら3人が音楽プロダクションに行くと、西原繭(藤澤遥)がツーオクのマネージャーに「ママをワールドツアーに連れて行ってあげてください。ママの夢だったの」と頼んでいた。
マネージャーが「誘ったけど、断られたの」と説明すると、西原繭(藤澤遥)は「それは私のせいです。きっと、ママは私のために、自分のやりたい仕事を諦めたの。私はママに諦めて欲しくないの。だから、お願いします」と頭を下げた。
それを聞いていた西原莉沙子(板谷由夏)が飛び込んでいき、マネージャーに謝罪すると、マネージャーは「いいのよ」と言い、立ち去った。
西原繭(藤澤遥)が「お願いしなくていいの?私なら平気だよ。半年でも1年でも2年でも。私は頑張るから。だから行ってきて。ママはママが好きな仕事を思いっきりやっていいんだよ」と訴えると、西原莉沙子(板谷由夏)は「いいの繭。もういいんだよ」と答えた。
すると、柏崎広(道枝駿佑)が空気を読まずに西原繭(藤澤遥)に「あのさ、強がるなよ」と告げたので、柏崎結衣(沢尻エリカ)は柏崎広(道枝駿佑)の頭を叩いて、「いいから」と言い、西原莉沙子(板谷由夏)と西原繭(藤澤遥)を2人だけにしてあげた。
西原莉沙子(板谷由夏)が「繭、おいで」と言って手を広げると、西原繭(藤澤遥)は「ママ」と言い、泣きながら西原莉沙子(板谷由夏)の胸に飛び込んだ。
その日の夜、西原莉沙子(板谷由夏)と西原繭(藤澤遥)は、西原太治(浅野和之)に全てを報告した。
太治「つまり、ワールドツアーは?」
莉沙子「お断りしました」
太治「母親業は?」
莉沙子「辞めません」
太治「俺が母になるって話しは?」
莉沙子「無かった事にしてください」
太治「母親には向いてないって」
莉沙子「そうはいったけど」
太治「ママ友との付き合いも」
莉沙子「上手くやれない。でも、ダメ母だけど、それでもいいって、繭が言ってくれたの」
そこで、西原繭(藤澤遥)は「私にとって良い母ならそれでいいの。それに本当のことを言うと、パパは嫌だった。だって、ダサいし、臭いし、ウザイんだもの。ゴメン、お風呂入ってくる」と言い、立ち去った。
西原太治(浅野和之)がショックを受けていると、西原莉沙子(板谷由夏)は「思春期なんだからしょうが無いわよ。男親には言えない事もあるだろうし。失恋したことも、本当はママに相談したかったって」とフォローした。
西原太治(浅野和之)が「仕事は?」と尋ねると、西原莉沙子(板谷由夏)は「仕事は続けます。以前のようにセーブしながら。私さ、仕事に復帰することにしたとき、決めたことがあるの。繭が高校を卒業するまでは仕事をセーブしようって。優先順位は繭が一番って」と話した。
西原莉沙子(板谷由夏)は、西原繭(藤澤遥)が小さいとき、西原繭(藤澤遥)を抱っこしながら、成長した西原繭(藤澤遥)を想像して、苦手な育児を乗りきったのだという。
西原莉沙子(板谷由夏)は「貴方が私の代わりに母親をやってくれてる間に、そのことを事を思い出していた。思い出しながら、まだまだ、だなって。まだまだ私は母親として、人生の先輩として、繭に教えてあげたいことが一杯ある。一緒に楽しみたいことも一杯ある。あの子に寄り添って、成長を見届けたいなって」と話した。
それを聞いた西原太治(浅野和之)は「ずるいな。俺がお前の代わりに母親をやっているとき、母親は子供の側に居るから、一番に成長を感じられる。ずるいよな、羨ましいな、いいな、母親って、そう思ってた。でも、大変な事の方が多いんだろうけどさ」と言った。
そして、西原太治(浅野和之)は、西原繭(藤澤遥)が母の日に描いた絵をパソコンに取り込んだと言い、2人で一緒にパソコンに取り込んだ母の日の絵を見た。
西原莉沙子(板谷由夏)は、その絵を見て涙ぐんだ。
「母になる-最終回のあらすじと結末のネタバレ後編」へ続く。
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