母になる-柏崎広(道枝駿佑)の復讐
板谷由夏が出演する日本テレビの母親ドラマ「母になる」の第10話(最終回)のあらすじと結末のネタバレです。
このページは「母になる-最終回のあらすじと結末のネタバレ」からの続きです。
■母になる-最終回のあらすじと結末のネタバレ後半
翌日、西原莉沙子(板谷由夏)は柏崎結衣(沢尻エリカ)に、西原繭(藤澤遥)が高校を卒業するまでは仕事をセーブする事を報告した。
柏崎結衣(沢尻エリカ)は「その頃には、今度は別の心配が出てくるんじゃない?結婚とか就職とか」と話すと、西原莉沙子(板谷由夏)は「そうなんだよね。母親に卒業って無いのかな」と話した。
2人は「母親に卒業は無いね。ずーっと子供の心配を続けるのかな。いやーね」と話しながら笑った。
その日、帰宅した柏崎結衣(沢尻エリカ)は、柏崎陽一(藤木直人)に「やっぱり考えちゃう。門倉さんのこと。モヤモヤした思いが消化できずに居る。許しちゃいけない。許してたまるかっていう嫌な気持ち。そういう嫌な気持ちを抱えたままで居る自分が嫌になって。でも、どうしたらいいのか」と打ち明けた。
すると、柏崎陽一(藤木直人)は「門倉さんと別れた後、コウが言ったんだ。『お母さんって2人居ちゃいけないの?』って」と教えた。
柏崎結衣(沢尻エリカ)が「なんて答えたの?」と尋ねると、柏崎陽一(藤木直人)は「何も。黙ってた。何て言えば良かったのかな?今も、結衣にいうことじゃなかったのかもしれない」と答えた。
柏崎結衣(沢尻エリカ)は「うううん。ありがとう」と答えた。
その後、帰宅した柏崎結衣(沢尻エリカ)は冷蔵庫に貼っていた「マラソン大会のお知らせ」を見て、ある決断をした。
一方、奥能登の旅館で働いていた門倉麻子(小池栄子)は、旅館をクビになっていた。
門倉麻子(小池栄子)は熱心に働いていたのだが、門倉麻子(小池栄子)の過去を知った同僚が「一緒に働きたくない」と不満を漏らしたため、経営者は門倉麻子(小池栄子)を解雇したのだ。
そして、旅館で荷物を整理していた門倉麻子(小池栄子)に、1通の手紙が届く。差出人は「柏崎オート」になっていた。
門倉麻子(小池栄子)が封筒を開けてみると、「マラソン大会のお知らせ」が入っていたので、門倉麻子(小池栄子)は困惑する。
一方、柏崎広(道枝駿佑)は公園で女子高生・里中桃(清原果耶)に会い、「マラソン大会があるから、見に来たければ、見に来て良いよ」と誘った。
しかし、女子高生・里中桃(清原果耶)は「その日は彼氏と会うから。京都の大学に行ってる彼氏が帰ってきてるから」と断った。
柏崎広(道枝駿佑)は、好きだった里中桃(清原果耶)から彼氏が居る事を告げられたうえ、彼氏の写真まで見せられた。
さらに、女子高生・里中桃(清原果耶)は「昔、飼ってた犬の写真、コウちゃんにソックリ」と言って、犬の写真を柏崎広(道枝駿佑)に見せて笑った。
逃げるようにして帰ってきた柏崎広(道枝駿佑)は、自分の部屋に駆け込むと、奇声を上げて暴れた。
柏崎広(道枝駿佑)の奇声に驚いた柏崎結衣(沢尻エリカ)が柏崎広(道枝駿佑)の部屋に行くと、柏崎広(道枝駿佑)は「何でもございません」と言って、ふて寝しようとした。
柏崎結衣(沢尻エリカ)が「夕飯も食べないで寝ちゃうんじゃないでしょうね?今日は、明日のマラソン大会に向けてカツ丼だよ」と言ったが、柏崎広(道枝駿佑)は「いい」と答えた。
柏崎結衣(沢尻エリカ)が「あれ?意味分からない?マラソン大会に勝つって願を掛けて、カツ丼だよ。明日はみんなで応援に行くからね」と話すと、柏崎広(道枝駿佑)は「絶対に来ないで。来たら出ないから」と言い、寝てしまった。
その日の夜、柏崎オートで関係者を集めた「家族会議」が開かれる。
西原太治(浅野和之)がママ友ルートから確認すると、男子のマラソン大会は自由参加で、保護者は誰も応援に行かないのだという。
このため、柏崎結衣(沢尻エリカ)は不満だったが、家族会議の結果、柏崎広(道枝駿佑)の応援に行かないという事に決まった。
家族会議が解散した後、柏崎結衣(沢尻エリカ)は、児童福祉司・木野愁平(中島裕翔)には残ってもらい、門倉麻子(小池栄子)に「マラソン大会のお知らせ」を送った事を打ち明けた。
木野愁平(中島裕翔)が「何をやってるんですか?2度と会わないんじゃ?」と驚いた。柏崎陽一(藤木直人)も知らなかったので「コウが言ったからか?」と驚いた。
木野愁平(中島裕翔)が「コウ君はなんと言ったのですか?門倉さんに会いたって?」と尋ねると、柏崎陽一(藤木直人)は「いや、お母さんって2人居ちゃいけないのかなって」と教えた。
柏崎結衣(沢尻エリカ)が「木野さんは、どう思いますか?」と尋ねると、木野愁平(中島裕翔)は「ケース・バイ・ケースだと思います。産みの親と育ての親と、母親が2人居ることを誇らしげに話すご家庭もあります。でも、コウ君が言った2人というのは、門倉さんと結衣さんのことですよね?僕には考えられない。きれい事で収まる話しでは無いと思います。結衣さんはもっと自信を持つべきです。やってる事が迷走しているのは、結衣さんに自信が無いからじゃないですか?僕は割と保守的で、3歳までにたっぷりと愛情を受けた子供は大丈夫だという考えなんです。コウ君を見ていてもそう思います。今も思います。コウ君、凄く理不尽な状況におかれたのに、よく心が歪まなかったなって。それはコウ君が3歳までにたっぷりと愛情を受けたからだって。自信をもってください。母親は結衣さんです」と話した。
翌日、マラソン大会に出場する柏崎広(道枝駿佑)が、ランニングシューズを履こうとすると、靴底に書いている「ガンバレ」という文字を見て笑ってしまう。
そのとき、同級生・太井がぶつかってきた。
柏崎広(道枝駿佑)が「何するんだよ」と文句を言うと、同級生・太井は「お前、昨日、公園に居たろ?女子高生とデレデレしちゃってさ」と茶化した。
しかし、柏崎広(道枝駿佑)が無視したので、同級生・太井は「感じが悪い」と怒り、マラソン大会が始まると、柏崎広(道枝駿佑)にぶつかって柏崎広(道枝駿佑)を転倒させた。
その後、同級生・太井が勝手に転倒し、柏崎広(道枝駿佑)は転倒している同級生・太井の横を通り過ぎていくが、引き返し、足を負傷した同級生・太井に手をさしのべ、肩を貸してやった。
さて、柏崎広(道枝駿佑)が同級生・太井に肩を貸しながら、学校に戻ってくると、柏崎結衣(沢尻エリカ)が応援に来ていた。
柏崎広(道枝駿佑)がゴールすると、コッソリと1人で応援に来ていた柏崎結衣(沢尻エリカ)が駆け寄ってタオルを渡す。
柏崎結衣(沢尻エリカ)が「大丈夫?お友達、保健室に行ったけど」と教えると、柏崎広(道枝駿佑)は「友達なんかじゃない。スゲー嫌な奴」と答えた。
柏崎結衣(沢尻エリカ)が「でも肩を貸してあげたのよね?」と尋ねると、柏崎広(道枝駿佑)は「それと、これとは別。倒れてるのに、放っとけないだろ」と答えた。
柏崎広(道枝駿佑)が「それより、来るなって言っただろ」と怒ると、柏崎結衣(沢尻エリカ)は「お母さんも放っとけなかったの」と答えた。
柏崎広(道枝駿佑)が「しょうがないな」と呆れて笑っていると、遠くからこちらを見ている門倉麻子(小池栄子)に気付いた。
柏崎広(道枝駿佑)が「来たんだ。見てたの?」と尋ねると、門倉麻子(小池栄子)は「ガンバってたね」と褒めた。
柏崎広(道枝駿佑)が「まあね。っていうか、なんで?」と不思議がると、柏崎結衣(沢尻エリカ)は「コウの応援に来てくれたんでしょ」と教えた。
柏崎広(道枝駿佑)は、門倉麻子(小池栄子)が居る事を不思議がりながらも、門倉麻子(小池栄子)に「じゃーね」と言い、教室に戻って行った。
柏崎広(道枝駿佑)が立ち去ると、門倉麻子(小池栄子)は柏崎結衣(沢尻エリカ)に「私は結衣さんに会いに来たんです。マラソン大会のお知らせを送ってくれたのは、結衣さんですよね?どうして?」と尋ねた。
さて、CMが終わると、場面は切り替わり、2人は歩きながら話していた。
柏崎結衣(沢尻エリカ)は「新しい仕事はどうですか?仲居さん?」と尋ねると、門倉麻子(小池栄子)は「裏方です」と答えた。
柏崎結衣(沢尻エリカ)が「慣れましたか?」と尋ねると、門倉麻子(小池栄子)は「いえ、まだ。朝起きて空を見上げるクセが付きました。向こうの天気は変わりやすいんです。晴れていると思ったり、いきなり雨が降り出したり。弁当を忘れても、傘を忘れるなって言葉があったり」と答えた。
門倉麻子(小池栄子)が「お知らせを送って頂いて、ありがとうございました」と礼を言うと、柏崎結衣(沢尻エリカ)は「貴女を許したわけではありません。許せるはずがありません。ただ、誰かを憎みながら、この先、ずーっと生きていくのかと思うと、ゾッとします。モヤモヤした思いを抱えながら、子育てをしても楽しくはありません。だから、いつか私は貴女を許さなければいけない。そう思ってます。木野さん(中島裕翔)に自信を持つように言われました。そうだなと思いました。私はまだ母になる途中なんです。いつか、貴女に何を言われても、何を聞かれても、笑っていられるような母になりたい。たとえば、あの子に『お母さんって2人居ちゃいけないのかな』と言われても、『そうだね、それも楽しいね。いいよ。2人居ても、全然、いいよ。楽しいね』そう言って笑っていられる母になりたい。なぜなら、それがコウの幸せに繋がることだから。貴女を許す日が来たら、貴女を許せる日が来たら、貴女に会いに行きます。奥能登でしたよね?小さな旅館で頑張って働いている貴女のところに、いつかきっと」と話した。
門倉麻子(小池栄子)は、旅館をクビになっていたので、少し動揺したが、「その時は傘を忘れないでくださいね。お天気が変わりやすいから」と答えると、柏崎結衣(沢尻エリカ)は「弁当は忘れても、傘忘れるな」と言った。
そして、柏崎結衣(沢尻エリカ)は「一つだけ、貴女にお礼を言うとしたら、何も無い日常が、どんなに幸せか。母になることがどんなことが、考えもしなかった。『おはよう』『いってらっしゃい』『行ってきます』『ただいま』『おかえり』『おやすみ』そうい言葉を言える相手が居る事が、どんなに幸せなことか。貴女に奪われた9年間が無ければ気付かなかった。ありがとう。あの子を育ててくれて、ありがとう」と言って立ち去った。
門倉麻子(小池栄子)は目に涙を浮かべながら、頭を下げた。
その日の夜、柏崎陽一(藤木直人)は柏崎里恵(風吹ジュン)に、「明日出すから、ここにサインして」と言い、婚姻届の証人の署名を頼んだ。
柏崎里恵(風吹ジュン)が「緊張するわ。書き間違えたらどうしよう」と緊張すると、柏崎陽一(藤木直人)は「母さんが結婚するわけじゃないだろ」と呆れた。
翌日、西原家では、西原莉沙子(板谷由夏)が母親に戻り、長女・西原繭(藤澤遥)の世話を焼く姿があった。
その日、児童福祉司・木野愁平(中島裕翔)は、死んだ友達・寛太郎の墓参りをしていると、柏崎広(道枝駿佑)とナウ先輩(望月歩)がやってきた。
2人は「110円をいつまでも持ってたら過去に縛られてる感じがしないですか?だから彼女が出来ないんですよ。飲みましょう」と言い、パスケースに入れていた110円を使ってしまおうと提案した。
そして、柏崎広(道枝駿佑)とナウ先輩(望月歩)が10円ずつ出し合い、130円にして、つぶつぶジュースを買い、3人で乾杯した。
そこで、柏崎広(道枝駿佑)が「俺ね、復讐するの」と告げると、ナウ先輩(望月歩)も「俺も」と言った。
木野愁平(中島裕翔)が「復習って、予習復習の?」と尋ねると、2人は「復讐の復讐」と答えた。
ナウ先輩(望月歩)は「俺は俺を放置していた母親」に復讐し、柏崎広(道枝駿佑)は「3歳の時に俺を誘拐して勝手に死んじゃった人」に復讐するのだという。
木野愁平(中島裕翔)が「どういこと?」と驚くと、柏崎広(道枝駿佑)は「誰よりも幸せになるってこと。それが俺たちの復讐」と答えので、木野愁平(中島裕翔)は「なんだ」と言って笑った。
ある日の昼下がり、柏崎結衣(沢尻エリカ)は台所で料理を作りながら、「母親に卒業は無いけどね、家族にはあるって、繭ちゃんパパが言ってたよ。母親の手に離れた子供が、やがて家を出ていくとき、それが家族の卒業、ゴールだって」と話したが、誰も返事をしなかった。
柏崎結衣(沢尻エリカ)が「聞いてる?」と言って居間へ行くと、柏崎陽一(藤木直人)と柏崎広(道枝駿佑)が縁側に並んで、釣り上げられたマグロのように寝ていた。
柏崎結衣(沢尻エリカ)は、2人を見て笑いながら、「ほら起きて、起きて。こんな所で寝たら、風邪引くでしょ」と言って2人を起こしたのであった。
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