リバース-最終回のあらすじとネタバレ
藤原竜也が出演するTBSのドラマ「リバース」の最終回(第10話)のあらすじと結末のネタバレです。
第9話のあらすじとネタバレは「リバース-第9話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。
■リバース-最終回のあらすじとネタバレ
深瀬和久(藤原竜也)は、蕎麦アレルギーの広沢由樹(小池徹平)に蕎麦の蜂蜜を入れたコーヒーを渡していた事を知り、広沢由樹(小池徹平)を殺したのは自分だと気付いた。
それ以降、深瀬和久(藤原竜也)は姿を消し、連絡が取れなくなった。
一方、県会議員の村井明正(村井國夫)は、秘書・甲野伸之(山崎銀之丞)が逮捕された件で記者会見を開いていたが、マスコミから責任を追及された。
村井明正(村井國夫)は記者会見を乗り越えたが、娘・谷原明日香(門脇麦)から「お父さんの時代はコネで色々隠せてきたんでしょ?今の時代は違うんだよ。悪い事をすれば表に出るし、家族も叩かれる。考え方を変えてください。変えられないのなら、今はお父さんとは距離を置く」と言われてしまった。
そして、村井明正(村井國夫)は「甲野(山崎銀之丞)が居たからここまでやってこれた。俺はもうダメだ」と落ち込んだ。
一方、浅見康介(玉森裕太)は、授業をボイコットし続けているサッカー部のキャプテン相良に、広沢由樹(小池徹平)を死なせてしまった事を教え、酒を飲んだことを警察に隠した事を明かした。
浅見康介(玉森裕太)は「その嘘で大勢の人を苦しめた。その場しのぎの嘘で人生を変えてしまった」と話すが、キャプテン相良は「自分が嘘を付いて失敗したから、生徒にも嘘付くなってことをですか?」と呆れた。
そして、キャプテン相良が「みんなが知ったら、先生は学校に居られなくなるんじゃないですか?」と脅すと、浅見康介(玉森裕太)は「それでも、相良にこの話をしたかった」と告げた。
ある日の夜、小笠原俊雄(武田鉄矢)が深瀬和久(藤原竜也)の部屋を訪れたが、いくらドアを叩いても、返事が無かった。
隣の部屋の住人が「うるさいんだよ」と怒って部屋から出てきたので、小笠原俊雄(武田鉄矢)は金を握らせて、深瀬和久(藤原竜也)の事を尋ねた。
すると、隣の部屋の住人が「変な声がしてた。うめき声みたいな」と教えてくれたので、小笠原俊雄(武田鉄矢)は大家を呼んできて、部屋の鍵を開けてもらった。
小笠原俊雄(武田鉄矢)が深瀬和久(藤原竜也)の部屋に入ると、ビールの空き缶が散乱しており、深瀬和久(藤原竜也)が倒れていたので、小笠原俊雄(武田鉄矢)は慌てて応急処置を施した。
翌朝、深瀬和久(藤原竜也)が目を覚ます。
小笠原俊雄(武田鉄矢)が「酒、飲めないんだろ?何してるんだよ」と呆れると、深瀬和久(藤原竜也)は「広沢(小池徹平)がどれだけ苦しんで死んだのか、考えてました」と話した。
すると、小笠原俊雄(武田鉄矢)はテントウムシのキーホルダーの持ち主100人を洗い直したら、逮捕歴のある人物が3人見つかったといい、3人の顔写真を示し、「おそらく、こいつらに会ってるよ見覚えはないか?」と尋ねた。
深瀬和久(藤原竜也)が首を横に振ると、小笠原俊雄(武田鉄矢)は「こいつらに会って、話しをするから、それまでは無茶はせず、大人しく待っててくれ」と告げた。
その後、深瀬和久(藤原竜也)が部屋の掃除をしていると、玄関のドアの隙間から、封筒が差し込まれたのに気付き、封筒を取り上げた。
すると、ドアの向こうから、「深瀬君?最後のページを見て」という越智美穂子(戸田恵梨香)の声がした。
深瀬和久(藤原竜也)が封筒の中に入っていたノートを開けてみると、最後のページに「深瀬和久は広沢由樹(小池徹平)の特別な友達だった」と書いてあった。
越智美穂子(戸田恵梨香)は「広沢君がね、自分は空っぽだって言ってたことがあるの。何を詰め込んでいいのか分からないって」と教えた。
広沢由樹(小池徹平)は、自分が空っぽでつまらない人間だと考えていたが、友達の「コーヒーは最初は飲み物じゃなくて薬だった。各地の貴重品と物々交換されて、世界中に広まった。人は誰かと何かを交換しながら生きてるんだ」という言葉を聞いて、凄い楽になったのだという。
越智美穂子(戸田恵梨香)は、ドア越しに、「その友達って深瀬君だよね?深瀬君の言葉で広沢君は変わったんじゃないかな?私も貴方に何度も励まされた。貴方をもっと知りたいと思うようになったの。貴方は自分が思ってるより、ずっと素敵な人だよ。私も変わりたいと言ったの嘘じゃ無いから、もし変われたら、一緒にコーヒーを飲んでください」と告げて立ち去った。
深瀬和久(藤原竜也)は思わず、ドアを開けたが、既に越智美穂子(戸田恵梨香)の姿は無かった。
深瀬和久(藤原竜也)は、越智美穂子(戸田恵梨香)にメールを送ろうと思い、スマートフォンの電源を入れると、浅見康介(玉森裕太)・村井隆明(三浦貴大)・谷原康生(市原隼人)から沢山のメッセージが届いていた。
その後、深瀬和久(藤原竜也)は、浅見康介(玉森裕太)・村井隆明(三浦貴大)・谷原康生(市原隼人)と定食屋で再会する。
4人は話し合いの結果、深瀬和久(藤原竜也)ら4人は、広沢由樹(小池徹平)の両親に真相を話すことにした。
翌日、深瀬和久(藤原竜也)は越智美穂子(戸田恵梨香)に電話して、「俺はもう大丈夫、自分が何をすれば良いか分かった」と告げた。
越智美穂子(戸田恵梨香)は「あのさ、約束覚えてて」と頼むと、深瀬和久(藤原竜也)は「一緒にコーヒーを飲んでください」と答えた。
次に深瀬和久(藤原竜也)は、小笠原俊雄(武田鉄矢)に電話して、広沢由樹(小池徹平)の実家に行く事を告げた。
すると、小笠原俊雄(武田鉄矢)は「やっと、分かった。やっぱり、広沢君は車の事故で死んだんじゃなかったんだ」と言い、広沢由樹(小池徹平)の実家へ行く前に会いたいと言った。
その後、小笠原俊雄(武田鉄矢)は、深瀬和久(藤原竜也)ら4人の元を訪れると、「あの年、あの冬、別荘地で窃盗事件が頻発していたの覚えてるよな?犯人は逮捕されたが、1つだけ余罪を隠してたんだ」と言って、事件の真相を話しだした。
窃盗犯は3人組で、そのうち2人は別荘の管理事務所にアルバイトとして潜り込んでいた。
深瀬和久(藤原竜也)らが別荘で焼肉を食べていた頃、窃盗団の2人は周辺の別荘で盗みを働き、仲間が運転する車で逃げる予定だったが、当日の大雪のせいで、仲間の車が迎えに来れなかった。
そこで、徒歩で山を下っていた窃盗団2人は、深瀬和久(藤原竜也)らが乗ってきた車を見つけた。
深瀬和久(藤原竜也)らは、別荘に来たとき、雪が深くて進めなくなり、道路に車を置いて、別荘まで歩いていたのだ。
さて、村井隆明(三浦貴大)を迎えに行くことになった広沢由樹(小池徹平)は、別荘を出て、深瀬和久(藤原竜也)が淹れてくれたコーヒー飲みながら、徒歩で車へと向かっていた。
そして、窃盗団2人が車に乗り込んで逃げようとしたとき、広沢由樹(小池徹平)が現れた。
広沢由樹(小池徹平)は窃盗団2人が車を盗むのを止めようとしたが、蕎麦アレルギーで苦しみだして崖から転落してしまった。
窃盗団2人は、そのまま車を奪って逃走したが、途中で事故を起こして、窃盗犯が流血した。雪の上にあった血は、窃盗犯のものだった。
そして、窃盗団は、車の中にも血が付いていたことから、証拠を隠滅するため、車の中に火を放ち、車を崖から突き落とした。
その後、窃盗団2人組は徒歩で山を下り、仲間の車に合流して逃げたが、盗んだ盗品から足が付いて逮捕された。それが事件の真相だった。
そして、窃盗団は車を盗んだこと、車を崖から落としたことは警察には話しておらず、この件に関しては既に時効が成立しているのだという。
小笠原俊雄(武田鉄矢)は「広沢君は事故現場から離れた場所で転落した。予期せぬ事故だった。蕎麦アレルギーにしても、死に直結するわけじゃない。窃盗犯2人が広沢君を見捨てなければ、広沢君は死ななかったかも知れない」と話した。
しかし、深瀬和久(藤原竜也)は「それでも、俺たちに罪が無いとは思えない」と話した。
すると、小笠原俊雄(武田鉄矢)は「なんで、たった1人で盗まれた車を追いかけたのかな?警察に連絡することも出来たはずだ。広沢君は楽しい旅行を守りたかったんだな」と告げた。
それを聞いた深瀬和久(藤原竜也)は「自分が受け止めることで解決するなら、迷わず一歩踏み出す。広沢はそういう奴です」と話した。
その後、深瀬和久(藤原竜也)は、空港に向かうバスの中で、「コーヒーを淹れることしかできないと思ってたけど、行くなって止めるのが、俺にできるベストだったんだ」と悔やんだ。
すると、浅見康介(玉森裕太)が「俺の死んだオヤジも教師だった。顧問で全然、家に居なかった。だけど、オヤジの葬式は凄かった、弔問客が家に入りきらなくてさ。何がベストで何がそうじゃないか。そんなの死んだ後じゃナイト分からない」と話した。
深瀬和久(藤原竜也)は「これからやることはベストなのかな?後になって、やってよかったと思えるのかな?お父さんとお母さんは、俺たちの話を、どんな気持ちで聞くんだろう。俺、間違えてばっかりだから、不安なんだよ」と漏らした。
それを聞いた浅見康介(玉森裕太)は「みんな、似たような気持ちだよ」と告げた。
さて、4人は、広沢由樹(小池徹平)の実家に着くと、広沢忠司(志賀廣太郎)と広沢昌子(片平なぎさ)に、酒の飲めない広沢由樹(小池徹平)に無理に酒を勧め、運転初心者の広沢由樹(小池徹平)に迎えに行かせたことを明かした。
深瀬和久(藤原竜也)が「僕は由樹君(小池徹平)のコーヒーに蕎麦の蜂蜜を入れてしまいました。その後、由樹君は…」と打ち明けた。
それを聞いた広沢昌子(片平なぎさ)は、「懺悔して、この人たちは楽になるんやろ。私たちは楽にならんやないの。どこまで行っても地獄やない。なんで、由樹が死んだのに、アンタらはノウノウと生きとるんよ。なんで、由樹が死なんといけんかったん。アンタらの誰かが死ねば良かったんよ」と罵倒して家を飛び出した。
広沢忠司(志賀廣太郎)は、広沢昌子(片平なぎさ)の事を詫びると、「由樹がどう死んだかはもういい。どう生きとったか聞かせてくれ。由樹は小さい頃、人見知りの強い子で、友達できるんやろうかって、昌子(片平なぎさ)が心配しとって」と頼んだ。
すると、深瀬和久(藤原竜也)ら4人は、広沢由樹(小池徹平)が生きていた時の事を次々に話した。
一方、小笠原俊雄(武田鉄矢)は、自宅を飛び出した広沢昌子(片平なぎさ)の元を訪れていた。
小笠原俊雄(武田鉄矢)が「最後のご報告に参りました」と告げると、広沢昌子(片平なぎさ)は「毎年、ミカンを送ってたのは、お礼なんかじゃないよ。由樹を忘れて欲しくなかったけん。忘れていく貴方を責めるつもりで送ってたんよ。私もね、由樹の事を忘れていくんよ。年取るごとに段々ね。あんなに可愛かったのに。今更、何を聞いても、あの子らは許せん。由樹は許してやってくれって言うんやろうけど」と答えた。
すると、小笠原俊雄(武田鉄矢)が「深瀬君らは許しを求めて、ここにやってきたわけではないと思います。罪を償おうとする人間には罰が必要です。許さなくて良いんです。でも、彼らは貴女のことも、広沢君の事も一生忘れないと思います」と話した。
その後、東京の戻った深瀬和久(藤原竜也)は、再就職が決まった。
浅見康介(玉森裕太)は、授業をボイコットし続けていたキャプテンが教室に戻り、浅見康介(玉森裕太)の授業を受けるようになった。
谷原康生(市原隼人)は、意地悪な上司・下村のパワーハラスメントが社内で発覚して問題になったが、谷原康生(市原隼人)も「正直、許せないです。ですが、僕の言動にも問題があったと思います。必要以上に強気に出たり、自分を大きく見せようとしていたんです」と反省した。
村井隆明(三浦貴大)も、父・村井明正(村井國夫)に「俺はオヤジの跡は継がないよ。自分の面倒は自分でみる。仕事も探す」と告げ、谷原明日香(門脇麦)と父・村井明正(村井國夫)を連れて釣に行き、新しいスタートを切った。
小笠原俊雄(武田鉄矢)は、ジャーナリストを辞め、次に何をするか探していた。
それから1ヶ月後、深瀬和久(藤原竜也)は仕事でカフェにコーヒー豆を届けていた。
そのとき、エスプレッソの機械を操作していたアルバイトの彩花(杉咲花)が、「マスター、これ壊れますよ」と困っていたので、深瀬和久(藤原竜也)は「壊れてるんじゃないよ」と言い、操作してあげた。
(注釈:彩花はTBSのドラマ「夜行観覧車」の登場人物です。)
一方、広沢忠司(志賀廣太郎)と広沢昌子(片平なぎさ)は、ミカン畑で、絵画教室の子供達に囲まれていた。
他方、大阪のパン屋で働く越智美穂子(戸田恵梨香)は、客・成瀬(窪田正孝)から「同じ材料でも、越智さんが焼くと全然、違うよね」と絶賛されていた。
(注釈:成瀬は、TBSドラマ「Nのために」の登場人物です。)
越智美穂子(戸田恵梨香)が「このくらいしか取り柄が無いんですけどね」と言うと、客・成瀬(窪田正孝)は「誰だって、なんぼでもあるよ、取り柄」と告げた。
そして、客・成瀬(窪田正孝)がパン屋から出て行くと、入れ替わるように深瀬和久(藤原竜也)が入ってきた。
深瀬和久(藤原竜也)は越智美穂子(戸田恵梨香)を連れて店を出ると、「会いに来た。やり直せないかな?2人で一緒に変わっていけないかな?」と尋ねた。
すると、越智美穂子(戸田恵梨香)は笑顔で「一緒にコーヒーを飲みに行きませんか?」と答えたのだった。
なお、原作のあらすじとネタバレは「湊かなえの原作「リバース」-あらすじと犯人のネタバレ」をご覧ください。
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