それでも奥森黎(福士蒼汰)は立花爽(川口春奈)に嘘を付く
山本未來が出演する日本テレビの父親殺害ドラマ「愛してたって、秘密はある。」の第2話のあらすじとネタバレです。
このページは「愛してたって、秘密はある。-第2話のあらすじとネタバ」からの続きです。
■愛してたって、秘密はある-第2話のあらすじとネタバレ後編
その日、弁護士・香坂いずみ(山本未來)は、奥森黎(福士蒼汰)に会い、「知り合いの弁護士がやってる法律事務所なの。刑事部門を強化したいから人を増やしたいっていうから、興味あるかなと思って」と言い、スマートフォンに表示した弁護士事務所のHPを見せた。
奥森黎(福士蒼汰)は「どういう弁護士になりたいのか、迷ってて」と話すと、弁護士・香坂いずみ(山本未來)は「迷ってたら、相談にのるよ」と言った。
すると、奥森黎(福士蒼汰)は「被疑者や被告人と呼ばれる人たちが、何も言わないと決めたのなら、無理に真実を暴くのは違うのかなって」と相談した。
それを聞いた弁護士・香坂いずみ(山本未來)は「完全黙秘か。昔、ゼミで同じような判例を取り上げたよね。印象に残ってるんだよね、あの時の奥森君。『被告人は罪を犯したことに苦しんでいるかも知れない』って。私はさ、人間ってあんまり、喋らないと思うのよ。本当のことほど、しゃべらない。そういう声にならない声を、奥森君は聞こうとする人なんだなって思った」と話した。
翌日、奥森黎(福士蒼汰)は、被疑者・深水柊二の学校へ行くと、被疑者・深水柊二は美術部なのに、あまり絵は描かず、美術室の後ろの席で、窓から外を見ている事が多かったという情報を得た。
奥森黎(福士蒼汰)は、被疑者・深水柊二の席に座り、窓から外を眺めてみる。
その後、奥森黎(福士蒼汰)は、少年鑑別所に居る被疑者・深水柊二に面会しに行くが、被疑者・深水柊二は「迷惑です」と言い、立ち去ろうとした。
奥森黎(福士蒼汰)は「少しだけ目を閉じて。もう一度、目を開けたとき、それでも迷惑だと思ったら、もう二度と会いに来ない」と告げると、被疑者・深水柊二は仕方なく目を閉じた。
奥森黎(福士蒼汰)が「何が見える?」と尋ねると、被疑者・深水柊二は「何も見えません。真っ暗です」と答えた。
奥森黎(福士蒼汰)が「じゃー、未来のことを想像してみて」と尋ねると、被疑者・深水柊二は「真っ暗です。何も見えません」と答えた。
すると、奥森黎(福士蒼汰)は「僕も同じ場所に居た。今でも半分はそこに居る。僕にもずっと秘密にしてきたことがある。言っても、誰も幸せにならないと思ってた。けど、最近、分からなくなってきた。あの時に話していれば、家族を追い詰めたりせず、大切な人を傷つけたりしなくて済んだのかなって。君には僕みたいになって欲しくないんだ。君が言うように、真実を話しても、誰も幸せにならないかも知れない。けど、本当にそうなのか?一緒に考えたい」と話した。
被疑者・深水柊二は「俺に構わないでください。俺に返る場所なんてない。だって、普通の人間は人を刺したりしないでしょ?俺、おかしいんです」と
話した。
すると、奥森黎(福士蒼汰)は「昔、ある人が言ってくれたんだ。どんな人でもやり直せる場所がある。きっと、誰かと一緒に生きていけるって。君はおかしくなんかないよ。美術室の一番後ろ。良いよね、あの席。落ち着くし、景色も良いし」と話した。
それを聞いた被疑者・深水柊二は、「あの席だったら、誰にも邪魔されずに見ていられたんです。陸上部の練習を。俺、好きだったんです」と言って泣き崩れた。
一方、立花爽(川口春奈)が自宅で奥森黎(福士蒼汰)のことを考えていると、兄・立花暁人(賀来賢人)がやって来た。
立花爽(川口春奈)は「彼女が出来て、事情を抱えてたらどうする?たとえば、事件に巻込まれてたとか」と尋ねると、兄・立花暁人(賀来賢人)は「めんどくせーから逃げる。けど、こいつの為ならって思えるような女だったら、一緒に背負う。結婚するっていうのは、そういうことだろ。誰かと一緒に生きていくっていうのはリスクがあるんだよ」と答えた。
さて、奥森黎(福士蒼汰)が出勤すると、深水柊二の弁護士が来た。深水柊二が全て話してくれたのだという。
弁護士は、礼を言うと、深水柊二から預かった手紙を奥森黎(福士蒼汰)に渡して帰って行った。
奥森黎(福士蒼汰)が手紙を読むと、事件を起こしたことを後悔していると書いており、最後に「奥森さんは、本当のことを話さないの?」と書いてあった。
その日の夜、立花爽(川口春奈)はバーで、安達虎太郎(白洲迅)と飲んでいた。
立花爽(川口春奈)が「なんで弁護士になろうと思ったの?」と尋ねると、安達虎太郎(白洲迅)は「大企業の社長令息に相応しい職業だから」と答えた。
安達虎太郎(白洲迅)が「爽はなんで検事を目指してるの?」と尋ねると、立花爽(川口春奈)は「お兄ちゃんがジャーナリストになったから。本当はね、お兄ちゃんが検事になるはずだったの。パパにも期待されて。でも、お兄ちゃん、パパと大げんかして、家を出ていっちゃって。そしたらパパが言ったんだよ、16歳の私に『検事になるのはお前だ』って。は?何言ってるのって思ったけど、結局、言われた通りに生きてる。そんな私と違って黎(福士蒼汰)は、ちゃんと理想を持ってて、なんかキラキラして見えた。真っ直ぐで、真っ直ぐすぎて折れちゃうか心配で、気がついたら好きになってた」と話した。
そして、立花爽(川口春奈)は「でも、この気持ちだけじゃ、ダメなんだな、結婚って」と言って落ち込んだ。
安達虎太郎(白洲迅)は立花爽(川口春奈)の肩を抱こうとしたが、思い止まると、電話がかかってきたふりをして、マートフォンを取り出し、「黎(福士蒼汰)だ。今、爽(川口春奈)と飲んでる。なんか、お前とは結婚できないから、別れるって」と話した。
立花爽(川口春奈)は慌てて「そんなことは言ってない」と言い、安達虎太郎(白洲迅)からスマートフォンを取り上げると、電話はかかってきていなかった。
安達虎太郎(白洲迅)が「あいつは、まだ地検に居るよ」と教えると、立花爽(川口春奈)は「ごめん」と言い、バーを跳びだした。
さて、奥森黎(福士蒼汰)が屋上で被疑者・深水柊二の手紙を読んで考えていると、立花爽(川口春奈)がやって来た。
立花爽(川口春奈)は「ねえ。覚えてる?付き合い始めた時のこと」と尋ねた。
2人は、付き合い始めたころ、夫が寝たきりの妻に頼まれて、妻の首を絞めて殺害したという嘱託殺人事件について話し合ったことがある。
そのとき、奥森黎(福士蒼汰)は「法を犯しても構わないと思えるほど、奥さんを愛していたんだよ」と話すと、立花爽(川口春奈)は「立証してみない?本当に、そんな愛があるかどうか」と告げた。
奥森黎(福士蒼汰)が「どうやって?」と尋ねると、立花爽(川口春奈)は「私たち、付き合ってみない?」と言い、2人は交際を始めたのだった。
そのことを思い出した立花爽(川口春奈)は、「やっと気付いた。実証できたと思えたから、プロポーズしたんだって。私、黎(福士蒼汰)のためなら、犯罪者になってもいい。黎のことだから、私の事を思って『俺の事を許せないのなら、それでも良いよ』なんて言ったんでしょ?でも、一緒に考えたい。ちゃんと話して、お父さんのこと。もう嘘は付かないで」と告げた。
すると、奥森黎(福士蒼汰)は「俺は15のとき、父さんを…」と打ち明けようとした。
しかし、思い直して「父さんは急に居なくなったんだ。理由は分からない。捜索願を出したんだけど、事件性が無かったから、ちゃんと捜査してもらえなくて、4年前に失踪宣告されて、戸籍上では亡くなったことになっている。俺も母さんも、もう戻ってこないと思ってる。父さんが居なくなったとき、周りの態度が急に変わって、みんなに気を遣われて。爽にはそんな風に接して欲しくなかった。だから言えなかった」と話した。
それを聞いた立花爽(川口春奈)は「ありがとう。話してくれて。本当のことが知れて良かった」と言い、奥森黎(福士蒼汰)を抱きしめた。
翌日、奥森黎(福士蒼汰)が神奈川地検で働いていると、事務員が「ポストに入っていた」と言い、封筒を持ってきた。
奥森黎(福士蒼汰)は封筒を受け取って、中を見てみると、崖から海に落とした父・奥森皓介(堀部圭亮)の車の鍵が入っていた。
車の鍵には、奥森皓介(堀部圭亮)が勤務していた病院の創立50周年記念のキーホルダーも付いているので、父・奥森皓介(堀部圭亮)の車の鍵に間違いない。
しかも、「奥森黎の落とし物」と書いた紙も入っていた。
奥森黎(福士蒼汰)は仕事が終わって慌てて帰宅すると、母・奥森晶子(鈴木保奈美)が「一緒に来て。警察があったの。確認してくれって」と慌てていた。
奥森黎(福士蒼汰)が「落ち着いて。何があったの?」と尋ねると、母・奥森晶子(鈴木保奈美)は「父さんの車が海から引きあげられたの」と教えたのだった。
「愛してたって、秘密はある-第3話のあらすじとネタバレ」へ続く。
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