愛してたって、秘密はある-最終回のあらすじと真犯人ネタバレ

川口春奈が出演する日本テレビのミステリードラマ「愛してたって、秘密はある。」の最終回(第10話)のあらすじと結末ネタバレ後半です。

このページは「愛してたって、秘密はある-最終回のあらすじと結末ネタバレ」からの続きです。

■愛してたって、秘密はある-最終回のネタバレ後半

香坂いずみ(山本未來)と立花爽(川口春奈)は奥森晶子(鈴木保奈美)と接見するため、警察署の前で奥森黎(福士蒼汰)と合流する。

このとき、立花爽(川口春奈)が「昨日、私と会ったこと覚えてる?」と尋ねたが、奥森黎(福士蒼汰)は「え?俺たち、会ったの?」と驚いた。

一方、奥森黎(福士蒼汰)は「接見する前に話したいことがある」と言い、立花爽(川口春奈)と香坂いずみ(山本未來)に、父・奥森皓介(堀部圭亮)を殺したのは自分であることを明かした。

さて、奥森黎(福士蒼汰)・立花爽(川口春奈)・香坂いずみ(山本未來)の3人が奥森晶子(鈴木保奈美)に接見する。

簡単な会話を済ませた後、奥森黎(福士蒼汰)が「父さんの日記を読んだよ」と告げると、奥森晶子(鈴木保奈美)は「思い出したの?」と驚いた。

香坂いずみ(山本未來)が「ウチの事務所にコピーが届いたの」と教えると、奥森晶子(鈴木保奈美)は「コピー?」と驚いた。

奥森黎(福士蒼汰)が「ねえ、『思い出したの?』って、どういうこと?」と尋ねると、奥森晶子(鈴木保奈美)は「黎は1度、読んでるのよ、あの日記」と教えた。

奥森黎(福士蒼汰)は「分かるように説明して」と言ったが、奥森晶子(鈴木保奈美)は立花爽(川口春奈)と香坂いずみ(山本未來)を見て首を横に振った。

すると、奥森黎(福士蒼汰)は「先生も爽も、俺が父さんを殺した事を知ってるから」と教えると、奥森晶子(鈴木保奈美)は「え?」と驚いて動揺した。

奥森黎(福士蒼汰)が「庭を掘り返したのは俺なの?俺が掘り返して、母さんが爽にトロフィーを送ったの?」と尋ねたが、奥森晶子(鈴木保奈美)は何も答えなかったので、奥森黎(福士蒼汰)は「やっぱりそうなんだ」と落ち込んだ。

奥森晶子(鈴木保奈美)が「今度は受け止められたのね。日記のことを覚えていないのは、あの子が、その記憶を引き受けているから。もう1人の貴方、黎と朔(さく)」と言い、話し始めた。

奥森黎(福士蒼汰)は、大学に入って間もなく、父・奥森皓介(堀部圭亮)の日記を見つけて読んでしまった。

父・奥森皓介(堀部圭亮)を殺害した奥森黎(福士蒼汰)は、「自分は正しいことをした。父さんは殺されて当然の悪人だった」と思い込むことによって、精神のバランスを保っていた。

しかし、日記を読んで、父・奥森皓介(堀部圭亮)が悪人ではなかったことを知り、自分が犯した罪に苦悩して苦しんだ。

その時に奥森黎(福士蒼汰)の中で生まれたのが、朔(さく)という人格だった。

現れた二重人格・朔(福士蒼汰)は「俺は悪い事をしたなんて、1ミリも思っていない。死んで当然だろ、あんなくそオヤジ」と言い放っち、一切、反省も苦悩もしていなかった。

しかし、次の日の朝には、奥森黎(福士蒼汰)に戻っており、奥森黎(福士蒼汰)は日記を読んだことを忘れていた。

二重人格・朔(福士蒼汰)は罪を知らない人の前には現れないようだったので、奥森晶子(鈴木保奈美)は「このままでいい」と思っていた。

ところが、奥森黎(福士蒼汰)が立花爽(川口春奈)と付き合い始めた頃から、二重人格・朔(福士蒼汰)が怒り始めて、2人の結婚を潰すと言い出した。

奥森晶子(鈴木保奈美)が理由を尋ねると、二重人格・朔(福士蒼汰)は「そのうち分かるよ」と言い、「協力してくれるよね、じゃないと俺、黎を殺しちゃうよ」と命じた。

それ以降、奥森晶子(鈴木保奈美)は、二重人格・朔(福士蒼汰)に言われた通り、奥森黎(福士蒼汰)にメールを送って、庭に花束を置いた。

ただ、庭を掘り返した犯人は二重人格・朔(福士蒼汰)だった。

風見忠行(鈴木浩介)のキーホルダーを盗んで奥森黎(福士蒼汰)に送りつけたり、ボイスチェンジャーを使って警察に通報し、海に落ちた奥森皓介(堀部圭亮)の車を警察に見つけたさせた犯人も奥森晶子(鈴木保奈美)だった。

奥森黎(福士蒼汰)が「全部、俺が命令してたってこと?」と尋ねると、奥森晶子(鈴木保奈美)は「途中までは。爽ちゃん(川口春奈)のお父様が、あの立花検事(遠藤憲一)だとしって、朔が言ってた意味がやっと分かったの。立花さん(遠藤憲一)を呼び出して、父さんに酷い取り調べをしたことは黙ってるように釘を刺して」と話した。

奥森黎(福士蒼汰)が「じゃあ、階段から転落したのは?」と尋ねると、奥森晶子(鈴木保奈美)は「母さんが危ない目に遭えば、結婚を諦めてくれるかと思って。死んだって構わないと思った」と言い、自分で階段から転落したことを明かした。

立花爽(川口春奈)に奥森黎(福士蒼汰)の手帳を見るようにめーるしたのも、花火大会で立花爽(川口春奈)から髪飾りを盗ったのも、玄関に立ち入り禁止のテープを貼ったのも、父・奥森皓介(堀部圭亮)を殺害していた時に流れていたレコードをかけたのも、全て母・奥森晶子(鈴木保奈美)の犯行だった。

さらに、奥森黎(福士蒼汰)の結婚指輪をすり替えたのも、奥森黎(福士蒼汰)が集めていた事件の証拠品を盗んだのも、犯人は母・奥森晶子(鈴木保奈美)だった。

奥森黎(福士蒼汰)が「なんで盗聴器なんて?」と尋ねると、母・奥森晶子(鈴木保奈美)は「朔がどれくらい出て来ているのかを知りたくて。中身が分からない箱が置いてあったりして、朔で居る時間が長くなっているように思えたから」と明かした。

奥森黎(福士蒼汰)が「じゃー、果凛ちゃん(吉川愛)に戸籍謄本を送ったのも?」と尋ねると、母・奥森晶子(鈴木保奈美)は「それは朔」と教えた。

奥森黎(福士蒼汰)が「婚約指はどうしたの?」と尋ねると、母・奥森晶子(鈴木保奈美)は「すり替えた後、気がついたら無くなってた」と答えた。

奥森黎(福士蒼汰)が「風見先生(鈴木浩介)の部屋にトロフィーと頭蓋骨があったのは?」と尋ねると、母・奥森晶子(鈴木保奈美)は「朔が先生に罪を被せようと言い出して。2人への内緒の結婚祝いだと言って、私が先生に預けたの」と答えた。

奥森黎(福士蒼汰)が「風見先生(鈴木浩介)が居なくなったのは?」と尋ねると、母・奥森晶子(鈴木保奈美)は「逃げてくれた方が都合が良かったから。自首するって聞いて、会いに行ったの」と教えた。

母・奥森晶子(鈴木保奈美)は、風見忠行(鈴木浩介)にも父・奥森皓介(堀部圭亮)の日記を見せ、「今、自首したら、本当のことは分からないままです」と言い、自首を止めたのだ。

母・奥森晶子(鈴木保奈美)は全てをネタバレすると、「日記だって燃やしたの。自首する前に。でも、朔がコピーを取ってたなんて」と言って泣いた。

奥森黎(福士蒼汰)が「母さんは、俺の幸せなんか、少しも望んでなかったの?」と尋ねると、母・奥森晶子(鈴木保奈美)は「幸せになって欲しいに決まってるじゃない。爽ちゃん(川口春奈)には本当に感謝しているの。黎の笑った顔、二度と見られないと思ってたから。ありがとう。本当にゴメンなさい。普通の母親で居たかった」と言って泣き崩れた。

接見を終えると、奥森黎(福士蒼汰)は「母の弁護、引き続き、よろしくお願いします」と言い、香坂いずみ(山本未來)に頭を下げた。

香坂いずみ(山本未來)が「付き添おうか?」と尋ねると、奥森黎(福士蒼汰)は「今までありがとう御座いました」と答えた。

そして、奥森黎(福士蒼汰)は立花爽(川口春奈)に「ごめん」と言い、立ち去った。

その日の夜、立花爽(川口春奈)は安達虎太郎(白洲迅)に、奥森黎(福士蒼汰)が自首したことを報告した。

しかし、安達虎太郎(白洲迅)は「自首?嘘だろ?でも、アイツ、家に居たぞ。さっき、様子を見に行ったら、中で人影が動いて。誰も出なかったけど」と驚いた。

安達虎太郎(白洲迅)が「行かなくていいの?」と尋ねると、立花爽(川口春奈)は「なんか、黎のことも、自分の気持ちも見失ってて」と答えた。

すると、安達虎太郎(白洲迅)は「昔、香坂先生(山本未來)がよく言ってたの覚えてる?100の嘘も1つの真実には敵わないって」と言い、ポケットから奥森黎(福士蒼汰)の結婚指輪を取り出して、立花爽(川口春奈)に渡し、「黎の真実ってそれなんじゃないの?」と告げた。

奥森黎(福士蒼汰)の結婚指輪の内側に刻まれた文字を見た立花爽(川口春奈)は、「ありがとう」と言い立ち去った。

そして、立花爽(川口春奈)は奥森黎(福士蒼汰)の家に行くと、奥森黎(福士蒼汰)が部屋に居た。

立花爽(川口春奈)が「自首したはずだけど?」と尋ねると、奥森黎(福士蒼汰)は「させるわけないじゃん」と答えた。それは、奥森黎(福士蒼汰)ではなく、二重人格・朔(福士蒼汰)だったのだ。

すると、立花爽(川口春奈)は警察に電話し、「助けてください。彼氏に暴力を受けています」と通報すると、二重人格・朔(福士蒼汰)は「黎のことを売っちゃうんだ」と笑った。

立花爽(川口春奈)は「私はただ、黎のしたいようにさせてあげるだけ」と告げると、二重人格・朔(福士蒼汰)は「アイツにそんな権利があるのか?誰よりも弱いのに。現実を受け止められずに、俺に丸投げして逃げたんだから」と呆れた。

しかし、立花爽(川口春奈)は「黎は強いよ。自分の罪にちゃんと向き合って、償うって決めたんだから。自分を正当化して逃げてるだけのアンタより、何倍も強い」と言い返した。

そこへ、通報を受けた警察が駆けつけたので、立花爽(川口春奈)は倒れて乱暴を受けた風に装い、警察に二重人格・朔(福士蒼汰)を取り押さえさせた。

二重人格・朔(福士蒼汰)は警察に抵抗していたが、立花爽(川口春奈)が「償うんでしょ?暗いところから抜け出すんでしょ?黎!」と叫ぶと、奥森黎(福士蒼汰)に戻り、立花爽(川口春奈)に「爽、ありがとう」と言って微笑み、警察に連行されていった。

ある日、立花弘晃(遠藤憲一)が退院する。テレビのニュースから、代議士・前園勝敏(そのまんま東)と病院の収賄容疑が流れていた。

今回の一件で、立花弘晃(遠藤憲一)と立花暁人(賀来賢人)も仲直りしたようだった。

さて、立花爽(川口春奈)は立花弘晃(遠藤憲一)に「私、検事にはならない。弁護士になる。私ね、爽とお母さんがどうして遺体を埋めなければならないのか、ずっと考えてたんだけど。人の弱さを受け入れる社会じゃないからだと思ったの。だから変えることにしたの。私から始めるの。罪を償って人生をやり直そうとする人の居場所になろうと思うの」と話した。

立花弘晃(遠藤憲一)は「そんなことをしても、何にもならない。一度失敗したら終わりだ」と告げたが、立花爽(川口春奈)は「終わりじゃない。人は人を許すことができるから。パパのした事も、いつかきっと許されるから」と答えた。

そのころ、風見忠行(鈴木浩介)は、拘置所の中で、立花暁人(賀来賢人)が書いた代議士・前園勝敏(そのまんま東)と病院の収賄事件の記事を読んでいた。

一方、奥森黎(福士蒼汰)が殺人の容疑で逮捕されたというニュースを見た浦西果凛(吉川愛)は「次、探そう」と言った。

安達虎太郎(白洲迅)が「え?」と驚くと、浦西果凛(吉川愛)は「だって、黎ちゃんが出てくるのを待っていたら、おばさんになっちゃうじゃん」と答えた。

安達虎太郎(白洲迅)が「いい性格してるな」と呆れると、浦西果凛(吉川愛)は「でも、黎ちゃんのことは一生忘れない。会えて良かった」と言い、安達虎太郎(白洲迅)と別れて新たな道を歩み始めた。

ある日、弁護士・香坂いずみ(山本未來)は奥森晶子(鈴木保奈美)と接見していた。

奥森晶子(鈴木保奈美)が「私は母親失格です」と言って泣くと、香坂いずみ(山本未來)は「私にも息子が居るんです。何年も会わせて貰えてないんですけど。色々あって、育児放棄しちゃって。そんな自分を変えたくて、弁護士になったんです。息子に送った誕生日プレゼント、受け取って貰えなくて。ずっと自分が許せません。でも、貴方は自分を許してあげてください・。だって、一生懸命やっただけじゃないですか。愛する息子さんの幸せのために、ただ一生懸命に。誰がなんと言おうと、貴女は最高の母親です」と告げた。

すると、奥森晶子(鈴木保奈美)は「黎と朔、私の息子をよろしくお願いします」と言って頭を下げた。

一方、奥森黎(福士蒼汰)は面会が来たと呼ばれて、接見室に入ると、立花爽(川口春奈)が立っていた。

奥森黎(福士蒼汰)が「なんで?」と驚くと、立花爽(川口春奈)は「黎と話がしたくて。香坂先生(山本未來)は表で待ってる」と話した。

奥森黎(福士蒼汰)が「もう、大丈夫だから。ホッとしてるんだ。やっと償える。人生を行き直せるかも知れない。爽のおかげだよ。本当にありがとう。幸せになれるように祈ってるから」と告げた。

立花爽(川口春奈)は「まだ嘘を重ねるつもり?100の嘘を重ねたって、これには敵わない」と言い、奥森黎(福士蒼汰)の結婚指輪を見せた。指輪の裏には「ずっと、ふたりで」と彫ってあった。

立花爽(川口春奈)は「罪を償ったら、今度こそ、嵌めてね。そしたら、一緒に婚姻届けを出しに行こう。あのチャペルで式を挙げよう。春になったらお花見して、夏は海水浴、秋は紅葉狩り、冬は一緒に鍋をしよう。それまでに料理偏差値50にしておく」と話した。

奥森黎(福士蒼汰)は「でも、俺…」と言ったが、立花爽(川口春奈)は「いいよ、。朔が居ても。黎は黎だから」と告げた。

奥森黎(福士蒼汰)は泣きながら「これからもずっと2人で、俺と一緒に生きてください」と頼むと、立花爽(川口春奈)は泣きながら「これからもずっと、しょばに居ます」と答え、2人はガラス越しに小指と小指を重ね、ガラス越しに指切りをして笑い合った。

しかし、接見室を出た奥森黎(福士蒼汰)は「バラの香りがする」と言い、二重人格・朔(福士蒼汰)が現れたのだった。

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