愛してたって、秘密はある-最終回の感想

福士蒼汰が出演する日本テレビの父親殺害ドラマ「愛してたって、秘密はある。」の最終回(第10話)の感想です。

愛してたって、秘密はある-最終回のあらすじとネタバレは「ウチの夫は仕事ができない-最終回のあらすじと結末ネタバレ」をご覧ください。

■愛してたって、秘密はある-最終回のネタバレ

ドラマ「愛してたって、秘密はある。」は、主人公の奥森黎(福士蒼汰)が二重人格というオチだった。

奥森黎(福士蒼汰)は、父・奥森皓介(堀部圭亮)のDVから奥森晶子(鈴木保奈美)を守るために、父・奥森皓介(堀部圭亮)を殺害していた。

しかし、奥森黎(福士蒼汰)は大学に入ったころ、父・奥森皓介(堀部圭亮)の日記を見て、DVの真相を知ってしまう。

日記には、父・奥森皓介(堀部圭亮)は、検事・立花弘晃(遠藤憲一)から強引な取り調べを受けており、その苦痛から逃れるために、妻・奥森晶子(鈴木保奈美)にDVを働いていたのだ。

父・奥森皓介(堀部圭亮)を殺害した奥森黎(福士蒼汰)は、父・奥森皓介(堀部圭亮)が殺されて当然の悪人だと思うことで、心のバランスを保っていた。

しかし、父・奥森皓介(堀部圭亮)の日記を読み、父・奥森皓介(堀部圭亮)が悪人では無い事を知り、苦悩し、心のバランスを崩したため、二重人格の朔(さく)が現れたのだ、

そして、奥森黎(福士蒼汰)と立花爽(川口春奈)が結婚を約束したころ、二重人格の朔(福士蒼汰)が2人を別れさせると言い、母・奥森晶子(鈴木保奈美)に手伝いを命じた。

こうして、母・奥森晶子(鈴木保奈美)は、二重人格の朔(福士蒼汰)の命令に従って犯行を重ねていたのだが、立花爽(川口春奈)の父親が立花弘晃(遠藤憲一)と知って以降は、自主的に動きだしていたというオチだった。

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■愛してたって、秘密はある-最終回の感想

さて、私は、1話の時点で、父・奥森皓介(堀部圭亮)の遺体を掘り起こした犯人は母・奥森晶子(鈴木保奈美)か奥森黎(福士蒼汰)と予想していたので、あまり意外性の無い結末だった。

ドラマ「愛してたって、秘密はある。」で二重人格オチやるのなら、もっと、母・奥森晶子(鈴木保奈美)の心理描写を描かなければならないと思う。

最終回までの時点で、奥森黎(福士蒼汰)が二重人格と知っていたのは、母・奥森晶子(鈴木保奈美)と二重人格の朔(福士蒼汰)の2人だけなのだから、ドラマ全般を通じて、母・奥森晶子(鈴木保奈美)の演技が最も重要になるはずだ。

しかし、母・奥森晶子(鈴木保奈美)の演技も、二重人格の息子を抱えて苦悩しているようには見えなかったので、ドラマ「愛してたって、秘密はある。」は単なる二重人格オチの釣りドラマという印象を受けた。

それに、二重人格・朔(福士蒼汰)が奥森黎(福士蒼汰)と立花爽(川口春奈)の結婚を妨害しようとした理由が、私には理解できなかった。

二重人格・朔(福士蒼汰)は、立花爽(川口春奈)の父親が立花弘晃(遠藤憲一)だから、2人の結婚を妨害しようとした。

しかし、二重人格・朔(福士蒼汰)は父・奥森皓介(堀部圭亮)を殺した事について、「俺は悪い事をしたなんて、1ミリも思っていない。死んで当然だろ、あんなくそオヤジ」と言っているので、立花弘晃(遠藤憲一)を怨んでいないように思える。

だから、私は、二重人格・朔(福士蒼汰)が2人の結婚を妨害する理由を、どう解釈していいのか分からなかった。

結末が、二重人格だったというオチでも良いと思うが、それなら、二重人格・朔(福士蒼汰)の心理描写もしっかりと描かなければ、二重人格オチは厳しいと思った。

二重人格をやるのなら、単なるオチに使わず、二重人格をメーンテーマにしたドラマにするくらいの構成にしないと、ドラマとして成立しないと思う。

それに、母・奥森晶子(鈴木保奈美)は、看護婦なのだから、職場に行けば医師が一杯居るのにもかかわらず、息子の二重人格を相談も治療もせず、放置しているのは、どうかと思う。

描き方によっては、もっと重厚なドラマに仕上がったと思うので、薄っぺらい最終回が残念だった。

なお、私は時期ドラマは「明日の約束」を楽しみにしている。「明日の約束」の原作のあらすじとネタバレは「明日の約束-原作のあらすじと犯人ネタバレ」をご覧ください。

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