Q10(キュート)-最終回の感想

ドラマ「Q10(キュート)」の最終回(第9話)「愛も勇気も平和も地球上にあると思えばきっとある」のネタバレと感想です。キュート最終回のあらすじは「Q10-最終回のあらすじ」をご覧ください。

ドラマ「Q10」が第9話で最終回を迎えて終了した。視聴率は低迷していたし、第9話で終わったので打ち切りになったのかもしれない。

Q10(キュート=前田敦子)は70年後(88歳)の深井平太(佐藤健)が送ったタイムトラベル用のロボットだった。コエンザイムQ10とは関係がなかった。

深井平太が話したQ10の話を信じ続けていた妻は、死を前にして18歳の深井平太に会いたいと言いだし、若き日の妻の顔を基にしてタイムトラベル用のロボットを注文した。それがQ10だった。

クラスメイトの中尾順(細田よしひこ)は最終回で、Q10に「ロボットを開発する力を授けてくれ」と頼んだので、Q10を開発したのは、中尾順かその子供だろう。

未来の自分が、過去の自分にメッセージ(ロボット)を送るという使い古されたストリーだが、Q10の最終回は泣けた。ドラマ開始前からつまらないだろうと思い、第1話でそれが確信に変わったドラマだが、最終回は泣けた。

「目に見えなくても、信じれば存在する」というテーマも新鮮ではないが、最終回の最後の朗読が良かった。佐藤健の朗読で涙腺がゆるんでしまった。

70年間もQ10の存在を信じ続けた妻の姿が見えるようであった。佐藤健の妄想を信じ続けた妻が居たからQ10が生まれたのだろう。Q10は信じることの象徴だったのだと思う。

藤丘誠(柄本時生)の父(柄本明)が空のクリスマスプレゼントを置いて行った。藤丘誠の弟・藤丘勇人(谷端奏人)が強く信じれば、いつか素敵なクリスマスプレゼントになるのかもしれない。

最終回で富士野月子(福田麻由子)はQ10を連れて未来へと帰っていった。Q10は記憶に残らない素材で出来ており、みんなの記憶から消えるそうだ。

もしかしたら、ドラマ「Q10」も記憶に残らない素材で出来てるのかもしれない。明日になればドラマ「Q10」のことなど忘れているかもしれない。そして、新しい1日が始まるのかもしれない。

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