きみが心に棲みついたS-原作のあらすじとネタバレ
天堂きりんの原作漫画「きみが心に棲みついたS(きみ棲)」のあらすじとネタバレです。
このページは「きみが心に棲みついた-あらすじとネタバレ」からの続きです。
■きみが心に棲みついたS-原作のあらすじとネタバレ
翌日、新作発表会で小川今日子(キョドコ)がモデルとして出演したことが会社中で噂になっていた。小川今日子(キョドコ)は、星名漣のことばかり考えてしまい、大好きだった仕事にも集中できなくなっていた。
しかし、小川今日子(キョドコ)はプロジェクトの競争で負ければ、プロジェクトチームが解散して、星名漣にも会えなくなってしまうことに気付き、猛烈に頑張って企画を考えた。
しかし、提出した企画は八木泉にボツにされてしまい、八木泉から企画のコンセプトについて追及される。
小川今日子(キョドコ)は「着心地が良くて、来ている人が綺麗に見える…」と言いかけたが、星名漣のことを想像して、「私だって、女としてみられたい」と思い、男に媚びる下着を作りたいと言った。
八木泉は、男に媚びる下着はライバルの堀田チームと同じ路線だと言い、小川今日子(キョドコ)の意見を一蹴するが、小川今日子(キョドコ)は「怖いんですか?同じ企画だと堀田さんに勝てないんですか?」と挑発した。
その挑発に怒った八木泉は、男に媚びる下着で、堀田チームに勝負を挑むことを決めたのだった。
ライバルの堀田チームは、既に試作段階まで進んでいたが、小川今日子(キョドコ)は、星名漣にプロジェクトに勝ったらデートして欲しいと頼み、堀田チームの飯田友香に「直ぐに追いつく」と宣戦を布告する。
不安になる飯田友香は、星名漣とホテルで交わり、「これって付き合っていると思って良いんですか」と尋ねると、星名漣は「いいですよ」と答えた。
さて、八木チームは生地選びの段階まで進んだが、八木泉は小川今日子(キョドコ)が選ぶ生地が気に入らず、小川今日子(キョドコ)を罵倒し、星名漣に「仕事が出来る奴を連れて来て」と不満を漏らす。
すると、星名漣は、八木チームの小川今日子(キョドコ)と堀田チームの飯田友香のトレードと思いつく。
飯田友香は星名漣と一緒に仕事が出来るので、大喜びするが、星名漣は飯田友香に「仕事で必要だから。公私混同はするな」と注意する。
一方、小川今日子(キョドコ)は星名漣と別れたくないと言って、すがりつくが、星名漣から「お前は何様だ。俺が出した命令に従え」と言わて、泣き崩れるのだった。
そのようななか、落ち込んでいる小川今日子(キョドコ)は、取材に来た吉崎と出会い、吉崎に励まされ、「もう、私に関わらないでください」と言っていたが、再び吉崎にメールするようになってしまった。
すると、吉崎は、落ち込んでいる小川今日子(キョドコ)に、「デザイナーや作家は無から生み出すから、相当、辛いと思う。一番の理解者なるのは難しいが、一番の味方でいる心構えは必要なのではないか」と話した。
それを聞いた小川今日子(キョドコ)は、自分の仕事ぶりを振り返り、デザイナー八木泉が怒るのも無理は無いと思い、正式にトレードの辞令が出るまでは八木泉のパートナーとして、八木泉が望む生地を探すために奔走するのだった。
堀田チームの堀田は、小川今日子(キョドコ)に失望していたが、再び一生懸命に仕事をしてる様子を見て、小川今日子(キョドコ)のことを応援する。
こうして、小川今日子(キョドコ)は、繊維会社と交渉を開始。「縦糸が綿、横糸がシルク」の生地が理想だったが、どうしてもコスト的に難しい。
しかし、小川今日子(キョドコ)は妥協したくないため、繊維会社に無理を言い、「縦糸が綿、横糸がシルク40%」という生地の調達に成功するのだった。
小川今日子(キョドコ)を見直した八木泉は、一転して小川今日子と飯田友香のトレードに反対が、飯田友香は既に八木泉のデザインに合う生地を見つけていたため、星名漣の提案で、双方の生地を見てから判断することになった。
小川今日子(キョドコ)は、勝利を確信して、デザイナー八木泉に完成した生地のサンプルを提出するが、飯田友香は、「縦糸が綿、横糸がシルク100%」という小川今日子(キョドコ)が理想としていた生地のサンプルを提出した。
しかし、横糸がシルク100%というのはコスト的に不可能なはず。八木泉がこの生地をどこから仕入れたのか尋ねると、飯田友香は叔父が縫製工場を経営しており、倉庫の在庫を安く譲り受ける約束が出来てるので、コスト面もクリアーしている事を明かした。
小川今日子(キョドコ)は、飯田友香が持ってきた生地の感触を確かめると、負けを覚悟した。
しかし、デザイナー八木泉が採用したのは小川今日子(キョドコ)の生地だった。
飯田友香は納得できないので理由を尋ねると、八木泉は「もし、商品がヒットして生地の在庫が無くなったら、どうすんねん。コスト面から見て新たに発注するのは厳しい」と告げた。
こうして、トレードは中止され、小川今日子(キョドコ)はチームに残ったのだった。
そのようななか、小川今日子(キョドコ)は星名漣から冷たく突き放される一方で、吉崎から優しくされたため、ついに星名漣との決別を決めた。
しかし、星名漣は「あいつ(吉崎)の化けの皮を剥がしてやる」と告げたので、小川今日子(キョドコ)は吉崎のことを心配して激しく同様するのだった。
一方、八木泉と堀田は、小川今日子(キョドコ)と星名漣の関係を不審に思い、星名漣の卒業した大学を調べると、星名漣と小川今日子(キョドコ)は同じ大学だったことが判明する。
このため、八木泉と堀田は、小川今日子(キョドコ)が大学時代に付き合っていた酷い彼氏というのは星名漣ではないかと疑ったが、小川今日子(キョドコ)はそれを否定するのだった。
さて、星名漣は、吉崎の化けの皮を剥がすため、小川今日子(キョドコ)や吉崎を集めてバーベキューを開催する。
ところで、小川今日子(キョドコ)は大学時代に、星名漣から「俺と付き合いたければ、この男(牧村)と寝ろ」と言われ、星名漣と付き合いたい一心から、好きでも無い牧村と寝ていた。
星名漣は、その牧村をバーベキューに連れてきており、牧村と再会した小川今日子(キョドコ)は、好きでも無い男性を寝た過去を吉崎にバラされるのではないかと恐れ、苦悩して、倒れてしまう。
吉崎が介抱してくれるが、小川今日子(キョドコ)は「私は優しくされる資格が無いんです」「どんなに悔やんでも過去は消せない」と言って泣いき、1人で帰ろうとした。
吉崎が追いかけてきてくれたが、小川今日子(キョドコ)は「お願いです。1人で帰らせてください。じゃないと、吉崎さんを諦められなくなる」と言って拒否した。
しかし、吉崎は「ほっとけないんだ」と言い、小川今日子(キョドコ)を抱きしめてキスをしたのだった。
さて、星名漣は、飯田友香の叔父の縫製工場と取引するため、飯田友香に食事会のセッティングを頼んでいた。
しかし、叔父は、星名漣の過去の経歴を調べており、飯田友香に、星名漣の母親が殺人犯だと教え、星名漣との結婚に反対。食事会には応じたものの、取引には応じなかった。飯田友香が必死に頼んでもダメだった。
その後、飯田友香は「取引ができるように何でもする」と訴えたが、星名漣は叔父が自分の経歴を調べていることに気付いており、「飯田友香と付き合っていれば、殺人犯の息子として見られるが、飯田友香と別れれば、取引先の一社員と見られるので、取引するには別れた方が良い」と言って、飯田友香に別れを宣告した。
しかし、飯田友香は星名漣と別れないと言い、殺人犯だという星名漣の母親に会いに行くのだった。
注釈:現時点で発売中の単行本S5巻(実質8巻)のあらすじは、ここまでです。
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