奥様は、取り扱い注意-第9話のあらすじとネタバレ
石黒賢が出演する日本テレビのドラマ「奥様は、取り扱い注意」の第9話のあらすじとネタバレです。
第8話のあらすじとネタバレは「奥様は、取り扱い注意-第8話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。
■奥様は、取り扱い注意-第9話のあらすじとネタバレ
なぜ、この人(石黒賢)と結婚してしまったのだろう。出会った頃は、この顔を見飽きる事なんて無いと思ってたのに。この人にとって私(広末涼子)は、女でも人間でもなく、ただの目覚まし時計なのかもしれない。
この生活に感じる息苦しさを言い訳にしていけないことは分かってる。でも、この人(イケメン安西)と居ると、息がつける。素直に笑うことが出来る。これが愛じゃないことは分かってる。でも、私はまだ女で居たい。人間で居たい。
ある日、近所の主婦・浦辺が「ごめんなさい」というメモを残して自殺して、通夜が営まれた。
葬儀に出席して様子を探ってきた恩田が車に戻ってきて、「遺書はないみたいです。まずい噂も広がっていません。発作的な自殺で片付きそうです」と報告すると、横溝(玉山鉄二)は「これからは女達の様子はこまめにチェックしろ。それと1人減ったから、早めに新しいのを補充しろって、あの女に伝えろ」と命じた。
そして、横溝(玉山鉄二)の乗った車が走り去るとき、通夜に向かっていた伊佐山菜美(綾瀬はるか)・大原優里(広末涼子)・佐藤京子(本田翼)とすれ違う。
そのとき、横溝(玉山鉄二)と伊佐山菜美(綾瀬はるか)の目が合ったのだった。
通夜が終わって、伊佐山菜美(綾瀬はるか)が帰宅すると、伊佐山勇輝(西島秀俊)が「一緒にドイツに行かないか。ウチの会社が順調に業績を伸ばしてて、海外に支社を作ることが決まったんだ。支社長として赴任して欲しいって、会社から頼まれた」と切り出した。
伊佐山菜美(綾瀬はるか)が「今すぐ返事しなきゃダメ?」と尋ねると、伊佐山勇輝(西島秀俊)は「今すぐじゃ無くてもいい。気が済むまで、じっくり考えてくれ」と答えた。
伊佐山菜美(綾瀬はるか)が「行くとすれば、いつから?」と尋ねると、伊佐山勇輝(西島秀俊)は「支社が立ち上がるのは半年後だけど、先に乗り込んで色々と準備しなきゃいけないから、できるなら、1月後に日本を発ちたいと思ってる」と答えた。
伊佐山菜美(綾瀬はるか)が「私が行かないって言ったら?」と尋ねると、伊佐山勇輝(西島秀俊)は「できれば賛成して欲しい。ゼロから立ち上げる大変な仕事だけど、その分、やりがいがあるんだ。ずるい言い方かも知れないけど、君が側に居てくれないと、きっと、やり遂げられない」と言って伊佐山菜美(綾瀬はるか)の手を握った。
すると、伊佐山菜美(綾瀬はるか)は「分かった。前向きに考えてみる」と答えた。
一方、大原家では、大原啓輔(石黒賢)が大原優里(広末涼子)に年賀状のリストを渡し、年賀状の作成を頼んでいた。
そのとき、大原優里(広末涼子)の元気がなかったので、大原啓輔(石黒賢)が「どうかしたのか?」と尋ねると、大原優里(広末涼子)は「浦辺さん。自殺だったんだって。何が原因だったんだろ。孤独だったのかな?」と話した。
大原啓輔(石黒賢)が「旦那も子供も居て、それのどこが孤独なんだ」と告げると、大原優里(広末涼子)は「家族だからって、全てを分り合ってるわけじゃないでしょ」と答えた。
大原啓輔(石黒賢)が「もちろん。だからこそ、分かり合えるように努力するんだ。そうすれば、孤独なんて感じているヒマはないだろ」と告げると、大原優里(広末涼子)は「じゃー、貴方は最近、私が何を考えているか分かる?貴方は努力してくれているの?」と尋ねた。
大原啓輔(石黒賢)が「君は何時まだで立っても幼いままだな。求めるばかりで与えようとしない」と告げると、大原優里(広末涼子)は「本気で言ってるの?」と尋ねた。
すると、大原啓輔(石黒賢)は「もういいよ。明日は8時に起こしてくれ」と言って立ち去った。
他方、佐藤家では、佐藤京子(本田翼)が姑・佐藤良枝(銀粉蝶)に「明日の夜、出かけます。遅くなるかも知れません。晩ご飯はちゃんと作っていきますから」と告げると、姑・佐藤良枝(銀粉蝶)は全てを悟り、「分かりました。気をつけて行ってきなさい」と告げた。
そこへ、佐藤渉(中尾明慶)が来て、「なに話してるの?」と尋ねると、姑・佐藤良枝(銀粉蝶)は「明日の晩ご飯の話。貴方は残業だから関係ないでしょ」と答えた。
翌日、伊佐山菜美(綾瀬はるか)は伊佐山勇輝(西島秀俊)を送り出すと、昔の仕事仲間・小雪の元を訪れ、「ある会社とある人物の事を調べて欲しいの」と頼んだ。
小雪が「もしかして、旦那の身辺調査?何で今頃。結婚するときに調べなかったの?」と驚くと、伊佐山菜美(綾瀬はるか)は「調べた。でも深くは調べなかった。インターネットで会社のHPを見て、後は彼の名前を検索したくらい」と答えた。
小雪が「なんで、そんな不用心な事をしたの?」と呆れると、伊佐山菜美(綾瀬はるか)は「だって、彼と出会ったとき、私はただの受付嬢だったから。彼に対しては普通の女として接したかった。普通の女は好きな人の身辺調査なんてしないでしょ。それに、彼なら信じられるような気がしたし」と話した。
小雪が「アンタがそんな風になるなんてね。よっぽど心を持って行かれちゃったんだね」と呆れると、伊佐山菜美(綾瀬はるか)は「初めての一目惚れだったの」と教えた。
小雪が「それは厄介だね。ヤバイかも。一目惚れって事は理屈じゃないでしょ?アンタは直感的に一番欲しいものを選択した。アンタが一番欲しいものはお金?名誉?安定した生活?違うでしょ?アンタが欲しがっているものは昔から変わってないはず。アンタは、それを、その人が与えてくれると思ったから、惚れたのよ。どする?それでも調べる?不都合な事には目を背けながら、このまま生きていった方が幸せかもよ。それがアンタの求めてた普通に生きるってことじゃないの?」と言った。
しかし、伊佐山菜美(綾瀬はるか)は「調べて」と言い、夫・伊佐山勇輝(西島秀俊)の資料を渡した。
そのころ、ある主婦が、男に指示され、ホテルの804号室を尋ねていた。主婦がドアのチャイムを鳴らすと、ドアが開き、男が出来た。そして、女性は部屋の中へと消えていった。
また、別の主婦は、同じホテルの805号室を訪れ、さっきの主婦と同じように男の居る部屋へと消えていった。
その日の夜、佐藤京子(本田翼)は、仕事が終わって会社を出た佐藤渉(中尾明慶)を尾行した。
佐藤渉(中尾明慶)が喫茶店に入ったので、佐藤京子(本田翼)が「今何してますか?」とラインを送ってみると、佐藤渉(中尾明慶)から「まだ会社で残業中。早く帰りたいよ」という返事が来た。
佐藤京子(本田翼)は怒りに震えながらも、「頑張ってね」とラインを送ると、返事を見た佐藤渉(中尾明慶)は溜息をつきながらスマホを置いた。
そこへ、綺麗な女性が現れ、佐藤渉(中尾明慶)は楽しそうに店を出て、女性とともにホテルに消えた。尾行していた佐藤京子(本田翼)は、ついに夫の不倫の現場を目撃してしまった。
さて、伊佐山菜美(綾瀬はるか)が自宅で待っていると、元仕事仲間・小雪から電話がかかってきた。
小雪は「かなり深くまで探ってみたけど、怪しいところは見つからなかった」と告げると、伊佐山菜美(綾瀬はるか)は「本当?」と驚いた。
小雪は「あたしの腕を信用しないの?アンタの旦那は間違いなく気質の人間だよ。会社は健全だったよ。アンタは当たりを引いたのよ。とりあえず、安心して普通の主婦生活を楽しみなよ」と告げると、伊佐山菜美(綾瀬はるか)は「うん。そうする」と言って電話を切った。
そのとき、小雪の隣には伊佐山勇輝(西島秀俊)が居り、小雪は電話を切ると、伊佐山勇輝(西島秀俊)に「これでいいんでしょ」と告げた。
さて、笑顔で佐藤渉(中尾明慶)が帰宅すると、佐藤京子(本田翼)が暗い顔でテーブルに座っていた。
佐藤渉(中尾明慶)が笑顔で「また母さんと喧嘩でもした?」と尋ねると、佐藤京子(本田翼)は「喧嘩なんかしてないよ。ただ、ちょっと疲れてるだけ」と答えた。
一方、伊佐山家では、伊佐山勇輝(西島秀俊)が、伊佐山菜美(綾瀬はるか)に「今日のお昼ご飯は何食べた?僕はうどんを食べたんだけど、食べてる最中になんとなく君も同じ物を食べてるような気がしたんだ」と尋ねると、伊佐山菜美(綾瀬はるか)は「凄い。お昼に狐うどんを作って食べたの」と驚いた。
伊佐山勇輝(西島秀俊)が「やっぱり、何故か急に食べたくなったんだよ」と驚くと、伊佐山菜美(綾瀬はるか)は「私も。もしかしたら、テレパシーを送り合ってるのかもね」と言った。
すると、伊佐山勇輝(西島秀俊)が「じゃー、明日のランチも試してみようか?お昼時に食べたい物を思い浮かべてみるから、君もやってみて」と提案した。
そこで、伊佐山菜美(綾瀬はるか)は「ドイツの件なんだけど、一緒に行きましょう。貴方を支えさせて」と頼むと、伊佐山勇輝(西島秀俊)は「本当にありがとう。君のことを、いつまでも大切にするよ」と答え、一緒にドイツ語を勉強しようと提案した。
しかし、伊佐山勇輝(西島秀俊)は心の中で、「彼女の言葉を信じていいのだろうか?本当は今、何を考えているのだろうか」と考えていた。
翌日、伊佐山菜美(綾瀬はるか)が出かけようとすると、佐藤京子(本田翼)が深刻な顔で尋ねてきたので、伊佐山菜美(綾瀬はるか)は出かけるのを止め、大原優里(広末涼子)も呼んで3人で集まった。
大原優里(広末涼子)が「何があった?話してごらん」と告げると、佐藤京子(本田翼)は佐藤渉(中尾明慶)の浮気を目撃したことを報告した。
伊佐山菜美(綾瀬はるか)が「これから、どうするの?旦那さんのこと許せる?」と尋ねると、佐藤京子(本田翼)は「旦那の浮気、私にも原因があるんです。私、結婚する前の旧姓が『ふけ』って言うんです」と空かした。
伊佐山菜美(綾瀬はるか)が「どんな字を書くの?」と尋ねると、佐藤京子(本田翼)は「『浮気』って書いて『ふけ』って読むんです。嘘みたいな名字ですけど、本当なんです」と教えた。
伊佐山菜美(綾瀬はるか)が「結婚前の名字が『浮気』って書くから、旦那さんに浮気されたと思ってるの?」と尋ねると、佐藤京子(本田翼)は「そういうわけじゃないです。私、子供の頃、凄く暗い子だったんです。母子家庭で育って、名字も変わってるし、勉強も運動もそこそこだったし。自分を誇れる物が何も無かったんです。母親は狭いアパートに男を連れ込んで。私はそれが嫌で嫌で仕方が無くて、一日でも早く大人になって、この家から出て行ってやる。そればかり考えてました。だから、高校生の時にアイドルになって家を出ていこうと思ったんです。でも、現実は厳しくて。そんなとき、高校の同級生に告白されたんです。その人、全然、私のタイプじゃなかったし、勉強も運動もそこそこだったし、吹奏楽部でピッコロを吹いてるような地味な男の子だったんですけど、私に無い物を持ってたんです。佐藤というありふれた名前と、広くて大きな家」と話した。
大原優里(広末涼子)が「もしかして、今の旦那さんのこと?」と尋ねると、佐藤京子(本田翼)は「はい。私、自分の人生を一気に変える事が出来る一発逆転の方法を閃いちゃったんです。佐藤君(中尾明慶)と結婚すれば、子供の頃から欲しかった物が手に入るって。だから、そんなに好きでもないのに、佐藤君と付き合うことにしたんです」と話した。
伊佐山菜美(綾瀬はるか)が「京子ちゃんって案外たくましいんだね」と驚くと、佐藤京子(本田翼)は「あの頃は、これが人生最後のチャンスだと思って、滅茶苦茶ハングリーでした」と話した。
大原優里(広末涼子)が「佐藤君は、付き合ってみたら、どうだった?」と尋ねると、佐藤京子(本田翼)は「思ったより、良い人でした。凄く優しくて。笑顔も可愛かったし。でも、特技が円周率30桁言えることで、やっぱりトコトン地味な人でした。高校を卒業して、私はデパートの販売員になって。佐藤君は大学生になって、それでも頑張って付き合い続けて、彼が就職したのを切っ掛けに結婚したんです。でも、彼は仕事に慣れるまで待ってくれって言ったんですけど、私はもう我慢が出来なくて、彼を脅すようにして一緒になったんです。私、結局、佐藤君を利用したんです。彼は優しいから、そんなこと、分かってても、私の思い通りにしてくれたんですよ。きっとそうなんです。そんな私が、1度や2度、浮気されたからと言って、文句を言える筋合いじゃないんだって、そういう風に自分を納得させて、どうにかやり過ごそうと思ってました。でも、夕べ、旦那が浮気して、家に帰ってきて、取り繕うような笑顔を私に見せたとき、この笑顔を誰にも渡したくないと思ったんです。初めて、そう思ったんです。だから、旦那と話し合ってみます。もう1度、初めからやり直すつもりで、頑張ってみます」と話した。
それを聞いた伊佐山菜美(綾瀬はるか)と大原優里(広末涼子)は、佐藤京子(本田翼)を応援した。
「奥様は、取り扱い注意-第9話のあらすじとネタバレ後半」へ続く。
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