明日の約束-最終回のあらすじとネタバレ
井上真央が主演するフジテレビのドラマ「明日の約束」の最終回(第10話)のあらすじとネタバレです。
原作のあらすじとネタバレは「明日の約束-原作のあらすじと犯人ネタバレ」をご覧ください。
第9話のあらすじとネタバレは「明日の約束-第9話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。
■明日の約束-最終回のあらすじとネタバレ
吉岡真紀子(仲間由紀恵)が吉岡圭吾(遠藤健慎)の部屋で首を吊ろうとしてると、藍沢日向(井上真央)が尋ねてきたため、中止する。
藍沢日向(井上真央)は「英美里ちゃん(竹内愛紗)から頼まれたんです。お母さんに返して欲しいって」と言い、ジャーナリスト・小嶋修平(青柳翔)から受け取ったHDDを吉岡真紀子(仲間由紀恵)に渡した。
そして、藍沢日向(井上真央)が「お線香を上げさせて頂いても」と尋ねると、吉岡真紀子(仲間由紀恵)は「どうぞ」と言い、リビングへ上げた。
藍沢日向(井上真央)は吉岡圭吾(遠藤健慎)に線香を上げると、吉岡圭吾(遠藤健慎)の遺影の前に「英美里(竹内愛紗)へ」「正孝さん(近江谷太朗)へ」と書いた封筒が置いてあった。
藍沢日向(井上真央)が線香を上げ終えて振り返ると、吉岡真紀子(仲間由紀恵)が居なくなっており、さっき吉岡真紀子(仲間由紀恵)に渡したHDDがリビングの水槽の中に沈んでいた。
藍沢日向(井上真央)は、吉岡圭吾(遠藤健慎)の遺影の前に置いてる「英美里(竹内愛紗)へ」「正孝さん(近江谷太朗)へ」という封筒が遺書ではないかと考え、吉岡真紀子(仲間由紀恵)を探しに2階へ上がると、吉岡圭吾(遠藤健慎)の部屋に吉岡真紀子(仲間由紀恵)が居た。
藍沢日向(井上真央)は、ドアノブに吊されているロープを見て確信し、「もしかして、死のうと思ってるんですか?この部屋で」と尋ねると、吉岡真紀子(仲間由紀恵)は「ええ」と答えた。
藍沢日向(井上真央)が「どうしてですか?」と尋ねると、吉岡真紀子(仲間由紀恵)は「圭吾に直接、聞きたいからです。世間の皆さんが仰るように、死んだのが本当に私のせいなのか、あの子が私を憎んでたのか、同じ場所に行って聞きたいんです。絶えられませんから。母親の私が、あの子の気持ちを分からないなんて」と答えた。
藍沢日向(井上真央)が「分からないと思います。例え死んでも、圭吾くんの気持ちを分かることはできないと思います。だから、死なないでください」と告げた。
吉岡真紀子(仲間由紀恵)が「どうして貴方がそんなことを?」と尋ねると、藍沢日向(井上真央)は「吉岡さんに死んで欲しくないからです」と答えた。
吉岡真紀子(仲間由紀恵)が「私は、何を間違えたんでしょう。私の父は古い考えの持ち主でした。短大を卒業すると、直ぐにお見合い結婚させられて。社会経験の無い私は、夫にとって退屈な妻だったと思います。23で圭吾を産んで、そのとき、やっと私は人生の答えを得られたようなに感じました。この子を守ること、この子を幸せにすることが、自分の役割だって。でも、3年後に英美里(竹内愛紗)を身ごもっていたときには、もう私が夢見た平和な家庭は壊れていました。夫は別の場所に安らぎを求めていました。私は、それがとても悲しくて。そんなとき、まだ小さかった圭吾が言ってくれたんです。『ママ泣かないで。これからは圭ちゃんがママを守ってあげる』それからの私に取って圭吾が人生の全てでした。こういう風に育って欲しい。こういう風にはなって欲しくない。好きな色も好きな物も、仲良くするお友達も、全て私が決めてあげたい。理想的な何一つ間違いの無い人生を歩ませてあげたい」と話した。
吉岡真紀子(仲間由紀恵)が「世の中の他の親御さんは、間違えたりしないんでしょうか?皆さん、どうやって、正しい親の在り方を学んだんでしょうか?」と尋ねると、藍沢日向(井上真央)は「正しいかどうか。悩み続けるしか無いんだと思います」と告げた。
吉岡真紀子(仲間由紀恵)が「悩む?」と尋ねると、藍沢日向(井上真央)は「それが例え愛情だとしても、親の思い込みや決めつけは、子供にとって辛いんです。心がドンドン縛られていくんです。私の母親も愛情の強すぎる人でした。子供の頃から、怒鳴りつけられて、否定されて、母の言葉に何時も傷ついてきました。だから私も、高校生の時に母に居なくなって欲しいと思ったんです。私はどうしても自由になりたかった。でも、駆け上がったとき、足がもつれたんです。私が階段から落ちそうになって、それを母が助けてくれて。一緒に転がり落ちて、母は腕に障害を残しました。結局、私はそれまでより強く、母に心を掴まれただけでした」と話した。
吉岡真紀子(仲間由紀恵)が「どうして、その話を私に?」と尋ねると、藍沢日向(井上真央)は「私と違って、圭吾くんは自分が居なくなることを選んだんです。『明日が来るのが怖い』と言って。亡くなる前日の体育館で。私もその理由を聞いたんです。そしたら『変わらないから。変わったとしても、たぶん…』と答えた。彼がどんな思いでそう答えたのかは分かりません。でも、その後、私は彼から告白されたんです。好きだから付き合って欲しいと。私はその告白を断りました」と打ち明けた。
吉岡真紀子(仲間由紀恵)が「貴女のせいで、圭吾が…」と言って迫ると、藍沢日向(井上真央)は「それでも構いません。それで吉岡さんが生きようと思えるのなら。あのとき、彼がなんであんなことを言ったのか、答え方が違っていれば、何かが変わったのかも知れません。ただ、ハッキリしているのは、私は彼の心の苦しみを、くみ取ってあげられなかったということ。自由になりたい。今日とは違う明日が来て欲しい。私と同じ気持ちだったかも知れないのに、何にも出来なかった。ごめんなさい」と言って謝罪した。
吉岡真紀子(仲間由紀恵)が「彼の子の苦しみを、私が、私があの子を…」と言って崩れ落ちると、藍沢日向(井上真央)は「圭吾くんは、誰のことも責めずに亡くなりました。だから、きっと彼は、決してお母さんのせいだとは言いません。貴女がそう思わない限りは」と告げた。
すると、吉岡真紀子(仲間由紀恵)は「私は圭吾のことを何も分かってなかったのね」と言って泣いた。
翌日、学校では、校長・轟木博雄(羽場裕一)が、教師の宮崎麻子(馬渕英里何)と柏木康介(中林大樹)に、霧島直樹(及川光博)が学校を辞める事を報告していた。
宮崎麻子(馬渕英里何)が「急すぎませんか?引き継ぎも無しで」と驚くと、校長・轟木博雄(羽場裕一)は「この件に関しては、私も詳しい事が分からないので。それから、もう1人、退職される方がいまして」と報告した。
一方、藍沢日向(井上真央)と霧島直樹(及川光博)は学校の屋上で話し合っていた。
霧島直樹(及川光博)は「潮時だったんでしょうね。吉岡の一件で、学校も生徒間のトラブルに神経質になっています。僕の教育方針を貫くのは難しい状況でしたから」と話した。
藍沢日向(井上真央)が「気に入らない生徒に罰を与えるのが、本当に霧島先生の教育方針なんですか?あれだけ熱心に生徒の情報を集めていれば、気付くのは生徒の嫌な所ばかりじゃ無いと思います。前の学校での出来事で、霧島先生は…」と尋ねる。
霧島直樹(及川光博)は「今の僕がこうなのは、僕の人格の問題です。過去の出来事を理由にして、自分を正当化するつもりはありませんよ。明日から休暇と職探しです。ですが、藍沢先生は辞める必要ないのでは?僕も吉岡のことを生徒に暴露しようとは思わないので」と話した。
しかし、藍沢日向(井上真央)は「もう決めたことですから」と言った。
その後、藍沢日向(井上真央)が職員室で仕事をしていると、宮崎麻子(馬渕英里何)がやって来て、「今、校長から聞いたんですけど、止めるって本当?」と尋ねた。
藍沢日向(井上真央)が「本当です」と答えると、側に居た北見雄二郎(白洲迅)が「は?なんで」と驚いた。
藍沢日向(井上真央)が「一身上の都合です」と答えると、北見雄二郎(白洲迅)は「一身上の都合ってどういうこと?寿退社とか?霧島先生と一緒に?まさか、霧島先生と結婚?」と驚いた。
その後、藍沢日向(井上真央)が相談室に向かっていると、増田希美香(山口まゆ)が待っていた。
増田希美香(山口まゆ)が「英美里ちゃん(竹内愛紗)から連絡を貰いました。家に戻ることにしたって」と告げると、藍沢日向(井上真央)は「うん。本当は中学生の英美里ちゃんに負担を掛けたくないんだけど」と答えて心配した。
あの後、吉岡真紀子(仲間由紀恵)が倒れたので、藍沢日向(井上真央)が夫の吉岡正孝(近江谷太朗)に連絡をしたのだが、連絡が着かなかったため、家を出てホテル暮しをしていた吉岡英美里(竹内愛紗)に連絡したところ、吉岡英美里(竹内愛紗)が家に戻ってきたのだ。
藍沢日向(井上真央)が心配していたので、増田希美香(山口まゆ)は「大丈夫ですよきっと。英美里ちゃんが自分でそうしようと決めたんだから」と言い、スマートフォンを差し出して、吉岡英美里(竹内愛紗)から届いたラインを見せた。
すると、吉岡英美里(竹内愛紗)のラインには、「お母さんのために、お粥作りました。家事、苦手だから練習中」と書いてあった。
藍沢日向(井上真央)は「そうだね。増田さんが居てくれて良かった」と安心すると、増田希美香(山口まゆ)は「私もお母さんに会ってきました。謝ってくれたんです。他の人からすれば、今さらって思うかも知れないし、そんなことでって笑われるかも知れないけど、でも、嬉しかったんです。ちゃんと謝ってくれて」と話した。
藍沢日向(井上真央)が「長谷部くんへの返事は?」と尋ねると、増田希美香(山口まゆ)は「返事は…」と言い、Vサインをして微笑んだのだった。
さて、藍沢日向(井上真央)は本庄和彦(工藤阿須加)から「少し会って話せないかな?ちゃんとお別れが言いたくて」というラインが来たので、本庄和彦(工藤阿須加)と会った。
すると、本庄和彦(工藤阿須加)は「仕事を辞める事にしたんだ。この年でって笑われるかも知れないけど、もう1度、医学部を目指そうと思って。両親に認めて貰いたいって思いも少しある。でも、僕自身の夢だから」と話すと、藍沢日向(井上真央)は「応援する。カズが決めたことだから」と答えた。
本庄和彦(工藤阿須加)が「日向には辛い思いをさせてゴメン」と謝ると、藍沢日向(井上真央)は「一緒に居た時間は楽しかったよ」と答えた。
本庄和彦(工藤阿須加)が「楽しいと思えるように努力してたから。僕は愛されるためには努力が必要だと思うんだ。それは例え親子でも。ウチの兄貴がああで、そんな兄貴でも受け入れようとする両親が嫌だったから、兄貴は両親は一言も謝らずに死んだし、両親は今でも兄貴を追い詰めたのは自分たちだと思ってる。自分がしてきた責任を全て他人に押しつけて消えていったんだと思うと、やっぱり納得できないわ。こういう気持ちを乗り越えるためにも、僕は兄貴に出来なかったことをするよ。だから、日向も…」と話すと、藍沢日向(井上真央)は「私も乗り越えないと」と言った。
本庄和彦(工藤阿須加)が「その時は、また会えるかな?」と尋ねると、藍沢日向(井上真央)は「うん」と答えた。
「明日の約束-最終回と結末のネタバレ」へ続く。
スポンサードリンク