トドメの接吻(キス)の感想と犯人(黒幕)の予想
山﨑賢人が主演する日本テレビのタイムリープドラマ「トドメの接吻(キス)」の感想と犯人(黒幕)の予想です。
■トドメの接吻(キス)の感想
ドラマ「トドメの接吻(キス)」は、キス女(門脇麦)にキスをされた堂島旺太郎(山﨑賢人)が7日間前にタイムリープするというSFドラマだ。
タイプリーム物は、同じシーンを繰り返することが多くなるので、途中で飽きるかと思ったが、キス女(門脇麦)のホーラーが面白かったので、それほど退屈しなかった。
先日、タイプリープの大ヒット映画「君の名は」を観て面白かったので、ドラマ「トドメの接吻(キス)」にも期待をしているのだが、出演者の一部が少しごり押し気味ではないかと思った。
さて、感想は簡単に済ませ、早速、犯人(黒幕)の予想の予想を始めたいと思う。
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■12年前の沈没事件
堂島旺太郎(山﨑賢人)の父・堂島旺(光石研)は、クルーズ船「プロメテウス」の船長で、12年前の2005年12月24日のクリスマスイブも仕事でクルーズ船「プロメテウス」を運航していた。
しかし、電気系統の故障から操縦不可能となってクルーズ船「プロメテウス」が横転し、死者3人・負傷者18人を出す転覆事故が起きた。
このため、船長をしていた父・堂島旺(光石研)は、懲役5年の有罪判決を受け、3億の賠償金を請求された。
ホストクラブ「ナルキッソス」で働く堂島旺太郎(山﨑賢人)は、その賠償金を原いつ津いえているのだという。
■クルーズ船「プロメテウス」に乗っていた人
事故の当日、クルーズ船「プロメテウス」では、ホテル王の並樹グループが船内でクリスマスパーティーを開いており、並樹グループの並樹尊(山田明郷)と並樹京子(高橋ひとみ)、子供時代の並樹尊氏(新田真剣佑)と並樹美尊(新木優子)が乗っていた。
また、並樹グループで社長秘書を務める新井郡次(小市慢太郎)もクルーズ船「プロメテウス」に乗っていた。
近くに居た子供2人は、おそらく、並樹美尊(新木優子)の友達である長谷部寛之(佐野勇斗)と森菜緒(堀田茜)だろう。
その一方で、堂島旺太郎(山﨑賢人)と弟・堂島光太も、クルーズ船「プロメテウス」に乗り込んでいたが、両親に内緒で船に乗り込んでいたので、クリスマスパーティーには参加しておらず、物陰からパーティーを見ていた。
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■キス女(門脇麦)の正体と目的と目的
クルーズ船「プロメテウス」に乗り込んでいた堂島旺太郎(山﨑賢人)と弟・堂島光太は、船長室の父・堂島旺(光石研)の元へと向かっているときに、電気系統の故障からクルーズ船「プロメテウス」の事故が発生する。
そのとき、堂島旺太郎(山﨑賢人)は、頭から血を流して通路に倒れていた少女を発見し、少女を助けるのだが、弟・堂島光太は脱げた靴を取りに戻ったため、通路に入り込んできた海水に流されて行方不明になった。
おそらく、キス女(門脇麦)の正体は、12年前の事故の時に、堂島旺太郎(山﨑賢人)が助けた少女だろう。
第1話を見える限りでは、キス女(門脇麦)はキスで堂島旺太郎(山﨑賢人)を殺しているが、本当は堂島旺太郎(山﨑賢人)をタイムリープさせることにより、堂島旺太郎(山﨑賢人)を死から助けてるのだと考えられる。
堂島旺太郎(山﨑賢人)は第1話で何者かに背中を押されて歩道橋の上から転落しており、この背中を押した人物が本当の敵で、キス女(門脇麦)は堂島旺太郎(山﨑賢人)を助けに来たという構図になるだろう。
■弟・堂島光太の正体の予想
クルーズ船「プロメテウス」の事故で流された弟・堂島光太は、死んだことになっているが、死体は見つかっていない。
このため、母・堂島光代(奥貫薫)は弟・堂島光太が生きていると信じており、未だに街頭でビラを配り、弟・堂島光太の行方を捜している。
確かに、弟・堂島光太は船に入ってきた海水に流されだが、死体は見つかっていない。だから、弟・堂島光太は生きている可能性が大きい。
そこで、私は、弟・堂島光太が登場人物の相関図に居るのではないかと考え、弟・堂島光太の正体を予想したのだが、弟・堂島光太は登場人物の相関図の中には居ないという結果になった。
その根拠は、堂島兄弟の年の差である。
12年前のクルーズ船「プロメテウス」でのシーンを見ると、堂島旺太郎(山﨑賢人)と堂島光太には、かなりの身長差があったので、4~5歳は離れているように思えた。
そこで、ビデオを見返してみると、母・堂島光代(奥貫薫)が弟・堂島光太を探すために配っていたビラに、「堂島光太(当時7歳)」と書いてあり、堂島光太の年齢が当時7歳と判明した。
堂島旺太郎(山﨑賢人)は現在22歳という設定なので、12年前は10歳だ。
つまり、堂島旺太郎(山﨑賢人)と弟・堂島光太は3歳差で、弟・堂島光太は生きていれば19歳となる。
そこで、相関図に掲載されている登場人物の年齢を調べたのだが、19歳の登場人物は居ない。
相関図に掲載されている最年少は21歳で、100億の女・並樹美尊(新木優子)とその友達および、ホストの後輩・小山内和馬(志尊淳)である。
したがって、年齢から考えると、相関図の中に弟・堂島光太は居ないという結論になるのだ。
ただ、小山内和馬(志尊淳)は、ホストクラブで働いているので、ホストクラブで働くために、年齢を偽っており、本当は19歳という可能性も残るのだが、可能性としては低いと思う。
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■キス女(門脇麦)もタイムリープしている
キス女(門脇麦)にキスをされて死んだ堂島旺太郎(山﨑賢人)は、7日間前にタイムリープする。
このとき、記憶は維持したまま、7日間前に戻っており、未来の記憶を元に現在の行動を変え、未来を変えており、未来を知っている人はタイムリープしていた人と考えられる。
さて、第1話で、サンタクロースの格好をしたキス女(門脇麦)が、堂島旺太郎(山﨑賢人)を追いかけるシーンがあった。
このとき、堂島旺太郎(山﨑賢人)が逃げながらサンタクロースの置物を倒し、追いかていたキス女(門脇麦)はサンタクロースの置物につまずいて転倒した。
しかし、タイムリープして、もう1度、同じシーンになったとき、今度はキス女(門脇麦)がサンタクロースの置物を飛び越えた。
このことから、キス女(門脇麦)もタイムリープして過去に戻っていることが明らかになった。
キス女(門脇麦)もタイムリープしているから、サンタクロースの置物が倒れることを知っていたので、飛び越えることができたのだ。
第1話の時点で、タイムリープしているのが確定したのは、堂島旺太郎(山﨑賢人)とキス女(門脇麦)の2人だけだが、他にもタイムリープしている人は居るかもしれない。
たとえば、謎のストリートミュージシャン春海一徳(菅田将暉)は怪しい。春海一徳(菅田将暉)は、キス女(門脇麦)を探しているし、タイムリープにも詳しかった。その辺は、今後、明らかになってくるだろう。
■ギリシャ神話との関係
ドラマ「トドメの接吻(キス)」に登場するホストクラブの名前が「ナルキッソス」、並樹美尊(新木優子)の所有馬の名前が「カリス」、12年前に事故を起こしたクルーズ船の名前が「プロメテウス」である。
この「ナルキッソス」「カリス」「プロメテウス」は、いずれもギリシャ神話に登場する名前である。
なぜ、これほど、ギリシャ神話に登場する名前が使用されているのか。それには大きな意味があるのであるのではないか。
■犯人(黒幕)の予想
第1話を観る限りでは、12年前のクルーズ船「プロメテウス」の沈没事故が全ての発端になっている。
この12年前のクルーズ船「プロメテウス」の事故に注目すると、気になる人物が1人現れる。それは、並樹美尊(新木優子)を狙っている長谷部寛之(佐野勇斗)だ。
実は、この長谷部寛之(佐野勇斗)は大手クルーズ会社の御曹司で、並樹美尊(新木優子)の幼なじみでもあり、12年前のクルーズ船「プロメテウス」にも乗っていた。
そうすると、当然、沈没したクルーズ船「プロメテウス」は、長谷部寛之(佐野勇斗)の両親が経営する大手クルーズ会社のクルーズ船という可能性が大きい。
そして、このように登場人物の多くの人が12年前のクルーズ船「プロメテウス」の沈没事故につながるということは、12年前の沈没事故は、事故では無く、人為的に引き越された事件だったという可能性も出てくる。
そこで私が予想するのは、保険金を得るために人為的にクルーズ船「プロメテウス」を沈めたのではないか、という保険金詐欺エンドである。
12年前に、ホテル王の並樹グループもしくは大手クルーズ会社の長谷部家に経営危機があり、クルーズ船「プロメテウス」を沈没させて得た保険金で経営危機を乗り越えたのではないだろうか。
ところで、クルーズ船の沈没事故で最も有名なのが、映画にもなった「タイタニック号」である。
実は沈没した「タイタニック号」にも、保険金詐欺だったという都市伝説がある。「タイタニック号」の沈没事件で、本当に沈んだのは兄弟船の「オリンピック号」だったという都市伝説があるのだ。
さらに、タイタニックの名前の由来は、ギリシャ神話に登場する「ティーターン」である。
ドラマ「トドメの接吻(キス)」にギリシャ神話の名前がたくさん登場するのはなぜか、と考えると、自ずと答えは見えてくるのではないだろうか。
ということで、12年前の沈没事件は保険金詐欺エンドで、犯人(黒幕)はホテル王・並樹グループの社長・並樹尊(山田明郷)だと予想する。
トドメの接吻(キス)のあらすじとネタバレは「トドメの接吻(トドメのキス)-原作とあらすじとネタバレ」をご覧ください。
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