田中裕子と広瀬すずが偽札を印刷
田中裕子が出演する日本テレビの偽札ドラマ「anone(あのね)」の第2話のあらすっじとネタバレ後編です。
このページは「anone(あのね)-第2話のあらすじとネタバレ」からの続きです。
■anone(あのね)-第2話のあらすじとネタバレ後編
その後、林田亜乃音(田中裕子)がパソコンで、デジカメに入っていた娘・玲の写真を見ていると、辻沢ハリカ(広瀬すず)がやってきた。
林田亜乃音(田中裕子)が「この子は19の時に突然、居なくなって、それきりだったから。玲(江口のりこ)が元気で生きてたってだけで十分。でも、こっそり、2人で会ってたなんてね」と話した。
辻沢ハリカ(広瀬すず)は「もういっぺん、行ってみよう。写真見せてさ。どこに住んでいるか分かるかもしれない。行こう。亜乃音さん(田中裕子)は、お母さんなんだから」と言ったが、林田亜乃音(田中裕子)は「お母さんじゃないよ。例は夫と別の女の人の間に出来たの。その人は玲を産んですぐ、どっかに居なくなっちゃって。私と玲は血が繋がっていないの。でもさ、誰から生まれたかなんて、そんなに大事なことかな。ただ、お腹の中に10ヶ月居ただけでしょ?私は0歳の時から玲(江口のりこ)と一緒だったんだよ。自分がお母さんだと思っちゃうじゃない。お腹の中に居たとか、どうでも良いと思っちゃうじゃない。顔だって19年一緒に居たら似てくるもん。『そっくりね』って言われたら、『そうでしょ』って答えてたもん。それがさ、1日だけ、ふっと現れた人が壊しちゃうの。『私は貴女の本当のお母さんなの。メールアドレス交換しようね』って。簡単。10年、15年、ちょっとずつ積み上げてきたのに。簡単にチョンて壊しちゃう。お母さんをただのおばさんに変えちゃう。紙に走り書きしたメールアドレスがお母さんになる。生まれた時からずっとつないでた手の感触が変わっちゃう。全然知らない人の手をつないでるみたいになっちゃう。仕方ないのかな。愛されてたって、愛してくれなかった人の方が心に残るもんね。人は手に入った物じゃ無くて、手には入らなかった物で出来ているもんね」と話した。
それを聞いた辻沢ハリカ(広瀬すず)は「前にね、仕事でね、親の承諾書をもらってきなさいっていわれたの。『いません』って言ったら、その人がね、冗談で『かわいそうに。親から愛された記憶が無い子って、人を愛することが出来ないんだろうね』って。だからね、大丈夫だよ。見て、玲ちゃん(江口のりこ)、すごい優しそうな顔だし、子供が居て、お母さんになってるのは、愛された記憶があるから、愛せてるんだよ。亜乃音さん(田中裕子)の愛情が、ちゃんと玲ちゃんに届いたから、自分の子供もちゃんと愛せてるんだよ」と話した。
林田亜乃音(田中裕子)は「ありがとう。いや、いいの、いいの。落ち込んでるわけじゃないのよ。ちゃんと生きてたんだもん。乾杯して、なんだったら、踊りたいくらいだよ。気にしないで」と言って写真を閉じた。
そのとき、林田亜乃音(田中裕子)はパソコンの画面に気になるファイルがあったので開いてみると、それは偽札のデータだった。
すると、林田亜乃音(田中裕子)は「ということは、アソコにあるんでしょうね。ちょっと開けてみましょうか」と言い、辻沢ハリカ(広瀬すず)に手伝ってもらい、工場の印刷機のカバーを外した。
すると、偽札が印刷の途中で機械が止まっていた。
林田亜乃音(田中裕子)は「印刷してみようか。あの人、風を引く直前まで作業してたの。2色まで済んでるから、あと一回まわせば、四色刷の同じ物が出来るかもしれない」と言い、機械を動かした。
わずかの間で1500万円分の偽札が刷れたが、床の下から見つかったような精密な偽札ではなく、見たらすぐに偽札と分かるレベルの偽札だった。
辻沢ハリカ(広瀬すず)が「これじゃ使えませんね」と残念がると、林田亜乃音(田中裕子)は「使いませんよ。すっちゃっただけで犯罪なんだから。これが限界なの。分かった」と教えた。
すると、辻沢ハリカ(広瀬すず)は、持っていた1万円札2枚を林田亜乃音(田中裕子)に返し、印刷した偽札の処分を手伝った。2人は1万円札をハサミで切って台所で燃やし、灰をトイレに流した。
全ての処分を終えると、林田亜乃音(田中裕子)は辻沢ハリカ(広瀬すず)に「関係ないと思いますよ。愛された記憶なんか無くても、愛することは出来ると思いますよ」と言い、寝ることにした。
久しぶりの布団に入った辻沢ハリカ(広瀬すず)は、スマトートフォンを操作して、紙野彦星(清水尋也)に布団のことを報告し、チャットを楽しんだ。
翌朝、林田亜乃音(田中裕子)が仕事に出かけるので、辻沢ハリカ(広瀬すず)もネットカフェに帰ろうとすると、林田亜乃音(田中裕子)は辻沢ハリカ(広瀬すず)に聞こえるように「そうだ。バイトさんを探さなきゃ。工場の掃除をしなきゃいけないんだけど、どっかに掃除してくれる人が居ると良いんだけど」とつぶやいた。
辻沢ハリカ(広瀬すず)が「掃除、得意です」と申し出ると、林田亜乃音(田中裕子)は「2~3日かかると思うけど、とりあえず床掃除から」と言って工場の掃除を頼んだ。
そして、林田亜乃音(田中裕子)は「猫の餌、買っといて。ついでに、貴女のお昼ご飯も」と言い、辻沢ハリカ(広瀬すず)に2000円を渡すと、法律事務の仕事に向かった。
そのとき、車の中から、青羽るい子(小林聡美)と持本舵(阿部サダヲ)の2人が、林田印刷所を見張っており、林田亜乃音(田中裕子)が出かけたのを確認すると、林田印刷所に侵入した。
青羽るい子(小林聡美)と持本舵(阿部サダヲ)は、林田印刷所に辻沢ハリカ(広瀬すず)が居たので、「娘が居たのか」と驚いて機械の陰に隠れるが、辻沢ハリカ(広瀬すず)が猫の餌を買いに出かけたので、その隙には2階住居部分を家捜しした。
しかし、何も見つからなかったので、2階から降りてきたとき、買い物から戻ってきた辻沢ハリカ(広瀬すず)と鉢合わせになってしまう。
辻沢ハリカ(広瀬すず)が「あの・・・ええっと、誰・・・?」と困惑すると、青羽るい子(小林聡美)は「今、掃除中なので」とハッタリをかまし、持本舵(阿部サダヲ)を連れて堂々とは林田印刷所を出た。
辻沢ハリカ(広瀬すず)は清掃業者の人かと思って2人を見送ったが、住居部分が荒らされていたので、慌てて2人を追いかけ、車のドアを開けて「泥棒ですよね」と言い、後部座席に乗っていた持本舵(阿部サダヲ)に詰め寄った。
しかし、辻沢ハリカ(広瀬すず)は、青羽るい子(小林聡美)に縛られてしまい、そのまま車で連れ去られてしまった。
一方、林田亜乃音(田中裕子)は、仕事に帰りに、子供と手をつないで帰っている女性を見て、失踪した娘・林田玲(江口のりこ)のことを思い出し、娘・林田玲(江口のりこ)が働いているというガソリンスタンドに行ってみた。
林田亜乃音(田中裕子)は、遠くから娘・林田玲(江口のりこ)を見つめ、声をかけようとしたが、思い直して立ち去った。
さて、林田亜乃音(田中裕子)が帰宅すると、辻沢ハリカ(広瀬すず)が居らず、2階住居部分が荒らされていた。
一方、車で連れ去られた辻沢ハリカ(広瀬すず)は、持本舵(阿部サダヲ)のカレー専門店に連れ込まれていた。
持本舵(阿部サダヲ)は辻沢ハリカ(広瀬すず)に「僕は何も取ってません。貴女に危害を加えるつもりもありません。全部割れすれてくれたら、解放します」と約束した。
青羽るい子(小林聡美)が辻沢ハリカ(広瀬すず)に「そちらも、表沙汰にされたら困ることがありますよね?私たち、全部知ってるんですよ。あの工場には・・・」と話していると、トイレからノックがした。
持本舵(阿部サダヲ)が「トイレのノックって、普通、外からするものですよね?」と不思議がっていると、トイレから拳銃を持ったフランチャイズ本社の社員・西海(川瀬陽太)が出てきたのだった。
「anone(あのね)-第3話のあらすじとネタバレ」へ続く。
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