アンナチュラル-第4話のあらすじとネタバレ

薬師丸ひろ子が出演するTBSの法医学ドラマ「アンナチュラル」の第4話のあらすじとネタバレです。

第3話のあらすじとネタバレは「アンナチュラル-第3話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。

■アンナチュラル-第4話のあらすじとネタバレ

弁護士をしている母・三澄夏代(薬師丸ひろ子)が不自然死究明研究所(UDIラボ)に解剖の依頼にやってきた。

解剖する遺体は、1週間前にバイクの自損事故を起こして死亡した佐野祐斗(坪倉由幸)だった。

佐野祐斗(坪倉由幸)には、妻・佐野可奈子(戸田菜穂)と小さな子供2人が居るのだが、バイクの任意保険が切れていたの保険は下りず、生命保険にも加入していなかったため、残された妻・佐野可奈子(戸田菜穂)は途方に暮れていた。

佐野祐斗(坪倉由幸)の事故は居眠り運転の可能性が大きく、佐野祐斗(坪倉由幸)は工場の製造責任者として月140時間のサービス残業をしていたことから、三澄夏代(薬師丸ひろ子)は過労を立証して工場に賠償金を請求しようと考えていた。

しかし、工場長はサービス残業を否定し、「佐野(坪倉由幸)は1週間前にバイクのブレーキの調子が悪いと言っていた」と言い、バイクのせいにした。

そこで、三澄夏代(薬師丸ひろ子)がバイクの修理工場へ話を聞きに行くと、担当者は「こっちは完璧に修理した。車体が燃えてブレーキ周りが調べられないことを良いことに、こっちのせいにされも。佐野(坪倉由幸)は病院に行くと言ってたから、持病でもあったんじゃないの?」と言い、事故は病気のせいだと言った。

このため、病院に話を聞きに行ったが、病院は「CTでも異常は無かった」と言い、医療ミスを否定しており、工場長・バイク工場・病院の3者が責任を押しつけ合っているのだという。

さて、三澄ミコト(石原さとみ)が解剖した結果、佐野祐斗(坪倉由幸)の死因は、くも膜下出血と判明する。

くも膜下出血が事故前なら病死で、くも膜下出血が事故後なら事故死になるのだが、組織検査をしないと詳しいことは分からなかった。

そして、組織検査には5日はかかるため、工場長・バイク工場・病院の3者は責任を押しつけ合って物分けれに終わった。

その日の夜、三澄ミコト(石原さとみ)は法医学仲間と食事をしていると、法医学仲間から「日彰医大が司法解剖の受け入れを中止するらしいよ」と話した。

すると、三澄ミコト(石原さとみ)は「日彰医大に友達居たんだっけ。知っている?中堂系(井浦新)の話し。日彰医大の出身だって聞いたんだけど」と尋ねると、法医学仲間は「思い出した。事件を犯して逮捕された人。罪状は殺人」と言って話した。

三澄ミコト(石原さとみ)が驚いて「それ、有罪になったの?」と尋ねると、法医学仲間は「たしか、1度は逮捕されたけど、起訴されずに、証拠不十分で釈放されたって。警察と法医学会の双方の信用に関わる問題から、箝口令が敷かれた」と教えた。

さて、組織検査の結果、外傷によって、くも膜下出血が引き起こされていたことが判明し、佐野祐斗(坪倉由幸)は事故死かと思われたが、組織検査をした東海林夕子(市川実日子)は「でも、時期がおかしい」と言った。

一方、母・三澄夏代(薬師丸ひろ子)は匿名の内部告発を受け、タイムカードを押した後に再び工場を動かしていたことが判明し、工場長に過重労働を追求した。

しかし、工場長が倒れてしまう。工場で一番、時間外労働をしていたのは工場長だったのだという。

大量の注文に生産が追いつかないため、工場で働く人は、何ヶ月もの間、時間外労働を強いられており、工場長は社長に出荷制限か品質を落とすように直訴したが、社長は受け入れず、「嫌なら、辞めて貰ってもかまわない」と脅したのだという。

しかも、社長は「残業は社員が勝手にやったことで、指示はしていない」と言い、一切の関与を否定した。

さて、三澄ミコト(石原さとみ)と三澄夏代(薬師丸ひろ子)は、妻・佐野可奈子(戸田菜穂)に組織検査の結果を報告に行く。

佐野祐斗(坪倉由幸)の死因は「外傷性椎骨動脈かい離」だった。首に極端な負荷がかかって血管が裂けていたのだ。

しかし、佐野祐斗(坪倉由幸)の「外傷性椎骨動脈かい離」はバイク事故よりも古く、周辺の組織の再生具合から見て、30日前に出来た物で、血管は皮1枚で繋がっていたのだが、バイクの運転中に血管が裂け、事故を起こした。

これが佐野祐斗(坪倉由幸)のバイク事故の真相だった。

これはCTには映らないので病院の責任は問えず、バイクが事故の原因ではないため、修理工場の責任も問えない。

三澄ミコト(石原さとみ)は、佐野祐斗(坪倉由幸)の膝にあった古い傷のことを尋ねると、妻・佐野可奈子(戸田菜穂)は「仕事から血だらけで帰ってきたことがあった」と言い、30日前にもバイク事故を起こしていたことを思い出した。

再び佐野祐斗(坪倉由幸)の過労死が浮上したが、三澄夏代(薬師丸ひろ子)は過労死の中でも交通事故は過労死を認めさせるのが最も難しいと話した。しかも、会社がバイク通勤を禁止していたので、会社側の主張が通る可能性が高いのだという。

それを聞いた妻・佐野可奈子(戸田菜穂)は、これ以上、子供に嫌な思いをさせたくないと言い、訴えるのを止めると言ったが、三澄ミコト(石原さとみ)は「30日前の事故の正確な日付は分かりますか?訴える、訴えないは別にして、UDIラボは事故がいつどこで起きたのかを調査しないといけないので」尋ねた。

妻・佐野可奈子(戸田菜穂)は「あの日は夕飯が焼きそばで・・・、子供に頼まれて作った・・・。あれは、お祭りの日です」と思い出した。

そこで、お祭りの日のことを工場の課長に尋ねると、お祭りの日の夜に社長から工場で作ったロールケーキを届けるように電話があり、佐野祐斗(坪倉由幸)がバイクで届けに行ったことが判明した。

すると、三澄夏代(薬師丸ひろ子)は「仕事中の事故として会社に賠償金を請求できる」と喜んだ。

後は、事故を起こした場所を特定して、目撃者や付近の防犯カメラの映像を探して事故を立証すればいいのだが、届け先の住所は佐野祐斗(坪倉由幸)しか知らず、どこで事故を起こしたのかも皆目見当が付かなかった。

そこで、三澄ミコト(石原さとみ)は佐野祐斗(坪倉由幸)の傷についたアスファルトを調べれば、場所が特定できるのでは無いかと考えたが、東海林夕子(市川実日子)に「お風呂入ってるよね」と突っ込まれてしまう。

それを聞いていた久部六郎(窪田正孝)が「あの・・・。体じゃ無くて、バイクの方だったら、残ってるんじゃ?」と教えると、三澄ミコト(石原さとみ)は「そうだ。バイク」と喜んだ。

三澄ミコト(石原さとみ)と久部六郎(窪田正孝)は、修理工場へ行き、佐野祐斗(坪倉由幸)のバイクを確認すると、バイクの左側後部に大きな擦り傷があり、オレンジ・緑・黄色の塗料が付いていた。

三澄ミコト(石原さとみ)が「こんなカラフルな地面ある?」と不思議がると、久部六郎(窪田正孝)は「マンホール」と気づいたが、調べてみると、オレンジ色のマンホールは西武蔵野市に2000個あることが判明した。

翌日、三澄ミコト(石原さとみ)・久部六郎(窪田正孝)・東海林夕子(市川実日子)の3人は手分けしてマンホールのチェックを開始するが、2000個もあるため、気の遠くなる作業だった。

しかし、それを知った工場長が、社長に反旗を翻し、工場を臨時休業にして、工場の従業員を率いてマンホールのチェックを手伝いに駆けつけた。

これにより、マンホールのチェックが一気に進み、傷の付いたマンホールを発見することに成功した。

そして、付近の防犯カメラを調べると、佐野祐斗(坪倉由幸)が事故を起こすところが記録されていたのだった。

これを機に、工場長や工場従業員は、弁護士・三澄夏代(薬師丸ひろ子)に依頼し、未払い賃金の支払いや、労働環境の改善を求めて社長を訴えることにした。

その日の夜、中堂系(井浦新)は、フォレスト葬儀社の木林南雲(竜星涼)から電話を受ける。「赤い金魚」が出たのだという。

中堂系(井浦新)は急いでタクシーに乗り込んだ。三澄ミコト(石原さとみ)は、それを目撃して尾行した。

一方、久部六郎(窪田正孝)は末次康介(池田鉄洋)の週刊誌の編集部を訪れ、今回の社員の反乱を書かせて欲しいと頼み、記事を書き始めた。

翌日、三澄ミコト(石原さとみ)は不自然死究明研究所(UDIラボ)に出勤すると、所長・神倉保夫(松重豊)に「中堂さん(井浦新)は誰を殺したのですか?殺していないとすれば、なぜ疑われて逮捕されたんですか?証拠不十分で釈放された中堂さん(井浦新)を日彰医大は解雇した。その経歴を神倉さん(松重豊)が知らないはずが無い。中堂さん(井浦新)は夕べ、所沢の葬儀場まで行って、葬儀の前のご遺体を検案していました。ご遺族に無断だったと思います。葬儀屋にお金を渡して。許されることではありません。あれは、何をしていたんですか?」と尋ねた。

すると、所長・神倉保夫(松重豊)は「私も詳しくは知りません。でも、何のためにそれをしているのかは知っています。中堂さん(井浦新)がここで働く理由・・・。8年前に1人の女性が殺されました。ご遺体は日彰医大に運ばれました。その日当番あった中堂さん(井浦新)は、そのご遺体を解剖した。何も言わずに。法医学者としては当然の行為です。でも、そのご遺体は中堂さん(井浦新)の恋人だった。運ばれてきた恋人の遺体を、彼は何も言わずに解剖したのです」と教えたのだった。

アンナチュラル-第5話のあらすじとネタバレ」へ続く。

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