アンナチュラルのネタバレ-犯人は高瀬文人(尾上寛之)
石原さとみが主演するTBSの司法解剖医ドラマ「アンナチュラル」の第9話のあらすじとネタバレ後編です。
このページは「アンナチュラル-第9話のあらすじとネタバレ」からの続きです。
■アンナチュラル-第9話のあらすじとネタバレ後半
その日の夜、三澄ミコト(石原さとみ)と中堂系(井浦新)は、橘芹那の遺体が見つかった空き家に忍び込んで現場を調べた。
そのとき、三澄ミコト(石原さとみ)は、糀谷夕希子の遺体がブーツを履いていなかったのに対して、橘芹那の遺体が靴を履いていたことに疑問を感じ、犯人はブーツを持ち去ったのではなく、室内で殺害されたのではないかと話した。
中堂系(井浦新)は「犯人は室内にあがるほど親しかった。室内か考えたこともなかった」と驚いた。
そのとき、中堂系(井浦新)は部屋の中で蟻5匹が死んでいるのを発見したので、採取して検査に回した。
一方、久部六郎(窪田正孝)は宍戸理一(北村有起哉)が犯人ではないかと疑い、その疑問をぶつけると、宍戸理一(北村有起哉)は「ボツリヌス菌?UDIラボも大したことはないな。Bはもうやった。ABCDE・・・中堂先生に伝えておけ、早くしないと間に合わないぞ」と言い、「F」がヒントだと教えた。
その後、久部六郎(窪田正孝)がUDIラボに戻って「F」の意味を考えていると、三澄ミコト(石原さとみ)は橘芹那の死因をボツリヌス菌として鑑定書を書くことを決めた。
そのとき、蟻の検査結果が出た。蟻酸(ぎさん)が検出されたのだという。
蟻酸は英語で「Formic acid」と書き、頭文字は「F」だったので、それを知った久部六郎(窪田正孝)は「橘芹那さんの死因は蟻酸って可能性はないですか?」と尋ねると、東海林夕子(市川実日子)は「蟻を500万匹くらい食べれなければ人は死なない」と教えた。
近くに居た中堂系(井浦新)が「死因がどうした?」と尋ねると、久部六郎(窪田正孝)は「他に可能性があるのかなって。例えばフリーザー、冷凍してから殺されたとか。冷凍していたから死亡推定時刻がずれたとか?」と話した。
しかし、三澄ミコト(石原さとみ)がフリーザー説を否定して、「なんでそんなことを言い出したの?」と尋ねると、久部六郎(窪田正孝)は「警察がいくら捜しても犯人の姿が見えないってことは何か間違ってたのかなって。気のせいでしたね。済みません」と答えた。
その日の夜、三澄ミコト(石原さとみ)は海外に居る昆虫博士の父親に、事件現場で採取した蟻の写真を送り、種類を尋ねると、「クロナガアリ」だと教えてくれた。
そこで、「クロナガアリ」について調べると、「クロナガアリ」は蟻酸を出さないことが判明した。
翌日、三澄ミコト(石原さとみ)は中堂系(井浦新)に採取した蟻はクロナガアリだったことを教え、蟻酸を出さない蟻から蟻酸が検出された理由を考ると、ホルマリンが原因では無いかと考えた。
そこで、三澄ミコト(石原さとみ)と中堂系(井浦新)が、橘芹那の遺体を再解剖すると、橘芹那からホルマリンが検出された。
犯人は頭部から橘芹那に濃度の薄いホルマリンを投与して殺害したのではないか。ホルマリンは劇物に指定される猛毒で、ホルマリンが全身に回ると、アシドーシスを起こして最終的には死に至る。
ホルマリンはホルムアルデヒトなので、空気に触れて酸化すると蟻酸になる。蟻酸を出さない蟻から蟻酸がでたのは、ホルマリンが蟻にかかったからだと考えられた。
ホルマリンの特徴は防腐効果で、橘芹那の遺体は7日も経っているのに、全く腐らずに綺麗なままだったのも、ホルマリンを投与された証拠だった。
そして、胃の内容物から検出されたボツリヌス菌は、橘芹那の死後、胃の中で発生した物と考えられた。
ホルマリンの腐敗効果を考慮すると、橘芹那の遺体は、殺害されてから1ヶ月以上経過している可能性があり、隣の雑居ビルで火事があった1月9日よりも前から橘芹那の死体はスーツケースの中にあった可能性が出てきたので、刑事・毛利忠治(大倉孝二)にも報告した。
さて、久部六郎(窪田正孝)がUDIラボで、宍戸理一(北村有起哉)から受け取った記事を見ていると、東海林夕子(市川実日子)がピンクのカバの絵を見て「何これ、かわいい」とはしゃいだ。
すると、中堂系(井浦新)はピンクのカバの絵を見て驚き、「この絵を誰に貰った?夕希子はこの絵を持ったまま消えた。持ってるのは犯人だけだ」と言い、久部六郎(窪田正孝)に掴みかかった。
そこで、久部六郎(窪田正孝)は宍戸理一(北村有起哉)から受け取ったことを明かすと、中堂系(井浦新)は久部六郎(窪田正孝)のスマートフォンを使って宍戸理一(北村有起哉)に電話をかけて、「絵をどこで手に入れた」と問いただした。
すると、宍戸理一(北村有起哉)は「その様子だと本物だったんですね。半分、半信半疑でした」と言い、1ヶ月前の雑居ビルの火事で生き残った男・高瀬文人(尾上寛之)だと教えた。
高瀬文人(尾上寛之)は、あの空き家を管理していた高瀬不動産の経営者で、火事の時に助かったが、ずっと病院のICUに入っていたので橘芹那殺害事件の容疑者から外れていた。
しかし、死亡推定時刻が変わり、橘芹那の遺体が火事の前から空き家にあったのであれば、高瀬文人(尾上寛之)は完全に容疑者になる。おそらく、遺体を空き家に見に来た後、隣の雑居ビルで火事に遭遇したのだろう。
それを聞いた中堂系(井浦新)は、UDIラボを飛び出して、高瀬不動産へと向かった。
一方、宍戸理一(北村有起哉)は高瀬不動産を訪れ、高瀬文人(尾上寛之)と記念撮影をしていた。
高瀬文人(尾上寛之)は、ドリル(Drill)で殺害したら「D」、撲殺(beat)なら「B」、ナイフ(knife)で殺害したら「K」というふうに、アルファベットの数(26字)だけ女性を殺害しており、ついにアルファベット表を完成させていたのだ。
そして、高瀬文人(尾上寛之)は記念撮影が終わると、庭に出て女性の遺品に灯油をかけ、マッチで火を付けて燃やした。
中堂系(井浦新)は高瀬不動産に着いて高瀬文人(尾上寛之)を探すがどこにも見当たらない。
久部六郎(窪田正孝)も中堂系(井浦新)を追いかけて高瀬不動産に入り、キッチンで大量の血痕を発見する。
一方、血の付いたシャツを着た高瀬文人(尾上寛之)は、警察を訪れ、「殺されそうなんです。保護してください」と言い、保護を求めたのだった。最終回へ続く。
「アンナチュラル-最終回のあらすじとネタバレ」へ続く。
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