医龍3-最終回-白血病の黒木慶次郎が死ぬ

ドラマ「医龍3」の最終回(第10話)「母の命か娘の命か!仲間の命を懸けた禁断の最終オペが今、始まる」のあらすじとネタバレのあらすじ編です。第9話のあらすじは「医龍3-第9話のあらすじ」をご覧ください。

チームドラゴンは2手に別れ、高瀬春香(出口結美子)にたいするベンタール・トータルアーチの手術と、ロシア人ピアニストのリディア・ナターリア(Asya)に対するトリプルバルブの手術を行わなければならない。

高瀬春香は上行弓部大動脈留とAAE大動脈瘤弁輪拡張症とASRによる呼吸苦で、脳のダメージを軽減するため超低体温循環停止法と脳分離体外循環でベンタール・トータルアーチを行う。

リディア・ナターリアは重度の僧帽弁・三尖弁閉鎖不全症と中度の大動脈弁狭窄症を併発しており、僧帽弁と三尖弁を形成し、大動脈弁を弁置換するトリプルバルブ手術を行う。

最高レベルの手術を2つ同時に行うため、朝田龍太郎(坂口憲二)は北陽病院から外科医・外山誠二(高橋一生)とME・野村博人(中村靖日)の2人を呼び寄せていた。

朝田龍太郎がベンタール・トータルアーチの手術に執刀し、加藤晶(稲森いずみ)がトリプルバルブの手術に執刀するこになる。

骨髄性白血病の黒木慶次郎(遠藤憲一)は屋上で倒れ、病室へ運ばれていた。黒木慶次郎は既に内臓や中枢神経まで冒されており、余命僅かだった。黒木慶次郎は朝田龍太郎に病状を明かし「高瀬(渡辺いっけい)の嫁さんを助けてやってくれ」と頼んだ。

ある日、高瀬春香(出口結美子)は執刀医の朝田龍太郎(坂口憲二)に、「万が一の時は、夫に渡してください」と言い手紙を託すが、朝田龍太郎は「その必要はありません。難しい手術ですが、ベストのメンバーで望みます。成功させます。必ず」と言い、手紙を返した。

そこへ、サッカーで骨折した娘・高瀬恵(菅野莉央)が車いすに乗って見舞いにきた。娘・高瀬恵は母・高瀬春香(出口結美子)と血が繋がっていなかった。

ロス手術の後、前妻は荒れていた高瀬清(渡辺いっけい)に愛想を尽かして、娘・高瀬恵(菅野莉央)を残して出て行った。そのとき、高瀬清を支えたのが今の妻・高瀬春香(出口結美子)だった。

一方、リディア・ナターリア(Asya)は、人工弁を使うとワーファリンを飲み続けなければならなという理由から、人工弁を使いたくないと言い出した。野口賢雄(岸部一徳)は加藤晶(稲森いずみ)に、人工弁は使わずに自己弁で手術するように指示した。

加藤晶は「自己弁では難度が急激に上がる」と人工弁の使用を主張するが、野口賢雄は「患者様のQOL(クオリティー・オブ・ライブ)が最優先だ。何とかしなさい」と命じた。

リディア・ナターリアの弁は石灰化が進んでいた。対応に窮する加藤晶に、外山誠二(高橋一生)は「大丈夫だ。俺に考えがある」と言った。

加藤晶(稲森いずみ)は、手術中にミスを犯した研修医の真柄冬実(谷村美月)に「朝田先生のオペに入りなさい。怖くても無理はない。あんなミスの後だから。でも今その怖さを克服しなければ、もう外科医には成れない」と命じた。

手術の日、難しい2つの手術が同時に始まった。リディア・ナターリアのトリプルバルブに取りかかった加藤晶(稲森いずみ)は、外山誠二(高橋一生)に大動脈弁術を指示する。

外山誠二は石灰化の激しい大動脈弁を切開して、キューサー(吸引器)で石灰化した部分を削って吸引していく。外山誠二のい手技は早かった。加藤晶が「急ぎ過ぎよ。もっと丁寧に」と注意する。外山誠二は「大丈夫だ」と答えるが、大動脈弁術に穴を開けてしまった。

外山誠二はすかさず、自己心膜を切り取り、開いた穴に縫い付けた。いずれにしても石灰化部分を取り除けば穴が開く。外山誠二は初めから穴が開くことを想定していたのだった。

一方、朝田龍太郎(坂口憲二)は、高瀬春香(出口結美子)を超低体温状態にしてトータルアーチ術を開始していた。

その時だった。車イスで母親の見舞いに来た娘の高瀬恵(菅野莉央)が肺塞栓(はいそくせん)で倒れてERに運ばれてきた。

肺塞栓症は長期間寝ていた患者が急に動くと起こる症状で、骨折で入院していた高瀬恵は車いすから立ち上がったさい、足の血管に出来た血栓が、静脈に乗って移動し、肺動脈に詰まってしまったのだ。「医龍3-最終回(第10話)のネタバレ」へ続く。

コメントを投稿する

コメントは正常に投稿されていますが、反映に時間がかかります。