医龍3-最終回の感想
ドラマ「医龍3」の最終回(第10話)の「母の命か娘の命か!仲間の命を懸けた禁断の最終オペが今、始まる」の視聴率と感想です。あらすじは「医龍3-最終回のあらすじ」をご覧ください。
ドラマ「医龍3」が第10話で最終回を迎えた。医龍3の最終回の視聴率は15.2%で、平均視聴率は13.6%だった。最終回も面白かった。スピーディーな展開で飽きることなく最終回の1時間10分が終わった。医龍4が期待できる最終回であった。
医龍3は、明真大学付属病院の学長に就任した鬼頭笙子(夏木マリ)が「教育・臨床・研究」の3つを柱とする明真大学付属病院の再建方針を発表して始まった。
臨床はチームドラゴンの再結集で、研究は藤吉圭介(佐々木蔵之介)の幹細胞研究だが、教育は分らなかった。
天才という前評判で明真大学付属病院の胸部心臓外科に研修医の真柄冬実(谷村美月)が入ってくる。伊集院登(小池徹平)が真柄冬実の教育かがりに就いたが、あまり「教育」という要素は無かった。
藤吉圭介の幹細胞研究も進んではいるが、幹細胞研究もクローズアップはされていなかった。
野口賢雄(岸部一徳)や天才カテーテル医の黒木慶次郎(遠藤憲一)が現れ、メディカルツーリムズ構想に発展していくから、仕方が無いのかもしれないが、結局はチームドラゴン(臨床)の話になってしまった。
10話で終了するのなら、全12話にして、教育と研究とを深く掘り下げる話が追加して欲しかった。
最終回は、外山誠二(高橋一生)と朝田龍太郎(坂口憲二)とのやり取りが良かった。短い台詞で2人の信頼関係を鋭く描いており、医龍らしさが出ていた。外山誠二(高橋一生)の滑舌が気になるのはご愛敬である。
母親の高瀬春香(出口結美子)と娘の高瀬恵(菅野莉央)とは血のつながりがないという説明があったが、人工心肺をダブルサーキュレーションにする行で、血に関するやり取りがなかった。血縁関係が伏線になっていなかったので、何のための説明だったのか分らなかった。
野口賢雄(岸部一徳)と鬼頭笙子(夏木マリ)の対決は物足りなかった。追い詰められた野口賢雄が地団駄を踏む顔が見たかったのだが、野口賢雄はアッサリと学長の座を退き、医療評論家に転身してしまった。
野口賢雄(岸部一徳)は医龍3でも、アロアナのリョウコやマトリョーシカなど、色々と存在感を示した。医龍4でも活躍して貰いたい人物である。
加藤晶(稲森いずみ)はミスをした真柄冬実(谷村美月)に朝田龍太郎(坂口憲二)の助手につくように指示した。真柄冬実にミスを克服させる荒療治とも受け取れるが、加藤晶は自分の助手にしたくないので、真柄冬実を朝田龍太郎に押しつけたような気がしてならない。
トリプルバルブ手術を受けたロシア人歌手リディア・ナターリア(Asya)は、誰でも良かったと思う。だから、最後は岸辺四郎が手術を受けて欲しかった。
白血病で死ぬ黒木慶次郎(遠藤憲一)が美味しいところを持って行くのは分るが、最終回なのに高瀬清(渡辺いっけい)が活躍してしまうところはつまらなかった。
朝田龍太郎(坂口憲二)の「患者を助ける為なら何をやっても良い」という確信犯的な思想に違和感が残る。研修医・真柄冬実(谷村美月)の医療ミスも問題になっていないことも疑問だ。
野口賢雄(岸部一徳)は明真大学付属病院を医療特区にするため、厚生労働省の役人を呼んで、手術を見せていたはずなのだが、ダブルサーキュレーションは問題にならなかったのだろうか?謎である。
理解できない部分も多かったが、医龍3は面白かった。医龍4を作るのなら、強い規律と倫理観を持った勢力を登場させ、確信犯の朝田龍太郎と対決して欲しいものである。
コメント欄
医龍4もやってください。
医龍4を作るのなら、もう明真病院から離れて、アフガンみたいな場所に、チームドラゴンを連れてって欲しい。
心臓手術した少年は、心臓移植のドナー待ちです。浅田が心臓移植の執刀をするため、チームドラゴンが招集されます。小高がでるかも。
医龍4期待してます!!!
やってください!!
2014年~医龍4 期待したい。