絶対零度 3(未然事件潜入捜査)-原作とあらすじとネタバレ

沢村一樹が主演するフジテレビの刑事ドラマ「絶対零度・シーズン3(未然事件潜入捜査)」の原作とあらすじとネタバレです。

■絶対零度3の原作と主題歌

絶対零度3-原作と主題歌
主題歌家入レオの新曲「もし君を許せたら」
原作オリジナル脚本
放送局枠フジテレビの月曜日9時枠
放送開始日2018年7月9日

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■絶対零度3のあらすじとネタバレ

公安外事第二課のエリート刑事・井沢範人(沢村一樹)は、組織の報復としてヒットマンに妻と子供を殺害されたため、ヒットマンを追い詰めて殺害しようとしたが、警察に阻止されてしまう。

このため、井沢範人(沢村一樹)は、ミハン・システムの責任者・東堂定春(伊藤淳史)から、総務部資料課分室への異動を命じられる。

総務部資料課分室は、表向きには資料を整理する部署だが、その裏では、未然犯罪捜査「ミハン・システム」を実用化するという極秘任務を与えられていた。

未然犯罪捜査「ミハン・システム」とは、AIが日本国民のあらゆる個人情報が入ったビッグデータを解析して、これから起こる重大犯罪(主に殺人事件)を起こす犯人を予測するシステムだった。

ミハン・システムは、現在は違法捜査で、ミハン・システムの実用化を目指して、極秘裏にミハン・システムを使って犯罪を未然に防ぐミハン捜査が進められていたのである。

ミハン・システムは夢のようなシステムだが、分かるのは危険人物の名前だけで、犯行の動機も犯行場所や日時も分からないうえ、AIの予想は完璧ではなく、予想が正しい確率は90%という問題もあった。

さて、特殊捜査班のメンバーだった山内徹(横山裕)は、相棒・桜木泉(上戸彩)の失踪によって特殊捜査班が解散してからも、桜木泉(上戸彩)の行方を追い続けており、桜木泉(上戸彩)の失踪を捜査しない警察への不信感から、上司を殴って総務部資料課分室へと移動を命じられてきた。

山内徹(横山裕)は、ミハンシステムは完璧では無いことから、ミハンシステムに対して派懐疑的だった。

他のメンバーは、小田切唯(本田翼)・南彦太郎(柄本時生)・田村薫(平田満)の3人で、それぞれ何らかの闇を持ち、犯罪者を憎む人間ばかりが集められていた。

さて、ミハン・システムが危険人物を予想すると、井沢範人(沢村一樹)は潜入捜査や盗撮などの違法捜査を駆使して事件を解決していく。

一方、山内徹(横山裕)は、東堂定春(伊藤淳史)から、桜木泉(上戸彩)の遺体がベトナムで見つかったと教えられた。しかも、何者かに殺害されて焼死体で見つかったのだという。

さて、井沢範人(沢村一樹)らは次々とミハン事件を解決して殺人事件を未然に防いでいたが、犯人を法律で裁くことは出来なかった。

しかし、ミハン事件が解決した直後に、法律で裁けなかった犯罪者が事故や失踪に見せかけられて、次々と死んでいたことが判明した。

犯罪者に強い恨みを持つ井沢範人(沢村一樹)が犯人かと思われたが、犯人はミハンの田村薫(平田満)だった。

田村薫(平田満)は、25年前に起きた練馬台の無差別殺傷事件で、犯人に婚約者を殺害されていた。

しかも、田村薫(平田満)は担当刑事で、犯行を予想していたが、事件を止められなかったことから苦しみつづけていたのだ。

そのことを、東堂定春(伊藤淳史)らに知られた田村薫(平田満)は、犯行を自供し、「一連の事件はミハンとは無関係で、身勝手な動機で、常軌を逸した私が殺人を繰り返していた。そう説明してください。皆さんの手でミハンを実現させてください」と言い残して死んだのだった。

さて、田村薫(平田満)の犯行により、ミハンシステムが存亡の危機を迎えるが、東堂定春(伊藤淳史)は上司にミハンのデータから田村薫(平田満)の名前を削除して、ミハンを継続することを主張して、ミハン捜査を再開した。

ミハン捜査を中断している間に何件もの殺人事件が発生していた。犯人は全てミハンシステムが危険人物として予想しており、ミハン捜査を中断していなければ、防げる事件だった。

さて、ミハン捜査を開始した井沢範人(沢村一樹)は、山内徹(横山裕)と一緒に張り込みをしているとき、死んだ桜木泉(上戸彩)の話になった。

その後、井沢範人(沢村一樹)は、桜木泉(上戸彩)の遺品の手帳を見て、山内徹(横山裕)に「僕の家族が殺された事件と、桜木泉(上戸彩)が追いかけていた事件は繋がるかもしれない」と言って明かした。

桜木泉(上戸彩)の手帳には、井沢範人(沢村一樹)の名前の他にも、井沢範人(沢村一樹)の自宅の電話番号や、井沢範人(沢村一樹)の妻の同僚・赤川武志の名前も記載されていた。

井沢範人(沢村一樹)の妻は元警官で、妻の同僚・赤川武志は井沢家に電話をかけた翌日にベトナムで死んだ。

そして、同僚・赤川武志が死んだ翌日に、井沢範人(沢村一樹)の妻と子供も殺されて死んだのだという。

さて、ミハン捜査は次々と実績を上げ、東堂定春(伊藤淳史)は上司に次のステージに進めることを提言した。法制化して、ミハン捜査を合法化するば、ミハンは日の目を見ることになる。

そのようななか、ミハンシステムが要人を警護するSPの石塚辰也(高橋努)を記念人物に指定した。

ミハンは石塚辰也(高橋努)の捜査で監視カメラの映像をチェックしていると、死んだはずの桜木泉(上戸彩)を発見する。

しかし、桜木泉(上戸彩)はベトナムで死んだはず。桜木泉(上戸彩)は生きているのか、それとも別人なのか・・・。桜木泉(上戸彩)は死んだふりをして、石塚辰也(高橋努)を調べているのか?

さて、ミハン捜査により、SPの石塚辰也(高橋努)が何者かに脅迫され、国家公安委員長・滝本健三(山田明郷)を暗殺しようとしてることが判明する。

SPの石塚辰也(高橋努)を脅している犯人の1人は、旅行代理店「帝都ツーリスト」の社員・三城康介だと判明する。

その一方で、桜木泉(上戸彩)が残した手帳に記載されていた人物のリストを調べると、リストの人物は全員、帝都ツーリストを利用していることが判明しており、今回の事件と桜木泉(上戸彩)が追っている事件は繋がっている可能性が高くなった。

さて、桜木泉(上戸彩)の手帳に記載されていた人物は全員、誘拐されており、帝都ツーリストの三城康介は、誘拐ビジネスをしていたことが判明する。

国家公安委員長・滝本健三(山田明郷)は誘拐ビジネスの撲滅に動き出そうとしていたので、帝都ツーリストの三城康介は、SPの石塚辰也(高橋努)を利用して滝本健三(山田明郷)を暗殺しようとしていたのだ。

井沢範人(沢村一樹)らは、SPの石塚辰也(高橋努)を脅していた犯人グループを逮捕し、SPの石塚辰也(高橋努)の暗殺を阻止することに成功したが、警察を脅迫するくらいの組織なので、逮捕した犯人グループは手先に過ぎない。黒幕がいるはずだが、黒幕は分からなかった。

そのようななか、ミハンの山内徹(横山裕)が組織の人間にさらわれてしまうが、桜木泉(上戸彩)に助けられたのだった。やはり、桜木泉(上戸彩)は生きていたのだ。

さて、井沢範人(沢村一樹)は山内徹(横山裕)を助けに向かい、死んだはずの桜木泉(上戸彩)と遭遇する。

井沢範人(沢村一樹)が「桜木泉(上戸彩)ですよね?」と問うと、桜木泉(上戸彩)は井沢範人(沢村一樹)に拳銃を向け、「井沢範人、貴方はミハンに組み込まれた人間よ」と告げた。

しかし、そのとき、サイレンが聞こえてきたので、桜木泉(上戸彩)はその場を立ち去った。

ミハンの存在は関係者にしか知られていないはずだが、桜木泉(上戸彩)はミハンの存在を知っており、ミハンのことを警戒していた。

元特殊班室長の長嶋秀夫(北大路欣也)がミハンのことを探っていたのは、桜木泉(上戸彩)に頼まれていたのかもしれない。

そのようななか、東堂定春(伊藤淳史)は、ミハンシステムが桜木泉(上戸彩)を危険人物に指定したと言い、井沢範人(沢村一樹)らにミハン捜査を命じた。

そして、ミハン捜査の結果、1年前にベトナムで起きた事件が事件の発端となっていることが判明する。

1年前にベトナムで、旭証券の社員・谷口正博(斉藤佑介)が、旭証券の支店長とその娘・由紀子(桜井ユキ)を殺害しようとした事件が起きた。

谷口正博(斉藤佑介)は、支店長の娘と交際していたが、結婚直前になって、谷口正博(斉藤佑介)に窃盗の前科があることが判明した。谷口正博(斉藤佑介)は、経歴を詐称して旭証券に入社していたのだ。

そこで、旭証券の支店長は、娘との交際を反対し、谷口正博(斉藤佑介)を解雇しようとしていた。谷口正博(斉藤佑介)はそれを恨んで、犯行に及ぼうとしていた。

そして、谷口正博(斉藤佑介)を射殺して犯行を阻止したのが、井沢範人(沢村一樹)の妻の同僚だった刑事・赤川武志(須田邦裕)で、桜木泉(上戸彩)も赤川武志(須田邦裕)と行動を共にしていた。

桜木泉(上戸彩)と赤川武志(須田邦裕)は、同じ任務に就いていたのだ。

その後、赤川武志(須田邦裕)がベトナムで、ビルの屋上から転落死し、その翌日、桜木泉(上戸彩)が失踪した。

刑事・赤川武志(須田邦裕)は死ぬ前日に、井沢範人(沢村一樹)の妻に電話をしており、井沢範人(沢村一樹)の妻と娘は宇佐美洋介に殺害された。

しかも、支店長は1週間後に交通事故で亡くなっていた。

そして、その事件から1年後、ベトナムで命を狙われていた桜木泉(上戸彩)は、知り合いのベトナムの警察官・グエン(フォンチー)に助けを求めた。

そのとき、ちょうど焼死体が出たため、警察官・グエン(フォンチー)は、桜木泉(上戸彩)を死んだことにして、桜木泉(上戸彩)を逃がしていたのだ。

ところが、井沢範人(沢村一樹)らが捜査を続けていくと、谷口正博(斉藤佑介)が支店長とその娘を殺害しようとした事件は、えん罪だったうえ、支店長は警察に相談も捜査の依頼もしていなかったことが判明する。

このため、井沢範人(沢村一樹)は、事件が起きる前から、桜木泉(上戸彩)らは谷口正博(斉藤佑介)を追っていたと言い、まるで「ミハン捜査」と同じだと指摘した。

その一方で、桜木泉(上戸彩)が追っていた誘拐ビジネスの組織と旭証券の関係が判明した。組織は旭証券を使ってマネーロンダリングをしていたのである。

支店長は旭証券の不審な金の流れを掴んで調べようとしたため、誘拐ビジネスの組織に抹殺されたのか?

そのようななか、井沢範人(沢村一樹)らは、桜木泉(上戸彩)が宇佐美洋介を殺害しようとしている情報を掴み、宇佐美洋介の殺害を阻止することに成功した。

ベトナムで転落死しした刑事・赤川武志(須田邦裕)は宇佐美洋介に殺されており、桜木泉(上戸彩)はその証拠を持っているのだという。

井沢範人(沢村一樹)は桜木泉(上戸彩)と2人切りになると、桜木泉(上戸彩)らがベトナムで行っていた任務はミハン捜査の初めてのテストケースで、しかも、初めてのテストケースがえん罪事件だったのではないかと指摘した。

桜木泉(上戸彩)は「それをあの男が隠蔽した。そして多くの犠牲が生まれた。私はそれを許さない」と告げると、井沢範人(沢村一樹)は「私が話させてくれ。東堂定春(伊藤淳史)と」と頼んだ。

その後、井沢範人(沢村一樹)がえん罪の隠蔽を追求すると、東堂定春(伊藤淳史)はえん罪の隠蔽を認め、「えん罪があればシステムそのものが批判される。しかし、ミハンシステムはあくまでも予測。それをどう扱うかが大事なんです。ミハンは進化する。危険人物の予測精度も上がっていく。それを止めてはいけない。1年で500人もの命が失われていくんです。分かっています。間違っていることは。でも、これが私が選んだ正義です」と言い、真相を明かした。

ミハンの初めてのテストケースの捜査に当たっていた刑事・赤川武志(須田邦裕)は事件がえん罪事件だったことに気づき、公表するべきだと主張したため、東堂定春(伊藤淳史)が宇佐美洋介を使って殺害した。

井沢範人(沢村一樹)の妻は、警察官の犯罪を暴く監察官だったので、東堂定春(伊藤淳史)は事件を公表されると思い、宇佐美洋介を使って殺害したのだ。

東堂定春(伊藤淳史)は「貴方には私を殺す権利がある」と告げたが、井沢範人(沢村一樹)は「出来るわけ無いだろ」と苦悩した。

そして、井沢範人(沢村一樹)は、東堂定春(伊藤淳史)が桜木泉(上戸彩)を危険人物に指定して、自分たちに捜査させたのは桜木泉(上戸彩)を守ろうとしたのではないかと言い、事件の黒幕は警察庁の次長・町田博隆ではないかと問うた。

すると、東堂定春(伊藤淳史)は、「町田次長はミハンシステムが実用化されれば、警察庁長官になる。頓挫する事態が起きれば、なんとしてでも隠蔽する。こんな手段を使うとは思っていなかった。でも、何かしらの方法をとる。私はそのことが分かっていた。私が引き金を引いたんです。私は私の決着を付けます」と明かし、警察庁の次長・町田博隆の元へと向かった。

さて、東堂定春(伊藤淳史)が警察庁の次長・町田博隆の元へと向かっているとき、ミハンシステムが松永義正を危険人物として予想した。

それを知った井沢範人(沢村一樹)は、東堂定春(伊藤淳史)が狙われていると考え、東堂定春(伊藤淳史)を追いかけると、東堂定春(伊藤淳史)は松永義正に襲われ、刺されていた。

怒った井沢範人(沢村一樹)は血まみれのまま警察庁に乗り込み、黒幕の次長・町田博隆に向かって発砲したが、次長・町田博隆を殺すことが出来ず、「声が聞こえた。殺せなかった。みんなの声が聞こえた」と言って苦悩した。

その後、次長・町田博隆や東堂定春(伊藤淳史)は逮捕され、旭証券の社員・谷口正博(斉藤佑介)がえん罪だったことも明らかとなり、ミハンの法制化は延期になったが、ミハン捜査は引き続き、テストを続けることになった。

なお、不倫の結末は「黄昏流星群(不惑の星)の原作のあらすじとネタバレ」をご覧ください。

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